IN THE COCKPIT: How I Got Started

SPEEDtvの連載IN THE COCKPIT、今回はぴけこさんが今までのキャリアを振り返っていますー。「パドックでファンにすごいやさしくしてくれた」「おまけにいけめん」「たぶんいいやつ」これだけで応援しはじめた私にとっては、知らなかったこと満載でした!

IN THE COCKPIT: Nelson Piquet Jr. Driver Diary – How I Got Started
ドーバーでのタフな週末を終えて、僕達はシャーロットの準備に忙しい。いいレースをしていたのに、最終ラップでアクシデントが起こってしまったけれど、次の金曜の夜に目を向けている。今回は、僕の連載のいつもの形式をちょっと変えて、みんなに僕がどうやってここまできたかを知ってもらうために、レースを始めた頃のことを書こうと思う。
小さい頃、僕は母とヨーロッパに住んでいた。そして8才のときに、父とブラジルへ引っ越したんだ。父と暮らすようになって、ゴーカートを始めた。すぐにレーシングと車に恋したのを覚えてる。僕は夢中だった。サーキットでメカニック達と夜遅くなるまで一緒に過ごした。車について学ぶのと同じくらい、レーシングの環境のことも学ぶことができた。カートの頃から、僕が17歳でイギリスF3で勝つまでずっと一緒に働いたメカニックがいたんだ。僕達は本当の家族だった。僕が覚えてる中でも最高の時間だった。
南米F3でレースできる歳になるまでカートをやって、シーズン2年目の2002年に、Piquet Sport teamでタイトルをとった。そして、英国F3に参戦するためにイングランドへ渡った。大きな決断だったよ。既存のチームに入らないで、自分のエンジニアと2人のメカニックをブラジルから連れて行って、自分達のチームを設立した。勇気がいる決断だったけど、2年目の2004年にタイトルをとって、報われた。
そのPiquet Sportが、シングルシーターのF1養成シリーズとして設定されているGP2へ移って、そこで2年戦った。1年目はトラブルやメカニカルな問題がたくさんあって難しい年だったけど、2年目の2006年には何度か優勝もして、ルイス・ハミルトンと最終戦までタイトルを争った。2位に終わってしまったんだけど、シーズンを通じて素晴らしい戦いをした。ハンガリーで、ポール・第1レース優勝・第2レース優勝・両方のファステストラップをとって、パーフェクトなウィークエンドを達成した初めてのドライバーになったんだ。その翌年にINGルノーF1チームのテスト&リザーブドライバーになって、アメリカへ来てNASCARを始めるまでの18ヶ月、レースドライバーとして過ごした。
レースカードライバーであるには何が必要か?ってよく訊かれるんだけど、僕のアドバイスは、多くの情熱と多くの才能が必要だってことかな。これはイージーなドライブじゃないから、タフな時間を過ごす覚悟が必要なんだ。勝ち続けてハッピーなままいられることもある。でも、つらい場面でも、モチベーションを保ってハードに働き続けなければならない。適切なタイミングで適切な場所にいることもひとつの要素だ。残念だけど、今このスポーツはとてもお金がかかるから、強力なスポンサーがいれば助けになる。F3とGP2の頃はいつも素晴らしい支援を受けていて、僕はラッキーだったよ。
今週末はシャーロットモータースピードウェイでレースをする。ここはアメリカでの僕の「ホーム」トラックなんだ。NASCAR truckファンに、いいショーを見せるよ。金曜の夜、シャーロットの人はサーキットへ来てくれるのを楽しみにしている。それ以外の人は7:30PM、SPEEDチャンネルで会おう!

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