20 to 22

20. DRIVING

20.1
ドライバーは車両を、単独でエイドなしにドライブしなければならない。

20.2
ドライバーは常にトラックを使用しなければならない。曖昧な点を明確にすると、トラックのエッジを定めている白線はトラックの一部であるとみなされるが、縁石はそうではない。車両の一部がトラックと接触していなければ、ドライバーはトラックを離れたとしてジャッジされる。車両がトラックを離れたとき、ドライバーは再度復帰するが、これはそうすること(訳注:コースへ戻ること)が安全であり、アドバンテージを得ることがない場合のみ行ってよい。ドライバーは、正当な理由なく故意にトラックを離れてはならない。

20.3
ポジションを守るための、2回以上の方向転換は許されない。オフラインでポジションをディフェンスしてからレーシングラインへ向かって戻るドライバーは、コーナーへのアプローチに関して、自分の車両とトラックの縁の間に、少なくとも1台分の幅を残さなければならない。

20.4
トラックの縁から故意に車両を出したり、またはその他のアブノーマルな方向転換など、他のドライバーの邪魔をしやすい操作は許されない。

20.5
レース中、(訳注:自分を)ラップダウンにしようとしている他の車両にキャッチされたらすぐに、ドライバーは、最初の機会において、速い方のドライバーにパスさせなければならない。キャッチされたドライバーが速いドライバーに抜かせなかった場合、彼が後ろのドライバーにオーバーテイクをさせなければならな いことを示すため、青旗が振られながら提示される。振られている青旗を無視していると考えられるドライバーは誰でもスチュワードに報告される。

 

21. CAR LIVERY カラーリング

21.1
ナショナルカラーに関連するthe Codeの条項は、チャンピオンシップには適用されない。コンペティターにより参加する両方の車両は、各イベントにおいて大体同一のカラーリングでなければならない。チャンピオンシップシーズン中の変更は、FOC(Formula One Commission)が同意した場合のみ行ってよい。トラック上で各チームを容易に判別するために、各車の上方に設置されるオンボードカメラは、1st カーは目立つ蛍光色の赤色(fluorescent red)、2ndカーは蛍光黄色(fluorescent yellow)にしなければならない。

21.2
各車は、ドライバー(または代わりのドライバー)のレースナンバーを掲げる。このナンバーはシーズン開始時にFIAによって発行される。このナンバーは車両のフロントに、明確に提示しなければならない。

21.3
車両のメーカーの名前またはエンブレムが、車両のノーズに表示されていなければならない。(名前・エンブレムの)どちらのケースでも、25mm以上の大きさでなければならない。ドライバーの名前を、ボディワークの外側に、判読しやすく提示しなければならない。

 

22 TRACK AND WIND TUNNEL TESTING

22.1
a) トラックテストとは、チャンピオンシップに参加しているコンペティターによる、行われているイベントの一部でないトラック走行時間のことであるとみなされる。車両は、実質的には2010, 2011, 2012年の現在のF1テクニカルレギュレーションにかなうもので、前年もしくはそれに続く年のものを使用する。指定サプライヤーからその目的のために特別に供給されたタイヤを使って行われるプロモーションイベントを除く。

22.2
トラックテストは、F1テクニカルレギュレーションのArticles 16.2-6, 17.2-3, 18.2-9で記述されるテストを受け、必要条件を満たした車両を使用する場合のみ行ってよい。加えて、トラックテストに使用する車両は全て、F1テクニカルレギュレーションのArticles 15.4.7と15.4.8で記述されるパネルを装着しなければならない。

22.3
コンペティターは、1年間に15000km以上のトラックテストを行ってはならない。

22.4
以下の期間はテストを行ってはならない。
a) チャンピオンシップイベントが行われている間
b) 下記c)iii)iv)を除く8月
c) チャンピオンシップの最初のイベントの週から、同年12月31日までの期間。ただし以下の例外を除く。
i) FIAによってF1カーのための承認を得る、3日間*1回のヤングドライバートレーニングテスト。チャンピオンシップの最後のイベントから同年12月31日までの間、または、全チームとFIAの同意のもとにチャンピオンシップシーズン中に行われる。2戦以上のF1チャンピオンシップレースに参加したドライバーはこのテストに参加できない。(参加する)全てのドライバーは国際Aライセンスを持っていなければならない。
ii) 1日*4回の、エアロダイナミクステスト。FIAが承認したストレートラインもしくはコンスタントな範囲で、2012年本年の1月1日からチャンピオンシップの最後のイベントの開始までの間に行われる。これらの日のどれでも、24時間以内に4時間行うフルスケール風洞でのテストに代えてよい。
iii) チームが、彼らのレースドライバーを、過去2年間F1レースを経験したことのないドライバーと交代させると明言した場合は、2回目のイベントと最終イベントの間に、1日のトラックテストが許可される。以下の規則に従わなければならない:
– その1日のテストは新しいドライバーによってのみ行い、今年のチャンピオンシップイベントを開催するサーキットでは行ってはならない。
– その1日のテストは、交代の14日前までか交代の14日後までの期間に行う。- チームがドライバーの交代を明言しテストを行ったのに、新しいドライバーでイベントにエントリーしなかった場合は、ペナルティとして以後の年のプレシーズントラックテスト日から1日を縮小する。

22.5
トラックテストの間はいつでも、車両はテクニカルレギュレーション8.2で定められるFIA ECUを装着しなければならない。しかし、22.4(c)(iii)に従って空力テストが行われているときは、FIA ECUにFIA認可のソフトがインストールされている必要はない。

22.6
現在F1カーに対して認可されていない場所では、トラックテストは許可されない。開催地ライセンスコンディションが確かであることをトラックテストの期間中に確実とするため、コンペティターはFIAにテストスケジュールを通知することが要求される。必要であるとみなされる場合はオブザーバを任命するかもしれないためである。

22.7
全てのF1トラックテストの間は:
– 赤旗とチェッカーフラッグプロシージャが尊重される
– トラック上では(F1以外の)他のタイプの乗り物は許可されない
– ISC Appendix Hの16章に定められるエマージェンシーサービスに関する推奨事項が行われることを確実とする、理にかなったあらゆる努力が必要である

22.8
トラックテスト中にインシデントが起こった場合、メディカルワーニングライトが、(訳注:基準を)上回る衝撃を受けたことを示した場合は、ドライバーは直ちにサーキットメディカルセンターでテストを受けに行かなければならない。

22.9
22.1a 22.4(c)(iii)で許可されているフルスケールテストの例外をのぞき、フルサイズの60%以上の大きさのスケールモデルで風洞テストを行ってはならない。

22.10
50m/secを超えるスピードで風洞テストを行ってはならない。

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