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Twilight Time: Kimi Indian GP review and Abu Dhabi GP preview

キミたんの中の人のイディオム講座でした。

bitter pill to swallow: 耐えなければならない辛いできごと。
totally different ball game: まったく別の事態

Kimi Indian GP review and Abu Dhabi GP preview

Twilight Time

もちろん僕達はリスクをとった。予選に向けてあとコンマ何秒かをみつけようとしたんだ。そしてそれと同時に、インドでのウイークエンドは誤った方向に向かうことになった。

インドグランプリは、早く忘れたい出来事のひとつだ。レースではいいラップタイムを出せるいいクルマがあった。でもスタートの後にフェラーリ(マッサ)の後ろにスタックしてしまった。うん、レースの間じゅうずっとそこにいたんだ。

抜こうとトライしたけど、僕達にはストレートでアタックするための十分なスピードがない。それがシンプルな事実だった。一度そのフェラーリの前に出ることができたけど、それは長くは続かなかった。土曜日にFP3を終えたところで、クルマに変更を加えたのは僕の決断だった。そのせいで、つらい出来事になってしまった。もっといいグリッドからスタートしていたら、全く違う状況になっていたかもしれない。でも今となってはもうわからないことだ。僕達は7位で6ポイントを獲得した。リーダー達はもっと点を稼いだ。

ロータスF1チームへの残留は嬉しい。契約は済んだ、いまはシーズンの終盤戦、いい結果を一緒に掴むことに集中できる。僕達はアブダビでの次のレースへと向かう。昼と夕方のミックスで行われるレースはまた新たなチャレンジだ。太陽の下でスタートし、ライトの中でフィニッシュする。いわゆるトワイライトレースだ。フェラーリ時代に一度経験している。その時よりもいい結果を出したいし、アブダビでは初めてのポイントをとりたい – できたら表彰台がほしい。

ああいうレイアウトのサーキットは、このクルマにはベストのはずだ。ロングストレートがたくさんありすぎるわけじゃないし、低速コーナーも僕達にとってはいいだろう。

韓国のような確実な予選セッションをやり遂げるために、僕達は懸命に頑張っている。このレースで表彰台フィニッシュするチャンスを手にしたいなら、二列目までのグリッドが必要だ。これが僕たちのターゲット。どんな風になるか、静観しよう。

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アブダビGP Preview

いつかあのキラキラでゴジャースなところを見てみたいとは思うけどレースはツマンネ(‘A`) なアブダビですー。
アブダビGPははっきりいってどうでもいいけど(ひどい)、グランプリの週末があけるとひゅる君がドイツ代表のサポーターをしているF1 in Schoolsのファイナルがあります、それはたのしみ。

Kimi Raikkonen: “I’m sure it should be a more interesting race for me this time round!”

Q: 以前のアブダビでのレースはどんなものでしたか?
KR: これまで、僕はアブダビのヤスマリーナサーキットでは1レースしか走っていない。あれはフェラーリでのラストレースだった。もちろん、ラリーへ行く前の最後のレースでもあった。

Q: そのレース以来、二年間レースから離れていました。このことは何か関係がありますか?
KR: 退屈なレースだった! 12位でレースをフィニッシュしたけど、レース中にできたことは何も無かった(訳注:予選は11位)。あのトラックでの僕の記録を更新するのを楽しみにしている。今回はもっと面白いレースになるはずだって確信してるよ!

Q: サーキット自体についてはどう思いますか?
KR: 施設そのものは、アブダビに勝てるところはない。トラックレイアウトによって、オーバーテイクはかなりチャレンジングになっている。抜ける場所がそれほど多くないから。トップに行くためには、そして強力な結果を手にするには、予選をうまくやらなければならない。コーナーが沢山あって、全体的にいいレベルのダウンフォースとグリップが必要だ。クルマもうまく縁石に乗らなければならない。

(3年前、最初のいくつかのコーナーはいいけど残りはヒドイっつったのは誰でしたっけ…もっとズバッと言っちゃっていいのよ)

Q: ヤスマリーナサーキットでの、普段とは違うチャレンジはありますか?
KR: 日中と夜の混ざり合った時間帯、イブニングレースということになるから、他のサーキットとは違ったチャレンジになる。日が出ているうちにスタートして、ライトの中でフィニッシュする。普段とは違っていて、面白くて、壮大だ。

(以下、インド日曜日QAと契約更新QAのコピペなので割愛)

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インドGP Preview: IT AIN’T OVER ’TIL IT’S OVER

キミたんインド料理キライじゃないのねー。引っ越して遠くなってしまったのですが、私もインドの週末は前のおうちの近くにあったインド料理店でビリヤニ食べようっと♥
プレビューまだ出ないからIN NUMBERSはのちほど足しときますー

IT AIN’T OVER ’TIL IT’S OVER – INDIAN GP PREVIEW WITH KIMI RÄIKKÖNEN [Q&A + PICTURES]
Q: チャンピオンシップの行方はハードになりましたが、モチベーションはどうですか?
KR: 僕達は一生懸命に働き続けなければいけないし、モチベーションを高く保たなければならない。個人的には、僕自身のモチベーションはかなり高いと感じている。これまでのいつも通りと同じように。自分ができるベストの結果を得たいと思っている。もちろん2007年のチャンピオンシップは最終戦まで決まらなかったし、どんなことでも起こる可能性がある。何が起こるか見てみよう。

Q: F1開催地としてのインドについてどんなことを聞いていますか?
KR: インドは僕にとって新しい場所だ。韓国のように、これまでにその国へ行ったことがないから、サーキットも見たことがないってことだ。僕は他のドライバー達と違って、コースを覚えるためにシミュレーターでドライブしてみていない。これまでは金曜日のFP1で何ラップか走ってコースを覚えてきた。その方法でYeongamサーキットを覚えたけど何の問題もなかったから、インドでも特に問題があるとは思っていない。インドへ行ったことはないんだ…ほとんどどんな国へいってもインド料理のレストランは楽しんでいるけどね!

Q: 次の週末について特別に考慮することはありますか?
KR: 週末の始まりはとてもダスティーだろうということは分かっているから、それによって最初のプラクティスセッションは面白くなるだろう。新しいパーツをいくつか持ち込む予定だし、新しいエキゾーストシステムを使う2戦目のグランプリだから、ペースをもっと上げられればいいね。インドはとても暑くなるだろうから、僕達のクルマに合っているはずだ。楽しみだよ。

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The House of the Rising Sun – Kimi Japanese GP preview

The House of the Rising Sun 
この何レースか、僕達は少し苦しんでいる。今年は僕が参加した中でもかなりタイトな争いのチャンピオンシップになっているし、レースウイークエンドでうまく事をまとめられなければ、ベストな結果を期待することはできない。
 
モンツァとシンガポールではドライバーズチャンピオンシップにおいて、リーダーに対してポイントを失ってしまった。僕のメインの目標はトップにできるだけ近付くことと、チームにいいポイントを持ち帰ることだけど、もちろんもうひとつ – 僕達は諦めないし、最後まで戦うつもりだ。
 
いつもどおりだと、日本へ行くのはシーズンのほとんど終盤だってことだけど、今年はそうじゃない。まだ6レース残っている。
 
昔からあるクラシックなタイプのレーシングサーキットだし、僕にとって、鈴鹿はとても楽しいサーキットのひとつだ。色々な種類のコーナーを抜けていくために、バランスがとれた堅実なクルマが必要だ。130Rはいつもチャレンジだし、そういう箇所が他にいくつもある。
 
2005年の鈴鹿の優勝は僕のベストレースのひとつだけど、重要なレースではなかった。チャンピオンシップは、鈴鹿のひとつ前のブラジルで決まってしまっていたから。今回はまたうまくやれるといいね。(優勝はチャンピオンシップポイント上で)まだ大きな意味を持っているから!
 
鈴鹿では新しいパーツがいくつか手に入るはずだ。自分の好み通りにクルマをセットアップしていくには、天気とコンディションに多くを依存するから、いい天気が続くのを願ってるよ。自分達のクルマに速さがあることはわかっている。僕達はただ、それを最大限に生かすセットアップを毎回見つけていかなければならない。それだけなんだ。
 
表彰台のために僕達はベストを尽くすつもりだけど、他のチームもコンスタントに新しいパーツを投入してプッシュしてきているから、チャンピオンシップのレースはどんどん難しいものになってきている。もちろん僕達はシンガポールから前進しなくちゃいけない。シンガポールでは上位を争える状態ではなかったから。
 
いつも通り、次のレースで僕達のクルマがどんな風に走れるかをいま予想するのは不可能だ。金曜日のプラクティスまで待たなければならない。それから、僕達はもっと多くを知ることになる。

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韓国GP Preview: Just Drive

鈴鹿から帰ってきたと思ったらback-to-backでもう韓国ーわーん早いよー
10月17日、ご存知キミたんの誕生日には特設サイトWhat will Kimi Räikkönen do next?(http://whatwillkimidonext.com)でなんらかの発表がある模様です。ドメイン取得してるのにもふいたけど、キミたんのよくわからない演技(こんとらくと、って紙になぜかサインを書き、しーーーって言いながら口の前に人差し指をたてる)が一番面白い。笑
こんだけおおごとにするんならロータスもう一年残留なんだろうなー。
今まで一応タイトル争い投げてないってことは、来季のマシン心配ですけどもね。。。まあ夏休み前にVJM05を捨てたインドもインドですけどw
 
それと同時にInstagramを使ったキミたんのお誕生日企画があります。kimi33ってタグをつけて「33」が入った写真を投稿するだけ、みたい。複数応募もOKだそうで。
詳しくはこちら
あんまり時間がないけど、私も何か考えてみようかなー。
 

IN NUMBERS: Korea

3.5G: T7, 2秒で最大のGフォース
14%: 1ラップ中のブレーキング
42%: 1ラップ中の直線区間
55%: 1ラップ中のフルスロットル部分
56回: 1ラップあたりのギアチェンジ回数
70km/h: T3, apexスピードの最低速度
280km/h: T8, apexスピードの最高速度
300m: スタートラインから1コーナーまでの距離
315km/h: トップスピード
1000m: T2-T3, フルスロットルの最長区間
 

Just Drive – Korean GP Preview with Kimi Räikkönen [Q&A]

Q: 新しいトラックへ向かうにあたり、どう思っていますか?
KR: 僕は韓国へは行ったことがないけど、大きな問題じゃない。かなり若い頃から僕はいつも、サーキットを覚えるのがとても早いんだ。これは今も変わっていないよ。
 
Q: 新しいサーキットを覚えるためには何をしますか?
KR: ドライブする。新しいサーキットを覚えるためにシミュレータで一生懸命に練習するドライバーがいるのを知ってるけど、彼らは僕に賛成しないだろうな。僕はプレイステーションをやったことがないし、シミュレータもあまり使わない。でも、今までにそれが僕のパフォーマンスに何らかの影響を及ぼしたとは思えない。金曜日に3時間のプラクティスがあるし、土曜日の予選の前にも1時間ある。だからドライバーみんながこのサーキットをよく知ることができると思うよ。
 
Q: 新しい国を訪ねるのを楽しみにしていますか?
KR: 新しい場所でレースをするのはいつも面白いし、色んなところへ行くのを楽しんでいるよ。いい気分になるんだ。韓国へ初めていくのはエキサイティングだ。サーキットを歩いてみて、コーナーを全部チェックするところから始めようと思っている。韓国グランプリはテレビで見たことがあるけど、このサーキットでグリップを得られるか、金曜日のFP1で最初のラップを走ってみるまで待たなければならない。ノーマルな天気になればいいけど。雨やテクニカルトラブルで金曜日の走行時間が失われないといいね。 
 
Q: 週末に向けてのアプローチは?
KR: Yeongamサーキットには、いつものレースと同じようにアプローチするよ。自分の全力を出してベストを尽くすつもりで。

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日本GP Preview: Bored to Buzzling

わーとうとう!水曜日!出発!ウキウキ!!

ロータスのプレビューには5 minutes with Ayao Komatsuコーナーもありました!小松さんすごいよねぇ…! 飲み屋で会えるといいなぁ

IN NUMBERS: Suzuka

3.5G: T15, 2秒で最大のGフォース
10%: 1ラップ中のブレーキング
40%: 1ラップ中の直線区間
49回: 1ラップあたりのギアチェンジ回数
65km/h: T13, apexスピードの最低速度
69%: 1ラップ中のフルスロットル部分
320km/h: T15, apexスピードの最高速度
700m: スタートラインから1コーナーまでの距離
320km/h: トップスピード
1200m: T14-T16, フルスロットルの最長区間

↓無理なおっかけは絶対にやめましょう!

BORED TO BUZZING – JAPANESE GP PREVIEW WITH KIMI RÄIKKÖNEN [Q&A]

Q: シンガポールは暑くて湿度が高くて、それにうまくいったとはいえない週末になりましたね。
KR: クルマは日曜日にはいい感じがしたから、あともう少しうまくやるチャンスがあったと思う。土曜の予選でもっと前に行けなかったことが僕達のチャンスを潰した。それからはクルマに乗っていても退屈なレースで、あそこでオーバーテイクをするのはとても難しかった。最初のSCは最高のタイミングとはいえなかったけど、2回目は僕達の作戦を考えればマシだった。レースのほとんどの間、僕はミハエルを追いかけていた。僕達のクルマの方が速かったから、かなりイラついた。タイヤが磨耗していってグリップが減っていっているときに、誰かの後ろに捕まっていることはいいことじゃない。ただ自分のベストを尽くして、ピットストップで順位を上げたり、誰かがミスをするのを待っていた、それだけさ。

Q: ドライバーズチャンピオンシップではまだ3位にいますね。もっと上にいけますか?
KR: 自分がやれるベストを尽くそうとするものだ。今年はここまで、チームにとってはいいシーズンになっている。チャンピオンシップでも僕達はうまくやっているから、自分達のポジションには満足しているよ。それに、もっと前進するチャンスがあると思う。もちろんいつだって目標はレースに勝つことと、出来る限り多くのポイントを持ち帰ることだ。

Q: レース優勝なしでタイトルを獲得できるかもしれないと話題になっていますが、可能だと思いますか?
KR: それを言うのはとても難しいと思う。この後の何レースかで起こるだろうことがたくさんあるから。数字の上ではイエスと言えるだろうけど、個人的には、少なくとも1レースは勝たなければワールドチャンピオンだとはいえないと思ってる。フェルナンドかセバスチャンから、僕が1勝もせずにタイトルを奪ったらビッグ・ドラマだろうけどね。だから僕がいまできることは、前進し続けて、優勝へ挑戦し続けることだけだ。これは僕がクルマに乗り込むたびに思っている全てだ。

Q: 鈴鹿について教えてください。2005年に優勝していますね。楽しいサーキットですか?
KR: いいサーキットだよ。かなり高速で、オーバーテイクのいいポイントもある。僕にとってのベスト・トラックというのは、長いストレートと鋭いコーナーがあって、レースをするスペースがたくさんあるところなんだ。鈴鹿にはそれがある。2005年は僕のベストレースのうちのひとつだった。グリッドの後方からスタートして、最終ラップでリードを奪った。そういう優勝をすると、フィニッシュラインを超えたときの気持ちは決して忘れられない。

Q: 鈴鹿をマスターするのはどれほど難しいのでしょう?
KR: 難しいトラックのひとつだし、鈴鹿でのレースの一部として、かなりのアクシデントがある。限界のところで走っていると、ドライバーは高速サーキットでの週末のあいだに危うい瞬間を経験するものなんだ。鈴鹿はそのスピードと小さなランオフエリアによってドライバーを罰する。素晴らしいサーキットなんだ。とても速くて、クルマにもドライバーにもチャレンジングだ。空力的に強力なクルマ、そして高速で長く広いコーナーを抜けていくために、堅実なクルマが必要だ。E20はその条件に合っていると思う。

Q: チームにとって難しいレースもいくつかありました。チャンピオンシップの戦いはどのくらいタフですか?
KR: 新しいパーツを投入して、そしてクルマを自分の好みに仕上げなければならなかったけど、サーキットの条件や天候にもよる。僕達のクルマに速さがあることはわかっているんだ。毎回それを最大限に発揮できるような正しいセットアップを見つけなければいけないだけだ。表彰台を獲得するためにベストを尽くすけど、他のチームも新しい開発パーツを持ってきてコンスタントにプッシュしてきているから、レースは更にどんどん難しくなっていく。もちろん僕達はシンガポールから前進しなければいけない。トップの場所を賭けて戦うために。残りのレースで僕達のクルマがどう動くか、予測をすることは不可能なんだ。レースへどういう風にアプローチしていくかを決めるには、金曜日のプラクティスまで待たないとならない。

Q: たくさんの日本のファンと、叫んでいる女の子達に対してはどんな対処をしますか?
KR: F1ドライバーであることの一部分だし、ファンのみんながどれほど熱心かってことだ。日本には本当にたくさんのファンがいて、彼(女)らはどこへ行っても僕を見つけられるみたいだ。彼(女)らは走るのも速いけど、クルマに乗っている僕は捕まえられないと思うよ。

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シンガポールGP Preview: On a Roll

シンガポール…とくればピケFとして鬱な気持ちになるはずなんですけど、その当時は「すげールノーどんぴしゃ」とか思っていたので、どっちかというとクラッシュして壁に寄りかかってボーゼンとコースを見つめるキミたんの方が印象に残っているます。どっちにしても鬱グランプリってことだけど!
 

IN NUMBERS: Singapore

2.5G: T22/23, 3秒で最大のGフォース
20%: 1ラップ中のブレーキング
40%: 1ラップ中の直線区間
45%: 1ラップ中のフルスロットル部分
65km/h: T13, apexスピードの最低速度
81回: 1ラップあたりのギアチェンジ回数
300km/h: T6, apexスピードの最高速度
300m: スタートラインから1コーナーまでの距離
305km/h: トップスピード
650m: T5-T7, フルスロットルの最長区間
 
 

On a Roll – Singapore GP Preview with Kimi Räikkönen [Q&A]

Q: シンガポールGPを楽しみにしていますか?
KR: シンガポールへ行くのは大好きだ。素晴らしい場所で、地元の食べ物が好きだ。普段と違う時間に走るのも気にならない。あそこではやり残したことがある、2回参加して、ポイントを獲得したことはないんだ。2008年に出したラップレコードをまだ持っているって聞いたから、シンガポールで僕が速くなかったってことじゃないけどね。その年(2008年)は5位争いをしているときにクラッシュして、2009年は10位でフィニッシュした(訳注:09年は8位まで入賞)から、今回はもっといい結果がほしい。
 
Q: 夜にレースすることはどんな違いがありますか?
KR: このグランプリが始まって最初の2年は、僕はちょっと驚いていたんだ。走るタイミングのことをみんなすごく話題にしていたから。ライトが点けば、日中にレースをするのとかなり同じ感覚なんだ。F1のみんながシンガポールのナイトレースを楽しんでいると僕は思う。賑わっている街にたくさんの人がやってきて、(このGPは)本当にうまくいっている。ランオフエリアにある1-2の暗いスポットを除けば、サーキットはかなりよく照らされているから、日中にレースをするのと大きな違いはさほどない。
 
Q: ナイトレースであることを除いても、このGPはストリートレースです。どんな影響がありますか?
KR: モナコは僕達にとってはそれほどよくなかったね。でもバレンシアはこれまでのベストウイークエンドのひとつだった。シンガポールとバレンシアを比べると、全然違うはずだというわけではない。あらゆるストリートサーキットと同じように、他のクルマを抜くのはとても難しいんだ。だから、できるだけグリッドの前方からレースをスタートすることは、いい結果を得るためにとても重要なファクターだ。
 
Q: このサーキットはE20に合うと思いますか?
KR: このレースにはみんなアップデートを持ち込んでくるから、それがどんな違いをもたらすかを静観しなければならない。自分達のパッケージから最大限の力を引き出し、ベストのバランスを実現するために頑張るだけだ。全てを正しくやることができれば、OKだろうと思う。
 
Q: あなたのターゲットは?
KR: もちろん、ポディウムが再びターゲットになるだろう。これまで6回の表彰台を獲得していて、ここ何レースかではトップチームと同じくらいたくさんのポイントを記録している。自分達のパッケージのベストを、どうにかして引き出さなくてはならない。この後のレースでもそれを続けていけるといいね。
 
Q: 天候について心配はありますか?
KR: 夕方になると雨が降るだろうって毎年みんな言うよね。着いてみてから見守るよ。天気について心配しても無駄なことだ。みんなにとって条件は同じさ。
 
Q: モンツァはチームにとってタフなレースでしたね?
KR: クルマに十分な速さがなかった。6位か7位あたりが現実的なフィニッシュポジションだと僕達は考えていたから、おそらく5位は僕達に出来たベストだった。ストレートでのスピードダウンはよくなかった。後方から来るクルマのディフェンスがとても難しくなってしまった。そういうことを考えれば、悪い結果じゃなかった。
 
Q: ドライバーズチャンピオンシップで3位に浮上しました。どこまで行けるでしょうか?
KR: フェルナンドに対してポイントを失ってしまったことはそれほどいいことじゃないけど、イタリアではなんとかして適切な結果を得た。チャンピオンシップで3位に上がれたのはよかった。このシーズンがどんな風に進んでいくのかを言うのは不可能だけど、僕達は2位に対してとても近いところにいる。これからの何レースかで何が起こるかを静観するつもりだ。

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Good Day Sunshine: ティフォシ&モンツァについて語るのまき

夏休み前にハンガリーの振り返りを書いてくれなかったキミたん(の中の人)ですけど、とうとうブッチすることに決めたようです。そして何事もなかったようにスパモンツァ。いいけど。
昔のことこんな風に話してくれるの、珍しいなと思いました。中の人の文がうまいのかわかんないけどじんときたわー。
2005はグリッド降格で、やっと表彰台圏内までまくってきたとこで確かタイヤやばくて交換したんでなかったっけ、それでファステストでコーナーに突っ込んでいくとこ見て泣いた覚えがあるわ(多感な年頃だったので!)
2009年はポディウムから観客に向かってキャップを投げたんだよね。F1を休むことが決まって、あああれはフェラーリとティフォシへのお別れだったんだなーと思ったんだよね(;ω;)

懐古厨乙になっちゃうのでこのへんで…。いやキミたんがさ! 珍しく語るからさ!!!

※いまよっぱらいこねんなので日本語でおkな部分がたぶんあります

Good Day Sunshine – Kimi Belgian GP review and Italian GP preview

スパのレース前に話したように、一番大事なことはチャンピオンシップのリーダーに対して、これ以上のポイントを失わないことだ。そう、僕達はフェルナンド・アロンソとの差を15ポイント縮めた。だから週末の結果には満足できると思う。

だけど、正直なところ、スパはこのシーズンで最も難しかった週末のひとつだった。金曜日は悪天候だったし、予選では速さがなくて、それはレースでもそうだった。だから、3番グリッドを獲得してレースも3位でフィニッシュしたのは悪くなかった。

週末はずっととても寒くて、グリップの向上に問題を抱えていた。僕達はダウンフォースを多くすることで、ストレートラインスピードを犠牲にしなければならなかった。ロングストレートでは自分が格好のカモなんじゃないかと感じた。DRSを作動させていても。でも、それでも僕達には表彰台にあがる力があったってことだ。

今週末はシーズン最速のトラックでレースをする。モンツァはティフォシのホームだし、あれから三年の月日を経て彼らにまた会えるのはとても面白いことだよね。フェラーリのドライバーだった頃は、本当に素晴らしい雰囲気だった。三年間で二回の表彰台を獲得したけど、ティフォシのために勝てなかったことは、申し訳なかったなと思っていたよ。

モンツァにはいい思い出がある。優勝したことはないけどポールポジションはある。いいラップもいいレースもたくさんあった。一番惜しかったのは2005年、エンジントラブルで優勝のチャンスを逃してしまったんだ。

モンツァは速く走ることがすべてだ。僕達のエアロパッケージがトップに到達すればいいね。もちろん天気についてはわからないけど、少なくとも予報では毎日晴れるみたいだ。

今回のレースでは新しいチームメイトを迎えることになった。ジェロームの健闘を祈るよ。目標はチームのために、いいポイントを獲得することだ。

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イタリアGP Preview

まずはジェローム出走決定! おめでとう!!
それは2010年の鈴鹿、土砂降りだった土曜日の夜にベルシティのカプリチョーザでごはんを食べていたF1のレギュラードライバー。そして2011年の鈴鹿、特急じゃなくて急行で、立って吊革につかまりながら名古屋へ戻るドライバー。それがジェロームであります!!!

JÉRÔME D’AMBROSIO TO DRIVE IN MONZA

Jérôme D’Ambrosio, Third Driver
2012年の僕の望みはいつだって、F1カーのシートに戻ることだ。だからこのチャンスを両手でしっかりと掴むよ。モンツァはファンタスティックなサーキットで、金曜日に走るのが待ちきれない。3rdドライバーとして僕は毎戦チームと一緒に働いてきた。レースドライバーのブリーフィングやミーティングに全て参加してね。だから僕は十分に準備ができているよ。モンツァはとびきり素敵なサーキットだけど、それと同時にとてもテクニカルな場所でもあるんだ。だから僕を待ち構えているタスクを小さく見積もったりはしていない。レースでポイントを獲得して、チームからの信頼に報いたい。日曜日のレースが終わったら僕はロマンにクルマを返すから、このイタリアでのチャンスで僕の力を全て見せたい。

Lotus F1 Team’s Top Ten Facts about Jérôme D’Ambrosio
1. ジェロームは非常に熱心で、エンジニアの誰よりも早くサーキットへ到着していることが時々ある。
2. ラストレースは2011年のブラジルGPだった。
3. 前のチームで「カスタード」というニックネームがついた。名前が似ているAmbrossiaのカスタードにちなんで。→詳しくはこちら
4. 彼はマスターである。少なくとも、2007年にInternational Formula Masterの初代チャンピオンを獲得している。
5. 1995年のベルトラン・(賀正…じゃなくて)ガショー以来のベルギー人ドライバーである。
6. タクシードライバーが好きだ。
7. F1ドライバーになっていなければ、飛行機のパイロットになりたかった。
8. とても青い眼をもっている。
9. 彼の名前をgoogleで検索すると約1,370,000,000件である。
10. 1.72mで、チームで一番小さいドライバーである。

IN NUMBERS: MONZA

3.1G: T11, 4秒で最大のGフォース
10%: 1ラップ中のブレーキング
40回: 1ラップあたりのギアチェンジ回数
65%: 1ラップ中の直線区間
70km/h: apexスピードの最低速度
74%: 1ラップ中のフルスロットル部分
300km/h: T3, apexスピードの最高速度
320km/h: トップスピード
800m: スタートラインから1コーナーまでの距離
1200m: フルスロットルの最長区間, ホームストレート

Kimi Räikkönen – “It’s good to be back in fourth in the Drivers’ Championship”

Q: スパとモンツァの連戦ですね。シーズン後半戦は連戦がたくさんありますが…
KR: レーシングドライバーというのはレースをしたがってる。それが僕達がやっていることだ。僕達の情熱なんだ。連戦のレースへ行くのはいい気分だよ。それがスパやモンツァのようなサーキットなら特にね。好きじゃない理由があるとでも?

Q: スパで一番多く優勝していますが、モンツァでは勝ったことがありませんね。それを修正するときがきましたか?
KR: 僕はイタリアで勝ったことがない。理由があったり、何かがうまくいかなかったりして。でもそれは僕がモンツァをドライブできないって意味じゃない。あるサーキットで勝ったことがないからって、これから先にそこで勝てないとかいい結果を出せないってことじゃないんだ。今度は僕達に優勝争いをするチャンスがあるといいね。

Q: モンツァという場所についてはどう感じていますか?
KR: モンツァはティフォシの故郷で、フィンランドのファンもたくさん来ているだろう。とても高速で走る場所だ。何もかもがうまくいっているクルマでそこを走ること、そしてどれほど速く走れるのかを目の当たりにするのは素晴らしいんだ。モンツァで最後にレースをしたのはフェラーリのドライバーだったときだ。モンツァの雰囲気を僕はいつも楽しんできているけど、フェラーリドライバーとしては本当に特別な場所だ。彼ら(フェラーリのファン達)が、僕がレースしているところを見るのをまだ好きでいてくれるといいな。たとえ僕がフェラーリの前を走っていたとしてもね。ファンのみんなに会えるのを本当に楽しみにしている。ロータスのドライバーとしても表彰台に上がれたら、本当に特別な気持ちになるだろうと思う。

Q: このサーキットでの挑戦はどんなものですか?
KR: モンツァはいつも素晴らしいチャレンジをくれる。近代サーキットと比べてレイアウトがとても独特なんだ。クルマも違ったセットアップを求められる。ラップのほとんどをフルスロットルで走るモンツァで速くなるためには、強力なエンジンで縁石に乗っても安定している、空力的に優れたクルマが必要だ。こういうエリアでは僕達はとてもいいはずだと思っているけど、トラックに出て行ってみるまで正確なところは知り得ない。

Q: スパは難しいレースになりましたね?
KR: 僕のクルマはすごくドライブしやすいとは言えなかった。週末の間ずっと苦戦していたんだ。悪天候で金曜日の走行を失った、でもそれはみんな同じだ。予選は二列目争いをすることになって、レースでのイージーライドは予想していなかった。そしてレースはとても難しいものになった。クルマがスライドするから、余計にダウンフォースをつけなければならなかった。それでストレートラインで遅くなってしまった。ミハエルとは面白いレースができた。彼は僕より速いトップスピードをもっていたから、僕を抜き返すことができた。そして彼のスピードは、僕がリミッターにあたってしまうから、ストレートでは彼を抜けないってことも意味していた。

Q: 結局は彼をオールージュで刺しましたね。素晴らしい動きでした…
KR: オールージュの入り口でKERSを使って抜くっていうチャンスをとるしかなかった。他のクルマを抜くのはいつだって楽しいけど、ミハエルは簡単には抜かせてくれなかった。僕のアタックはうまくいったけど、彼にあやうく抜き返されるところだった。クルマに十分な速さがなかったことがみんなも分かったと思う。3位を獲得してスパを離れるのは満足だった。ドライバーズチャンピオンシップで4位に浮上したのもいい。モンツァで僕達に何ができるか、見てみよう。

プレビューっつうか…ですけどキミたんがあの事故についてちょろっと話したみたいなので貼っておきます。
Kimi Raikkonen reckons start accidents inevitable in Formula 1
2007年の王者、キミ・ライコネンのチームメイトであるロマン・グロジャンは、先週のスパにて1コーナーの多重クラッシュの原因を作ったとして、今週のイタリアGPから除外された。グロジャンは1997年の鈴鹿でのジャック・ヴィルヌーヴ(彼は抗争中のままレースに出走した)、裁定を受け入れた1994年のミカ・ハッキネン以来はじめて、レース除外の処分を下されたドライバーとなった。
キミ・ライコネン: 事故は起こるものだ、これはこのスポーツの一部だ。時には避けられたかもしれないこともあるけど、(後からは)何も変えることはできない。アグレッシブに行かないようにしたり、避けようとしたとしても、物事はうまくいかないこともあるんだ。みんなスタートでポジションを上げようとする。一番簡単なオーバーテイクのタイミングだから。残念だけどレースではオーバーテイクが難しいから、スタートで順位を上げることができれば、その後のレースが少し楽になる。ジェロームはロータスのテストドライバーで、少なくとも一日はクルマ(E20)に乗っている。

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ベルギーGP Preview: RETURN OF THE KING

わーいスパです! キミたんすきすき連発ー
ここで勝てたらものっすごい劇的だろうなぁ…ていうかもうここで勝てなかったら、今季はないかも…って思っちゃうかも。。。
いやべつに鈴鹿で勝ってくれてもかまわないんですけど!
今年いけたら楽しかっただろうなと思うけど、せめて来年また行きたいなぁ…今年行かれる方が観戦記覗いてくださったみたいで、本当にうらやましいです! いいなぁー

↓でも触れられているように予選マジ大事ですよね、前回はP6からKERSおらおらスタート(当時まともなKERS搭載してたフェラーリ)+SCリスタートでトップに行くことができましたけども、今年はそうもいかないでしょー。
2列目死守でも厳しいかもしんない。が、E20たんがんばれ!!!

In Numbers: SPA
4G: T10, 1.7秒で最大のGフォース
12%: 1ラップ中のブレーキング
40%: 1ラップ中の直線区間
48回: 1ラップあたりのギアチェンジ回数
70%: 1ラップ中のフルスロットル部分
75km/h: apexスピードの最低速度
250m: スタートラインから1コーナーまでの距離
312km/h: T10, apexスピードの最高速度
315km/h: トップスピード
1800m: フルスロットルの最長区間, ホームストレート
 
RETURN OF THE KING – KIMI RAIKKONEN ON THE BELGIAN GRAND PRIX[Q&A]
Q: 夏休み前の最後のレース、ブダペストでは2位でした。そこで逃した勝利をスパで得られたらどんなにいいでしょう?
KR: ベルギーGPではいつもいい結果を残しているけど、以前に起こったことが今の自分を助けてくれるわけじゃない。それについて話すのは、別に不都合があるわけでもないけどね。スパで5回目の優勝(訳注:過去の優勝は2004/2005/2007/2009)ができたら素晴らしいだろうな。シーズンの前半戦では勝てなかったし、より多くのポイントを取れるっていうのはいつだっていいものだ。
 
Q: このサーキットでのあなたの歴史は?
KR: 僕にとって、スパにはいい思い出しかない。あそこにレースに行くのは素晴らしい気持ちがする。他のどんな場所でも、そんな気持ちにはなれないんだ。現代のレーシングカーで、偉大な伝統をもつ本物のサーキットを走れるのは本当に素晴らしいことだよ。
 
Q: このトラックでのチャレンジはどういったことですか? そしてE20の長所にマッチしていると思いますか?
KR: スパはとてもチャレンジングな高速コーナーをもっていて、正しいセットアップが必要だ。今年はこれまで何度も見てきたように、いいグリッドポジションがとても重要だし、それはスパでも決定的なものになるかもしれない。みんなそれをわかっている。空力的に強いクルマを持っていることが、ああいう高速コーナーと戦うには致命的に重要だ。一周が長く、速いタイムを出すためにはいいリズムを持続させなければならない。予選結果に大きく左右されるだろうから、金曜と土曜できちんとしたセットアップを見つける必要がある。そして土曜日の午後、確実な予選セッションが必要だ。
 
Q: なぜスパでいい結果を出せるのでしょう?
KR: ときどき、なぜか全てがスムーズにうまくいくような気がする特定のサーキットっていうのがあるものなんだ。全然運がない場所っていうのもあるけどね。もちろんこのレースに勝つために僕達は全力を出し切るつもりだ。僕は表彰台の真ん中に立ったことが何度かある。そこにもう一度立ちたい。
 
Q: スパはお気に入りのトラックですか?
KR: どんなドライバーもスパが好きだと思うよ。僕は世界で一番素晴らしいサーキットだと思ってる。僕のお気に入りの場所で、2000年にフォーミュラ・ルノーで走ってからずっと大好きだ。 
 
Q: チャンピオンシップのポジションについてはどう感じていますか?
KR: 僕はいま5位で、もちろん、僕よりも上にいるドライバー達よりたくさんのポイントを取るのを目標にしている。リーダー達とのギャップを小さくするのは、僕にとってもチームにとっても望ましいことだ。ここからはどんなレースもとても重要になってくる。チーム全体が100%でプッシュしていて、僕達は常にライバル達を倒し、彼らよりも多くのポイントをとらなければならない。
 
Q: 優勝に近付いたことは何度もありました。次のF1優勝を、前回の勝利の地で獲得できたら素晴らしいでしょうね?
KR: 僕達はいつだって優勝にトライしているよ。近付いた日もあったけど、最後の大きなステップを上がることができなくて少し失望していた。理由は分かっているんだけどね。僕達はレースに比べて予選が弱い、これが日曜日の展開を難しくしているんだ。もちろん2位や3位より優勝したいけど、シーズンは長いし、僕達はずっと前進し続けてきている。もし勝てたら素晴らしいけど、そうでなくても僕達は挑戦し続ける。僕はF1で走って長いから、こういう類のことについては心配しすぎないようにしている。僕達はチャンピオンシップの順位を上げ続けてきている。僕自身もそうだし、チームもそうだ – だから、僕達が前進を続ける限り、優勝はきっといつかやってくるよ。

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Who’ll stop the rain – Kimi German review and Hungarian preview

ぼちぼち、キミのコラムから読んでいこうと思いますー。モナコから全然読んでないから、あのときこんなだったんだーってある意味新鮮。

Who’ll stop the rain

Kimi German review and Hungarian preview
グランプリ・ウィークエンド中、あらゆる天候が行ったりきたりしていた中でレースをしていた。最近、いつも土曜日の午後に雨が降っているのはなぜなんだろう?

トップポジションを賭けてのレースはとてもきつくなっている。予選で確実に2列目までの位置を獲得するのはもちろん重要だ。予選をうまくやれる速さはあるのに、ライバル達と比べると、何らかの理由でウェット時のグリップを失っているように見える。

シルバーストンのウェットQ3や、ホッケンハイムでのウェットQ3がそうだ。ドイツの方が悪かった。全般的に見て、僕達のクルマにとって理想的な状況じゃなかった。グリッドのトップポジションを逃し、望んでいた結果を得ることはできなかった。

ドイツでは予選をP10で通って、5列目からスタートしなければならなかった。レースで全力を尽くしたけど、レース序盤にトラフィックにかかってしまった後では、リーダーとのギャップは大きすぎた。

十分なペースはあった、確かに。クルマはどのレースでもいい感じがしている。

その後(ベッテルのペナルティによって順位が繰上げ)にP3を得て、これが僕達のシーズン4回目の表彰台になったし、(4位よりも)3ポイント多く獲得できた。これはいつだって大切なことだけど、正直なところ、サーキットで3位フィニッシュしたかったな。後から順位が変更されるよりも。

これから僕達は伝統的な夏休みの前の最後のレース、ハンガリーへ向かう。僕にとってはいい場所なんだ。サーキットの周りでとてもたくさんのフィンランド国旗を見るのは嬉しいし、暑い夏の週末になるのを期待している。

もちろんターゲットは、表彰台争いをする適切なポジションを得るために予選をうまくやることだ。ハンガロリンクでは(レーシング)ラインはたった一本しかない。長くて肉体的にとてもきついレースにおいていいリズムを見つけるためには、フロントランナーの一人にならなければいけない。

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ハンガリーGP Preview: PARADISE CITY

In Numbers: BUDAPEST
3.1G: T11, 2.6秒で最大のGフォース
21%: 1ラップ中のブレーキング
36%: 1ラップ中の直線区間
56%: 1ラップ中のフルスロットル部分
59回: 1ラップあたりのギアチェンジ回数
80km/h: エイペックススピードの最低速度
220km/h: T10, エイペックススピードの最高速度
300km/h: トップスピード
500m: スタートラインから1コーナーまでの距離
660m: フルスロットルの最長区間, ホームストレート

KIMI RÄIKKÖNEN: “LET’S SEE WHAT WE CAN DO IN THE SECOND HALF OF THE SEASON…” [Q&A]
Q: ドライバーズランキングの4位に浮上し、トップドライバー達とのギャップはほんの小さなものです。ここからどこまで行けると思いますか?
KR: もし、シーズン中間点で4位にいるかもしれないと1月に聞かれていたら、僕はとても喜んだだろうと思う。悪くない位置だけど、もっとポイントを重ねられるクルマを持っていると思っている。僕は勝ちたいし、チーム全体がそれを実現させるためにハードにプッシュしている。シーズン後半で僕達に何ができるか、見てみよう…

Q: ハンガリーへ向かうのはどんな気持ちですか?
KR: ハンガリーへ行くのはいつもいい気分だ。サーキットは難しすぎるというわけではないけどとてもチャレンジングだ。それにハンガリーは夏休み前の最後のレースだし、シーズン前半戦を終えるには素晴らしい街だよ。夏休みをとって、最終戦に向けて、シーズンの重要なパートに向けて、バッテリーをリチャージするのはいつだっていい。

Q: ハンガロリンクでの自分の過去の成績をどう評価しますか?
KR: ハンガリーでは1回優勝していて、2位が3回ある。とても暑くて、多くを求められるレースだ。ハンガロリンクで苦しまない時というのは、勝った時だけだ。今回は苦しめられないことを祈ってるよ。

Q: ドイツの表彰台ポジションを受け取って満足していますか?
KR: 3位のポイントを獲得できたのはよかったけど、コース上で記録したかった。スタートした場所から、僕達はホッケンハイムでベストを尽くしたと思う。たぶん、ウエットの予選であと少しペースを見つけられたら、もっと前からスタートして、トラフィックを避けて、リーダーに対してプッシュできていただろう。でもそれはそれだ。もちろん僕達はもっといい結果を望んでいたけど、クルマはレースを通してよかったし、チームにとっていいポイントを獲得した。だから、ブダペストにポジティヴな気持ちを持ってこられたよ。

Q: ハンガリーGPでのチームの可能性をどのように判断しますか?
KR: チームはクルマの開発を一生懸命に頑張っている。ハンガリーではコンペティティヴなはずだと僕達は自信を持っている。ハンガロリンクではいつもは暑い週末になるし、それは僕達が夏中ずっと期待していたことだ。勝てずにレースを終えてメディア対応をするのは、全然ゆかいなことじゃない。僕は勝つことが大好きだ、何で勝てなかったのかを説明することじゃなくて。求めているリザルトを手に入れられることを願ってる。

Q: ハンガリー特有のチャレンジはどういったものですか?
KR: とても低速で曲がりくねったトラックだから、速いラップを刻むには2つ重要なことがある。いいターンインと、いいトラクションだ。この二つが備わっていれば、あそこでコンペティティヴなクルマを手にしているってことだ。

Q: ハンガロリンクはタイトでツイスティです。予選の重要性はどうでしょう?
KR: オーバーテイクがとても難しい場所のひとつだ。もちろん予選でフロントに行くことが必要だし、汚れた側を避けられたら理想的だ。これまで僕達は予選でベストだったとはいえないけど、暑いレースではよかったし、異なった戦略を生かして走ることもできている。予選でフロントを手に入れられなくても世界の終わりってわけじゃないけど、レースがイージーになるわけでもない。どうなるか見てみよう。

Q: ハンガリーGPはあなたの国の人がたくさん参加するので、時にはフィンランドのグランプリとして知られています。あなたにとってどんな意味がありますか?
KR: 青と白のフラッグが旗めいているのを見るのはいつも嬉しい。僕達フィンランド人ドライバーにとってはホームレースに一番近いものだし、毎年たくさんのフィンランド人が来てくれる。彼らと一緒に優勝を祝えたらいいね。

TITLES, TIME OFF AND TUMBLES – IT CAN ONLY BE KIMI… [Q&A]
Q: 自分の視点から見てE20の進化はどうでしょうか? 今シーズン前半のウィナーだという風に話している人もいますが…
KR: まあ、一度も勝っていないんだからまだウィナーじゃない。僕達はいいパッケージを手にしているけど、全てのレースで、あらゆるコンディションにおいて、このクルマの力を全て引き出せてはいない。それを起こすのは僕達にかかっている。とても満足してはいるけれど、もちろんもっとうまくやりたいって望んでいる。僕達は今年、レースに勝ちたいと思っている。これまでのところそれは実現できていないけど、そうなることを願ってる。簡単にはいかないだろうし、僕達もそれをわかってる。前進させていくことと、自分達がやったあらゆることから学ぶこと、これを僕達は続けていく。シーズン後半戦で僕達が何をやれるか、見てみよう。

Q: 両方のチャンピオンシップで、今年はどんなことが実現可能だと思いますか?
KR: 一年の終わりに教えるよ! 僕達は常に、そのときの最大限の力を出そうとトライしているけど、最後に僕達が行き着く場所がどこかは僕にはわからない。いま、僕達はとてもうまくやっている – たぶん、ほとんどの人が今年の始めに予測したよりも。でも、僕達はまだ前進の努力を続けている。いまはコンストラクターズの4位につけていて、トップ3争いをしている。僕もドライバーズスタンディングで4位にいるけど、レースごとに変わっていく。僕の視点からいくと、僕はチームを助けるために自分ができるかぎり多くのポイントをとってくることだけトライしている。チームはできるだけ高いポジションへ行きたいし、僕も両方のチャンピオンシップでできるだけいい順位へ行きたい。この二つは互いにいい影響を与え合っていて、僕達はみんな同じ目標へ向けて頑張っている。

Q: チームがこれから強化する部分としては予選がハイライトです。この部分について前進は見られましたか?
KR: 前回は、雨のときを除くと、週末を通していいスピードがあった。何らかの理由で、ウェットコンディションでは全くもってグリップが無かった。シルバーストンでは同じような状況でもクルマはよかったんだけど。そのせいでいいポジションは獲得できなかった。もしドライだったら、セットアップの観点からみると、僕達はクルマのペースを見つけられたんじゃないかと思う。だからここでは、先週よりもうまくやれることを期待している。

Q: F1から離れていた2年間のことは、今シーズンのあなたのパフォーマンスに何か影響を与えていますか?
KR: 僕は2年間離れていて、もちろんF1とは違うことをやってた。でも、もしこの2年をF1で過ごしていても、(いまのパフォーマンスと)そう多くは変わっていなかっただろうと思う。(F1の)何もかもに再び完全に慣れるには、いくつかのプラクティスセッション、何レースかの時間がかかったかもしれないけど、まあそんなところだよ。もちろん今までと違うチームに参加したわけだから、ここのみんなのことを知るにも、僕の望む通りにやることにも、少し時間がかかった。でも僕達はうまくやれていると思うし、難しすぎることは何も無かったよ。

Q: あと1つだけ、これをどうしても聞かなければなりません。ホッケンハイムから帰るときに何がありましたか? 写真が出回ってますが…
KR: コケそうになった。危なかったよ! (I almost fell down. It was a close one!)

FIA Thursday press conference – Hungary
Q: 最近はパワステの話題をあまり聞きませんが、あなたとチームはこの点について前進したのですか? そして以前は、パワステのせいでうまくやれないと感じていたことがありましたか?(Peter Farkas – Auto-Motor)
KR: このことについて話す意味はないと思う。僕達が何か言うと、メディアはそれを元に大きい話を書きたてるんだ。僕がいつも言っているように、完璧じゃないけど – まだね – 最初の頃に比べると大きく前進した。でも改善の余地はまだある。レースをするにはOKだ、望んだ通り正確に調整することができれば、コンマ5秒とか1秒とか速くなれるっていうような程度(の不満)じゃない。そしてこれは…(前よりも)いいものでドライブしているということも分かっているし、まだ改善できるところがあるってことも分かってる。この点について作業を進めているけど、かんたんなことではないんだ。だからこのエリアについて僕達はまだ取り組まなければならないことがあるけど、いつかの時点で、望んだ通りのものを作れることを期待してる。

Q: キミとフェルナンドに。レッドブルは今週末から新しいエンジンマップルールに従うことになりました。レッドブルは苦戦すると思いますか?(Gabor Joo – Index)
FA: レッドブルに聞けばいい質問じゃないかと思うけど。
KR: 彼らがやってることを知らないから、見てみないとわからない。
(この場面をみました、ふたりで顔を見合わせて大変かわゆかったです)

Q: フェルナンド以外の全員に。今年はフェルナンドが有力だと思う?(Harry Kiner – ARA Radio)
KK: チャンピオンシップ? フェルナンドは今シーズン最も強力なドライバーだと思う。彼が本当に強いってことを僕達は見ている。僕は、彼がやると思う。
HK: フェルナンドがベストポジションにいるのは明白だけど、いまの段階で言い切るには接近戦すぎると思うよ。エキサイティングなシーズン終盤になると思う。チームやドライバーだけじゃなくて、ファンのみんなにとってもね。
KR: フェルナンドは今の時点で明らかにベストポジションにいるけど、彼自身が話しているように、1回か2回だめなレースがあって、その時に他の誰かがうまくやれば、状況はすばやく変わってしまう。このことを考えるには多すぎるくらい、まだ何レースもあるんだ。最終戦が終わったとき、何が起こるかを見ることになるだろう。

Q: 全員に。オリンピックを見る予定?(Harry Kiner – ARA Radio)
KK: たぶん少しは試合を見るだろうけど、オリンピック大好きってわけじゃないから、結果を見るだけになると思う。
HK: オリンピックの試合、もちろんイエスだよ。できるかぎり見ようと思ってる。フィンランドの陸上選手が出るしね。僕が一番楽しみなのは男子の槍投げかな。いまはランキングに有力な(フィンランドの)選手はいないけど、彼らの肉体的なタイミングと準備がよければ、メダルを取れるかもしれない。そうなったら最高だな。
KR: オリンピックを見そびれるってことは難しいと思う。たとえそうしたいと思っていたとしても。TVでちょっと見るだろうけど、普段から自分がチェックしてる競技ってわけでもないから。もちろんTVで何かしら流れてるだろうから、そうしたら見るよ。
(キミたんは冬季競技のが好きだもんね! スノーボードにアイスホッケー!)
FA: できる限り見るつもりだけど、もちろん僕達は休暇中だから、もしビーチに行ってたりしたら、テレビでスポーツを見るために走ってったりしない。夕方のニュースでリプレイを見るとかするね。

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Summertime Blues

Summertime Blues

今週末のホッケンハイムで、シーズンのハーフポイントを迎える。クリーンで生産的な週末への10回目のチャレンジだ。ここまでは何かが欠けていた。いいシーズン前半戦だったけどね。

このチームは1勝か2勝に値していただろうと思う。クルマはコンペティティヴで、開発はうまく進んだ。

僕個人としては、ドイツで行われるグランプリはちょっとひどい。もちろん強力なレースを進めてきていたんだけど – チェッカーフラッグまでずっと、というわけじゃなかった。残念ながらね。エンジンの故障や、タイヤ、激しい雨がレースをひっくり返した。

過去に何が起こったか思い出すのは好きじゃないんだ。でもドイツグランプリとなると、僕はいつも不思議な気持ちになる。何でいつもここは、レースでトップの結果を得るにはトリッキーな場所になるのか。今回、ドイツにロータスと訪れるのは初めてだ。ここでの僕の運命が変わることを祈るよ。

ホッケンハイムとハンガリーは連戦になる。自分達のクルマのベストを引き出すために一生懸命にプッシュするつもりだ。E20は強力で一貫したクルマだ。僕達をフロントローに連れて行く力をもっている – 土曜日に僕達が何もかもをうまくやれたら。

バレンシアやシルバーストンよりもレースをほんの少しだけイージーにするには、いいグリッドポジションが必要だ。

ホッケンハイムに行くのは僕は4年ぶりだ。チャレンジングなサーキットで、トリッキーなコーナーと、ヘビーブレーキングする箇所がいくつかある。ピレリタイヤがどのくらいもつのか、これは面白くなるだろう。天気も夏らしくなるのを期待している – いつも通りのホッケンハイムのように。

もちろん僕は事前に予想をすることはない。金曜日の午前中、初回の何ラップがどんな風になるか、静観しよう。チームはとてもハードに働いていて、ファクトリーの全員が高いスピリットを持っているのを感じた。だから僕はいい予感がしている。ホッケンハイムでも僕達はうまくやれるだろう。

ドイツの後はハンガリーへ向かう。少なくともあそこでは暑い中でレースができるだろう。バッテリーを充電して残りのシーズンに備えるための、これまでの頑張りに相応しい夏休みが始まる前に、いいポイントを獲得できるようベストを尽くすつもりだ。

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ドイツGP Preview: LISTEN, LEARN, READ ON

そうですか、ドイツでうまくいかないのは前世のせいでしたか

In numbers: HOCKENHEIM
3.4G: T12, 2秒で最大のGフォース
13%: 1ラップ中のブレーキング
49回: 1ラップあたりのギアチェンジ回数
60%: 1ラップ中の直線区間
64%: 1ラップ中のフルスロットル部分
63km/h: T6, エイペックススピードの最低速度
200m: スタートラインから1コーナーまでの距離
305km/h: T5, エイペックススピードの最高速度
310km/h: トップスピード
1000m: フルスロットルの最長区間 T4, T6

GERMAN GP PREVIEW – KIMI RÄIKKÖNEN: “THERE’S NO REASON WHY WE SHOULDN’T BE FIGHTING FOR ANOTHER PODIUM” [Q&A]
Q: ホッケンハイムで成功するために必要な全てを、自分は持っていると思いますか?
KR: イエス。僕達はいいクルマを持っていて、タイヤについてとてもよく理解しているし、速くなれるということ、うまいレースを展開できるということを示してきた…僕達が表彰台争いできないはずだなんて言える根拠はない。

Q: ドイツについてはどうですか? 過去にはあなたに親切ではなかったようですが…
KR: わからない。前世で僕は何か悪いことでもやったのかもね?(I don’t know, maybe I did something bad in a former life?) ドイツでドライブするのをいつも楽しんでいるけど、問題はドイツでは運は決して僕の味方をしてくれないってこと。いつも何かが起こって、僕が優勝するのを阻止するんだ。ポールポジションを4回獲得していることは、ドイツという土地での僕の速さを証明してくれていると思うけど、6回のリタイアっていうのは僕が望んでたものじゃない。

Q: ドイツで15回もレースに出ているのに勝ったことがないというのは更なるチャレンジでしょうか?
KR: それほどでもない。1レースはただの1レース、いつだって自分のベストを尽くそうと挑戦する。過去、僕がドイツで参加したレースは自分の希望通りには行かなかった。もちろんホッケンハイムとニュルブルクリンク、両方とも僕にとっても親切だったというわけじゃない。僕は両方とも好きだし、いつもかなりコンペティティヴなのに。たぶん今年は何もかもうまくいくさ。

Q: シルバーストンを振り返ってみると、E20はよさそうに思えますね。
KR: ハードタイヤを履くと僕達はとても速い。特にレース終盤では。レース全体でこの速さを生かすスペースがトラック上になかったのは残念だ。遅いクルマにスタックしてたくさんの時間をロスしてしまったから、クリアなところに出るまで僕達のフルペースを見せることができなかった。最後にはフェリペ[マッサ]に接近していたけど、更なるポジションを得るための十分なラップは僕達には残されていなかった。僕はクルマにとても満足していた。週末の間ずっといい感触だったし、車のフルスピードを見つけることに確実に近付いていると思う。

Q: ホッケンハイムで速いラップを出すために必要なことは何ですか?
KR: クルマが全ての違いを生む。ラッキーなことに僕達はいいクルマを手にしている。コーナーの出口ではいいトラクションが必要だし、もしリアのグリップが足りなければ、トップポジションへ挑戦するためのペースを引き出すのはハードだ。

Q: 予選でフロントを獲得することの重要性は?
KR: ホッケンハイムで最後に走ったのは2008年、オーバーテイクはとても難しかった。いくつかのサーキットほどトリッキーではないけど、決してイージーではない。今年はピレリタイヤと、KERSとDRSがあるから、オーバーテイクは(それよりも)簡単になるかもしれない。特にライバルよりタイヤコンディションがよければ。ホッケンハイムでは予選が全てじゃないけど、フロントからスタートしてクリーンなところを走れたら、間違いなくちょっと楽になる。

Q: それでは、フロントからスタートすることとクリーンな場所で走ること、それ以外にドイツで望んでいることは何ですか?
KR: 暑くなればいいだろうな。ホッケンハイムではいつもとても暑くなるし、みんながタイヤの消耗の問題を抱える。僕達にとっては、暑い気候はクルマにとてもあっている。僕達のクルマは暑い気温の方がいいし、ロングランもそれほどきつくない。ホッケンハイムは夏らしい天気になるといいね。

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Kimi British GP Preview

Kimi British GP Preview
今シーズンはいくつか雨のレースがあった。レインタイヤについて、僕はマレーシアで初めて知ることになった。(マレーシアでの)レースはOKだった。モナコではレースの途中で霧雨が降って、事態は悪くなった。

そして僕達はシルバーストンへと向かう。毎日の予報がシャワーと軽い雨だ!

優勝はいつだっていいものだ。早すぎても遅すぎても起こらない。僕が最後に優勝してから長い時間が経っている。でも僕達は非常に間近に迫っている。でも、100%の予選をやれてないことと、レースでの少しのミスが、優勝から僕達を遠ざけている。

シルバーストンで予測されている雨も、僕達の助けにはならないだろう。でも天気というものはみんなにとって同じ条件だ。だから僕達(だけ)を痛めつけはしないはずだ。もちろん、暑くなる方が僕達にはいい。でもインターミディエイトではどうだろう…?

レースをルーズにする(手を緩める???)のはどのくらい辛いかって僕はいつも訊かれてきた。でも、それほど辛くないんだ、本当に。シーズンの初めからとてもコンペティティヴだったから、僕達は集団の中でいい側にいるんだ。

僕達は物事を前進させるために働いてきている。そして、最後にはきっと結果がついてくると確信しているんだ。

僕のモチベーションや自信・信頼には、ほんの僅かな疑いもない。問題はただ、パッケージ全体で全てをうまくやることだ。

シルバーストンはとても素晴らしいサーキットだ。いつもここで走るのが好きだったし、ここは僕のキャリアの中で本当に長いピリオドを意味している(←???日本語でおk I have always liked it and always here means a real long period of my career.)。

パドックは前と違う場所に移ったけど、サーキットそのものは同じように高速な性質をもっている。もちろん僕達のクルマでここを走ったら、とてもいい感じがするだろうな。いつものようにトラックを理解するには2,3周以上はかからないだろうと思う。

今シーズン、トップチーム間のレーススピードのギャップはとても小さい。おそらくまたコンマ1秒の争いになるだろう。もちろん僕達は予選パフォーマンスに取り組んでいる。バレンシアではよくなったけど、グリッドのトップを得るためにはもっとプッシュする必要がある。

ここまで僕達には好不調の波があるけど、それは毎年ふつうのことだ。チームはコンストラクターズチャンピオンシップを強力に戦うためにとてもハードに働いてきている。エンストンのファクトリーの庭先でレースすることになるシルバーストンで、この戦いはトップレベルに達するだろう。

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