Sebastian Vettel keeps his feet firmly on the ground

ハンナちゃんの名前出すのもめずらしいし、好きな音楽とかレコードのことは前にも少ししゃべっていたけど、こっちが勝手に思っている彼とのギャップがすごく新鮮! なDaily Mailの5/28付の記事です。Crash.net経由で知りました。うーん見逃さなくて良かった!

Sebastian Vettel keeps his feet firmly on the ground
起きて、ワールドチャンピオンのことを考えるようなことはしないよ。僕が考えるのは、次のレースのことだけだ。去年のタイトルを獲ったけど、それによって特別なアドバンテージがあるわけじゃない。F1では、シーズンが終われば全てはイコールになり、全員が再び0からスタートしなければならないんだ。
僕が調子良く進んでいく時期は、いつの瞬間にも終わるってことも十分に分かってる – 階段から落ちて足を折るかもしれないし。そうしたら全ては終わりだ。カーNo.1をつけてる間の一番いいことは、誰も僕からそれを奪えないということ。それを僕は本当に誇りに思うし、いい日でも悪い日でも僕はやれるってことを、それ(No.1)は自分自身に証明してくれる。

もちろん、ベストでいるためには多くの犠牲を払わなくちゃいけない。もっと若かったときの暑い日のことを覚えてる。放課後にみんながプールへ行ってる間、僕は真っ直ぐ家に帰って、バイクで2時間トレーニングしてた。トレーニングをスキップしてプールへ行けたら嬉しかっただろうね。ゴーカートでレースしてた頃もそうだ。バースデーパーティにいくつも出られなかった。その時は本当にいやだったけど、しばらくしてレーストラックへ行くと僕はハッピーになれた。

カーNo.1をつけていることが僕を変えたって言うつもりはない。他のみんながやっているように自由にできなくなったこともいくつかある。でも僕はまだ、何のトラブルもなしに街を歩いて行って映画館へ行けるんだ。好きなフットボールチーム、Eintracht Frankfurtの試合を見に行った時も、僕はVIP boxからじゃなくてスタンドから見る。僕の写真を撮りたがる人はいつもいるけど、それは特に問題じゃないよ。ただ対処するだけ。

モーターレーシングは色んな点において他のビジネスと同じなんだ。やるべきことのターゲットを決めて、全力で取り組む。それをやれた日には、ベストな結果が自分に起こるかもしれない。そうしたら次のチャレンジを探し始めるんだ。それが、ライバルのドライバー達との本物の友情が存在しない理由だと僕は思う。70年代は、ドライバー達は一緒に休暇へ行っていた。奥さんも連れてね。でも時代は変わった。いまは誰も親しくしたりしない。チームはそれぞれ、自分達のサポートスタッフとスポンサーだけで全体的に独立している。

仕事はすごく激しい – トラックにいるときは、ガールフレンドのハンナ(Hanna Prater – デザイン・テキスタイル専攻の学生で、高校からの知り合い)と過ごす時間も十分ないんだ。だけど、みんなも自分のガールフレンドをオフィスに一日中座らせておくのを想像してみて。彼女と過ごす時間をもつには忙しすぎるだろ?

ドイツ人ドライバーは、ユーモアのセンスがないってよく非難されるけど、僕は英国流のユーモアと、英国の音楽の大ファンなんだ。Monty Python’s Life Of Brainと、Little Bristainは僕のお気に入り。4人のメンバー全員のサイン入りのWith The Beatlesに2,500ポンド払ったこともある。僕はレコードを500枚持ってるんだ。家にいるときは、ジャケットのアートワークと、プロダクションノートをじっくり見るのが大好き。レコードに針を落とすのも好きだし、音楽が始まる前のひっかくような音を聴くのも好きだ。Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band(訳注:ビートルズの8枚目のアルバム)を一番よく聴いてる。

僕はいつも通りの自分のままだよ。神さまなんかじゃなく、ただのふつうの人間なんだ。

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