イギリスGP 土曜日: THE SUN AIN’T GONNA SHINE ANY MORE

Kimi Raikkonen, E20-05
Q: P6 1:53.290 FP3: P5, 1:32.454
フルウェットを履くという、少し間違った決断をしてしまった。そしてQ3が再開されたとき、インターミディエイトで1ラップしか走ることが出来なかった。もっと速く走れていただろうと思う。それに加えてKERSのトラブルがあり、赤旗中断の間に修復を試みた。6番グリッドは大惨事じゃないけど、もっとうまくやれただろう。みんなにとって、天候がそれを少し難しくした。特に水しぶきが上がるような状況では、イージーなことじゃない。みんながトラックの同じ場所のために戦っているレースコンディションだったらもっと難しい状況になるだろう。見ていて楽しいレースになるだろうってことは、ファンにとってはプラスの一面だ。もしグランドスタンドにいたら、最高の天気ってわけじゃないけどね。
 
 
WET AND WILD – BRITISH GRAND PRIX, QUALIFYING REPORT
Kimi Raikkonen, E20-05
・Position: Q1-P12 / Q2-P7 / Q3-P6
・Best Time: Q1-1:47.309 / Q2-1:56.469 / Q3-1:53.290
・Laps Completed: Q1-10 / Q2-8 / Q3-6
 
RUN TO THE SUN – BRITISH GRAND PRIX, FREE PRACTICE 3 REPORT
Kimi Raikkonen, E20-05
Position: P5 / Best Time: 1:32.454 / Laps Completed: 25
 
SATURDAY IN SILVERSTONE – ON TRACK WITH KIMI[Q&A + PICTURES]
Q: 明日は6番グリッドからのスタートです。予選を終えてどのように感じていますか?
KR: okだけどあと少しうまくやれたと思う。予選の最後のパートでは、たぶんインターミディエイトを履いてスタートするべきだったんだろう。そうしたらもっと熱を入れられたし、あと一周多く走れたと思う。それができていたらどのくらい違いがあったのかを言うことはできないけど、難しい決断だったし、あの状況下でできるベストを僕達は尽くしたと思う。
 
Q: ファイナルセッションが始まったとき、インターミディエイトで走れる路面状況だと思いましたか?
KR: さっき言ったように難しい判断だった。水がたまっていれば、インターミディエイトはフルウェットほどうまく動作しない。でも、それほど濡れてない場所もたくさんあって、そこでは他のタイヤよりもインターがよりうまく機能していた。どんなタイヤを選んでも、トリッキーになる場所がそれぞれあるものだ。だから、全体を通してうまく走れる方を選ぶという選択をするだけのこと。ラップ終盤のコーナーでは雨が再び降り始めて、フルウェットを履いていてもとてもスリッピーだったけど、僕の最後のラップは明らかによくなっていた。
 
Q: KERSを失ったことは今日のペースにどのくらい影響がありましたか?
KR: セッション中ずっとKERSが使えなかった。この影響はウェットコンディションではそれほど大きくない。ドライだったらコンマ4秒くらい影響があっただろうけど、(ウェットでは)ドライコンディションと同じくらい効果的にKERSを使えるわけじゃないから。パワーが足りてないのを一番感じるのはストレートだ。だから、多少影響はあったと思うけど、普通のコンディションほどではなかった。バッテリーを二回交換してみたけど、それが原因じゃないみたいだった。原因を解明するために一生懸命に作業しているし、明日までには直せると思っている。
 
Q: 今日のコンディションはどれくらい難しかったですか?
KR: こんなに雨が降ってるなんて、理想的とはいえなかった。水しぶきが沢山上がってたし、アクアプレーニングが起こっているところが沢山あった。でもそれはしょうがないし、こういう天気のときはいつだって同じような状況になる。今日みたいな状況だったらレースはスタートしないだろう。レースの序盤に、コース上にたくさんの水があるとすると、アクアプレーニングがそれほど起こらなくなってインターでも大体okになるまでは、SC先導で走ることになる。でも水しぶきは依然として大きな問題だ。水しぶきが上がれば、たまっている水が見えなくなるし、ブレーキングとターンインのポイントを見つけるのも難しくなる。
 
Q: 今週末、これまでのところはE20に満足していますか?
KR: このクルマは高速コーナーに強く、ここでもいいスピードを持っていると思う。僕達にとってはドライだったらよかったんだけど、それでも僕達はかなりの強さを見込んでいる。こういう状況では、物事を正しく進めることはできるけど、それ以上にかなり間違いを犯しやすい。雨によってラッキーをつかめるときもあるし、そうでないときもある。天候が変わらなければレースはかなりトリッキーなものになるだろう。でも、もちろん僕にとっては、マレーシアよりはかなりイージーだと思う。マレーシアがピレリのウェットタイヤでの最初の走行だったから。今日はウェットで走行を重ねることが出来たし、プッシュするいいアイディアもある。明日がどんな結果を持ってきてくれるか、見てみよう。
 

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