ARTICLE 1

ARTICLE 1 – OBJECT

1.1 DEFINITION
本附則は、International Sporting Code(以下ISC)の関与するモータースポーツの各規律につき、コースの管理とエマージェンシーサービスのねらいを定め、これらの目的を成し遂げることの意味を示唆する。コースの管理は、監督・通知・干渉を通じて、イベントを行う上で安全な状況を維持することを目的とする。エマージェンシーサービスは、必要な時に専門的なサポートを提供しようとする。これらの4つの面は以下で詳細に説明される。
FIAは、プライベートテストを管理することはその責任の範囲内でないと指摘するが、コンペティションの速度でテストを行う者は誰でも以下のことをしなければならない:
1) 他者を危険に晒していないことを確実とすること。
2) 自身の安全のために、この勧告から明らかとなる基準の影響を受けた基本的な予防手段をとること。

推奨される最低限の安全対策は、本附則の付録1で与えられる。

1.2 COMMAND
全てのオペレーションは常に、コースの監督者の絶対的なコントロール下で行われなければならない。チャンピオンシップまたはシリーズのレースディレクターが、イベントにおいてその職権を果たしている時はいつでも、チャンピオンシップまたはシリーズのためのプラクティスとレースの間は、コースの監督者とセーフティオペレーションは、レースディレクターの絶対的な承認下にあるものと理解される。
コースの監督者は、コースの管理とエマージェンシーサービスの組織・管理について責任を負うアシスタントを任命すべきである。このアシスタントは、チーフセーフティーオフィサーの資格を持っているべきであり、コースの監督者へ直接報告を行わなければならない。コースの副監督者がこの役割を果たすかもしれない。
各イベントにつき、この勧告に基づいた全体的な安全計画がなければならない。これはコースの監督者によって承認されなければならず、以下に記述される全てのオペレーションを管理するのに用いられなければならない。彼(訳注:コースの監督者)または彼の代理は、イベントの間にその実施を支持する。
この計画は以下の設立に関連する:
– observation posts(監視所)
– メディカル・消防サービスとそれに関連する干渉車両
– その他の干渉と関連車両
– 公安と安全対策

コースの監督者またはその代理に対して直接的に責任を負う、これらのサービスの各チーフの名前を挙げなければならない。そして、レースコントロールの機能について説明しなければならない。加えて、通常予見できる出来事を超える大きな災害に備えた非常事態計画がなければならない。

1.3 GENERAL
コースの管理とアクシデントの際の干渉に必要な人員の数に関する勧告は、イベントを通じて対応されなければならない。特定の日(例えば平日)にこれを考慮することが可能でないならば、イベントの安全な催行のための十分な数(の人員)を確実とするために、イベントのプログラムは再指定されなければならない。
安全に関する労働者(すなわちマーシャル、ドクター、救急医療隊員、消防士等)は、彼らの役割と各イベントのオペレーションマニュアルに従って視覚的な身分証明を明白にしなければならない。

Be the first to like.

Kimi Raikkonen + Formula One fan blog