誰でもかけるギャップチャートこうざ

夏の川井ちゃんイベント以来、ドイツGPからGAPチャートを作ってます。どうやって作っているのか聞かれることが最近増えてきたのですが…
川井ちゃんが話していたのはこれだけ。
①チャートを開いて全部コピーする
②Excelに貼り付ける
③データを整える
④グラフにして体裁を整えて完成(PITを線でつなぐ点にだけ注意)
要はこの表を作ってグラフにするだけです。
が、これだけで作れる人はそもそも作り方なんか聞いてこないんじゃないかと思うので(フツーに会社員か大学生やってたらできる気がするけどな!)、そうでない人向けに私なりのやり方を紹介します。興味のある人は続きをどうぞ。シンガポールでやってみてください!
0926はF女イベントにきてね★


【必要なデータ】
レースヒストリーチャートというやつだけです。なのでこれをFIAのサイトからダウンロードしておきます。次のレースが始まると、前のレースのものは一般人用の鯖から消されてしまうので、必要なものは月曜日に保存しておくようにしましょう。(例:モンツァ終了後に、スパのデータは見られない)
【使うソフト】
PDFのリーダーと表計算ソフト(以下、私はAdobe ReaderとMS Excelを使います)
③データを整える
無駄な手順もありますが、途中で間違わないようにすること重視で、私はこのように成型しています。(→見本)
張り付けた時の列番号、LAP数、カーナンバー、ドライバー名、ワーク、ギャップ
1.貼り付けた時の列番号を一番左に振る(ただ上から1,2,3,4…と書いておくだけ)
2.貼り付けた列をソートして、要らないもの(見出しなど)を消す
3.1.でつけた番号でソートする
→見出しやFIAなんちゃらかんちゃら。。。というものを除いたデータができます
4.LAP数を全てのデータにつける
=IF(MIDB(データを張った列,1,3)=”LAP”,MIDB(データを張った列,5,2),1つ上のLAP数)
などの関数で。文字列になってしまった場合はvalueなどを使って数字にしておく
5.データを区切る
スペースで区切ると、貼り付けたデータがカーナンバー、ギャップ、ラップタイムに分かれる
6.カーナンバーを名前に変換する
1→HAM 2→KOVなどに変換。Ctrl+Fで置換でもVLOOKUPでもお好きなように
7.ラップリーダーのデータを編集
ギャップ欄にラップタイムが入っている人がラップリーダーなので、ギャップ欄の値を0にする
8.ラップダウンのデータを編集
その人自体対象外にするか、1LAP→90秒などに書き換えておく
9.表にまとめる用のワークデータを作成
ラップ数+名前という列を、ギャップタイムの左隣に作ります(例:1HAM 2HAM)
この時点で見本の状態に仕上がります。
④-1 データを表にまとめる
縦にラップ数、横にドライバーが20人並んだ表を作ります。
(スパなら縦47×横20の表ができるイメージ)
1.縦軸を書く(LAP数)
2.横軸を書く(③-6でつけた名前)
3.VLOOKUP関数を使って表にする
=VLOOKUP(CONCATENATE(ラップ数&名前),data!データ範囲,範囲の中の何列目にギャップがあるか,0)
4.そのまま編集すると重いのでシートをコピーし、値貼り付けで数式を除いた表にする
5.リタイア等(#N/A)とPITを空白に置換する
確認をしたい場合、条件式書式で0=赤で塗る などを使うと、ラップリーダーを確認できます
(→見本1/見本2)
④-2 グラフを作成する
④-1で作ったデータ(見本2の状態)を折れ線グラフにします。
ここで注意するのは、
空白セルの表示方法:データ要素を線で結ぶ
に変更することだけです
あとはグラフの最大値などを適宜変更し(2ラップダウンの人に合わせると、高さがいくらあっても足りません)、色を適当に変更したらできあがりー
完成見本(イタリアGP)
関数を書いてあるシートが用意してあれば、慣れると30分くらいで作れます。全ては④-1の表を作るために③の手順をやっているので、データの状態から④-1の状態に一発で直せる方法があったらぜひコメントで教えてください。最初は間違いやすいので、ある程度の手順ごとにシートをコピーしながら進めるとやり直しやすいと思います(`・ω・)b 連休明けのたるい頭のリハビリもしくはお仕事の暇つぶしにどうぞー

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