29, 30

29. REFUELLING

29.1
a) 再給油はチームに割り当てられたガレージ内でのみ許可される。
b) レースに向けてピット出口がオープンされ、ピットレーンを離れた車両は、それ以降再給油をしてはならない。
c) 燃料は、レース中は追加も抜去もしてはならない。

29.2
0.8l/秒を超える速度で、再給油または燃料抜去をしてはならない。

29.3
ドライバーは再給油の間は車両に残っていてよいが、エンジンは停止されなければならない。

29.4
各コンペティターは、十分な能力を備えた適切な消火器を装備しているアシスタントが、再給油オペレーションの間は車両の側にいることを確実としなければならない。

 

30. GENERAL SAFETY

30.1
オフィシャルの指示は、Codeで示されるシグナルで、ドライバーに与えられる。コンペティターは、これらに類似した旗を使用してはならない。

30.2
車両を危険な位置から動かすために不可欠でない限り、ドライバーがレースで車両を反対方向にドライブすることは厳しく禁じられている。

30.3
a) プラクティスとレースの間、ドライバーはトラックのみを使用してよい。サーキットでのドライブに関連するCodeの条項を常に遵守しなければならない。
b) トラックをドライブする以外は、コンペティターはトラックの路面のどんな部分でも、グリップを変更しようと試みることは許可されていない。

30.4
車両がトラック上でストップした場合、その存在が危険を招いたり他のコンペティターを邪魔しないように、可能な限り早くそれを撤去することはマーシャルの義務である。レース中に受けた機械的な援助が、車両の(訳注:レースへの)復帰となった場合、スチュワードは、30.9(d)または41.3の状況下にある場合を除き、その車両をレースから除外するかもしれない。

30.5
車両を乗り捨てる(訳注:ピットレーンでない場所でリタイアする)ドライバーは、車両をニュートラルにするかクラッチを外して、KERSをシャットダウンし、ステアリングホイールを付けて、残していかなければならない。

30.6
オーガナイザは、5kgの消火器を最低でも2本、各コンペティターが利用できるようにし、それらがきちんと動作することを確実としなければならない。

30.7
Codeまたはこのスポーティングレギュレーションで特別に認められた場合を除き、ドライバー以外は、パドック、チームに割り当てられたガレージエリア、ピットレーン、スターティンググリッドで停まった車両に触れてはならない。

30.8
ピットレーンにおいて、それ自身の力で、車両はバックしてはならない。

30.9
各プラクティスセッションの15分前から終了5分後までの期間、そしてレース直前のフォーメーションラップ開始から最後の車両がパルクフェルメに入るまでの期間は、トラック・ピット出口に誰も入ってはならない。以下の例外を除く:
a) マーシャルまたは義務の遂行において許可された人員
b) マーシャルから許可を得て、車両をドライブしているまたは徒歩で歩いているドライバー
c) 車両を押している、あるいはフォーメーションラップで車両がグリッドを離れた後にグリッドから装置を片付けているチーム人員
d) レースのスタート後に、グリッドから車両をどかせているマーシャルを助けるチーム人員

30.10
レースの間は、他のスタートデバイスの使用が許可されている場所であるピットレーン・チームに割り当てられたガレージ内にいる時を除き、エンジンはスターターでのみ始動させてよい。

30.11
プラクティスとレースに参加するドライバーは、Codeで示された衣服・ヘルメット・頭部と頸部のサポーターを常に着用しなければならない。

30.12
全てのフリープラクティスセッション中は、ピットレーンでは60km/hの速度制限が課される。これはイベントの残りの部分では100km/hに引き上げられる。しかしこの制限は、FIA F1安全委員からの勧告に従い、スチュワードによって修正されるかもしれない。
レース中を除き、制限速度を超えたドライバーは、越えた速度1km/hにつき200ユーロを科される。これは、同一のイベントで2回目の違反の場合は増額されるかもしれない。レースの間は、制限速度を超えたドライバーに、スチュワードが16.3aまたは16.3bに従ったペナルティを与えるかもしれない。

30.13
必要以上に、不規則に、あるいは他のドライバーや人員に対して潜在的に危険であると考えられる方法で、車両は決してスロー走行してはならない。これは、車両がトラック上・ピット入口あるいは出口でドライブされているかどうかに関係なくあてはまる。
予選の終わりあるいはその後のラップ中、またはレースのためにピットレーンがオープンされている時のレコノサンスラップ中、車両が必要以上にスロー走行してはならないことを確実とするために、ドライバーは、ピット出口の後のSC lineとピット入口の前のSC lineの間、FIAによって設定された最長タイムより速くなければならない。最長タイムは、各イベントのプラクティス初日の後にレースディレクターが決定するが、必要であると考えられる場合は、イベントのその後の期間中に改められるかもしれない。このタイムは通常、P1またはP2のドライコンディションのベストタイムの145%に基づく。

30.14
ドライバーが深刻なメカニカルトラブルを抱えた時は、そうすることが安全である限りすぐに、トラックを離れなければならない。

30.15
車両後部のライトは、インターミディエイトまたはウエットタイヤで走行している時は常に点灯されていなければならない。レースディレクターは自由裁量により、リアライトが動作していないドライバーが停止すべきかどうかを決定できる。このために停止した車両は、問題が解決されれば再度参加してよい。

30.16
参加している車両につき6人のメンバーのみ(その全員は特別な識別を着用すること)が、プラクティスとレースの間にthe signalling areaに入ってよい。
16歳未満の者は、ピットレーンに入ってはならない。

30.17
セキュリティサービスのために、FIAによって特別に許可されたもの以外の動物は、トラック上・ピットレーン・パドック、または観客エリアでは禁止されている。

30.18
レースディレクター、コースの監督者、あるいはFIA医療委員は、イベントの間はいつでも、メディカルテストをドライバーに要求することができる。インシデントの後で、大きな衝撃が(訳注:基準を)超えたということをメディカルワーニングライトが示した場合、ドライバーは直ちにサーキットメディカルセンターでテストを受けなければならない。

30.19
どんな形であれ車両の活動にかかわるチーム人員は、予定されたP1とP3開始時間の10時間前に始まる、6時間の期間の間、サーキットに入ることを許されない。(訳注:例えばP1が10:00AM開始だとすると、0:00から6:00AMまではサーキットへ立ち入り禁止→夜間作業禁止)

以下の期間にサーキットの中にいるのを許可されない。
– P1開始時間の9時間前に始まる、6時間の期間。(訳注:P1が10AM開始だとすると、1AMから7AMの間)
– モナコを除き、P2終了時刻の10時間半後から、P3開始時間の3時間前までの期間。(訳注:P2終了が15:30、P3開始が10AMだとすると、26:00(深夜2時)から7AMの間)

しかし、各チームは上記に対して、チャンピオンシップシーズンの間、4回の例外を許可される。
誤解を避けるために詳述すると、ケータリング、メディア、マーケティングのみに関係する人員は上記の条件から免除されている。

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