涙、涙……ブラジルGP決勝

泣いていたマッサの無線に思わず私ももらい泣き…しばらくマシンの中で顔を覆っていた仕草に、バイザーからのぞく目もとに、ただただ溜息が出るばかりです。
偉大なチャンピオンと歩みを共にした彼が、元チャンピオン2人に挟まれて紡いだ「勝ち方も負け方も知った」というスピーチは立派だったと思いました。
たった39秒。波乱万丈系のキミたんを応援してきた私ではありますが、こんな悲痛な結末は経験したこともない…ファンの方の心中は察して余りあります。
きっと、肝心なところでとっ散らかるマッサはもういなくなったんじゃないかな。来年からはほんとに、強力なライバルになるんじゃないかと思いました。
でも来年はキミたんの年(の予定)だけどな!!!
■キミたん
ポディウムでブラジル国歌の流れる中、マッサに何事か耳打ちをした真摯な表情のキミたんが優しくってじんときました。シャンパンをドメさんに渡したりしていて、あの好き勝手自由キミたんがチームのこと思いやっていて、あーやっぱりフェラーリに行ってよかったんだなーとか今更思ったりしました。
1-2を獲りに行くのか、ずっとハミルトンの前でステイさせてフタにするのか、ってことは川井ちゃんも言っていましたが、17周目あたりでステイなんだ!と分かった時は表彰式に出られないことを覚悟しました。クルマの調子もイマイチだったのかもしれないけど、イマイチなりに正確なラップを最後まで刻み続けたのをずっと見ていて、もっと思い切り走るところを見たかったなと残念にも思ったけれど、これはこれでキミのテクニックを見せてもらったと思うことにしよう…
べっつんが2ストップだったおかげで3位フィニッシュ、クビたんと同点→優勝回数で上回ったので逆転して年間3位獲得です。これで12月もキミたんが拝めるぜ!
■ほか
・先生。・゚・(ノД`)・゚・。
プロが変なブレーキング→先生付き合う→ぬこたんがつっついちゃってスピン→一貴様を回しちゃった
みたいな流れの模様ですが…orz 戻ってきてゑ(+子牛の子達)のためにコース状況を事細かにエンジニアに教える先生orz
ああ、さよなら先生。サインしてくれた時勢い余って私の右手にはみ出たことも、あの夜両手で軽々持ち上げてくれたことも絶対忘れないよ先生…。・゚・(ノД`)・゚・。
・今日一番レースを引っ掻き回したのはべっつんだな!MVP!!マッサとのFL叩き合いにもついていってたし、天候変化も全然動じないで落ち着いてたし、「果敢」そのものって感じでよく攻めてたと思う。川井ちゃんが言ってたけど、ハミルトンは怖がらなくちゃいけないけど、自分は何も怖くないから、って言葉通り勇敢だった。ハミルトンをブチ抜いた時は、これでマッサがチャンピオンなら奇跡を呼んだ子で、その後も自分でがつんがつん活躍して栄光を掴みとって行くんだろうなとまで妄想した。2ピットした時キミたんに1点きたと思って喜んじゃった。ごめんねべっつんごめんね、キミたんが引退したら応援するからね
・眉毛様は要所要所で無線が入れられるのもありますが、コース上からの解説者のようですね。ルノー陣営がレース巧者@おぐたんっていうのも勿論あると思いますが、逐一状況把握をしてレースをする眉毛様やっぱりすげえなと思いました。(他チームも当然同じようなやりとりはあると思いますけどね)
・母国リタイアのアンジェロ(´・ω・`)メットも特別カラーリングだったのに…来年のグリッドに並んでるのを信じて待ってるからね…!
・ホンダの消火器は一体どうしちゃったんだぜ、そしてジェンスが火噴いてたのは一体なぜなんだぜ
・ティモは一体何がどうなってああなったんですか?ドライでステイアウトだったから単に滑ってスピード出せなくなったの?ハミルトンはティモに別荘の1軒くらいあげても感謝しきれないくらいだと思う
・ヘイキが要らない子扱いされないか本気で心配です。
結局トップ5は今年の優勝経験者だったんですね。ヘイキが7位だったけれども。眉毛様の凄さと、べっつんのキラキラどころかギラギラ輝くような才能と勇敢さが際立ったシーズン後半戦でありました…

Kimi Raikkonen: I am happy that the team has managed to win the Constructors’ title and I am sorry for Felipe, who has lost the title by a single point. That’s racing and we have to live with it. I am particularly happy for Stefano, in his first year as team principal as I know how much pressure he has had to deal with and I think that this result is a good reward for that. My race was not particularly exciting. At the start the track was wet, especially the first three corners, where I was being very careful not to make a mistake. Then, my first set of dry tyres gave me a lot of understeer and I was struggling to match the pace of the leaders. On the second set, things gradually improved and I managed to close up on Alonso. Then, when we went onto wets, I got very close but the team told me to avoid taking any risks as Felipe had a chance of winning the title and so I gave up on attacking him. A not very positive season for me has come to an end, but I will do all I can to make up for it next year.

キミ・ライコネン:チームがコンストラクターズタイトルを勝ち取ることができたから、とても嬉しいよ。でも1点差でタイトルを逃したフェリペは残念だったね。これがレーシングで、僕達はそうやって生きていかなきゃならないんだ。特にステファノ(・ドメニカリ)のことを思うと、チームプリンシパルとしての1年目のシーズンで、彼がどれほどのプレッシャーに耐えなければならなかったのか知っているから、とても嬉しい。この結果は彼の(努力による)いい報酬だと思う。僕のレースは特にエキサイティングなものではなかったよ。スタートはトラックがウェットで、特に最初の3つのコーナーがひどかったから、ミスを犯さないようにすごく注意した。それで、1セット目のドライタイヤはすごくアンダーステアで、リーダーに匹敵するペースを出すのにとても苦労したんだ。2セット目では徐々に良くなって、どうにかアロンソに近付くことができた。ウェットになったとき、僕はすごく接近したんだけど、フェリペがタイトルを獲るチャンスがあるからどんなリスクも避けるようにとチームが僕に伝えてきたので、彼にアタックするのを諦めた。僕にとってはポジティヴでないシーズンが幕を閉じた。来年タイトルを獲り返すために出来ることは全てやるつもりだよ。

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