カナダGP Preview: ON AN ISLAND

In Numbers: MONTREAL
3.0G: T5, 1.3秒で最大のGフォース
15%: 1ラップ中のブレーキング
56%: 1ラップ中の直線区間
58%: 1ラップ中のフルスロットル部分
53回: 1ラップあたりのギアチェンジ回数
60km/h: T8, エイペックススピードの最低速度
300km/h: T12, エイペックススピードの最高速度
318km/h: トップスピード
150m: スタートラインから1コーナーまでの距離
950m: フルスロットルの最長区間, T10 and T13

KIMI RAIKKONEN – “OUR DAY WILL COME” [Q&A]
Q: カナダGPを楽しみにしていますか?
KR: カナダGPはいつも好きだった。2005年に勝っているし、モントリオールにはいい思い出があるよ。カレンダーの中でも、この街は行くのが楽しみな街のひとつだ。サーキットレイアウトのストップ-スタートになっている特性と、コースのチャレンジがとても楽しい。
 
Q: 特に好きなチャレンジは何ですか?
KR: 面白い場所だ。予選は大切だけど、いい結果を得るために致命的というわけではない。オーバーテイクのポイントが何箇所かあるから。カナダでうまくやるためには、ブレーキング中のクルマの挙動が良くなければならない。このサーキットはブレーキにとてもきついからだ。縁石もうまく使わなければならない。こういうところは僕達のクルマがとても得意だ。路面状況が(普通とは)違うサーキットだし、路面自体が変化していくこともある。グリップレベルが違ってきて面白い。これもチャレンジだ。
 
Q: ストリートコースです。それによってアプローチに違いはありますか?
KR: ストリートコースではあるけど、オーバーテイクの場所はある。だからモナコみたいに、全ての集中力を予選に向けるようなことはしなくてもいい。セーフティカーをたくさん見るレースだ。SCが出なかったカナダGPなんて無いんじゃないかな。だからきっとSCは出るだろう。いつ入るか予測をすることができないから、SCはストラテジーを難しくする。SCが配備されるとしたら、自分にとっていいタイミングで来ることを願うしかない。
 
Q: トラックはE20に合っていると思いますか?
KR: ほとんどの場所で僕達はコンペティティヴだったし、ここでも同じであることを期待している。でもいつものように、一日走ってみれば分かってくると思う。
 
Q: モナコは計画通りに行きませんでしたね。
KR: それがレーシングだよ。9位はあの日に僕達ができたベストだった。素晴らしいポジションからスタートしたわけじゃないし、レース中に難しいこともあった。イージーな週末じゃなかったけど、少なくとも2ポイントを獲得した。何も無いよりはマシだけど僕達が望んでいた通りじゃなかった。ああいうバッドレースで2ポイントとれたんだから、世界の終わりってわけでもないけど。ベストの状態ではないときにこういう風にポイントを拾っていくことは、シーズンの終わりに大きな違いを生むかもしれない。
 
Q: 残りのシーズンを見て、モナコでの失望はあなたの集中を変化させましたか?
KR: どこへ行っても、モナコでさえも週末のほとんどはとても強かったっていう事実は、たった1レースによって変えられたりはしない。モナコは他のコースと全然違う場所だし、あの週末が僕達のベストではなかったということを大きく心配した方がいいとは思わない。
 
Q: ステアリングのセットアップの進み具合はどうですか?
KR: モナコのスペシャルチャレンジのためにちょっと違うものを試してみたんだけど、僕はあまりうまく使えなかった。モナコへ行く前にどのくらいうまくいくのかをテストしたことは大切だった。オープンテストは許されていないし、道はF1カーで混んでるからね。基本的なセットアップについては満足している。チームと一緒に取り組むエリアはまだ残っているけどね。
 
Q: 今シーズンは6戦で6人のウィナーが誕生しています。7戦目の7人目になれるでしょうか?
KR: 僕達はどこへ行っても速いし、表彰台も獲得している。正しいタイミングで何もかもを正しくやることは難しいけど、それがグランプリに勝つためにやらなければならないことだ。僕は他のチームで優勝した経験があるし、ロータスには強力な結果を手に入れる力があると思っている。僕達の番はきっとくるよ[Our day will come]。

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