ハンガリーGP 日曜日: CLOSER THAN CLOSE

モナコの土曜日とタイトルかぶってますようー。

双方のドライバーはスクラブしたソフトでスタートし、スクラブドソフトに交換し、新品のミディアムでフィニッシュした。(ロマンはlap19/39、キミはlap20/lap45)
Kimi Raikkonen, P2, E20-05
勝てなかったのはすごく残念だけど、チームにとってはいい結果だ。僕達は、最後のステップを上がるためにプッシュし続けていくつもりだ。僕のスタートは悪くなかったけど、KERSに問題が出て、フェルナンド[アロンソ]に対してポジションを失った。KERSが動くようになってからは、集団の中にスタックしてしまって、少しイライラした。でもクリアな場所に出られたところでプッシュできるようになり、2回目のピットストップで少しポジションアップできそうだった。チームは、ロマンととても近い位置になるだろうと伝えてきた。でも最後にはOKだった。何とかルイス[ハミルトン]をキャッチしようとしたけれど、抜くのは不可能だったよ。

SUNDAY IN BUDAPEST – KIMI’S GRAND PRIX [Q&A + PICTURES]
Q: 優勝まであと一歩だったけれど実現しませんでした。今週末、2位を獲得して満足していますか?
KR: 勝ちたくて間近に近付くことはできるけど、最後には僕達はやりとげられなかったから、それを考える意味は無い。スタートはまあOKだったけど、KERSにトラブルが出て、50%しか使うことができなかった。それでフェルナンド[アロンソ]に対してポジションを失った。そこから最初の何周かはバランスがよかったってわけじゃなかった。KERSの動作を戻そうとトライしていたから。それからはよくなった。残念だけどトラフィックの中に長く捕まってしまって、自分のタイヤをセーブすることと、クリアな場所に出られたところでプッシュすることだけにトライした。それはどうやらうまくいったようで、その何周かでかなりのタイムを縮めることができた。

Q: 1コーナーでロマンとかなり接近しましたが、どのくらいタイトだったのですか?
KR: 僕のピットストップが終わったら、かなり近い位置に出るだろうとチームは伝えてきた。僕はピットレーンスピードのリミッターをミスして、たぶんピットレーンラインから5mくらいは制限速度のままだったと思う。ラッキーなことに、まだ十分なギャップがあって、僕達は1コーナーでサイドバイサイドになった。自分のポジションをキープするのはとてもかんたんだったよ。こういうこともある。

Q: どこかの段階で、DRSを使ってルイスを刺す一撃のチャンスがあると感じていましたか?
KR: 正直なところ、そういうことはあまりなかった。最終コーナーを抜けるときには、前のクルマについていくのは悪くなかったんだけど、(前方から発生する)乱気流の中では、パワーが1秒くらい遅れる。それで、遠くに離れすぎてしまうんだ。ストレートはキャッチアップするのに十分な長さはなかったし、DRSさえもそれほどオーバーテイクのチャンスにならなかった。僕の唯一の希望は彼のタイヤが尽きることで、そうしたら僕達にはショットのチャンスがあっただろうけど、それは起こらなかった。あと20周くらいあれば違う結果になったかもしれないな。

Q: 今週もまた’SO CLOSE YET SO FAR’のパターンでしたね。優勝は確実に近付いているでしょうが…
KR: 僕達はいつだって優勝に挑戦しているよ。近付いても、最後のステップを上がれなければ少し失望する。理由はわかっているけれど。僕達はレースに比べて予選のパフォーマンスがよくない、これが日曜日の流れを難しくしている。もちろん2位や3位より優勝したいけど、シーズンは長いし、僕達は常に改善し続けていると思う。もしそのときが来たら素晴らしいだろう。そうでなければ僕達は挑戦し続ける。僕はこの仕事を十分長くやっているから、こういうことについては心配しすぎないようにしている。僕自身も、そしてチームも、チャンピオンシップのポジションを上げ続けてきているから、これを続けていければ、優勝はいつかきっとやってくるだろう。

FIA post-race press conference – Hungary
Q: ルイスがここで勝つのは3回目だけど、その時は君は毎回2位だ。彼を抜けるくらい接近はしなかった?(Heikki Kulta – Turun Sanomat)
KR: わからない。思い出すにはかなり昔のことだから。今日は近付けなかった。抜けないなら違いは無い。僕達は今日2位と3位だった。チームにとってはいいことだけど、もちろん僕達は優勝に挑戦し続けていくつもりだし、もうすぐ勝てることを願っている。

Q: 今年4回目の2位です。私の想像では、ちょっとムカついているのでは? 次戦はスパです、この状況を打開できる自信はありますか?(Joo Gabor – Index)
KR: 2位になったのは3回じゃなくて2回だと思ってた。僕達はいつだって優勝に挑戦しているよ。近付いても、最後のステップを上がれなければ少し失望する。理由はわかっている。僕達はレースに比べて予選のパフォーマンスがよくない、これが日曜日の流れを難しくしている。ムカついてるわけじゃないけどね。僕達は、少なくとも優勝するチャンスがある位置を獲得し続けているし、いい結果も出している。もちろん2位や3位より優勝したいけど、シーズンは長いし、僕達は常に改善し続けていると思う。もしそのときが来たら素晴らしいだろう。そうでなければ僕達は挑戦し続ける。僕はこの仕事を十分長くやっているから、こういうことについては心配しすぎないようにしている。僕自身も、そしてチームも、チャンピオンシップのポジションを上げ続けてきている。たぶん僕達はいま、一歩手前にいるんだろうけど、フロントに近いところにいるんだ。これを続けていければ、優勝はいつかきっとやってくるだろう。そうしたら僕にもチームにもいいチャンスになる。

Q: 表彰台で大勢のファンからのすさまじい歓声が聞こえたでしょうか? 今後のレースに向けて励みになりますか?(Dorel Tant – MSport1.com)
KR: うん、みんなが叫んで応援してくれるのが聞こえて、素晴らしかったよ。嬉しいことなんだけど、残念ながらそれで速くなれるわけじゃないんだ。このレースで僕は自分のできるかぎりプッシュした。次のレースでもまた同じように挑戦を続けるけど、たくさんのファンが来てくれて、たくさんのフィンランド国旗が揺れるこのサーキットに来るのはいつも素晴らしい気持ちがするよ。

Q: 今日はアロンソの誕生日です。彼にメッセージを(Peter Vamosi – Vas Nepe)
RG: ハッピーバースデー! フェルナンドはいい友達だから、いい一年になるように、そして彼といい戦いができるように祈るよ。
LH: 僕はハッピーバースデーってもう彼にツイートした。
KR: 僕達はもう話をした。
LH: ロマンが歌いたいって言ってる。
RG: いやいや! ここで歌うなんて!

Q: フェラーリへのカムバックの噂がありますが、噂はおいておいて、フェラーリに戻りたいですか?(Marco Del’Innocenti – La Gazzeta dello Sport)
KR: 彼らに対して悪い感情は持っていないっていつも言ってる。僕はフェラーリといい時間を過ごしたんだ。僕はあそこでタイトルをとった、でも、(フェラーリとの関係は)もう少しいい終わり方があったかもしれない。人生は進んでいくし、将来何が起こるかは誰にもわからないけど、僕は自分がいまいる場所に満足してるし、物事はとてもうまくいってる。さっき言ったように将来何が起こるかは誰にもわからないけど、僕は自分がいる場所に満足しているんだ。僕は噂を追いかけたりしないから、それを書いた人に聞いて。
(…大事なことなので2回言ったんですかねキミたん…)

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