キミたんオンアイス★

行く先々にDC先生がいるのは気のせいですかw
キミたんは19日、20日とバルセロナで走った後、23日にモスクワで雪上イベントに出ましたー。まず参加ドライバーで優勝決めた後に、その人がぴっくんとキミたんに挑戦!って流れだったみたいで、KRSによればキミたんは善戦したものの4度の優勝を誇るKirill Ladygin選手が優勝だったようです。
そしてこのKRSに載っているいんたぶーが意外とよくてですね、たぶんぴっくんと一緒に座ってて記者の人が手を挙げて質問する形式だったっぽいんですが、スレイドさんのこと、クビさんのこと、カートの頃にロシアに来たこと、などをちょろっとしゃべっています。それ以外のことは別にいつものテンプレなので斜め読みでよかった。
ミカじゃない。

Kimi Stars on the Ice in Moscow

キミ・ライコネンは先週末の”Race of Stars”のヘッドライン・アクトだった。ロシアのモスクワで行われた独自のイベントで、競馬場に設置された雪と氷で覆われた仮設トラックにおいて、F1ドライバーのシャルル・ピックと共に、特別仕様のルノーDusterとLocanでレースした。この車両はあらゆる地形に適応できる、フランスタイプの軽量の4×4である。

このRace of the Starsというイベントはロシアで最も長く行われているイベントのひとつであり、過去に23回開催している。レースのコンセプトはシンプルで、全ドライバー[ロシアとそれ以外の国の色々なモータースポーツ選手から選ばれる]が予選に参加し、4つのテストグループに分けられる。15分間のセミファイナルを4回行い、グランドフィナーレはアリーナの3周スプリントレースである。このイベントの勝者が、最終的な優勝を賭けてキミとシャルルに挑戦した。

このイベントには、4回のF1タイトルを誇るアラン・プロスト、F1優勝経験者のデビッド・クルサード、そしてキミのチームメイトであるロマン・グロジャンなど、ビッグネームも何人か参加した。

キミはフィンランド時代にだけでなく、WRCでの2シーズンでArctic / Swedenラリーに参加しており、氷の上でのドライビング経験は十分にある。

キミ・ライコネン: 久しぶりにアイス・トラックをドライブして楽しかった。(直前までテストをしていた)バルセロナといつものF1カーからは全然違ったよ! 氷の上では全く異なるドライビングスタイルが必要なんだ。スロットルとブレーキとステアリング入力はとてもスムースに、でもちょっとドリフトしてみるとかなり楽しい。満喫したよ。特にたくさんのファンが来てくれていた。

→ロータスのPinterestボード

そして以下はロシア語インタブーをKRSのお姉様方(プラスぐぐる先生?)が英語にしてくれたものです。KRSの方々マジはんぱない。そしてミカ呼ばわり。

Moscow: Kimi interview at Race of Stars (Part 1)

Q: ミカ、初めての車はラーダ(※ロシア車)で、壊れなかったというのは本当ですか?
Kimi Raikkonen: まず最初に – 僕はキミ、ミカじゃなくて!(笑) ああ、僕の最初の車はラーダだったよ。友達からもらって、うまく動いてた。初めての車として、とてもいい車だった。

Q: 直近のF1テストにはどのくらい満足しましたか?
KR: 十分だった。トラブルはあったけどね – メカニカルな面ではそれほど大きな問題はなかったんだけど、システム面でちょっとね。直すのに時間がかかってしまった。必要な周回数はこなしているから、後は改善のポイントを見つけていかなければならない。でも全体的にはうまくいっている。
(※うーんここは「周回が足りなかったけど」ではないのか…)

Q: この車”Renault Duster”に乗ってみたことはありますか? 凍った道で車をドライブするのはどんな感じですか?
KR: このタイプの氷ではノーマルなロードカーだ。タイヤも。何もかもふつう。

Q: NASCARでのレースの経験がありますが、F1に続いてNASCARをドライブしたときに最も難しかったことは何ですか?
KR: (“F1に続いて”と聞かれたので)NASCAR, それともラリーのこと? NASCARのこと? うん、ラリーとNASCARの経験があるし、F1でレースしていた。全部違う分野で、NASCARでもラリーでも大きな期待はしてなかった。ラリーは楽しかったけど難しかった。NASCARでは、(他のドライバー達との)直接の争いに戻れて、楽しかった。チャンピオンシップに参加することは単純に思えるけど、速くなるのはハードなんだ。そしてどんなスポーツであっても、高いレベルに到達するのは難しい。いい時間を過ごしたけど、ハイレベルな戦い(terminal struggle)に戻りたかった。そして僕はF1に戻ることを決めた。将来またトライできたらいいなと思っている。好きだったから。(F1とは)全然違う経験なんだ。

Q: 整ったアスファルト路面のヘレスやバルセロナから、氷で覆われたここロシアを走るのはどれくらい難しかったですか? 素早く慣れるのはハードでしたか?
KR: テストは真剣な作業だけど、ここには楽しむために来たんだ。だからこの二つは違う類のことで、比べることはできないよ。

Q: 来月にはオーストラリアGPがあります。ロータスは優勝争いができそうですか?
KR: 他のチームがやっていることはわからない。自分達のことしか知らないんだ。これまでのところはいい。さっき言ったように、もっと走りたかったけど問題があった。でもこれはテストでは普通のことだ。優勝争いができたらいいなと思っている。フロントで争えるだろうとは思う。僕達にはチャンスがあるはずだ。それを生かせるかどうかは僕達自身にかかっている。去年みたいに、いいクルマがあるときは全力を出し切れるかどうかが大事なんだ。そこから結果がどうなるかを見ることになる。

Q: ロータスで一緒に働いている人のことを手短に説明してもらえませんか?
KR: 僕のレースエンジニアはマクラーレンの頃から知っていて、5年か6年一緒に働いた。そしていい関係をもっているんだ。彼(※スレイドさん)は僕の仕事のやり方とか、その他にも色んなことをわかってくれている。去年一緒に働いて、チーム全体のことがよくわかったから、ちょっと楽になるだろうと思っている。昨シーズンは僕にとって全く新しいものがたkさんあったから。もちろん仕事がうまくいかなければ、何もかもうまくいかない可能性はある。でも僕はこのチームと、リラックスした雰囲気が好きだ。彼らは他のチームとは違っている。ベストを尽くして優勝にトライしたい。

Q: モスクワはどうですか? 観光しましたか?
KR: 空港と高速道路だけだから、あまり見て回ってない。でも僕は何年か前にモスクワに来たことがあるんだ。街を少し回った。でも今は何も言えないな、空港しか行ってないからね。今度来る時は街を見て歩く時間がもっと持てたらいいな。

Q: ロシアにはあなたのファンがたくさんいて、今日あなたのパフォーマンスを見るために500km運転してきた人もいます。ファンに何か一言お願いします。
KR: どんな国でも、ファンについては嬉しく思ってる。もちろんフィンランドとロシアの関係には長い歴史がある。ここに僕のファンがいるのは嬉しい。ロシアでレースが開催されるとき、たくさんのファンが来てくれたらいいなと思う。近くにあるフィンランドからのファンも。うん、とにかく今日はロシアのファンのみんなが僕達のパフォーマンスを見られるわけだ。

Q: Continental(※ドイツ製)のタイヤを凍ったコースで試しましたが、感想は?
KR: ピレリの方が好きかな。

Q: ロバート・クビサのクラッシュの後、エリック・ブーリエは厳しく、F1以外の活動をドライバーにさせなかったと思います。なのにあなたはここに来てくれていますね?
KR: 今回はルノーのスポンサーイベントだから、他のイベントに出るのとは違う。ロバートに起きたことは – 嫌な出来事だった。誰かがケガするのはいつだって嫌なものだ。でもそれもレーシングの一部なんだ。F1でだって、日常生活でだって起こりうる。僕達はF1でレースするという巨大なリスクをとっているんだ。F1より危険なことがあるとは僕は思わない。

Q: プレスカンファレンスで、あなたはスタンダードな質問をされて同じ答えを返します。質問に率直に答えられないことが嫌になりませんか?
KR: ノー。プレスカンファレンスをどんな風にこなすか、みんな自由に決めることができると思う。でも、僕はやりたくないことは言わない。嘘はつかないよ。ほとんどの質問がF1についてのことだし、同じようなことを質問していれば答えも大体同じだ。単純だろ。

Q: (この後に行われる)Race of Starsのファイナルではロシア代表とF1ドライバーのどちらが勝つと思いますか?
KR: わからない。僕達は楽しむために来てるから、誰が勝ってもいいよ。

Q: 2014年のテクニカルレギュレーションについて、面白いチャレンジだとインタビューで答えていましたね。残留したいと思っていますか? 2013年の結果によりますか?
KR: いや、ルールが変わるのはみんなが知っていることで、僕が何をするか決めるのに影響は及ぼさない。新しいテクニカルレギュレーションは前からわかっていたことだ。僕に来年の契約は無いし、今それについて話すことに興味は無い。2013年シーズンがまだ始まってもいないのに。まず僕達は今年いいパフォーマンスをすることにトライする。それからだ。

Moscow: Kimi Interview (Part 2)

Q: ロシアの国際的なイベントは初めてですね。ずっと前にあなたがモーターレーシングでのキャリアを歩き始めたころ、サンクトペテルスブルグでのカートの大会に参加したとき、当時その場所はレニングラードと呼ばれていました。その頃のことを覚えていますか?
KR: うん、何年も前に冬のカートレースに参加した。楽しかったな!

Q: 誰が優勝したのか覚えていますか?
KR: 覚えてない。チーム戦に出て、国別対抗に出て、個人のレースにも出たんだけど、結果は覚えてないな…

Q: 最近の出来事に戻りましょう。去年のオフシーズンや冬のテストと今はどんな違いがありますか?
KR: 違いは、実はそれほどない。チームも同じだし、E21も去年のクルマと比べることができると思うけど、タイヤがちょっと違うかな。唯一の大きな違いは、今僕はこのチームのことをよく知っているということ。

Q: しかし、今年は成功することについてより多くの自信をもっているようにみえます。
KR: いや、去年よりも自信があるなんてことはない。どんな風に事が展開していくか、僕達に何ができるのか、わからないし。レースが始まったときに初めて明確になるんだ。判断するのは早すぎる。

Q: 去年、あなたのE20はいくつかのトラックではとても速かったものの、スピードがない場所もありました。大まかな見通しはありますか? ロータスはこの状況を繰り返すのか、それとも去年の弱点を克服することができるのか?
KR: わからない。何が起こるのか、話すのは早すぎる。テストでさえまだ終わっていないんだから。何もかもがうまくいくことを願ってるけど、もしかしたら僕達には十分な速さがあるかもしれないね? でもこれはレースが始まってからでないとわからない。特別な意味は推測しないで欲しい。

Q: しかしあなたは、E21はかなりポジティヴだと繰り返し話していますが…
KR: ああ、それは本当だよ。新車はいいし、速い。でもまたここでこの問題が出てくる。この速さは十分だろうか?

Q: 新しいピレリタイヤについてはどう思いますか? スペインでは寒かったですが、メルボルンでのレースはもっと気温が高くなるでしょう。
KR: 去年繰り返されたタイヤの状況については、目立った違いについて話せることはないと思う。あと一回テストがあって、シーズンの開幕戦であるオーストラリアへ向かうことになるけど、そこでは(テストのサーキットとは)かなり違った天候になるだろう。僕達は最高の結果を出すために、とにかく全力でやるしかない。タイヤの扱いの難しさについては他のみんなにとっても同じだ。心配しても状況はよくならない。ただ前に進み続けるしかないんだ。

Q: 多くのコメンテーターや他チームのドライバーが、今年のロータスは有力候補のひとつだと話しています。この意見については賛成ですか?
KR: そうだといいけどね。でも全てが明らかになるのはシーズンが始まって、何レースか終わってからだ。それまでは、最後のテストセッションで新車の信頼性を向上させて、速くすることにトライする。

Q: シーズン開幕に向けて準備は万端ですか? メルボルンから優勝争いができると思いますか?
KR: 去年と同じように十分な準備をした。すぐに成功できるよう僕達はトライするけど、うまくいくかどうかはわからない。

Q: フィジオのマーク・アーノールと一緒に(準備をしてきたのですか)?
KR: Yeah.

Q: アーノールのような専門家の助けを得ながらシーズンの準備をするのは、F1でレースをすることにおいてどれほど重要なのでしょうか?
KR: パーソナルトレーナーと一緒にトレーニングするのが好きなドライバーもいるし、そうでない人もいる。トレーナーがついているドライバーも、ついていないドライバーもいるんだ。それは自分の好みによる。シーズンに向けて準備してトレーニングしようとトライする人もいる。僕はマクラーレンにいた頃からずっと、マークと何年も一緒にやってきて、素晴らしい関係を築いている。僕がやりたいことや、それをどうやってやるのか、彼は分かってくれているんだ。

Q: 他のスポーツと違って、F1にはレースに向けてドライバーをケアするトレーナーがいないということが定期的に話題に上がります。このことは大きな問題だと思いますか?
KR: 僕はそういう問題を抱えていないし、他の人のことについては分からないから、話せることはない。

Q: 去年は、レースのマナーやオーバーテイクのモラルについてかなり議論され、真剣な懸念がありました。今年のF1シーズンにはまた、若く経験のないドライバー達がやってきます。心配なことはありますか?
KR: おそらくない。ミスには払わなければならない代償があるということをみんなわかっている。だからミスをしないに越したことはない。残念だけど、アクシデントは起こるものなんだ。難しい状況に置かれて、もしかして自分に責任は無くても。でもこれがレースだ。

Q: 昨シーズンの経験を振り返ると、(今年の)新車は大きく変わらないので、ロータスはどんなルートで、どのレースで成功を掴むチャンスがあるでしょうか?
KR: わからないよ! 新車にタイヤ、変わっているものはある。だから予想はしないことにする。レースをスタートして、そこから自分達に何ができるかを考える。シーズン中にE21をアップグレードしてスピードを増すことができるといいなと思っている。

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