カナダGP 土曜日: TAKE MY BREATH AWAY

F1公式のいんたぶーは未来予知はできないよ!っつってみたり、笑を連発したり、長文乙だったりして別人かと思いました。これでもQ2で敗退したあとでしょ?フキゲンだったのかと思いきやそうでもなかったんだなあ

Kimi Raikkonen, E20-03
Q: P12, 1:14.734 FP3: P9, 1:14.997
Q2敗退はもちろんがっかりしているけど、デフに問題があって、クルマのハンドリングが難しかった。グリッドがとてもタイトだから、望んだ通りのクルマを手にしていないということは大きな違いを生む。僕達は昨日のロングランでは何の問題もなかったし、スタートするタイヤを選べる。そして暖かくなれば僕達のクルマにはぴったりだ。明日に向けて完璧な準備をして、スタートできればいいね。レースの結果が全てだ、だから僕達に何がやれるかを見よう。
 

KIMI RAIKKONEN “THIS IS WHERE THE POINTS ARE WON” [Q&A + PICTURES]
Q: P12は予選で期待したものではおそらくないと思います。
KR: ハイドロリックの問題があって、デファレンシャルギア[the diff]が動かなかった。このトラブルはQ1の最初に起こって、それからのセッションはとても難しいものになった。クルマは実際okに感じていたんだけど、速いタイムを出すためにハードにプッシュするのは難しかった。もちろんがっかりしているし、この問題のせいでタイムを失ったのは明白だ。でもこういうことは起こるものだし、レースでは大丈夫だと自信を持っている。  

Q: スーパーソフトタイヤはどうでしたか? このタイヤは結果に大きな影響を及ぼすと思いますか?
KR: 実際のところ、タイヤには何の問題もない。肝心なのは正しいときにタイヤをうまく動作させて、最後までもたせること、それだけだ。そうすれば、それができる限りは速く走れる。タイヤはタイヤの役割を果たしている。フロントで戦いたかったら、いいクルマが必要なんだ。僕達のクルマは今シーズンずっとロングランのペースがいいし、ここでのデグラデーションは極めて小さいから、大きな心配にはならないと思う。 

Q: バーレーンではP11スタートで2位を獲得しています。ここカナダでもそのパフォーマンスを繰り返す自信はありますか?
KR: チェッカーフラッグを受けてみるまで、結果についてはわからないものだ。今シーズンは予選よりレースでの方が僕達は強いから、いい結果を願おう。今日よりは少し暖かくなるだろうし、僕達のクルマにとっては暑いコンディションの方がいい。ポイントをとれるのはプラクティスや予選じゃなくレースなんだ。いいスタートをきめて、最初のいくつかのコーナーでトラブルをうまく避けて、そこからどこまで行けるか、挑戦するよ。
 

Exclusive Q&A with Lotus’s Kimi Raikkonen
Q: Q2で敗退してしまったのはどうしてですか?
KR: うん、ハイドロリック系のトラブルがあって、それがちょっと影響してしまった。本当に残念だ。 

Q: 少し苛立ってるようですが?
KR: もちろんもっと前に行きたかった。でもこういうことは起こるものだから。  

Q: ロータスの勝利の前に立ちはだかっているものは何ですか?
KR: 僕の意見としては、予選でもっと強くならなければいけないってこと。ポイント争いをする上でもっとチャンスを与えてくれるだろう。だから、明日に向けての僕の計画は(ポイント圏内に)戻ることだ。そして、もちろん、目標はいつだって優勝。でも時には、いいポジションとポイントを集めるために戦った方がいいことだってある。勝てる時は勝てるさ! (笑) [If the win comes it comes! (laughs)]  

Q: 自分の(優勝する)番はやってくるだろう[your time will come]と最近話していましたが、それはいつでしょう? どんなピースが欠けているのですか?
KR: ああ、「自分の番がやって来ることを願うよ[I hope my time will come]」って言ったんだよ(笑)。結局はほんの小さなことも正しくやらなくちゃいけないってことなんだ。最近大きなツケになってしまっている、小さなミスを取り除いて。僕は頑張り続けて、エンジニア達とクルマを改善していかなければならない。そうすれば優勝に対して何も言われることはない。 

Q: タイヤに関して、「宝くじ[lottery]」という話は聞きますが、「フルスロットル[full throttle]」とは聞いたことが無いですね。私達はカジノへ向かっているんでしょうか、それともまだサーキットにいる?
KR: ノー、それはうそ[bull]だよ。タイヤには何も悪いところは無いよ。ただタイヤをうまく動作させなければならないってことと、レース中タイヤを持たせることにトライしなきゃならないってことさ(笑)。それは時には少し難しいけど、ロケット・サイエンス(到底できないほど難しいこと)でもない。 

Q: あなたの分析では、何が優勝を決定付けるのでしょう? そして今後のチャンピオンシップの行方は?
KR: いいクルマか、だめなクルマかってこと。オーケー、今のはちょっとシンプルすぎた。いいパッケージを手にしていないとならない。でも、基礎としていいクルマがあれば、それはより大きなチャンスをくれる。可能性としては、タイヤによって崩されてしまうってこともより大きくなる。タイヤだけに左右されるってわけじゃない、そんなの作り話だ。マルッシアでタイヤがうまく動けば、彼が勝ち始めるってわけじゃないだろ – そんなことは起こらない。 

Q: テスト中やシーズンの序盤は、「今年はフェラーリの事は忘れよう」と言われていました。今はフェルナンド・アロンソがチャンピオンシップ・リーダーです。これはなぜでしょうか?
KR: 最近、彼らが事を正しく運んでるからさ – そして他のチームはたぶん、いつもより多くのミスをしている。最速のクルマじゃなかったとしても、彼らはポイントをとることができる。その一方で彼らはクルマを改善している。それも役立っているんだろう。 

Q: フェラーリとロータスは共に86ポイントで並んでいます。どちらが優勢になるでしょう?
KR: わからないよ。僕には未来を見ることはできないから(笑)。僕が分かっているのは、僕達は一生懸命に働いて、ポイントをたくさん獲得しなければならないってこと。そうすれば僕達はコンペティティヴになれるはずだ。そのために水晶玉を覗き込む必要は無い、やらなくちゃいけないのはただ働くことだけだ。 

Q: モナコではJames Huntの名前をヘルメットに入れて走りました。彼の中に何を見たのでしょう? 彼とのつながりを感じるのはどこですか? ソウルメイト?
KR: 長い話は省略すると、僕は彼がレースしていた頃の時代が好きなんだ。今の僕達より彼らはもっと楽しかっただろうなと思っている。その頃にレースしてみたかったかって? 僕は未来を見ることができないだけじゃなく、過去につながることもできないんだ。その頃は楽しい要素がもっとあっただろうなってただ僕が信じているだけ。 

Q: ロータスのチーム代表、エリック・ブーリエがあなたを「自由に走らせる[run free]」ことが必要な「野生動物[wild animal]」と呼んでいることについてはどう思いますか? あなたは「束縛しないで」というキャラクターだということ?
KR: そういうことを言う理由が彼にはあるんだと思うよ(笑)。実際のところは、僕は自分のことを自分でやりたいってだけだ。でもそのせいで秘密をもったことはない。 

Q: あなたのチームメイトは手ごわい[tough cookie]ようです。これまでのところ、彼は予選において5:2であなたに勝っています。でもレースではあなたが優勢のようです。これは経験と、土曜日がうまくいかなくてもパニックを起こしていないことによるものですか?
KR: 彼が速いだろうということは分かっていたよ。彼の最初のF1経験がどんなものであったとしてもね。彼はよくやっているし、これはチームにとっていいことだ。「ポイントをとるのは日曜日」って僕が言うときに秘密を言ったりはしてないよ。僕は大事なことに集中するのが好きな人間なんだ(笑)。 

Q: カナダで最後にレースしてからかなり時間が経っていますね。そして8回出走して1勝、3位1回、4位と5位が何度かあります。今日の予選を終えてどのように考えていますか?
KR: ここは難しいコースだし、クルマを正しく走らせるのはそれほど簡単じゃない。たくさんの縁石と低いダウンフォースのコンビネーション、これがチャレンジだ。いいサーキットだよ。 

Q: 予選でのちょっとした遅れ以外では、レースに向けて何か予感していることはありますか?
KR: 信じがたいかもしれないけど、日曜日についてはいい予感がしてるんだ。間違っているかもしれないけど、これが僕の予感だ。僕はきっといいレースをするはずだと思う。このトラックは、速さがあればたくさんのことを許してくれる。それにSCが出る傾向にあるし、面白いレースになるかもしれない。 

Q: どんな結果であれば満足するでしょうか?
KR: トップ5。いや、もっと – トップ3。僕達に何ができるか、見てみようじゃないか。

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