KIMI: REBEL WITH A CAUSE [RedBulletin ISSUE #221]

月曜の朝に気になった記事をプリントして通勤中RedBulletin読んでる変わった女子は私ですが、RedBulletin#221(土曜日号)にキミたんロングインタビューキター!!!!!原文は赤牛新聞で読んでくださいね。

キミ・ライコネンはサーキットを離れると何をしているのだろう?ある時は「イージー・ライダー(チョッパーハンドル・サイケデリックロック・長髪のヒッピー・ドラッグ&セックスという映画)」のPeter Fonda, ある時は「Stripes(なまけ者の男がアメリカ軍に入隊して一躍大ヒーローになる軍隊コメディ、邦題パラダイス・アーミー)」のBill Murray。しかしキミが本当になりたいキャラクターは、キャプテン・ジャック・スパロウ(「パイレーツオブカリビアン」)だ。Adam Hay-Nichollsに彼の自宅での生活のこと、「一匹狼」の精神を語った。

Q:Walz Hardcoreが君のために作ったクールなバイクを2台持っているけど、どのくらいそのデザインには関わったの?
KR:最初の黒いやつには結構関わったよ。新しいのは似ているけど、赤くペイントして欲しいことと、フェラーリのロゴを入れてくれるように言ったんだ。内側にはちょっとした違いがある。僕はそいつらを走らせるのが大好きだよ、そうでなきゃ僕は買わなかった。いくつかのショーに出展したことはあるけど、乗るためのバイクなんだ。スイスに持って行って、僕と同じくバイクが好きな友達と一緒に毎年モンツァまで乗っていくんだ。

Q:どちらのバイクにも「Iceman」のロゴが燃料タンクについてるけど、店の外側に停めておいたら君が帰ってくる前にファンに囲まれてしまうのでは?
KR:いやいや、バイクを停めて放っておいたことは一度もないよ。持っていかれちゃうんだ、鍵がついてないから!ゲートの中か、警備された駐車場に止めないと、どこかへ行っちゃうよ。それに、ショッピングなんかにはこのバイクは使わないんだ。ただ乗るためのバイクだから。何日かのツーリングに行く時は、僕はサドルを離れないし。イタリアの山を越えて、湖のほとりの道を波を立てて走るのが好きなんだ。あれよりいいものは他にないね。

Q:Amber ファッションチャリティーオークション(モナコで行われたイベント)では、20万ユーロでシャロン・ストーンのコルベット・スティングレイを落札したけど、君のガレージには他にどんな toys があるんだい?
KR:他にバイクがいくつかあって、全部で10台かな。大体はモトクロスバイクだよ。車は、僕の唯一のフェラーリ、フェラーリ・エンツォ、スノーモービル、あとハマーとキャデラックエスカレードのピックアップを持ってる。この間新しいフィアット500が気に入って手に入れたんだ。あとはDTMレースを見に行った時に思いつきで買ったメルセデスのDTMカーがあるよ。

Q:君の初めての車はラーダだよね?
KR:ああ、もうずっと昔に友達に売ってしまったけどね。ラーダはいい車だよ。壊れなくて。
Q:それでレースをしようとしたことはある?
KR:いいや、でもビートルでやろうとしたことはある。お互いにぶつかってもいいような砂の上の場所でレースをやったんだ。ぼろ車レースってやつ。このビートルにロールケージ装備を完璧にやっといたんだけど、4回やったらもう動かなくなっちゃった。(ロールケージ:装着することにより、「ユガミ、ネジレ」に打ち勝つ強いボディー(車体剛性)と安全性向上という大きなメリットが、装着時によるデメリット(重量増)よりも優れる)かなり派手に壊してしまったんだ。
Q:ミニもあるよね?
KR:うん、すごく古いやつね。何年も修理しなきゃと思ってるんだけど時間がないんだ。
Q:ガレージからなくなったものはある?
KR:何も。がらくたは整理しないといけないけど!欲しくないものとか使わないものとか。僕はこのtoysは全部いつも使っているよ、特にモトクロスバイクはね。必要のないものがもしあったら、売ったり誰かに貸したりするだろうな。

Q:アイスホッケーは最近やってる?
KR:冬はいつもやってるよ。アイスホッケーと一緒に育ったから、子供の頃からいつもやってた。練習を続けるのが好きなんだ。すごく応援しているチームがあるわけじゃないけど、NHLでプレイしている友達やフィンランド代表の友達がたくさんいる。

Q:観戦するだけで賭けはしないの?
KR:もちろん楽しいだろうけどね!フィンランドでは滅多に見られないよ。すごく重い処罰があるから。でも賭けをするのはスパイスになるし面白くなるから、ゲームの一部だと思う。トリノオリンピックの決勝と、あとアメリカでNHLも見たことがあるよ。もっと頻繁に見に行きたいけど、時間を見つけないとなかなか行けない。テレビで試合を見ようと思っても、ヨーロッパだと朝の3時からやるんだよね。家にいる時とか何も予定がない時は問題ないけど、グランプリの週末はそんなに起きてはいられないし。それに僕達が滞在するホテルは大概、チャンネルがないんだよね。

Q:子どもの頃からアイスホッケーをやっていたって言ったけど、学校に通ってた頃はどんな子供だった?先生のお気に入りの優等生だった?
KR:まさか!いい子じゃなかったよ…学校は嫌いだった。他のことに興味があったんだ。体育と、実技(キミママによると図工)しか好きじゃなかったな。

Q:F1の他に一番エンジョイしているスポーツは?
KR:スノーモービルのレース。でも今年の冬はタフだったよ、ラップランド以外雪がなかったし、あそこへ行くのは時間がかかるから。もしスイスでできるなら毎日やってるだろうね。スイスでは違法なんだけどね。
Q:じゃあ一体何でスイスに住んでいるんだい?
KR:いや、スイスは好きだよ。だけどモーターレーシングについては難しい土地だってことさ。スイスはすごく厳しいけど、モトクロスはできる。それに、スノーモービルはイタリアでも同じで、多くの場所では禁止されているから。
Q:しかし、すごく危険だよね。何か壊したことはある?
何回もケガをしたけど、歩けなくなるほどひどいのはないよ。もちろん背中や全身にひどい痣ができたけど。でもこれまで何も壊したことはない。F1に戻ってクルマに飛び乗る生活が続く限りは、大切なことだよね。

Q:君は兵役にも就いていたけど、規律に忠実に従ってなんかいなかったんじゃないかい?
KR:うーん、僕はそこで多くのことをやった。すべきではなかったことをね。そして、できないのにしなければならないということが好きじゃなかったよ。
Q:マクラーレンのようじゃないか…
KR:[笑]うん、軍隊にいた年を振り返ると、まあいい時間だったんだけど、あそこにいた当時はすごく嫌だと思っていた。行きたいところに行けないし、人から文句を言われるしね。でもあそこで僕達がやったことについては未だに友達と笑い合ってるよ。
Q:どんないたずらをしたんだい?「Stripes」のBill Murrayみたいに、君は部隊のジョーカーだったの?
KR:ああ、まあそんな感じ。おそらく、詳しくは話すべきじゃないだろうね!とにかく、僕は21歳で、ザウバーで2000年にF1のテストをした時はまだ軍隊にいたんだ。
Q:何を撃ったの?
KR:何も撃ってないよ!
Q:いや、武器は何だったの?
KR:AK47。あともういくつか撃ったと思うけど。

Q:去年のサンパウロでのレッドブルパーティーで、君は自分のタイトル祝いにバーで皆のドリンクを作っていたよね?一番作るのが楽しいカクテルは何?
KR:カクテルじゃなくショットがいいかな。それか、ウォッカ&コーラ。

Q:君がヨットから落ちるクリップをYouTubeで見たことがあるかい?
KR:YouTubeの自分のクリップは、多分全部見たよ。確かに全部に出てた!YouTubeで終わらないようないいものもたくさんあるよね。

Q:映画のキャラクターになれるとしたら誰になりたい?
KR:パイレーツ・オブ・カリビアンのキャプテン・ジャック・スパロウかな。[キミは大笑いした]彼は楽しい時間を過ごす方法を知っているように思う。役になりきるためにたくさんラムを飲む必要があるかもね!ああいう映画が好きだよ。

Q:タイムマシーンが発明されたら、どこに行きたい?
KR:レースについてなら、もっと面白そうな1970年代だね。多分僕は楽しめただろうと思うよ。もっと前なら、西部劇の時代だな。

Q:最後に、君は自分がインタビューしやすい人間だと思う?
KR:人がどう思うか、僕はあまり気にしないんだ。彼らがいい質問をしてくれればそう(インタビューしやすい人間)だけど、ばかげた質問をしてくると僕は答えたくない。そして彼らは僕が能なしだと考える。どちらにもなり得るよね。みんながお互いに思いやりがあれば、簡単なことなんだけどね。

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