イタリアGP Preview

まずはジェローム出走決定! おめでとう!!
それは2010年の鈴鹿、土砂降りだった土曜日の夜にベルシティのカプリチョーザでごはんを食べていたF1のレギュラードライバー。そして2011年の鈴鹿、特急じゃなくて急行で、立って吊革につかまりながら名古屋へ戻るドライバー。それがジェロームであります!!!

JÉRÔME D’AMBROSIO TO DRIVE IN MONZA

Jérôme D’Ambrosio, Third Driver
2012年の僕の望みはいつだって、F1カーのシートに戻ることだ。だからこのチャンスを両手でしっかりと掴むよ。モンツァはファンタスティックなサーキットで、金曜日に走るのが待ちきれない。3rdドライバーとして僕は毎戦チームと一緒に働いてきた。レースドライバーのブリーフィングやミーティングに全て参加してね。だから僕は十分に準備ができているよ。モンツァはとびきり素敵なサーキットだけど、それと同時にとてもテクニカルな場所でもあるんだ。だから僕を待ち構えているタスクを小さく見積もったりはしていない。レースでポイントを獲得して、チームからの信頼に報いたい。日曜日のレースが終わったら僕はロマンにクルマを返すから、このイタリアでのチャンスで僕の力を全て見せたい。

Lotus F1 Team’s Top Ten Facts about Jérôme D’Ambrosio
1. ジェロームは非常に熱心で、エンジニアの誰よりも早くサーキットへ到着していることが時々ある。
2. ラストレースは2011年のブラジルGPだった。
3. 前のチームで「カスタード」というニックネームがついた。名前が似ているAmbrossiaのカスタードにちなんで。→詳しくはこちら
4. 彼はマスターである。少なくとも、2007年にInternational Formula Masterの初代チャンピオンを獲得している。
5. 1995年のベルトラン・(賀正…じゃなくて)ガショー以来のベルギー人ドライバーである。
6. タクシードライバーが好きだ。
7. F1ドライバーになっていなければ、飛行機のパイロットになりたかった。
8. とても青い眼をもっている。
9. 彼の名前をgoogleで検索すると約1,370,000,000件である。
10. 1.72mで、チームで一番小さいドライバーである。

IN NUMBERS: MONZA

3.1G: T11, 4秒で最大のGフォース
10%: 1ラップ中のブレーキング
40回: 1ラップあたりのギアチェンジ回数
65%: 1ラップ中の直線区間
70km/h: apexスピードの最低速度
74%: 1ラップ中のフルスロットル部分
300km/h: T3, apexスピードの最高速度
320km/h: トップスピード
800m: スタートラインから1コーナーまでの距離
1200m: フルスロットルの最長区間, ホームストレート

Kimi Räikkönen – “It’s good to be back in fourth in the Drivers’ Championship”

Q: スパとモンツァの連戦ですね。シーズン後半戦は連戦がたくさんありますが…
KR: レーシングドライバーというのはレースをしたがってる。それが僕達がやっていることだ。僕達の情熱なんだ。連戦のレースへ行くのはいい気分だよ。それがスパやモンツァのようなサーキットなら特にね。好きじゃない理由があるとでも?

Q: スパで一番多く優勝していますが、モンツァでは勝ったことがありませんね。それを修正するときがきましたか?
KR: 僕はイタリアで勝ったことがない。理由があったり、何かがうまくいかなかったりして。でもそれは僕がモンツァをドライブできないって意味じゃない。あるサーキットで勝ったことがないからって、これから先にそこで勝てないとかいい結果を出せないってことじゃないんだ。今度は僕達に優勝争いをするチャンスがあるといいね。

Q: モンツァという場所についてはどう感じていますか?
KR: モンツァはティフォシの故郷で、フィンランドのファンもたくさん来ているだろう。とても高速で走る場所だ。何もかもがうまくいっているクルマでそこを走ること、そしてどれほど速く走れるのかを目の当たりにするのは素晴らしいんだ。モンツァで最後にレースをしたのはフェラーリのドライバーだったときだ。モンツァの雰囲気を僕はいつも楽しんできているけど、フェラーリドライバーとしては本当に特別な場所だ。彼ら(フェラーリのファン達)が、僕がレースしているところを見るのをまだ好きでいてくれるといいな。たとえ僕がフェラーリの前を走っていたとしてもね。ファンのみんなに会えるのを本当に楽しみにしている。ロータスのドライバーとしても表彰台に上がれたら、本当に特別な気持ちになるだろうと思う。

Q: このサーキットでの挑戦はどんなものですか?
KR: モンツァはいつも素晴らしいチャレンジをくれる。近代サーキットと比べてレイアウトがとても独特なんだ。クルマも違ったセットアップを求められる。ラップのほとんどをフルスロットルで走るモンツァで速くなるためには、強力なエンジンで縁石に乗っても安定している、空力的に優れたクルマが必要だ。こういうエリアでは僕達はとてもいいはずだと思っているけど、トラックに出て行ってみるまで正確なところは知り得ない。

Q: スパは難しいレースになりましたね?
KR: 僕のクルマはすごくドライブしやすいとは言えなかった。週末の間ずっと苦戦していたんだ。悪天候で金曜日の走行を失った、でもそれはみんな同じだ。予選は二列目争いをすることになって、レースでのイージーライドは予想していなかった。そしてレースはとても難しいものになった。クルマがスライドするから、余計にダウンフォースをつけなければならなかった。それでストレートラインで遅くなってしまった。ミハエルとは面白いレースができた。彼は僕より速いトップスピードをもっていたから、僕を抜き返すことができた。そして彼のスピードは、僕がリミッターにあたってしまうから、ストレートでは彼を抜けないってことも意味していた。

Q: 結局は彼をオールージュで刺しましたね。素晴らしい動きでした…
KR: オールージュの入り口でKERSを使って抜くっていうチャンスをとるしかなかった。他のクルマを抜くのはいつだって楽しいけど、ミハエルは簡単には抜かせてくれなかった。僕のアタックはうまくいったけど、彼にあやうく抜き返されるところだった。クルマに十分な速さがなかったことがみんなも分かったと思う。3位を獲得してスパを離れるのは満足だった。ドライバーズチャンピオンシップで4位に浮上したのもいい。モンツァで僕達に何ができるか、見てみよう。

プレビューっつうか…ですけどキミたんがあの事故についてちょろっと話したみたいなので貼っておきます。
Kimi Raikkonen reckons start accidents inevitable in Formula 1
2007年の王者、キミ・ライコネンのチームメイトであるロマン・グロジャンは、先週のスパにて1コーナーの多重クラッシュの原因を作ったとして、今週のイタリアGPから除外された。グロジャンは1997年の鈴鹿でのジャック・ヴィルヌーヴ(彼は抗争中のままレースに出走した)、裁定を受け入れた1994年のミカ・ハッキネン以来はじめて、レース除外の処分を下されたドライバーとなった。
キミ・ライコネン: 事故は起こるものだ、これはこのスポーツの一部だ。時には避けられたかもしれないこともあるけど、(後からは)何も変えることはできない。アグレッシブに行かないようにしたり、避けようとしたとしても、物事はうまくいかないこともあるんだ。みんなスタートでポジションを上げようとする。一番簡単なオーバーテイクのタイミングだから。残念だけどレースではオーバーテイクが難しいから、スタートで順位を上げることができれば、その後のレースが少し楽になる。ジェロームはロータスのテストドライバーで、少なくとも一日はクルマ(E20)に乗っている。

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