Kimi Raikkonen Q&A – 復帰・E20・歩き方・セブ・来年…など

色々と濃い(そして長い)記事だった…

【まとめ】
・ロータスのみんなだいすき
・おれはおれ、みんなはみんな、自分のしごとをやって一緒にがんばろう
・E20たんのいいところは大きな弱点がないところ
・普段タラタラ歩いてて、つなぎ着るとシャキッとした歩き方してるのは、歩く量が少ないから
・べつんは友達(←「友達は特にいない」から苦節4年…!)
・愛想よくしようとか努力してみたことはない
・COTAは楽しそうなので早く走りたい(←でも徒歩で下見には行かない)
・来年も超がんばるけどいい結果はいいくるまから
・引退は決めてないけど今のところはF1すき

えふわん公式の記事なので、中の人の書き方がうまいだけかもしれませんが、↓このフレーズがとても気に入りました。
I was lucky to slip into F1 again as if I hadn’t been away – as if those two years melted down to one day
離れていた期間なんか無かったみたいに、あの2年間が1日に溶けてしまったかのように、F1に戻ってこられて僕はラッキーだった。

開幕の頃にちょっと騒がれていたけど、いっぱいしゃべるようになったよね。記事になって表に出るようになった、ってだけなのかわからないけど、これこれこんな感じのことがあってーとか、チームのみんなは超がんばってくれてる、とか、フェラーリの頃よりも多い気がする。小さいチームだから近く感じるのかな。去年声かけてくれたロータスにはほんとにほんとに感謝だなぁあらためて(*´ω`*)と思いましたです

Kimi Raikkonen Q&A: F1 racing – at the moment I like it!

Q: シーズンの最後から3レース目での優勝は、時間はかかりましたが遅すぎたということではありません。アブダビの前に、今年中に勝てると信じていましたか?
Kimi Raikkonen: Ha, 可能性があるっていつも考えてたさ。週末の間、何もかもをうまくやってレースでもそれを続ける、ただそれができるかどうかの問題だった。新しいパーツを入れた韓国から、少しクルマを改善することができていたんだ。インドではとても速さがあったけど、予選でミスをしてレースポジションが悪くなってしまった。だからアブダビは、ミスしないようにやれれば、単にロジカルなステップだった。僕達はあそこで、物事がスムーズに進めばチャンスがあるだろうってわかっていたんだ。そしてそれを手に入れて、やりとげたってこと! (笑)

Q: 予選の成績をみると、ドライバーズランキングで3位なのがなかなか信じられませんね。土曜の午後からチェッカーフラッグまでに何が起こるのですか? ペースが上がるスイッチがあるとか?
KR: ノー、それよりもシンプルなことだ。僕達のクルマは他のチームと比べて、そして予選の1ラップよりも、レースでより競争力がある。フェラーリにも同じ現象が起きている。彼らも予選ペースがないけど、レースではかなりいい。他のチームがもっている予選の1ラップペースが僕達にはない。でも何らかの理由で、僕達のクルマはレースではかなりいいんだ。

Q: では、予選がいつも少し痛い結果になるという状況には慣れて、そこからレースでクルマの全力を出し切れるということですか?
KR: それは僕の予選がいつもかなり悪いみたいに聞こえるけど、全部が真実じゃないよ。アブダビではかなりいい予選で、僕は5番グリッドだった。いいスタートを決めなきゃいけないって僕はわかっていて、ok, セバスチャン[ベッテル]がピットレーンからスタートしたことはどんな理由であれちょっと助けになったよ。そして僕はいいスタートができて、そこからは事がうまく運んだのさ。(笑)

Q: カムバック成功の要因は何でしょうか? あなたの復帰がうまくいって、グリッドにいる有名ドライバーがうまくいかなかった理由は何でしょう? 年齢、クルマ、決意?
KR: 僕にはわからない。もちろん、いいクルマといいチームが必要だ。でもそれはコインの片面でしかないだろうと僕は思う。とてもたくさんのファクターが関係しているし、それが何であるのかの手がかりを僕は持っていない。カムバックするのに、正しいやり方とか間違ったやり方とかいうのは無いんだ。もちろんミハエル・シューマッハのチームは僕のチームより大きいけど、僕達のチームには、僕の側には素晴らしいメンバーがいてくれる – そして僕達は向かっていくことができるんだ。まるで離れていた期間なんか無いみたいに – あの二年間がたったの一日に溶けてしまったみたいに、F1に戻ってくることができて、僕はラッキーだった(I was lucky to slip into F1 again as if I hadn’t been away – as if those two years melted down to one day)。そして新しいチームとのケミストリーは初日からうまくいっていたんだ。

Q: 2012年は満足の一年でしたか?
KR: いつだってもっといい結果を望むものだ。チャンピオンシップのメインコンテンダーになれなかったことはちょっと残念だったけど、僕達にそんなことを期待した人は誰もいないと思う。来年はそのポジションに行けたらいい。

Q: 本当にタイトル争いができると信じて復帰をしたのでしょうか?
KR: 今年ではないだろうとは思っていた。2011年はこのチームにとって難しい時期だったのを分かっていたから。でも僕達はうまくやれるだろうとは確信していた。

Q: あなたのクルマのいいところは?
KR: 全体的に強力なパッケージだ。他のチームより優れている一点とか一部分とかは無いんだけど、言い換えると大きな弱点がないということでもある。これが僕達をかなり強くしてくれた理由だと思う。もちろん僕達にはもっとストレートラインスピードが必要だけど、さっきも言ったように、このクルマの最大の強みは、大きな弱点が無いことなんだ。

Q: あなたとの契約で、チームはジャックポットを引き当てましたね。あなたがチームに与えた影響はどれほどのものですか? あなたは裏の(secret)チーム代表になるタイプのドライバーですか?
KR: いや、全然(笑)。僕はクルマに乗って自分の仕事をやる。他のメンバーは、ピットウォールで自分の仕事をやる。彼らは僕の復帰を助けてくれて、僕達は一緒にうまくやってきたんだ。影のキーマン(shadow man)になりたいとかいう野心は全然ないよ(笑)。

Q: つなぎとヘルメットによって人は変わるのでしょうか? あなたの動きは、レース用の装備のときと、洋服のときとでは違います。大またでスタスタ歩いたり、もったり(足を引きずって)歩いたり…(here you stride, there you shuffle…)
KR: Ha, そう?(笑) レース用の格好であまり歩く必要はないから、洗練された歩き方って印象は多分そのせいじゃないかな。チェックしてみるよ。

Q: 長い間、タイトルコンテンダーのひとりでした。でもアブダビで夢は潰えてしまいましたね。ベッテルとアロンソ、どちらが有力だと思いますか。そしてその理由は?
KR: 今年いちばん強いクルマはレッドブルだろう。でも彼らは何度かリタイアしている。反対にフェラーリはかなり信頼性があるけど最速のクルマではない、僕達と同じように。だから、壊れなければレッドブルが優勢だろうと思う。ふつうのレースでリタイアがなければ、レッドブルが勝ち取るだろうな。

Q: セバスチャンは、ドライバーの中で友人といえるのはあなたが一番親しいと話していました。ドライバー同士の友情の基礎は何ですか?
KR: Ha, セバスチャンとはかなり前にレースで知り合ったんだ。彼はその当時まだ若くて、僕は彼と話をし始めた。それ以来、会ったときにはお互いに話をしているよ。彼はまっすぐでわかりやすくて、僕はそこが好きだ。

Q: しかし休暇を一緒に過ごしたりはしないでしょう?
KR: うん、でも彼が新しい家に引っ越すまでは、僕達は近所に住んでいたんだ。それに彼は、彼のフィンランド人の友達と一緒に、フィンランドでかなり長い時間を過ごしてる。そして、僕も彼を友達だと思ってるよ。(he has spent quite a bit of time in Finland with his Finnish friends. And yes, I also would consider him a friend. ←これよくわかんないんですけど「彼のフィンランド人の友達」とキミたんは別人? いっしょ?? ←なんだかんだSimi好きw)

Q: 復帰して、何で自分はこんなに人気があるんだろう?と不思議に思ったことがありますか? 一人の強烈な(rowdy:乱暴な)キャラクターは、十人のイエスマンよりももっと価値があるとF1パドックが理解したのでしょうか?
KR: Ha, 物事がこんなにも変わることができるのは、おもしろい(funny)よね。僕は自分の好きなようにやってて、それを気に入る人もいるし、気に入らない人もいる。僕がやったことがないことのひとつは、感じよく振舞おうとすることだ(One thing I have never tried is to please)。これって最近人気があるみたいだけど!(笑)

Q: 今週末は2007年以来のアメリカグランプリで、F1レーシングのために建設されたトラックでの初レースです。これまでの印象は?
KR: まず、ファンタスティックにみえるし、コンピュータで体験した限りは、レースしてみてもきっとファンタスティックな感じがするに違いないだろうと思う。明日クルマに乗って味わってみることをとても楽しみにしている。見た目はとてもカラフルでアートのようだ。ドライブしてみても芸術的なコースであることを期待しよう。

Q: ドライバーズランキング3位の座はほぼ堅いようです。2013年に集中し始めていても何の驚きもありませんが、来年に向けての野望は?
KR: いいクルマができるといい – そしてそんな方向の兆候がある。シーズンを始めるのは(2012年よりも)ちょっと楽になるかもしれない。今はお互い、何を期待するべきか分かっているから。今年よりもうまくやれるように挑戦するけど、全てはいいクルマを中心に回るものだ。

Q: どのくらいF1に留まろうと計画していますか?
KR: 2013年末まで契約がある。それからのことは静観するつもりだ。2013年が最後の年になるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。先のことはわからないさ。今この瞬間は、僕はF1が好きだ。

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