続・インタビューまつり

イタリア紙La Repubblicaの英訳がおなじみGrand Prix Girlsに載っていたので読んでみたらば、この間のインタビューでは言ってなかった事をいっぱいしゃべっていらしたようなので…。

元記事(イタリア語)は Il mondiale dei campioni E’ tornato Kimi il duro です。
いやーほんとキミのファンをやっていてラクなのは世界各国にこういう気合の入ったファンのお姉様方がいっぱいいることですよねぇ。感謝感謝(-人-)←こんなとこで言っても伝わらないけどもw

「マッサは最近gdgdだし、フェラーリはあの時あんたをキープして代わりにマッサを放出しときゃよかったと思わない?」とかなんとか、結構なことをストレートに聞いていておいらちょっとビックリしちゃいましたよ。

La Repubblica: The world champions Tough Kimi is back
ZURICH – テニスの試合が流れているTVを前に”アイスマン”がソファに座ってラテを飲んでいる。そんなところを見たと言ったら人は笑うだろう。ハスキーの目と、ほとんどアルビノ(真っ白)の容貌は誤解を助長するが、(人々の)ごく表面的な理解の結果である”冷静で感情がない”というイメージを持つキミ・ライコネンを理解するためには、少しの間会話するだけでよかった。
感情、情熱などと呼ばれるものをキミはたくさん持っている。人と違うのは、それを表す方法だけである。
アロンソは何度も、”戦略的な偽り”よりも、その答えの中により多くの真実があるとプレスカンファレンスで言ってきている。
フェラーリに対しての真実は、たとえば、ロータスでテストをした時の最初のインタビューの中で明らかにされている。
「フェラーリを見ても何も感じない。フェラーリに在籍していた時代のことは、僕のキャリアの美しい1ページだった。でもそれはもう終わったことだ。そして、それほど良いものではなかった」

Q: (フェラーリとの終わりは)違う結果を期待していましたか?
KR: うん、イエス。だけど人生ではそういうことは起こるものだし、物事は望んだ通りにはうまくいかないんだ。その時には、僕にそれが起こった。

Q: では、あなたのミラーにアロンソやマッサのマシンが映るのを見る時もスリルは感じないということですか?
KR: 何も。それに、”離れたところ”から(古巣の)マクラーレンの成功を見たこともあるし。

Q: しかし、”ラリーのための” 2年間の不在ののち、F1に再び乗ることについて、最近はどのように感じていますか?
KR: ホームに戻ってきたみたいだった。

Q: F1で恋しいと思ったものは?
KR: 本物の、目に見える、そこに存在しているライバルと競争すること。ラリーでは時間と戦い、レースを通して他人を見ることはない、道だけだ。違いは大きい。

Q: 復帰を決めたのはいつですか?
KR: 去年、ラリーシーズンの合間の休みに。僕はNASCARを少し経験することができた。そこでは40人のライバルがいた… トラック上に他人がいたのは、F1を出てからはじめてだった。レースが始まるとすぐに、競争する事に対しての以前の魅力を自分の中に感じた。(F1の選択肢が)何かあるか、マネージャーに電話をして聞いた。ウィリアムズとたくさん話し合いをしたけれど、(最終的には)何もしなかった。ロータスと接触した時、僕達には何の懸念もなく、とても早く合意したんだ。

Q: ロータスでの「リハビリ」のスタートはどうでしたか? 2年前の2009年、負傷したマッサとの交代に向けてシューマッハが行った準備は悲惨でしたが…
KR: うん、首が痛かった。でも、(F1にいた年)冬休みの後にドライブを始める時よりも痛いということはなかった。もっと痛むと思っていた。

Q: 技術的な見地からはどうでしょう?
KR: それも、もっと(自分の順応が)悪いと思っていた。もちろん、ドライブしたのはデモ用のタイヤだから来シーズンタイヤのパフォーマンスではないけど、そういう見方をすれば、新しいピレリ(2012年シーズン用のタイヤ)はみんなにとっても初めてだ。

Q: 今シーズンの自分の目標は?
KR: できるかぎりプッシュすること。[Pushing as much as possible]

Q: ロマン・グロジャンがチームメイトになります。以前”戦ってきた”のはハイドフェルト、クルサード、モントーヤにマッサ。彼らを順位付けるとしたら?
KR: そういうことをする理由がない。彼らはみんないい人間で、いいドライバーだった。そしてグロジャンもそうだ。

Q: 最後のチームメイトだったマッサはタフな時間を過ごしています。彼はアロンソがやってきて苦しんでいるように思われ、奇跡が起こらない限り、今年がフェラーリでの最終年になるとみられています。フェラーリはあなたをキープしてマッサを放出したほうがよかったのではないでしょうか?
KR: マッサはすごく速いドライバーだよ。悪い時期というのは誰にでもある。

Q: 2012年のグリッドはワールドチャンピオンでいっぱいです。あなたのほかに、シューマッハ、アロンソ、ハミルトン、バトン、ベッテル。誰が一番強力だと思いますか?
KR: 僕の意見は全然意味がない。F1にはいいことだろう。だけど、結局僕達は何も変えない。みんなゼロからスタートするんだ。おそらく、世界的な紙面やサイトはファンからのちょっと多いプレッシャーや期待を扱わなければならないかもしれないけど、F1カーをドライブするのにはそういうものは必要ない。最後には、最速のクルマを持っている人が勝つと思う。

Q: “ベッテル旋風”[Vettel phenomenon]をどう思いますか?
KR: (彼は)すごく速いよ。だけど、3シーズンとも彼がベストのクルマを持っていた。

Q: ドライブをやめようと考えたことはありますか?
KR: ああ、フェラーリと終わった頃に考えた。モトクロスか他の何かをして、完全に自分の人生を変えることを。だけどその考えは長くは続かなかった。再びクルマに飛び乗る時だ。

モトクロスこわい><
引退も考えてたんですね。私はミカさんみたいになるんじゃないかと思ってたし、そう思ってた人多そう。
“Vettel phenomenon”は私もそう思ったので「現象」としたくないphenomenonを読んで”旋風”っていう日本語をあててみました。自分でだーーーーっと読むときはいいけど、ちゃんとした日本語にしたら何かな?って考えると難しい。

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