CHAPTER VI

CHAPTER VI STARTS AND HEATS

89. Start
a) スタートとは、コンペティターもしくは一緒にスタートするコンペティター達に、スタートせよという命令が与えられる瞬間を指す。タイミングシステムが使用される場合は、スタートから開始される。
スタートには2つの種類がある:
1) ローリングスタート
2) スタンディングスタート

b) コンペティターは、スタートせよという命令が与えられた瞬間にスタートしたとみなされる。どんなことがあっても、このシグナルは繰り返されない(Article 93も参照)。

c) レコード挑戦以外の全てのコンペティションでは、Supplementary Regulationsがスタートの性質を定める(Articles 91と92参照)。

90. Starting line
a) レコード挑戦と、ローリングスタートのコンペティションでは、スタートラインが横切られた時に車両のタイミングを開始する。
b) スタンディングスタートのコンペティションでは、スタートラインは、スタートの前に、各車両の(そしてもし必要ならば各ドライバーの)位置を特定する線である。Supplementary Regulations(Article 27参照)が、全車両の相対的な位置と、これらの位置を測定する方法を決定する。

92. Standing start
スタンディングスタートは、車両が静止していて、スタートせよという命令が与えられた瞬間に起こる。

a) スタンディングスタートで行われるレコード挑戦では、タイミングを操作する部分がスターティングラインの10cm以上後方になるような状態で、車両は静止しなければならない。車両のエンジンはスタート前に駆動しているべきである。

b) そのほかのスタンディングスタートを行うコンペティターについては、スタートシグナルが与えられる前、エンジンが駆動しているべきか停止されているべきかについては、Supplementary Regulationsが合意を結ぶ。

c) 単独でスタートする車両または横一列でスタートする場合:
計時が自動計測機械で行われる場合は、上記のスタンディングスタートで行うレコード挑戦のように、スタート(ライン)の前に、車両が置かれる。
計時が時計または自動で開始されない計測装置で行われる場合は、スタート(ライン)の前に、フロントホイールの一部がスターティングライン上に接地する状態で、車両が置かれる。

d) グリッドフォーメーションからスタートする車両:
Supplementary Regulationsにより、スタートラインと比べて、スタートポジションがどこに置かれたとしても、スタートせよというシグナルが与えられたときに計時は開始される。その時から、レースがクローズドサーキットで行われている場合、そうでない場合はSupplementary Regulationsが述べない限り、1周目の終わりからタイミングラインを横切った時に、各車両の計時が始まる。

e) スターティンググリッドの最終発表の後は、スタートしない者のグリッドは空のままにされる。他のコンペティターは、発表されたグリッドポジションを保持する。

93. Starter
international speed eventでは、両者が他のオフィシャルにこの役割を実行するよう任命しない限り、スターターはコースの監督者またはレースディレクターが務める。

94. Penalty for false start
適切なシグナルが与えられる前に、スターターの命令下でコンペティターが与えられた位置から前進したときを、false startとする。
グループでのスタートでは、false startを行ったドライバーは、レースを完了するためにかかったタイムへ1分加算するペナルティを受ける。このペナルティは彼らのピットへ直ちに通知される。
自動計時のないシングルスタートの場合、false startを行ったドライバーは、定められたコースを完走するためにかかったタイムに1秒を加算するペナルティを受ける。
Supplementary Regulationsが置かれるならば、スチュワードは上述のペナルティを増やす、また/もしくは、他のペナルティ(例えばストップ&ゴー、ドライブスルー等)を受けさせる力があるが、それはSupplementary Regulations内で定められた範囲内に限る。

95. Start line judges
レースの組織委員会によって、1人または複数人のジャッジが、スタートを監督するよう任命されるかもしれない。スタートラインジャッジは、false startが起こったかもしれないときは直ちにコースの監督者へ通知しなければならない。

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