Kimi European GP – Review

Kimi European GP – Review
優勝までなんとか近付けたのはこれで3回目だった。でも、近いだけじゃだめだ。僕達はレースに勝てるクルマを手にしているけど、これまで僕達には、グランプリウイークエンド全体を通して全てを完璧にこなすためには、小さな何かが足りていない。

バレンシアのレースはとても楽しかった。ラップごとに純粋なアクションがあって。スタートで両方ともポジションを落としたのは残念だった。でも、この長くて暑いレースのそれ(スタート)以外の部分については、僕はとても満足している。

スペインの6月は期待した通りに僕達を迎えてくれた。天候は暑く湿度が高くて、僕達が一番好きな感じに。

2度(モナコ・カナダ)のあまりよくない予選セッションがあって、今回はとてもいいランができた。Q3までは全てが僕達の計画通りに進んだ。それから、新品の1stセットがうまく動作せず初回のチャレンジのベストを失って、新しいラバーで2ランしようと考えていたアドバンテージを増すことができなかった。

P5はまだOKだった。ラインを外れて僕達はいいスタートをきったけど、1コーナーでうまくいかなかった。僕はマルドナドにブロックされて、ポジションを2つ失ってしまった。

ストリートサーキットでは、遅いクルマの後ろにスタックしている間はタイムを失う。徐々に僕達は切り抜けていった。それからセーフティカーがレースを劇的に替えたんだ。リスタートではまた後退してしまった。僕はミスを冒し、ハミルトンが僕を抜いて行った。

僕達はマクラーレンより全然速かったけど、アタックするには十分なスピードがなかった。もしやれていたなら直ちにトライしていただろう。でも僕達は待たなければならなかった、ハミルトンのタイヤが終わるまで。そして丁度その時に彼を抜いた。それはチェッカーフラッグのたった3周前のことで、僕達がやれることはこれで全てだった。2位になれたのはいい気分だったけど、仮に優勝できていたら、その気分ほどは良くないよ。

三年の時間を経てバレンシアの表彰台に戻ったのはよかった。フェラーリで僕のレースエンジニアだったアンドレア・ステラとちょっと話せたこと、そしてアロンソとのレースで勝ったことのお祝いを彼に言えたのも嬉しかった。

フェラーリとはコンストラクターズチャンピオンシップでいい戦いを続けている。ロマンがリタイアしないとならなくなったのは残念(可哀想)だった。チームは倍のポイントを獲得できていたはずだったから。さて、シルバーストンで戦いは続く。いつでもいいよ!(Now it’s any time at all!)

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