「FormulaE」カテゴリーアーカイブ

ネルソン・ピケJr. ドラマティック・フィナーレ

TCRがツイッターで紹介してたガーディアンの記事です。インタビュー部分は少ないけどレースの流れが載ってていいなーと思ったので。↓は後半のところからです。

Nelson Piquet Jr lifts Formula E title in dramatic Battersea finale

ピケJr.にとっては2004年のイギリスF3以来の選手権タイトルとなった。接近したフォーミュラEシーズンのクライマックスだった。ブエミは最多の3勝を挙げているが、ピケはトップ5フィニッシュ数が多く一貫性があった。

「タフなシーズンだったけど、今週末もタフだった。僕達には完璧な戦略があったから、激しくプッシュした。失うものは何もないと分かっていたから、自分がすべきことは、プッシュして、自分のベストを尽くしてドライブすることだと理解していたんだ。そして幸運はほんの少しだけ僕達の側に味方してくれた」

ブエミはライバル達よりもかなりの上位グリッドからレースをスタートすることとなった。フォーミュラEの予選は4グループに分かれて行われる。ブエミはグループ2で小雨状態だったのに対し、ピケとディグラッシはもっと濡れた路面で走らなければならなかった。ブエミは6番グリッド、ディグラッシは11, ピケは16番グリッドだった。オーバーテイクが困難なサーキットで、タイトルコンテンダー達のポイントはそれぞれ、ピケ138, ブエミ133, ディグラッシ125ポイント。おもしろいグリッドだった。

「今日はこの結果を得るために、本当に大変な思いをした。レース中、最初から最後まで冷静さを保たなければならなかった。チームは僕に何の情報も伝えなかった。何も聞かないで、ただ集中する。事前のブリーフィングでそう決めた」

ブエミにはトラックポジションだけでなく、土曜日のレースをポールトゥフィニッシュで綺麗に制したという勢いもあった。その優勝でピケの持っていた23ポイントのリードは5ポイントにまで縮まり、ブエミは選手権2位に浮上した。日曜日のドラマティックなファイナルラウンドへ向けて準備は万端だった。

ブエミにとって唯一必要だったのは、おそらく強力な順位でのフィニッシュだけだっただろう。序盤では彼はそれを手にしていた。オープニングラップで順位を上げたが、ピケも4台を抜いていた。ポールからスタートしたサラザンがレースをリードしている中、他チームより1周多く走って15周目でピットに入ったピケは、その時点では十分なパフォーマンスが発揮できていなかった。ピケのピットイン中、温まり切っていないタイヤのブエミはT3の侵入でミスしてしまいポジションを失ってしまう。そしてこのレースは変貌を遂げていく。F1チャンピオンの親類たちが突然あらゆるところで活躍し始めたのだった。

ピットを出たピケはニコラス・プロストと競らなければならなかったが、SCピリオドが終わるとNEXTEV TCRのチームメイトであるオリバー・タ―ベイが彼を前に出してくれた。彼はすぐにデュランに襲い掛かり、8位を手に入れたのだった。

この時点で残りは7周。コース上6位を走るブエミは、タイトルをとるためにはブルーノ・セナを抜かなければならないことに気付いていた。彼は最善を尽くした。ファステストラップ記録者に与えられる2ポイントが、順位の計算をめまぐるしく左右した。ブエミが1ラップ、良いタイムを出せていれば結果は変わっていただろう。

しかしブルーノを抜くことはキーだった。ブエミは彼の背後にぴったりとついて脅かした。ファイナルラップのT14シケインで飛び込んだが、追い抜くことはできなかった。4番グリッドからスタートし素晴らしいレースを見せたバードもサラザンに対し同じ挑戦をしたが、抜き去ることはできなかった。

サラザンは首位でチェッカーを受けたが、バードがかけ続けたプレッシャーによってバッテリーのオーバーユースを引き起こし、ドライブスルーペナルティを換算した49秒加算ペナルティによって、バードが表彰台の頂点に立った。

ブエミが獲得した5位は、レース前にはタイトル獲得には十分な順位だと予想されていたが、ネルソン・ピケの息子が勝者の資格を得ることを妨げるのに十分ではなかった。しかしピケJr.は、車から降りるまで結果がわからなかったという。

「チャンピオンシップをとったって分かったのは、コメンテーターが教えてくれたときだよ」

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フォーミュラE 初代ちゃんぴおーーーーーん!

諦めたら試合終了なんですね!

  
ナイスターベイ、来てくれたジェロームきゃわいいうれしい、サム鳥くんうれしそうで私もうれしい!ー電池切れはもう一台いた気がする…けど!

どっと疲れた…予選終わってまじつらくて、為す術なく運に負けるところを見たくないって思ったけど、頑張って見てよかった。
ぴけさん、楽しいシーズンをありがとう。

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フォーミュラE 第10戦 ロンドン

ああああああああああ5点差ああああああああああああああああ

ジェロームとにゅがでぐらしの点を削ってくれたけどそこで自分も削られるぴけしゃん…。しかしにゅのでぐらしオーバーテイクはかっこよかったですね。ブエミくんとかにゅとかジェロームとか、まだ若いのにF1からいなくなっちゃった人達が好プレーを披露してくれるので「やっぱりF1まで辿り着く人ってそれまでに何かしらのちゃんぴょんだったりするわけだから上手なんだな」って事を実感する。フォーミュラEみてると。ただしこのロンドンのコースは見てて爽快感がないっつーかテンポが気持ちよくない(´・ω・` )ほらーキミたんもひゅるも「アブダビは1コーナーの途中までがせいぜいであとはクs(ry」「フローが感じられるリズムのいいサーキットが好き( ∵)ノ」とか言うじゃないですか。ねえ。

それで5点差のぴけしゃんですが、ほんとCurrentEの特集でも書かれてたけど、北京に行く前にシート決まった時もマジで全然騒がれなかったし、開幕8位だったんだよ。その次のマレーシアは鶴に当たられてリタイアだし。その頃はカメラに映りもしないしテロ朝もすっきりスルー(ホーピンたんと間違われたりしてた)だったのに、5分に1回くらいの割合でぴけぴけ言われるようになって、なんか「もーーーー!」って感じもあるし、嬉しくもあるし。。

でも、序盤ファンブースト全然とれなかった(ブルーノとかニックの人気があった時代w)のに、台乗り出してからとれるようになってきて、クラッシュゲートのイメージしかなかった人が少しでも走りや結果を見てくれたのなら嬉しいなと思う。

TCRのことはフォースインディア的ポジションのよくわからんインディーズ系チームだと思ってたし、開幕してみてもチャンピオンシップ争うとは全然想像してなかったから、今でもまじで?くらいの感じなんだけど、とりあえず投票して祈るしかないなー。私チャンピオンシップ争った経験が3回しかなくて、そのうちの一回はシンガポールでドナドナだし(2008)、あとは追いかける方だったから、逃げる方って気持ち的にきっついんだなーっていま初体験してます。07年のハミルトンが教えてくれたようにw、逃げる方でも守りに入るとだめなんだよね。守るなら05年の眉様みたいに腹括ってがっちり守らなきゃなんだろうけど、そう出来るとは思えないんだよなあ…勝つ気でいかなきゃだと思う。。ただしぶち壊さないのが絶対条件で、予選トップ3はとらなきゃだよね。。そしてそこにジェロームとにゅが絶妙に絡まってくるんでしょおおー。三人ともリタイアできないからあわよくば優勝狙っていくんでしょおおーーー。もうヤダ><

この記事を目にした方、もしよろしければ左近副院長統括本部長だけじゃなくてピケJr.さんにもファンブースト投票していただけるとうれしいです。よろしくお願いしますm(._.)m

一足早くコンストラクターズ(っていうの?)はeダムスルノーに決まりました。二人揃って点を取れるもんねえ。うちはコロコロ変わる2台目がだめなのよね…まあそれは変わらないアウディも一緒だけど!フォースインディア的ポジションっつったら、マヒンドラ夫妻だったよね…(笑)

ブエミくんに負けたらマジで心から仕方ないと思うし祝えるけど、でぐらしにだけは絶対勝つぞおおおおおおおお( `・ω・´ )
今回は左近副院長のおかげ(?)で、だいぶ時差はあったけど、テロ朝サイトにてオンボードが見られました!

   
 

大事なことなのでもう一回書きますが、明日のファンブーストはネルソンピケJr.さんに、全然清くなくていいのでw一票お願いしますm(._.)m

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フォーミュラE 第8戦 ベルリン

あっモナコが飛びましたね…脱いだ黄色いグローブ渡してポッケに入れる大公とか「お会いできたのが本当にお久しぶりで!」とかいう高貴な思い出の片鱗をさらっと披露するケリーちゃんとか、ぴけおことかを楽しんでました。

ベルリンは空港でやってるってことで路面がコンクリートだったのですね。何せフォーミュラEのためだけにCSテロ朝ch2契約してんのに、今日ぜんぶch1だったんですよ。どういうことだよおおお。Periscope以外はレースから見たので(´・ω・` ) PeriscopeはゴールデンウイークのWECでポルシェが大サービスしてくれたのでアプリ入れたんですが、フォーミュラE公式もプレカンやサイン会を配信してくれるし、NEXTEV TCRもアカウントできたし、F1チームも使い始めてる?ので、おすすめです。

でベルリンは、ファンブースト2回でポジション2つ上がったので、役立って大変良かったなーと。ぴけファンでない人もそろそろ気付いてくれてると思うんだけど、ウルグアイあたりから「なぜかそこそこ速いのに燃費走行」をマスターしたっぽいんだよね。その辺りからずっと、ピットを引っ張っているはず。この節約走法を覚えたことが吉と出ればいいんだけど…ということでロンドンがバッテリーギリギリコースになるのを祈ってます。

くるまが2台あると、全く同じものではないから、乗り替わった後のセッティング具合がちょっと好みじゃなかったらどうしよう?っていつも思うんだけど、今年のあのくるまって、差が大きく感じられるほど細かくいじれないものなのかしら。

しかしですね、Current-Eの記事を訳した時に載ってたことだけど、テストのときも北京のときもマジで全然注目されてなかったので、ファンブースト上位だったり、実況が名前を連呼しているとちょっっっとだけモヤっと…します……いっぱい映ってうれしいけどな!
今日ダラダラながらもF1とFEを続けて見て思ったのは、応援してる好きな人が上位を争ったりするとレース観戦は楽しいんだなーってこと…当たり前なんだけど。今年のフォースインディアはマジで本当に非力で、ヨーロッパラウンドどころかバーレーンあたりで既に、見てるのが修行みたいな感じです。フォーミュラEみるの超楽しいもんよ。だからといって「つまんないから上位の人応援しよ、今日からハミルトンファンになるわ!」とはできないんだけどもね。みんなそうだと思うけど。でも見始めてハマった04-05年って、バカスカ勝ってタイトル争ってて毎戦見るのが楽しみで楽しみで仕方なかったから、やっぱご贔屓の成績ってこっちの持続力に響くわーと思いました。

あと、そのF1見始めた当時「この人らを全員同じくるまに乗せたらどうなるんだべ?」って思ってたことがあって、ルノーアウディカンポスって地力の差が滲み出てきてるのはあれど、今年のフォーミュラが近いのかも、とも感じた。6人もウィナーが出て、突然の鶴PP(toげっぱ)とか、ジェロームが調子あげてきてたり、その中でもコンスタントに結果残せる人がでてきて。F1はチーム同士の競争、むしろドライバーよりくるまの出来で大部分が左右されちゃうって今はもう理解してしまったから、F1についてそんな妄想はしないけれど、たとえばそんなF1を引退したトップドライバー達がワンメイクのフォーミュラEで走るっていうセカンドキャリアがあったら、それも素敵だろうなーと思うんだよねえ。今いる昭和生まれちゃんぴょんずとベイビーとニックで走って、ベイビーとニックがバカ速かったら面白いじゃん。的な。あとこの界隈のファンって、レース自体がずっと同じ濃さで好きでずーーーっと見続ける人と、応援してた人がいなくなっちゃったら前ほどの熱意は持てない人がいると思うんだよねー。私は間違いなく後者で、ひゅるがいなくなったら鈴鹿に行ったりはやめようと思ってるんだけど、その辺の世代がごそっと一つのシリーズに移ったらそっち見続けるかも、海外行っちゃおうかな、とは思うかもだし。

だから、F1を去ってFEに来るドライバーがもしこれからも増えるのなら、基本はワンメイクのままにしといても面白いのになーって。

なんか話がでかくなりすぎた。

モナコでも今日もいけめんでした♥

※投げキッス注意

https://instagram.com/p/3B3cFfu1lf/

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フォーミュラE第6戦 ロングビーチ

優勝しました…!NASCARのNationwide Series以来かな?

オープニングラップの1コーナーでAbtくんのインをピンポイントで差して、それからは先頭を譲りませんでした。ピットタイムが同時に入ったにゅより2秒遅くて、出るとき抜かれるかもって思ったんだけど、コースに戻ってからはまたラップタイムで引き離して行くことができたので一安心。。ファンブースト初めてもらっといて未使用っていうまさかのオチにw

テロ朝アナは相変わらずちゃんぴょんとうぃなーの区別がありませんでしたが(あと現地映像とチームラジオは黙ってて)、解説中野信治さん、カートっぽい乗り方してるとか、NASCARで重たい車に乗ってた経験が生きてるのかもとか、もう何か色んなツボを押さえて話してくれて、拳を握って頷いてましたw フツーの人には「シンガポールブリアトーレ八百長」のイメージしかないと思うから、さらっとだけどNASCARのこと触れてくれて本当に嬉しかったです(;ω;)「今のはちょっとない」とははっきり言いつつも基本的にはみんなのいいところ喋ってて、もちろん誰かと違っていらないトゥルーリフォロー()とかなくて、とってもよかったですー。この録画保存するから、中野さんでよかった!次からも都合がつくときは中野さんでお願いしたい。

何度も書いてますが、私は彼のGP2見たことなくてF1もあんまり鮮烈な印象がないので、アメリカ時代を経て初めてじっくり見るフォーミュラカーのシーズンになります。やっぱりがつんといく時の動きっていうか、勢い?度胸?そういうものって、NASCARやGRCで培われたものだと思う。なんて言えばいいか難しいけど、ヨーロッパのフォーミュラで純粋培養の人がちょっとモンちゃんぽくなった的な…?(笑) どんどん上達していくNASCARは見ていて楽しかったので、アメリカ時代が生きていて今のドライビングになっているのなら、この4-5年間も無駄じゃなかったんだな、報われているんだなと思うと心の底から嬉しいです。
















CurrentEのフォーミュラEに出ることになるまでの話とか思い出してじわっと涙してたんですが、CM明けて表彰台での嬉しそうな顔をみたらぶわーーって泣いちゃいました。ほんとによかった!おめでとうー!

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フォーミュラE第5戦 マイアミ

眠かったけどぜんぶみたー。

http://twitter.com/sulfa_jm/status/576757152620126208

http://twitter.com/fumi905/status/576757551351484416

スットコさんすごかった。デュバルさんとうっちーと違って、彼はテストで乗ってたのが効いたと思いますが、すごいすごいー。NASCARでもGRCでも一緒だったので、流浪のレース人生組だからうれしい。うっちーは休暇中で鶴さんとゴハン食べてたら出ることになったらしいですよね?うけるわ。

にゅはいつも速いのに台に乗れないね(´・ω・` )
スポット参戦の人が増えたので、20台中、スットコさん・にゅ・ハイメ・ブエミくん・うっちーと驚きのトロロッソ率(25%!)でした。もうクリエンさんとブルデーさんにお願いして35%目指そうぜ

それでぴけさんは序盤にトレインの中にいたのをいいことに、10%近くバッテリーを多く残して、アンダーカットの逆作戦(ステイアウト→前が空いたらぶっとばす)を敢行し、一時は首位を走ったんだけどピット出てみたら順位を落としていました(´・ω・` ) LTにバッテリー残量が出るといいのにね。

でも驚きの7秒台を叩き出してFLは獲得できました!

ジェロームも4位でしたおめでとうー!
F1のシートを失って行ったドライバーがフォーミュラEで活躍するのをみるたびに思うのが、いったんF1に辿り着いてしまうと、その後の行き先ってなかなかないんだよねってこと。たとえばサッカーだと、トップチームを出てもJ2コンサドーレ札幌とかで続けられるじゃないですか。だけど、F1を出たらいまはもう、アメリカに行くか、WECでチーム組んでやる耐久に転向するくらいしかないでしょー。極端な例えをすると短距離選手だったのに駅伝に転向するわけじゃないですか。もうちょっと短距離を続けたいのになーって人の行き場がほぼないじゃん。

にゅみたいに、F1のシートを失ってもGP2にはもう行けないみたいな(ていうかぐろにゃんが珍しいだけでふつうはないよね)、そういうドライバーが現実的に選択肢にできるシリーズになるといいなと思いました。フォーミュラEからF1に戻れたドライバーが誰か出れば更にいいよね。だからにゅとサム鳥くんには頑張ってもらいたいなー。もちろんフォーミュラEが、F1より走りたいシリーズになっちゃう方向も万が一あるかもしれないけど。

GP2やFRとは別に、F1のシートなくなってしまったけどまだ走れる・走りたい人や、F1には資金力とか諸々の問題でたどり着けなさそうだけどオープンホイールのスプリントレースを続けたい人の行き場になったら、そしてそういう人の走りを私達ファンも楽しめる場になっていったらいいなと思います。

正直テストドライバーで終わった人とか、下位チームで何が何だかわからないうちにいなくなった人ってよくわかんなかったんだけど、サム鳥くんもでぐらしもにゅもブエミくんも速いしうまいんだなー!ってことが分かったのが、フォーミュラE見るようになってよかったことのひとつだから。(一番はもちろんフォーミュラレースに戻ってきたぴけさんを堪能出来てることです❤️)

まじめなこと書いてたら書き忘れた。今日イチ面白かったのは、テロ朝のアナウンサーが「チャンピオン」と「ウィナー」の区別がついてなくて「既にシリーズ4戦で4人のちゃんぴょんが誕生しています」だの「彼はモナコGPのちゃんぴょんです」だの、そこら中にちゃんぴょんが爆誕していたことです。モナコGPのちゃんぴょんて何さ、歴代ウィナーのオールスター戦かよっていう(笑)

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THE QUIET MAN

やっと管理画面の表示に成功しました。今年もよろしくお願いします。
新年ひとつめの記事がまさかのフォーミュラEなんですけど。

フォーミュラE興味ある人はチェックしてると思うんですがCurrent Eというサイトでピケ様のロングインタビューがありまして、なんかとっても訳しにくい話だったんですけど、ぴけF的には知りたかったこと満載だったので日本語にしたいなーぴけFさんやフォーミュラE見てる人に読んでもらえたらいいなーと思って書きました。時間かかった割になんか日本語でおkな仕上がりなんだけどそこは雰囲気でヨロシク!

2015シーズンはこのブログどう書いていこうか、考え中ですー。

THE QUIET MAN

フォーミュラEは、元F1ドライバー達とともに、プロスト、セナ、ブラバム…モータースポーツ界の良く知られた名前をグリッドに連れてきてくれた。それは福音と贖罪の物語、ゴスペルのようだった。しかし、有名なドライバー達の多くには多くの歓迎の声が上がったものの、おそらく最も有名な名前のひとりである彼は、(まさに相応しくクリスマスの直前の)最初の表彰台までほとんど見落とされていた。ネルソン・ピケジュニアである。

12月上旬にインタビューした時、彼は気を悪くしているようには見えなかった。「楽しいことがたくさんあるからね」と話していた。そう話すのは一苦労だっただろうけれども。ブエノスアイレスで初表彰台を祝うまで、彼はほとんど目立っていなくて、大きく騒ぎになることもなく淡々と仕事を続けていた。パドックの中でさえも。

ピケJr.は1980年代にブラバムやウィリアムズで活躍した、3度のワールドチャンピオンの息子である。グリッド上の他のドライバー達と同じように、オープンホイールレーシングの血が流れている。ピケJr.はレーストラックで力を証明してきた。GP2ではルイス・ハミルトンに続く選手権2位となり、A1GPシリーズの2戦で優勝したり、F1チームでフェルナンド・アロンソのチームメイトとなっている。
「クラッシュゲート」と呼ばれる2008年の悪名高い事件で、オープンコクピットカーでの有望と思われたキャリアは突然止まってしまった。ビッグネームによるあらゆるマーケティングチャンスを熱心に求めているフォーミュラEにおいては、この新シリーズに対するピケJr.の低姿勢な態度というのは必要ないように思える。F1からの失脚が完全に消えたわけではない。フォーミュラE上層部と、クラッシュゲートのピケJr.のボス、元ルノー代表のブリアトーレには長期の関係がある。その政治的なつながりは、ピケJrのフォーミュラEキャリアは始まってもいないのに終わったことを意味していた。

ピケJrはアメリカのノースカロライナに住んでいる。13万8000人のキャパシティをもつNASCARのメッカ、シャーロットスピードウェイの近くだ。「シャーロットはシーズンのビッグレースだから、NASCARチームは大体このあたりにあるんだ。イギリスでシルバーストンに近くなるように、オックスフォードかバンバリーに住んでいるみたいな感じ。アメリカでは多くのドライバーがシャーロットに引っ越すんだ」ピケJrはF1を去った後、NASCARに活路を求めた。「素晴らしいスポーツなんだ」メインスポンサーを失って2014年のドライブはなくなったが、レッドブルGRC(ラリークロス)シリーズに参加し、ケン・ブロックやスコット・スピードらに続いて選手権4位となった。フォーミュラEという形でオープンホイールレーシングへの復帰がみえてきたとき、ピケJrはすぐに興味を持った。「すぐに2チームからオファーを受けた。チームに会いに行ったけど、主に政治的な理由で契約は実現しなかった」と、ブラジルとオランダのハーフの彼はアメリカンアクセントで語った。2014年の夏が過ぎていき、ドライバーが次々と発表され、フォーミュラEはピケJrの前を素通りしていくかのようだった。「その時はちょっと諦めてたよ」

それから、チャイナ・レーシングに技術的ノウハウと人的リソースを提供している名門のトップ、エイドリアン・カンポスから電話があった。「エイドリアンはテストしたいかと聞いてくれて、僕はもちろんと答えたんだ。すぐにヨーロッパへ向かってテストをして、事はうまく進んだ。クアルコムもフォーミュラEに大きな興味を持っていたんだ。クアルコムはNASCARで僕をスポンサードしてくれていて、今はフォーミュラEでサポートしてくれている」

チャイナ・レーシングはプレシーズンテストで波があった。トゥルーリやドラゴンのように走り出しては止まるというわけではなかったが、eダムスルノーやアウディABT, ベントゥーリのように一貫性のあるパフォーマンスでもなかった。「ドニントンで全然ペースがなかったからちょっと心配になった。僕は考えてた – クルマのせい?それとも僕のせいか?って。他のみんなはたくさんのテスト走行をしていたけど、僕は最後に参加しただけ。チャイナレーシングは他の多くのチームよりも小さな組織だけど、とても一生懸命に働いている良いチームなんだ」

それらの心配は北京での初レースまで続いた。レース形式やクルマの脆さに苦戦するチームも出る中、チャイナレーシングのホームレースでもある開幕戦は、多くのコメンテーターが予想していたよりもスムーズに進んで行った。「中国に着いてみたら、大丈夫だったんだ。ペースも良かったし、クルマもよかった。新しいトラックだったから、全員ゼロからのスタートになったんだ」ピケJrは予選10番グリッドを獲得し、8位でフィニッシュした。チームメイトのホーピン・タンが15番手から16位フィニッシュしたのに対し、ひときわ印象的なパフォーマンスだった。

「マレーシアはもっと良かった。コースもよりチャレンジングで気に入った。プラクティスでも、レースでも、どんどん良くなっていった」この彼の発言は、6番グリッドからスタートして、ヤルノ・トゥルーリにコンクリート壁に押し付けられるまではトップ5フィニッシュが見えていたことからも裏付けられている。「トゥルーリがどこであの動きをしたのかは知らないけど、わざとではないと信じている。その時の彼の考えはよく分からない。ピットレーン速度違反で、彼は次のラップにドライブスルーに入るところだったのに、優勝争いをしてるみたいにディフェンスしていたんだ。不幸なことではあったけど、僕にとっては単に不運だっただけだ。良いポジションでのフィニッシュが見えていたから、フラストレーションは感じた」

チャイナ・レーシングは、年内最後のレースであるウルグアイでの確かな前進を期待していたが、なんというステップだろう。ピケは予選ですさまじいドライブを見せ、驚きの速さでデビューした2014年のF1ドライバー、ジャン-エリック・ベルニュに続く2番グリッドを獲得した。タフなレースになりそうだ、というのがわかった1コーナーまで、ピケJr.は強力なスタートでレースをリードした。最後まで耐え抜くことは並のことではなかったが、2位を守り切ってフォーミュラEの初表彰台を獲得した。彼にとってもチームにとっても、思い切り喜びを味わうことのできる瞬間だった。

2015年最初のレースも表彰台フィニッシュした。数えきれないほどの接触にセーフティーカーが出て、精度の高いドライビングが求められるというよりはマリオ・カートのような混乱したレースになり、優勝したドライバー(ダ・コスタ)もフィニッシュの瞬間まで確信がもてないようだった。シーズン4レースを終え、ピケは3位ブエミから6ポイント、4位プロストから5ポイント差の選手権5位につけている。タイトルへの挑戦は突如、現実的な可能性になってきた。

スパーク・ルノーに慣れることは多くのドライバー達にとって容易ではないということが明らかになってきている。「エンジンやタイヤの変化が聞こえないんだ。クルマとドライバーとのつながりの一つに、感覚がある。底を擦っている、オーバーステア、アンダーステアだ、とか。だけど、音もその一つなんだ。ギアボックスの扱い方や、エンジンの回転をどのくらい上げるかということの決め手になる。集中力が高まるドライバーもいるだろう。エンジン音や振動ががどれほど大きいかということは問題じゃなくて、僕達の体はそれらが好きなんだ。集中するのを助けてくれる。瞑想のように」

観客にフォーミュラEカーからの音は聞こえるが、自分自身が生み出すノイズに常にさらされる場所のコクピットの中は全く異なる環境だ。ピケJr.も他のドライバー達と同じことを言うが、従来のレースカーのようなノイズがない状態には素早く慣れることが出来たという。「音のことは忘れてしまう。集中力が高まって、あるゾーンに入るとね。ブレーキングを遅らせよう、このコーナー、あそこのコーナー、そういう細々としたことを、いい1周を走りきるために。(様々なことが大きく異なる)フォーミュラEカーも、ただ、レースカーになる」

トルクのかかるスパーク・ルノーで、スリッピーなストリートサーキットにていいタイムを出すためには、ドライバーによる知的なアプローチと、チームによる確かなセットアップストラテジーが必要である。「丁寧に、クリーンに、積極的にやろうとトライする。アグレッシブになりすぎてはいけないし、ラインを外れてもだめだ。100%スムースにやらなければならない。冷静でいなければならない。レースカーに乗っている時は、速いコーナリングのために『スプリングか?アンチロールバーを変えた方がいいか?』と常に考えているんだ。フォーミュラEでは考えることは少し違っている。メカニカルセットアップに関することは少し減って、セパンで走ってる時というよりはモナコに近いかな。フォーミュラEのコースはみんなモナコみたいで、1周が短くバンピーで、コーナーがタイトだ。ギアレシオは変わらないし、ウイングは効率化のために出来る限りオフしている。フォーミュラEではパフォーマンスの70%がバッテリー効率のため、残りの30%はメカニカルな部分のためなんだ」

バッテリーマネジメントはフォーミュラEにおけるひとつのキーであり、これにはパワーマップを設定するエンジニア、そしてドライバーからのインプットが出来る限り多く必要だ。「バッテリーの面では、中国はかなりきつかった。でもマレーシアはそうでもなかった。ウルグアイとブエノスアイレスは何度もセーフティカーが入ったからバッテリーの節約になった。フォーミュラEカーはかなりセンシティブ。ブレーキの温度の高低で、大きな違いが出るんだ。ブレーキバイアスや回生で色々試せるけど、同時に変動を生む。コンスタントな状態を保つためにレベルを上げ下げして、僕達はたくさんの仕事をやってきた。苦労しなくてもいいレースセッティングのやり方を見つけたんだ。いったんスイートスポットにはまれば、トライも出来るし、続けていくことも出来る」

フォーミュラEの局面のひとつ、トラックは、ドライバー達にはチャレンジングだ。カレンダーは新しいストリートサーキットで埋まっており、コースに慣れるにはレース当日しかない。データ不足と、初年度の限られた予算とのコンビネーションが、正確なシミュレーションを困難にしている。1月はじめのブエノスアイレスで素晴らしい夕日を浴びながら、ニック・ハイドフェルドとステファン・サラザンはコーナーに立ち止まり、歩いてきたセクションを振り返っていた。「シミュレーターでは、ここはストレートだった」とハイドフェルドは眉を寄せた。サラザンはすっきりとまとめる。「僕の時は違ってた」

「フォーミュラEではトラックで走る時間が多くないから、シミュレーターを使う時間は重要になってくる。ドライバー達はみんな好きだと思う。ただドライブ、ドライブ、ドライブ。集中できるから。僕達はビッグチームではないから、ぜいたくな機能は何もない、小さなシミュレーターを使っている。F1チームはコースをレーザーマップで作り、自分達のクルマも作って、パーフェクトにシミュレーションできる。僕達は、コースのCADマップを使ってるんだ。高低差やバンプは分からない。クルマのデータも入れられないから、厳密なエンジニアリングデータも取れなくて、やれることはかなり限られてる。もっと多くの時間をかけているチームだって、どうやって全てを再現する?シミュレーションと実際のラップタイムは5秒くらい差があるんだ」

ピケJr.は、(シミュレーションに多額を投資する)利点もあるとした上で、チームの予算が限られているため、この短期間においては(シミュレータよりも)よりよい使い道があるかもしれないと考えている。

「シミュレーターにお金をかけるとして、100%つぎ込んでも意味がないかもしれない。予算全体の10%しか払えないとしたら、エンジニアを追加で雇った方がいいかもしれない。効果があるところにお金を使った方がいいんだ。ジムを建てるとして、スペースがない小さいものを建てる意味はないだろ?ドライバーをテストできて弱点を見つけることが出来る、最新のトレーニング設備がある方がいい。手に入れられないのなら誰かのを借りるんだ」

チャイナレーシングのボス、スティーブン・ルーは、二年目のシーズンにてコンストラクターになることを真剣に検討しており、パートナー候補達との交渉も順調に進んでいると明らかにした。しかし、そのようなパートナーシップが予算にどのような影響を与えるのかはおろか、正確なテクニカルレギュレーションでさえも依然として不透明なままである。ピケJr.は深刻に憂慮してはいない。「僕達のチームには、話をもってきているマニュファクチャラーがたくさんいる。もしその中のひとつとサインするとなると、バッテリーやパワートレインにどのくらいかかるのか、サポートはどれくらい受けられるのかを考慮することになる。一年を通じて、ピースが嵌まって行くことになると思う」

今は消滅したA1 GPとフォーミュラEとを比べて、このシリーズは一年持たないだろうと決めつける懐疑的な人もいる。 両方の経験をもつピケJr.は、二つの大きく明確な違いは、強力なマニュファクチャラーが興味を示している点だという。「僕はA1 GPの最初のウィナーだ。開始当初は素晴らしい環境だったよ。フォーミュラEもA1GPも同じくらいの資金があったと思う。でもA1GPには計画がなかった。資金をただ使っていくだけで、それから物事をころころ変え始めた。フォーミュラEは違う。この先に大きな計画があり、関係するマニュファクチャラーもたくさん増えていき、素早く成長していくだろう」

ピケJr.は今シーズンのレースひとつひとつにただ集中していくだけだと語っている。「今シーズンの全レースに出られるか、100%の確信はない。チームのスポンサーシップに左右されるから。このレースシートに多額の資金を払いたいドライバーも何人かいる。僕に必要なのはいい結果を出していくことだけだ。それについては、僕達はみんな楽観的に考えている。GP2であっても、小さなチームはトップチームに挑むチャンスさえない。僕はそのことにかなり勇気づけられている。クルマの種類は違うけど、僕はオープンホイールのレースが恋しかったんだ。自分のルーツに戻ってこられて、素晴らしい気持ちがしている」

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フォーミュラE開幕戦 北京 行ってきました!(前書き)

超ひさびさの更新が突然の北京(予告なし)で若干自分でも引いてます。
最初に声を大にして言っておきたいのですが、別に初物に行って人柱になるのが趣味とかいうわけじゃないですw富士アゲイン狙った売名とかでもないよ!

トリガはF1に一緒に行ってる友達がハイメを見に行きたいなーと言ってたところに、まさかのぴけ様がテスト参加したことでした!ということで最初にぴけさんへの愛を説明します。

何回かここに書いてますが、ぴけさんのことは2008年のシルバーストンで、テントでマッタリしていたのにわざわざ出てきてサイン書いてくれたのをきっかけに好きになってしまい、ぎろっぽんで黒シャツ(ボタン多目にはずしぎみ)にKOされてしまった…そう最初はなんといっても顔が好きでした!!その次に、かっこいいのにファンに優しいところが好きでした。はっきりいって走りのことはさっぱり気にしてなかったよね!2009年のスパは行ってみたらいませんでした\(^o^)/

そこから月日は流れてぴけ氏はアメリカへ渡りました。最終的に「NASCARにフル参戦」と決まったのは2010年です。デビュー戦でトップ10フィニッシュして、NCWTSとNNSで優勝した経験もあります。私はといえば、NASCARって3部構成なのも初めて知った感じの素人から、寝落ちたり寝落ちたりアメリカジャンクCMの誘惑に負けて深夜にお菓子を食べてデブになったり寝落ちたり寝落ちたり寝落ちたりしながらなんとか応援していました。2013年シーズンに成績があまりよくなかったせいか、今年はRedBull Grobal Rally CrossとBlancpain GTシリーズに出ていますが、NASCARにスポット参戦したり、いまも拠点はアメリカです。

ぴけさんを見ていて面白いのは、ハンサムなご尊顔およびSNS廃なところはもちろんなのですが、ちゃんと上達していくところです。変な言い方だけど。2010-2012年はオーバルでの抜き方が上手になっていくのが目に見えてわかりました。こんなドシロートが見てわかるくらいだから相当なものだったんじゃないでしょうか。

冬の間はブラジルに帰省して、弟とかと組んでちょいちょいカート大会に出たり、今年はラリーカーとGT(とフォーミュラ!)に乗ってるし、くるまを運転するのが本当に好きなんだなと思います。今はそういうところが一番好きです。

だから、アメリカに行ってからのぴけさんの方が多く見ていることになります。ちゃんと彼のこと好きになったのに、拠点はアメリカで、来てもヨーロッパで、おそらくこの先もずっとレースを生で見ることはできないと思ってました。

そんなところに!テスト参戦ですよ!アジア開催もあるフォーミュラEのね!!!
チームアナウンスないのに飛行機予約しちゃったよね!!!!!
※素で決まったと思ってた

その後はフォーミュラEセーフティカー提供のクアルコム様(ぴけさんのスポンサー♥)の力を信じて毎日祈って過ごしたよね…!!

そんなわけで北京へ飛ぶことを勢いだけで決めたのでございます。(個人的には一緒に行った友達がハイメをかなり好きだったのだなぁとビックリしたのでした)
出るドライバーもジェローム(鈴鹿のイタリアンで遭遇)、サム鳥くん(ボウリング場で遭遇)、ブルーノ(夢のパドクラで遭遇)+嫁のKちゃん、ぴっくん(フランス組合のコミュ障として一方的に心配)など非常に我々好みのラインナップなのでうはうはでした。

そんな重く鬱陶しい愛で向かった北京なんですよ、というとこで長文すぎたので観戦編に続く!

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