2011年スポーティングレギュレーション変更点 その1

あの40.14が変更されてます。けどそれに対するペナルティのとこが削除されたお、いいのかお…
既に読んであるアタマから24章までと、SCの40章のみですが。。。ピンクで追記/変更されたところが、2010年版に対する変更になります。

16.3
スチュワードは、3つのペナルティのうちひとつを、インシデントに関係するドライバーに与えるかもしれない。
a) ドライブスルーペナルティ:ドライバーは、ピットレーンに入り、ピットストップを行うことなく、レースに戻らなければならない。
b) 10秒停止ペナルティ: ドライバーはピットレーンに入り、自分のピットで少なくとも10秒間停止し、レースに戻らなければならない。
c) タイムペナルティ
d) グリッド降格: ドライバーの次のイベントで、グリッドポジションをいくつか降格される。
e) 懲戒
f) リザルトからの除外
g) 次回イベントへのドライバーの出場停止

しかし、a)とb)のペナルティは、最終5ラップまでの間に課されなければならない。レース終了後は、16.4bは適用されず、a)の場合は20秒が、b)の場合は30秒が、それぞれ関係するドライバーのレースタイムに加算される。

20. ドライビング
20.1
ドライバーはクルマを単独で、エイドなしにドライブしなければならない。

20.2
他のドライバーの邪魔をしやすい操作、例えばポジションを守るための複数の方向転換や、deliberate crowding of a car beyond the edge of the track、またはその他のアブノーマルな方向転換は許されない。

20.3
ドライバーは常にトラックを使用しなければならない。疑いを回避するために、トラックのエッジを定めている白線はトラックの一部であるとみなされるが、縁石はそうではない。クルマの一部がトラックと接触していなければ、ドライバーはトラックを離れたとしてジャッジされる。クルマはドライバーが復帰するかもしれない理由のためにトラックを離れるか?しかしながら、これはそれをすることが安全であり、アドバンテージを得ることがない場合のみされるかもしれない。

20.4
レース中、(訳注:自分を)ラップダウンにしようとしている他のクルマにキャッチされたらすぐに、ドライバーは、最初の機会において速い方のドライバーにパスさせなければならない。キャッチされたドライバーが速いドライバーに抜かせなかった場合、彼が後ろのドライバーにオーバーテイクをさせなければならないことを示すため、青旗が振られながら提示される。降られている青旗を無視していると考えるドライバーは誰でもスチュワードに報告される。

23 ピットレーン
23.1

a) 不確実なことを避けるため、かつ目的を記述するため、ピットレーンは2つのレーンに分割されるだろう。ピットウォールに近い、幅3.5mに満たないかもしれない方を”fast lane”, ガレージに近い方を”inner lane”と称する。38.2章および41.5章の状況下で(複数の)クルマがピットレーンの終わりにいる場合を除き、inner laneが、クルマに作業を行える唯一のエリアである。しかしながら、ピットレーンを出ようとしているほかの車をじゃましそうである場合、fast laneで作業が実行してはいけない。

d) スタート動作においてグリッドから離れる場合を除き、クルマはチームのガレージエリアからピットレーンの終わりに向けてのみスタートする。
プラクティスセッションのスタートまたはリスタート時にピットレーン出口の前にいたクルマ、またはSC期間中にピット出口にストップすることが要求されていたクルマは、fast laneのラインに整列し、過度に遅れたクルマがいない限り、そこに着いた順に出て行かなくてはならない。

h) deの場合を除き、fast laneに器材を残してはならない。

j) ピットストップの後に、安全である場合のみクルマをリリースすることは、コンペティターの責任である。クルマの正面からみたとき、そのクルマがリリースされたとき、コンペティターは明確に確立する手段を提供しなければならない。

23.2
特別な状況下で、レースディレクターは、安全上の理由により、レース中にピットの入り口を封鎖することを要求するかもしれない。こうした時にドライバーは、修理をするための重要で全く明白な理由がある場合にのみピットレーンに入ってよい。

40.5
この時から、レースカーは必要以上にあるいはいくぶんかのスロー走行、または不規則に走行してはならない。SCが配備中の間は常に、他ドライバーまたは他の人に対する潜在的危険行為とみなされ、スチュワードに報告される。トラック上かどうか、もしくはピットの入り口、またはピットレーンであるかどうかにかかわらず、これは適用される。

40.7
全てのレースカーは減速しなければならない。そして、SCの後ろに10台ほどの間隔を開けて整列しなければならない。ドライバーの十分な減速を確実にするため、SAFETY CAR DEPLOYEDのメッセージがタイミングモニターに表示されてからは、各車が最初のSCラインをはじめて超えるまで、ドライバーはFIA ECUによる最小のタイムセットより上にいなければならない。
以下の例外を除いては、SCがピットに戻った後、クルマが最初のSCライン(訳注:2009年版ではLine = コントロールライン)に達するまで、オーバーテイクは禁止される。オーバーテイクは以下の状況の時のみ許される。
・クルマがSCから(オーバーテイクしてよいと)合図されたとき
・40.14の場合
ピットに入ったクルマは他のクルマを抜いてよい。または、SCがトラックに残って、
ピットに入る時は、SCを含むトラックに残っているクルマをパスしてよい。
first safety car lineを越えた後。
ピットから出たクルマは、2本目のSCラインを越えるまで、他のクルマを抜いてよい。
SCを含むどんなクルマも、ピットから出るときは、オーバーテイクしてよい、またはオーバーテイクされてよい。2本目のSCラインを越えるまで。

・SCがピットに戻るとき、itが最初のSCラインを越えたら、他のクルマにオーバーテイクされてよい。
※このitはSC? ラインを越えたクルマ?

・SCがピットレーンを使用している間にガレージに止まっているクルマは、オーバーテイクされてよい。
・明確なトラブルでスロー走行しているクルマ。

40.14
特定の状況下においては、レースはSCの後ろでスタートされるかもしれない。または、42.5(a)に従って再開されるかもしれない。いずれのケースも、(開始の)10分前に、SCのオレンジライトが点灯される。これはドライバーに、レースがSCの後ろでスタート(または再開)されることを通知する。同時に、これを確認するメッセージがタイミングモニターに表示される。
グリーンライトが点灯されるとき、SCは全車が続いているグリッドを離れ、10台分の車間を開けておく。(?)
レーススタートの間、フォーメーションラップは行われない。レースは、グリーンライトが点灯したら開始される。
オーバーテイクは、クルマがグリッドポジションを離れるのが遅れたとき、かつ、後方のクルマが、過度にフィールドの残りのクルマを遅らせることなく、遅れたクルマをパスすることを回避できなかった場合、1周目の間のみ許可される。
このケースでは、ドライバーはオリジナルのスタート順を再確立するためにのみ、オーバーテイクをしてもよい。
グリッドを離れるが遅れたクルマは、残りのクルマがLineを超えた後も動けなかった場合、他の動いているクルマをオーバーテイクしてはいけない。SCの車列の後ろにつかなければならない。1人以上のドライバーが影響を受ける場合、彼らは、彼らがグリッドを離れた順番で、フィールドの後ろに整列しなければならない。16.3aまたは16.3bによるペナルティは、スチュワードの意見により、1周目の間に必要以上に他のクルマをオーバーテイクしたどんなドライバーにでも課される。
この方法に遅れたドライバー、かつ、first SC lineまでにオリジナルのスタート順を再確立することができないドライバーは、ピットレーンに入らなければならない。そして、一旦全車がピットレーンの出口を通り過ぎた場合のみ、レースに復帰してよい。

1 person likes this post.