■先生がキミについて長々と

■先生は擁護派になったのね…この二人といえばチンケコメントを出してばっさり言い返されていたイメージしかありませんが、12月に引き続いて「よかったよ」的なインタビューがBBCに出ておりました。
■&キミだった時期って、見てはいるはずなんだけどあんまり記憶になくて(そもそも枕とミナルディが同じチームだと思ってた)、あんまり鮮明な思い出がないんだけど結構いいチームメイトだったのかな???
今年この二人のおもしろいインタビューとか動画で出るといいなぁ。

Kimi Raikkonen’s return to F1 backed by David Coulthard
Q: キミがF1に戻ってくると聞いて驚きましたか?
DC: 最初にそれを聞いた時、最高のレベルで競いたいという欲望に再び火を着けられるのかどうか、私は懐疑的だった。それから、去年オーストリアで彼とイベントに出た。セバスチャン・ベッテルや他のドライバー達とも一緒だった。私達はあらゆる種類の乗り物に乗った。モトクロス、モーターバイク、シングルシーターカー。最初に乗り込み、最後まで降りないのが彼だった。[He was even tucked up in bed early.] ←これわかんない。ベッドにも早く入ったんじゃないかな?的な? 彼は熱中する人間だ。彼には素晴らしい技術がある。モーターがついたものに乗せればその力を最大限に引き出す能力を持っている、そんな男だ。

Q: 彼が戻ってきたのはなぜだと思いますか?
DC: 彼が戻ってきた理由は、全く個人的なものだったと思う。彼は楽しみたいと望んでいる。それより大切なことが彼にあったとは私は思わない。ホイールトゥホイールの戦いと、それが与えてくれるうなり[the buzz]が彼は恋しかったのだと私は確信している。テストやワールドラリーのステージ出でいいラップタイムを出すのと、ライトがブラックアウトするのをグリッドで待っている瞬間の興奮は大きな違いがある。私には、ラップタイムを追うためだけにグランプリカーを運転してレーストラックをまわる事に大きな興味はない。ホイールトゥホイールのレーシングにしか私の興味はなかった。本物のアドレナリンを感じられる理由だったからだ。キミはレーサーだ。WRCに参戦して時間を過ごしているときに恋しく思ったものがそれだ。

Q: セカンド・キャリアで、今までとは違うキミに会えるでしょうか?
DC: キミの中で変わったことがあると思う。彼がF1にやってきた時、たった21歳だったというのを忘れないようにしよう。離れて、物事について考えるチャンスを手にしているんだ。F1から離れて過ごした2年という時間は、彼が本当に楽しいと感じることについて、再び焦点を合わせることを許してくれた。そしてそれが、レーシングだったんだ。彼はより成熟したドライバーとなって戻ってくるだろうと思う。タイトル経験者がシーズンのサプライズになり得るということをイメージするのが難しいということは分かっているが、このケースでは、キミはそれ(サプライズ)になるかもしれない。彼の復帰に関して、私は最初は懐疑的だったが、今は絶対的な信奉者だよ。キミ・ライコネンにとって、F1にとってよいことだ。そしてファンにとっても。

Q: 2009年の終わりに彼がF1を去った時は驚きましたか?
DC: キミは、フェラーリにアロンソの場所を空けるために、契約を早期に終了された。正直になるなら、F1を去るのは少し早すぎたと思う。彼には大きな才能があるのだから。彼はもっとも天賦の才能があるドライバーのひとりだ。初期のF1キャリア、ザウバー・マクラーレン・フェラーリで走っていたとき、彼は予選の直前まで寝ていて、それから口がぽかんと開くようなラップを出していた。見ていると、信じられないほどだった。ただ1度のタイトルは彼の才能には釣り合わないと言えるかもしれないが、優勝できない素晴らしいドライバーがF1には何人もいる。人生というのは公平ではない。

Q: 彼はどのくらい成功すると思いますか?
DC: ロータスが十分なスペースを与えるならば。すなわち、楽しくないことをやって停滞することを求められない、満足なレーシングドライバーに(キミが)なれたら、最初のキャリアよりも彼はよくなるかもしれない。彼のリザルトは、結局はクルマの性能に左右される。ロータスはテストでは好調を示したが、メルボルンに着くまではそれがスポンサーアピールだったのか本物のペースだったのか分からない。私が知っていることは、ロータスは優勝するDNAを持っているということだ。彼らはタイトル経験のあるチームだ。ベネトン、そしてルノーとしてタイトルを獲得している。よって、彼らが再びコンペティティヴなチームに戻ることができない理由はない。レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデスに挑戦できるだろうか? 現在それを想像するのは難しいが、静観しよう。

Q: キミの特別なところは?
DC: 彼はありのまま、とてもリラックスしている。キミはキミで、誰とでもばか騒ぎするような男じゃない。[he is not going to put on the jazz hands for anybody.] どんなスポーツだって、クローン(のような選手)ばかりではよくない。異なる個性が必要で、キミは確かな独特の個性を持っているんだ。

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