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8. PROMOTER

8.1
イベントを主催するためには、申請書を作成してイベントが行われる国のASNに提出しなければならない。この申請書はFIAにも提出される。プロモーターが、参加するコンペティターの安全を手配できるという証明を書面で添付しなければならない。この手配は、FIAがイベントをチャンピオンシップカレンダーに追加した場合という条件付きである。

9. ORGANISATION OF EVENTS: イベントの組織

9.1
オーガナイザとは、ASNによって推薦され、FIAによって任命される組織である。イベントを主催したいという申し込みを与えることが決定されると、FIAは関連したASNに、それ(訳注:オーガナイザ)を組織するか、あるいはオーガナイザを指名するよう促す。ASNがそうする立場にないならば、FIAがオーガナイザを任命するかもしれない。オーガナイザは、FIAが容認できる団体あるいは組織でなければならない。オーガナイザは、イベントを主催する申し込みをする際、2009年コンコルド協定で述べられているように、組織協定を結ばなければならない。

9.2
各オーガナイザは、イベントの90日前までに、Appendix 1 partAで述べられる情報をFIAに提供しなければならない。FIAは、その情報に満足した場合、partBを完成させ、イベントの60日前までに、双方のpartを全てのコンペティターに送付する。

10. INSURANCE: 保険

10.1
イベントのプロモーターは、全てのコンペティター、彼らの人員とドライバーが、FIAの要求に適合する第三者の保険によってカバーされるようにしなければならない。

10.2
プロモーターはイベントの90日前に、国際法とFIAの要求に基づいた保護ポリシーによって、リスクがカバーされているという詳細を、FIAに送付しなければならない。ポリシーの照準(見解)は、コンペティターの求めに応じて提供できなければならない。

10.3
プロモーターが手配した第三者による保険は、コンペティターあるいはイベントの他の参加者による個人の保護ポリシーよりも多く、不利益のないようにしなければならない。

10.4
イベントに参加するドライバーは、関係する第三者ではない。

11. FIA DELEGATES: FIA代表

11.1
各イベントには、FIAは以下の代表を任命する。(訳注:wikipediaに倣って「○○委員」として表記します
安全委員、医療委員、技術委員、広報委員
そして以下を指名するかもしれない。
FIA代表代理、オブザーバー(訳注:顧問、立会人、監視員)、スチュワードアドバイザー、SCドライバー、メディカルカードライバー

11.2
FIA委員の役割は、自分の職務においてイベントのオフィシャルを助け、彼らの能力の範囲内で、チャンピオンシップを定める全てのレギュレーションが守られているかを確認し、必要であると判断したらコメントを出し、イベントに関するリポートを必要に応じて作成することである。

11.3
技術委員は、検査者とは別にFIAによって指名され、国内検査人に対する完全な権限をもつ。

12. OFFICIALS

12.1
FIAスーパーライセンスの保持者の中から、以下のオフィシャルがFIAによって指名される:
– 3人のスチュワード。うち一人はチェアマンに指名される
– レースディレクター
– 常任のスターター

12.2
FIAスーパーライセンスの保持者の中から、以下のオフィシャルがASNによって指名され、彼らの氏名はイベント申し込みの際にFIAに送付される。
– 国内のASNから選出される1人のスチュワード
– コースの監督者

12.3
コースの監督者は、レースディレクターとの常設協議で働く。レースディレクターには以下の問題について圧倒的な権限があり、コースの監督者はこれらに関して、彼の明確な同意がある場合のみ命令を与えてよい。

a) プラクティスとレースをコントロールすること、タイムテーブルを厳守すること、必要と考えるなら、the Codeあるいはスポーティングレギュレーションに従ったタイムテーブルの変更をスチュワードへ提案すること
b) the Codeあるいはスポーティングレギュレーションに従って車両を停止させること
c) 続行することが安全でなく、正しいリスタートプロシージャが確実に実行されると彼が考えた場合、スポーティングレギュレーションに従って、プラクティスを停止あるいはレースを中断すること
d) スタートプロシージャ
e) SCの使用

12.4
レースディレクター・コースの監督者・技術委員は初回の検査日の10:00までに、スチュワードは同日15:00までにイベントへ出席しなければならない。

12.5
レースディレクターは、コースの監督者・スチュワードのチェアマンと、車両がトラックを走ってよいと許可されている間は常に、無線で連絡をとれる状態でなければならない。加えて、コースの監督者はレースコントロールにいて、これらの時間帯には常に全てのマーシャルポストと無線で連絡できる状態でなければならない。

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