Q&A with Kimi Raikkonen

プラクティスの後にwebで中継されたカンファレンス(びじん!いけめん!!!)の全文があったのでー。
これまだレース完走してないし、プラクティス全然よくなかったもんだから、終わった後のインタビューと比べると語調が控えめです。
※ただしこの段階で「いつかカップに出たいなー」とは既に言っている
モンちゃんとは会えてうれしかったのだろうけども(これまた意外!)、ぴけこについても触れてくれたらよかった…な…メルアド知ってる程度には仲いいはずなのにな…

でもこれ、今までのこととか、NASCAR走ってみたいと思うに至った経緯とか、意外と深い内容じゃないかなー。そうやってこれからも、エンジンがついていて運転できる速いものの世界へファンを連れ回していくんだなぁって、漠然と思いました。ラリーやNASCARのように。キミの冒険は私達にとっても新しい世界への冒険であり、彼が興味をもっているものを何とかして知りたい、魅力を少しでも分かりたいという気持ちは、強烈な動機となって私達の背中を押します。どんな言葉で他人から勧められるよりも。スターが違うスポーツへ挑戦するっていうのは、こういうことなんだね。
とか何とか思っていたらば、なぜかじんわり涙が出てしまったふみちゃんなのでした。
なんかね、壮大すぎて。なんてすごいひとなのって思う。世界中のひとがそれを見つめているけど、彼はやりたいことを自由にやっていくだけなんだもん。
私がキミを好きだなと思う理由のひとつはこんな気持ちなんだなーって改めて思いました。

前置きが長くなったけど(そして過剰に語った上に勝手に盛り上がって落涙したけどw)↓ぜひぜひできれば原文で!
出だしはHi, everybody.でした。フェラーリから初めてのコメントを出したときのタイトルが”Buongiorno a tutti”だったのを思い出したり。
今日は色んなことが浮かびます・・・なんでかなぁ。

Q&A with Kimi Raikkonen
Q: NASCARにあなたをいざなったものは何ですか?
KR: まずはみなさん、よろしく。ここに僕が来た理由? とても、とてもたくさんある。F1を止めてから、僕の興味はいつも色々なモータースポーツに向いているんだ。違うことに挑戦したい。そして、NASCARへのオファーは初めてではなかった。ここに来ていい時間を過ごしたし、見て、学び、よりよくしようとトライした。本当の、唯一の理由はそれかな。NASCARでのレーシングはどんな風なのか、そしてどんな感じがするのか、見てみたいと興味を持っていたんだ。

Q: このNASCARの経験で、どこへ向かおうと期待していますか?
KR: よくわからない。大きな計画は持っていないから—来年に向けてのプランとか、自分が何をするかだとか、何も。ここに来たときは少しの予想もしてなかったから、どんな風になるか見てみようと思っている。ラリーへ行った時に少し似てる。予想が全然できなくて、どうなるか見てみたかった。ここでも同じだね。

Q: トラックのドライビングで一番大きなチャレンジは何ですか?
KR: F1とラリーにはとてつもなく大きな違いがあると思う。ラリーからここへ来るのは、そんなには難しくはないと思う。F1からラリーへ行くのに比べるとね。僕はまだまだ学習している途中だし、ドライブしたことがなかった-今日がはじめて。最高の日ではなかったけれど、どこからかスタートしなくちゃいけない。予選ではできれば前進したいし、レースではもう少しうまくやれるといいね。もちろん、クルマから知りたいことはまだまだたくさんある。サーキットはよく似ているようだけど、違う。サーキットごとにベストな事柄を、自分ができることとベストのラインを学ばないといけない。それは知識と経験から得られるものだ。一日を通して生き残ることと、自分達ができるベストを尽くすことにトライするつもりだ。できれば、もっとスマートになりたい。終わった後はもっとたくさんのことがわかるだろう。

Q: トラフィックの中での練習をしましたか?
KR: たくさんではないけど。プラクティス中にできればもう少しやりたかったけど、クルマのハンドリングが僕の望んだようにはならなくて、最後のほうで少しよくなったんだ。まだ満足してないけど、もう少し練習できたらよかったかもね。それはしょうがないことだし、レースでどうなるかが面白くなりそうだ。他のクルマが横で走っていて、オーバーテイクに挑戦できる本当の機会は初めてだから。一斉にスタートする一周目は、全く(今までの経験とは)違うものだ。それを覚えなくちゃならないし、スムーズにいけばいいね。

Q: F1に戻ることはあるでしょうか?
KR: F1を止めたのにはたくさんの理由があるんだ。それが限られた期間なのか、永久になのか、自分でもわからない。止めた後も、今も、本当にF1を恋しいと思ったことはなかった。他のことにトライしたいと思っていたし、ラリーを走って学ぶ完璧なチャンスがあった。そしていま、NASCARへ来てどんなものかを目の当たりにしてる。物事がうまくいってて、満足してるんだ。自分が決して(F1に)戻らないと言ったことはない。もう戻らないかもしれないし、もしかしたら戻るかもしれない。未来だけがそれを知ってる。さっき言ったように、来年の計画はまだないんだ。今年も1月になるまで計画がなかった。実際に僕が何をやることになるのかわかるのには、時間がかかりそうだ。

Q: 午前中のガレージの雰囲気はどうでしたか?
KR: 去年の暮れにマイアミでのレースを一度見に行ったから、思っていたとおり素晴らしかったよ。少なくとも、どういう風に見えるかは知ってたんだ。僕のためにいいチームが来てくれて、一緒に働けてよかった。言ってきたように、彼らは出来得る限り僕を助けようとしてくれてる。でも、ドライブの仕方を伝えるのは本当に難しい。クルマをどうやってドライブするかなんてわからないし、周りの人も話して伝えようとするだろうけど、おそらくはうまくいかないだろう。でもNASCARの人達はとてもいい人ばかりで、彼らは自分のできる限り助けようとしてくれる。ここまではすごくいい調子できていて、今日はもう少しうまくできればいいと思う。少なくとも、大きなものは何も壊してない。

Q: ラリーカーとNASCARのトラックでは、どちらが運転していて楽しいですか?
KR: 完全に違う。NASCARではコーナーが少ししかないけど、レースが一度スタートすれば全てが変わると思う。40台のクルマが同時にサーキットを走るんだから、プラクティスとは全然違うだろうね。OK, オーバーテイクしたり、されたりするだろう。だけどサイドバイサイドで何十周も走るとしたら、それはまた違う話だ。
ラリーでは何でもありなんだ。雪もあるし、グラベル、ターマック、あらゆるコーナーが全部違う。ふつうは森の中を走るから、本当の意味で比べることはできない。でも感覚は少しだけ似ている。クルマが横滑りしてしまってもパニックになる必要はないってこと、少なくともこれを知っていることは助けになる。ラリーでは全く普通のことだからね。でもこの2つのスポーツには大きな違いがあるよ。

Q: NASCARでのフレンドリーな人達に驚きましたか?
KR: そんなには驚いてない。NASCARでの全体的な雰囲気と、他の多くのスポーツとでは全然違うと思っている。F1と比べると、ものすごくリラックスしていてオープンだ。ラリーもそう。もっとオープンでフレンドリーな感じだ。(ラリーとは)よく似ているね。そしてもちろん、F1とはやり方も違う。どういう風にやりたいかってことの違いなんだろうけどね。つまり、(モントーヤが)会いにきてくれてよかったってこと。長い間、彼とは会っていなかった。彼のリザルトは少しチェックしてたけど、ヨーロッパでフォローするのは簡単じゃないんだ。TVでもそんなに頻繁にはやらないし。

Q: NASCARへのフルタイムの参戦は視野にありますか?もしくは、スポットで戦ってラリーカーへ戻るのでしょうか?
KR: 今年はラリーをやることを常に計画してきたから、時間があるときに本当に取り組むのはラリーだ。でもNASCARがどんなものなのか、どんな風に感じるのか、僕がどれだけやれるのか、見てみたかった。もしここで僕がひどく興味を失ったら、戻ってくる理由はないってこと。うまくいけば今日よりよくなるかもしれない。つまり、まだ自分も分からないんだ。さっき言ったけど、毎日を過ごしてみて、どういう風に物事が動いているか、将来何が待っているかを見てみるつもり。来年に向けての計画はないし、考えるのもまだ早いと思っている。

Q: NASCARでの計画はありますか?
KR: 今週末と、できれば来週のここでのレース。その後は大きな計画はまだないけど、Cupレースに出られたらいいなと思ってるんだ。そうできたらいいだろうね。でも計画ができてないし、急ぎたくはない。今はベストを尽くして、どうなるか見てみるよ。

Q: チームとコミュニケーションをとるのは難しかったですか?
KR: テストしたよ。自分が慣れているのがどんなものかを感じ、彼らは彼らが聞き慣れているものを教えてくれて、僕達は解決策を見つけた。もちろん時々は、ラリーやF1でやっていたように僕は話すけど、お互い理解できないような大きな違いはない。つまり、学ぶことはもちろんたくさんある。レース中に何かを変えたいとかそういうときは、自分が必要とすることを簡単に説明しなきゃいけない。でも、NASCARの色々なことを学んで、自分達のベストを出せるようにトライすること–それこそ、僕たちがここに来た理由だ。

source: Q&A with Kimi Raikkonen

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