F1日本GP決勝-a brilliant drive!!

 GO KIMI!!!!!!
というわけでもう嬉しくてどうにかなりそうなふみが鈴鹿最後のエントリをお送りします。
先に結果を書きますが、フロントローからの優勝率88.8%の鈴鹿サーキットで
17番グリッドからマクってマクってまくりまくった
キミ・ライコネン(マクラーレンメルセデス、フィンランド)が優勝致しました!!!
(詳しい流れは→鈴鹿CS+LTログを見て下さいね)
いいなぁ鈴鹿に行ってた人。この瞬間に立ち会いたかったよ。フィン国旗振りたかった!
1周目モンちゃんと接触してしまったらしいんだけど、
2人とも無事に切り抜け…た…はず……だったのに………
これだけアロンソとキミが追い上げられたんだから、
モンちゃんもかなりいいところまでいけたはず。ジャックに飛ばされなければ…
何はともあれ、マクが+2だったところをキミ+10点、ルノー+14点で
再び2点差でマクラーレンが追いかける展開になったわけですよ。
ただモンちゃんが予選1番出走ってのがちょっとイタいけど。
コンストラクターズタイトルは最後の最後までもつれて面白くなってきましたね。

◆マクラーレン
キミが10点を獲得したのでコンストランキングのダメージは少なくて済みました。
いつになくバンバン抜かしていくキミが見られて面白かった。
(いつもはロングスティント→あれいつの間にか○位だわパターンが多くて
直接オーバーテイクするシーンは少ないように思います。)
アロンソよりも若干抜くのに時間がかかるようにも思えたけれど、
一回アロンソに抜かれている相手を抜くもんだから相手も用心してる、
と楽観的に捉えることにします。
最高速が1区間を除いて全部キミだったので(因みに130R入り口で328km/h)
雨の予選時も完全にドライを睨んだセッティングで完璧にキメた車だったのでしょう。
モンちゃんが残念でならない。CSのリプレイではジャックに完全に飛ばされてました。
これはジャックにペナルティが来るんじゃないでしょうか。
途中ちらっと映ったけど、彼はピットに戻ってモニターで見つめていたようです。
上海は今年最後の1-2でコンストラクターズタイトルを決めて欲しいものです。
◆ルノー
ジェンスよりも1秒近く速く走っていたので、フィジコが優勝すると思っていました。
何ていうか、フィジコ→ジェンス→ラルフ とか思っていました。
ところがところがキミがピットアウトしてきたら前にフィジコがいたもんだから…
アロンソは完全にやんちゃ坊主の抜き方なんだけど、やり方とか駆け引きが老けていました。
もうちょっとクリエンやうっちーみたいにどかーんとやってみろよ!!
試合巧者すぎて悔しい。顎兄とのバトルは見応えありました。
◆BARホンダ・トヨタ
誰かの華々しい姿が見られる様なシナリオを、神様は用意したと思ったんだけど…
いや日本の殆どの人がそう思ったに違いないよ。
琢磨の表彰台も勿論期待したに違いないよ。
SCが入らなくて、ラルフがガンガン飛ばして3回ストップのためのマージンを築けていたら…
ジェンスがあのピットストップ11秒7で、本当に1ストップ作戦にしていたら…
(これはフィジコの前に出られただけで、優勝はなかったかもしれないけど)
琢磨があの時バリチェロをうまく避けられていたら。
つるさんが予選で滑らなかったら。
「幸運はいらないから不運でなければいい」と琢磨が何度も口にしていたけれど
あれだけ盛り上げておいて神様もひどいなぁとちょっと思いました。
アロンソかフィジコの枠をひとつあげたかったよ。(キミはダメ!)
◆赤べこレッドブルー
琢磨の前で先生がモーゼスタートを決めたのは見ていたんですが、その後
先生がずっと上位を走っていたのに全然気付かなくて、突然42周目で気付きました。
結果は先生6位、クリエン9位で弟子を引き連れてのまろやかW入賞はならなかったけど
全然報道されてないけど、地味にがんがっていたと思います。
◆F1日本GP@鈴鹿サーキット 決勝結果
1.キミ・ライコネン(マクラーレンメルセデス)

2.ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)
3.フェルナンド・アロンソ(ルノー)
4.マーク・ウェバー(ウィリアムズBMW)
5.ジェンソン・バトン(BARホンダ)
6.ディビッド・クルサード(レッドブルコスワース)
7.ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
8.ラルフ・シューマッハ(トヨタ)
このエントリのタイトルはLive Timingのコメントから。中の人なかなかイイ表現。
キミ・ライコネン、ブリリアントに輝く走りでした!
追記(19:43) 佐藤琢磨決勝結果取り消しのペナルティか!!
追記(19:55) マクラーレンリリース出ました

Mclaren.comKIMI RAIKKONEN
“I think that was one of my best races ever with a lot of hard work and I really enjoyed myself. Considering all the problems we have had here to come away with a win is just fantastic. There was a lot happening on the first lap and both Juan Pablo and myself got involved, which is often inevitable when you are starting so far down. I was pushing as hard as I could and the car just got better and better. My seventh gear was a little too short which meant that the revlimiter sometimes kicked in and made it difficult to overtake. I knew that Webber and Button had to pit before me, and after the second stop I had gained enough on Fisichella to go for it and I did. I got past him on the last lap coming into the first corner, and it was one of those opportunities you have to take. Today’s result means that I have the best possible position for qualifying in China, but as this weekend showed that is no guarantee. I look forward to Shanghai where we will do everything we
can to win the Constructors’ Championship.”
JUAN PABLO MONTOYA
“What a disappointment for me and my team. I would have liked to take part in this exciting race which I watched from the pitwall. We probably could have had a one-two today which would have been fantastic for the team. I got off the line well, but it was a bit crowded at the first two corners, and I think Kimi and I gently touched, but fortunately nothing happened. However then Villeneuve missed the chicane and pushed me off the track, and that was the end of my race. All in all a difficult weekend. However I’m now off to Shanghai to prepare for the last race of the year where hopefully we will win the Constructors’ battle.”

日本語版もどうぞ。

日本GP:決勝 マクラーレン ライコネンが逆転優勝
これはマクラーレンにとって6連勝、キミにとって7勝目、そしてチームにとって18戦中10勝という結果を意味する。
キミ・ライコネン
これは僕のベストレースのひとつだし、自身本当に楽しんだよ。ここにきてから抱えていたすべての問題を考えれば優勝というのは素晴らしい結果だ。1周目では僕にもモントーヤにもたくさんのアクシデントが起きてた。まぁ、後方からスタートすればよくあることなんだけどね。僕は出来る限りプッシュし、マシンはどんどん良くなっていった。僕の7速は少々短くて、それはよくレブリミットに当たるということを意味するんだけど、そのおかげでオーバーテイクするのが難しかった。でもウエーバーとバトンが僕より先にピットインするというのはわかっていたし、2回目のストップの後フィジケラに追いつけるというのもわかっていたから、それを実行したんだ。彼を最終ラップの第1コーナーで交わしたけど、それはやらなければならない機会のひとつだ。今日の結果は中国での予選でベストな順番でスタートできるということを意味するけど、今週末の鈴鹿がそれが何の保障にもならないことを示しているね。上海でコンストラクターズのためにベストを尽くすよ。
ファンパブロ・モントーヤ
僕にとってもチームにとっても残念だ。ピットウォールから見ていたこのエキサイティングなレースにぜひとも参加したかったね。今日1-2を決められていればチームにとっても素晴らしかっただろう。スタート時は良いラインを保っていたけど、最初2つのコーナーは少々混雑しすぎていて、ちょっとキミに接触したんだ。幸い何も起きなかったけどね。まぁ、難しい週末だったね。でもコンストラクターズ争いに勝つ望みのある上海での最終戦に備えることにするよ。

7速に問題があってオーバーテイクがなかなか出来なかったんだねー。
モンちゃんも悔しそうなコメント。彼も最後まで走っていたらいいとこまで行ったでしょう。
因みに去年の上海のリザルトは…
1.バリチェロ 2.ジェンス 3.キミ 4.アロンソ 5.モンちゃん
2人とも不得意ではなさそうですね。期待しましょう!
更に追記(22:00) キミ、少し泣いてますね。目が潤んで、唇を噛んでいました。
嬉しそう。もう飲んでるよ(笑)

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