23, 24

23. PIT ENTRY, PIT LANE AND PIT EXIT

23.1
トラックの、first SC lineとピットレーンの入り口の間のセクションは”pit entry”と称される。

23.2
トラックの、ピットレーンの出口と、second SC lineの間のセクションは”pit exit”と称される。

23.3
a) 不確実なことを避けるため、かつ目的を記述するため、ピットレーンは2つのレーンに分割される。ピットウォールに近い、幅3.5mに満たない方を”fast lane”, ガレージに近い方を”inner lane”と称する。38.2および41.5の状況下で(複数の)車両がピットレーン出口にいる場合を除き、inner laneが、車両に作業を行える唯一のエリアである。しかしながら、ピットレーンを出ようとしているほかの車を邪魔しそうである場合、fast laneで作業を実行してはいけない。

23.4
FIAは、各チームが作業を行うガレージとピットレーンのエリアを、厳重に同一になるように割り当てる。ガレージエリアは、プラクティスとレースの間にピットストップが行われるポジションである。

23.5
車両のあらゆる部分を持ち上げることをアシストするパワーデバイスは、レースの間、ピットレーンにおいて禁止される。

23.6
スタート動作においてグリッドから離れる場合を除き、車両はチームのガレージエリアからピットレーン出口に向けてのみスタートする。
プラクティスセッションのスタートまたはリスタート時にピットレーン出口の前にいた車両、またはSC期間中にピット出口にストップすることが要求されていた車両は、fast laneのラインに整列し、過度に遅れた車両がいない限り、そこに着いた順に出て行かなくてはならない。

23.7
レースをピットレーンからスタートすることが必要なドライバーは、15分前のシグナルが与えられるまで、車両をガレージエリアから出してはいけない。か つ、fast laneに停止しなければならない。以下の状況においては、fast laneで作業を行うことが許可されるが、作業は限られたものとなる。
– エンジンをスタートさせること、そして直接的に関係する準備
– 許可された冷却または加熱デバイスの取り付け・取り外し
– ドライバーの快適さのために行う変更
– ホイールの交換
車両がピットレーンを離れることが許可された時は、他の車両が過度に遅れない限り、38.2で確立された順序で行わなければならない。ドライバーは常にマーシャルの指示に従わなければならない。

23.8
乾燥させる、掃く、またはピットストップポジションから車両が離れる時にタイヤのラバーが残る場合を除いて、コンペティターはピットレーンの路面グリッ プを強めようと試みてはならない。問題が明確に認められる場合、かつその解決法がFIAの安全委員に同意された場合を除く。

23.9
コンペティターは、ピットレーンのどこにも線を描いてはならない。

23.10
de23.7の場合を除き、fast laneに器材を残してはならない。

23.11
チーム人員は、車両への作業のために必要とされるときまでは、ピットレーンにのみ入ることを許可される。作業が完了したらできる限り早く撤退しなければならない。

23.12ピットストップの後に、安全である場合のみ車両をリリースすることは、コンペティターの責任である。車両の正面からみたとき、その車両がリリースされたとき、コンペティターは明確に確立する手段を提供しなければならない。

23.13
特別な状況下で、レースディレクターは、安全上の理由により、レース中にピットの入り口を封鎖することを要求するかもしれない。こうした時にドライバーは、修理をするための重要で全く明白な理由がある場合にのみピットレーンに入ってよい。

 

24. SCRUTINEERING: 車検

24.1
10時00分から16時00分の間、レースの3日前(モナコでは4日前)に、全車に対して初回の車検が行われる。各コンペティターに割り当てられたガレージ内で行われる。

24.2
(適用しない、無視、見送る)にスチュワードが同意しない限り、これらの時間制限を守らないコンペティターは、イベントへの参加が許されない。

24.3 検査者による車検をパスしない限り、イベントに参加することはできない。

24.4
検査者は:
a) イベントにおける車両またはコンペティターの適格さをチェックする
b) 適格さの状況、または(適合、調和、順応性)が十分に満たされているかどうかを確実にするため、コンペティターに部品を取り外すよう要求する
c) コンペティターに、理に適った負担を要求するかもしれない。この条項で言及されるパワーエクササイズを伴うかもしれない。
d) 必要だと考えたそのようなパーツまたはサンプルを提出することを、コンペティターに要求するかもしれない。

24.5
車検をパスした後の車両であっても、
安全性に影響を与える可能性があるため、または適格性について指摘されたために、分解または修正された場合
もしくは、アクシデントに巻き込まれたために類似の結果になった場合は、再び車検の承認を得なければならない。
このような再車検はスチュワードの同意によってのみ行われるかもしれない(コンペティターからの文書による要請後)。これは翌日午前中に実行される。

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