ブラジルGPプレビュー

いよいよシーズン最終戦となりました。あと半年、F1が見られないのか…という寂しさよりも、これがキミにとってマクラーレンとの最後のレースになります。あのシルバーのスーツ、黒いキャップ、ロンとハウグ、全部にお別れ。

2006 BRAZILIAN GRAND PRIX PREVIEW
Last year, Team McLaren Mercedes took another 1-2 victory at Sao Paulo with Juan Pablo Montoya winning ahead of Kimi Raikkonen.
The race also sees Kimi Raikkonen’s final outing as a Team McLaren Mercedes driver.
KIMI RAIKKONEN
“I have always had dramatic races in Brazil, I guess the track encourages exciting racing. The atmosphere is always amazing, the Paulistas are crazy and I hope we can put on a great race for them. Overtaking is possible here, there are a number of places, but the main one is into the first corner, you slipstream up the hill and along the straight and then pass under braking into the left hander. You do need good grip to be quick, and set-up of the car is not to either extreme to try and be quick in the twisty section at the back of the track and also up the hill and onto the pit straight. Another couple of the main features of Interlagos are that a lot of the corners have adverse camber and we run anti-clockwise. This will be my final race with Team McLaren Mercedes; I am of course sad to be leaving the team. We have had some great times together and it would be fantastic to go out with a win. It is going to be tough, but we are all pushing hard to try and make it happen.”
MARTIN WHITMARSH
This race marks a definite end of an era for us as a racing organisation with the departure of Kimi. Ron spoke for the team in Monza when he said how much we have enjoyed working with Kimi since the start of the 2002 season and we wish him all the best.
NORBERT HAUG
In Brazil, Kimi will drive his 88th and final race for Team McLaren Mercedes. During his five years with the team he has been Championship runner-up twice, in 2003 and 2005. On behalf of Mercedes-Benz I thank him for his efforts and achievements, and I wish him all the best for the future – which will begin in the next Grand Prix, the last one of 2006.

昨年は、マクラーレンメルセデスはJPMとキミとで1-2フィニッシュを達成した。このレースはキミにとって、マクラーレンメルセデスのドライバーとしての最後のレースになる。
キミ・ライコネン
僕はブラジルでいつもドラマティックなレースをしている。トラックがエキサイティングなレースを演出するのだと思う。雰囲気はいつも素晴らしいし、サンパウロの人は熱狂的だ。彼らのためにいいレースが出来るといいね。ここではオーバーテイクが可能だ。いくつかポイントがあるけど、メインは1コーナーへの侵入で、丘を登ってストレートを抜け、スリップストリームに入って、左側からブレーキングしながらパスするんだ。速さのためには優れたグリップが必要だし、クルマのセットアップを攻めすぎてもいけない。トラック裏側の曲がりくねったセクションと、丘を登るところ、ピットストレートに向かうところはスピードがありすぎてもダメなんだ。インテルラゴスのもうひとつの特徴は、camberを多くのコーナーで逆にしなければならないことと、半時計回りのコースだということだ。これが、マクラーレンメルセデスとの最後のレースになる。もちろんチームを離れることは悲しいよ。僕達は一緒に素晴らしい時を過ごしてきたから、優勝してここを出て行くことが出来たら最高だと思う。難しいとは思うけど、僕達は勝つために全力で戦う。
マーティン・ウィットマッシュ
キミがチームを離れるので、このレースをもって我々にとっての1つの時代の終焉を迎えることになる。チームを代表してロンがモンツァで話したように、2002年シーズンのスタートから、我々はキミと働くのがどんなに楽しかっただろう。彼の活躍を祈っている。
ノルベルト・ハウグ
今回のブラジルで、キミはマクラーレンメルセデスとの、88回目にして最後のレースに臨む。チームとともにあった彼の5年間で、彼は2003年と2005年の2回、チャンピオンシップを争った。メルセデス-ベンツを代表して、彼の努力と業績に対して感謝したい。彼の今後の成功を祈っているよ。2006年最終戦でもね。
出るコメントが(表面的にだけかどうかは知りませんが)温かいのがとても嬉しい。
初年度に見ていたのはホンダだけど、初めて全力で応援したチームはマクラーレンだったので、移籍発表の時にも書きましたが、よく知っている人たちと自分が離れるみたいで、自分が学校とかそういうものから卒業するような寂しさを感じています。なんか変だけど。
ピットロード併走、チャンピオン決定の横でお互いの肩を叩くふたり、Kimi&JPMがすごかった、とにかく印象に残っているのはこの2人というサーキットなので、今年も最後にポディウムが見られたら本当に最高だと思います。
顎様対眉毛ばかり注目されていますが、私はこんな感じで、いつも通り、いつも以上にマターリとあのギラギラする車体だけ追って観ようかなと思っています。

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