Kimi European GP Preview
スペインは好きだ。バルセロナで2回勝っているし(2005/2008)、バレンシアでも表彰台に乗ったことがあるから、これからも続けたいいい思い出がある。
バレンシアではロータスとの初めてのレースだから、ある意味では、僕にとって新しい冒険だ。今年のレースひとつひとつと同じように。
このサーキットはストレートもあるけど、コーナーに尽きる。チャレンジングな週末が再び待ち構えている。とてもたくさんのコーナーがあって、ずっと一貫していなければならない。小さなエラーでもラップタイムに大きなダメージを与えるんだ。バレンシアでは二度走ったことがある。天気は常に良かった。また暑くなるはずだし、僕達のクルマにとてもよく合うだろう。チームとして、僕達は今シーズンのHot Stuffが好きなんだ!
予選セッティングには一生懸命取り組んでいる。エンストンのみんなも、1ラップアタックの改善を進めるために長い時間をかけて作業してくれている。予選の弱さがこれまでの一番の弱点だということを僕達はわかっている。スターティンググリッドのトップポジションへの挑戦を妨げているんだ。
僕はただ、金曜日のP1から日曜日の午後のレースまで、ふつうに進む週末をとうとう過ごせることを願っている。
サーキット自体はモナコと比べるとそれほど難しくはない。ストレートもちょっとあるけど、オーバーテイクがとても難しい場所であることに変わりはない。不可能ではないけれどね。
これは予選がとても重要だということだ。でも心に留めておかないといけないのは、ポイントが得られるのはレースだってこと。レースディスタンスでうまくやり続けること、これが僕達のターゲットだ。暑くなれば僕達にとってはもっといい。
スーパーソフトでの問題はひとまず置いておいて、ピレリが選択したソフトとミディアムに集中する。
もちろん路面と暑い気候はこのレースのチャレンジになるだろうけど、それはみんなにとって同じことだ。うまくやれた人がいいポイントをキャッチできるだろう。
僕達に何ができるか、見てみよう。チームとしての努力は最高レベルにある。それに、コンストラクターズチャンピオンシップで強力なポジションを保つためにもベストを尽くして挑戦するよ。