GETTING CLOSE TO THE ICEMAN

キミたん名付け親フィーバーだなー。キミジュニア見たいけど当分の間は無理かしら(´・ω・` )
ハンナさん連絡乞う七国山!!!
Uffeさんの話は今年メット公開したときのコピペです。

RÄIKKÖNEN REVEALED – GETTING CLOSE TO THE ICEMAN [PART 1]

アイスマン – 2002年シーズンの初めにロン・デニスからつけられたこのニックネームは、2007年F1ワールドチャンピオン、キミ・ライコネンに完璧に合っている。このフィンランド人のスターは最もクールな男だろう…これまでのF1界において。15分以上、彼を動揺させたり、怒らせたり、喜ばせたりできるものは何もない。キミは何もかも忘れるのが早い。クールな性質は生まれつきだ。

キミの母パウラは、彼が一度、とてもナーバスになってクールな態度を失ったときのことを覚えている。彼はそのとき6歳だった。パウラは息子を定期健診に連れてきており、キミは母と医師が話している間、おもちゃが置いてあるコーナーで待たされていた。そこにはたくさんのおもちゃがあったが、キミは突然興奮し、指の爪を噛んで、とても神経質な行動をとり始めた。

「ドクターは、キミには集中力に関して問題があるかもしれないと考え始めたの。でもそれはおもちゃのせいだったのよ!
 その頃のキミはジグソーパズルが好きだったの。でも病院のおもちゃコーナーにあったジグソーパズルは簡単すぎると思ったみたい。彼はもっと年上の子、10歳から15歳くらい用のパズルを見つけたのだけど、手が届かなかったの。病院の助手は、これはもっと年上の子用だからと言ってキミに渡すのを断ったのよ。
 キミは難しいジグソーパズルを手に入れて、ピースを当てはめて、笑顔になったの。ドクターも笑っていたわ。この子の集中力については何の問題もないことが分かったって」
パウラは親のプライドをにじませた声で話した。

キミはその頃からドライブを学び、どんな状況でも集中力を失わず、レーシングでもピースを正しくはめていく名人になり始めた。パズルのピースをはめるのと同じように。

パウラは、キミの意思は常にすさまじく強かったと認める。
「キミは常に自分のやり方を通したの。一旦何かを決めたら、何をしたってキミの考えは変えられない。小さな子供だったころ、ごみの缶を外に出すみたいな家事を手伝わせたくて、キミはやりたくなさそうだったら、反対のことを言わなければならなかった。ごみの缶を外に出さないで、私がやるからって。そうすると大抵キミがやってくれるのよ」

彼の両親が、ワールドクラスのモータースポーツスターになる才能が息子にあると気付いたのはいつだったのだろうか?
「両親のように近いところにいる人は、こういうことはわからないものなの。私達が兆候に初めて気付いたのは、キミが10歳くらいの頃で、フィンランドのゴーカートでジュニアクラスに出始めたとき。ある参加者の父親が、カーナンバー104をつけて走っている子[キミ]は誰だ?と言い始めた。その人は自分の息子のメカニックをしていて、経験豊かだったの。この態度とスピードがあれば、高いレベルまで行けるかもしれないって。その人は正しかったわね」
とパウラは笑った。

キミの母は、息子の強さも分かっていた。
「いつだって勝ちたいという途轍もない意思と、絶対に諦めない姿勢。それがキミよ。レーシングを始めたときから、ホイールが回っている限りステアリングをきり続けてきた。彼の中には、フィンランドスタイルの粘り強いファイティング・スピリット、”sisu”があると思う」

キミがF1への復帰を決めたとき、パウラはどれほど驚いたのだろう?
「本当にびっくりしたのよ。キミはこちらから聞かない限り、私に仕事についての話はしないの。ウィリアムズと交渉しているという噂を聞いて、彼に聞いてみたのよ。そうしたらキミは、もっといいオプションだからロータスに行くだろうって答えた。
 サプライズだったわ。彼の友達は、キミはF1にとても疲れてやめたんだって私に話していたの。そうしたら突然復帰したんだもの。休みをとったことはキミにとってはとてもよかったと思う。レーシングを心からまた楽しんでいるみたいだものね」

家族や友人など、キミに近しい人間は、レースファンが見ているのとは全く違ったキミ・ライコネンを知っている。感情が乏しいだとか、ぶっきらぼうで乱暴だとかの印象からは程遠い。彼は人の世話を焼いたり、人の傍にいたり、家族の面倒をみたりするのが好きだ。

キミの兄ラミにはJustusとTiitusという二人の息子がいる。キミは兄Justusの名付け親でもあり、二人に絶えずプレゼントを持ってくる。
「子供たちは僕とキミみたいな関係なんだ。色んなやり方でお互いと競い合っている。キミはレーシングに関するものを二人にあげるのが好きで、この間のクリスマスにはタブレットを買ってくれたんだ。サンタクロースがくれたって言うべきかな」

現在は、ラミとキミとの関係はどのくらい近いのだろうか?
「キミは弟だ。兄弟同士のよくある関係だと思う。ほとんど毎週話をしているし、アイスホッケーや他のスポーツを一緒にする。でも僕達にはそれぞれ自分の仕事があって、それに時間を割いているんだ。特にキミは忙しいし、世界中を移動しているからね」

※ラミ兄ちゃんはラリー引退してからはファミリーマンだよーってキミたんが言ってたことがありましたが、いまは主夫じゃないのかなー

RÄIKKÖNEN REVEALED – GETTING CLOSE TO THE ICEMAN [PART 2]

Toni Vilander は10歳でレーシングを始めた頃からの、キミのとても親しい友人だ。二人は兵役でも一緒だった。
トニは2012年のFIA WECにて、GTEクラスのタイトルをフェラーリで獲得しており、とても経験豊かなGTレーサーだ。

「僕達は別の場所でレースをしているから、頻繁に会っているわけじゃないけど、この友情は永遠だと僕は思っている」

キミは、トニの息子Luukasの名付け親でもある。
二年間のブランクを経て、友人が首尾一貫したシーズンを送っているのは、トニにとってはサプライズだっただろうか?
「昨シーズンのパフォーマンスよりも、キミが復帰したことの方が驚いたよ。一旦やめたときは、F1にうんざりしていて、”もう二度とやらない”って言いっぱなしだったから。F1に関する全てのことから距離を置いて、ラリーのように全然違うことをやったのはいいことだと思う。考え方を変えたり、アプローチをより強くしていく方法だ。
 キミはキミなんだ。クルマの違いとか、タイヤとかルールの違いとか、そんなのは問題じゃない。ほんの何周か走れば、すぐにフロントランナー達のようなタイムを出してしまう。ロータスと契約した直後にやったようにね」

暢気な人間である、というキミのイメージは、ロータスF1チームでの1年目のシーズンでも見られる。2001年からキミと働いているフィジオ、マーク・アーノールは、このイメージが、キミがどれほどハードにトレーニングしているかということについて誤った印象を与えると主張している。
「レースをしているときは、彼はのんきなんかじゃない。彼はクルマが動いている限り戦い続けている。トレーニングでも同じだ。一緒に働き始めてから、彼はいつもそんな感じだった。プログラムが何であっても、常に110%の力を出している」

キミは(自分自身だけでなく)自分のトレーナーでさえもトップコンディションにいられるようにしている。
「キミはクリスマスに、フィンランドのSuunto社の最新型の心拍数モニターをくれたんだ」

トラック上でのキミの姿に大きなインプットを与えているのが、長年の友人 Uffe Tägtströmだ。レース界における主要なヘルメットデザイナーのひとりで、カート時代からキミのヘルメットをデザインしている。

ドライバーもデザインプロセスに大きく関与する。キミはどのくらい芸術的なのだろう?
「芸術的? 彼はとても芸術的だなんて僕は言わないよ。でも、彼は自分の希望をわかっているし、流行にも敏感だ。あの世代の人間って感じだよ」

キミは常に、ヘルメットデザインにおけるトレンドセッターだ。
「キミが自分のヘルメットに使ったものと同じようなアイディアが、他の誰かのヘルメットに現れるのにそれほど時間はかからない」

キミは全てのヘルメットを手元に置いてあり、デザインを見てシーズンを振り返る。
「新シーズンの前に、キミはどんなデザインにするか、ヒントをもって来るんだ。僕はコンピュータで5つの案を作って、一番気に入ったものを彼が選ぶ。去年はカーナンバーを入れたいというのが希望だった。マクラーレン時代にはナンバーを入れていたけど、ヘルメットの後部だった。今年は9から7に変わったけど、2013年用に大きな変更はない。新しいスポンサーが増えただけだ。
モナコのハントのアイディアは何年も前からあったんだ。でもマクラーレンとフェラーリでは使うチャンスがなかった。去年はパーフェクトだったし、反響も素晴らしかったよ」

今年のモナコはどんなデザインになるか、楽しみにしていよう。

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