Spinning wheel – Kimi Canadian GP review

Spinning wheel

Kimi Canadian GP review

8位フィニッシュは僕達がカナダで求めていたことじゃなかった。でも12番グリッドからスタートしてチェッカーフラッグまでにポジションを4つ上げたんだから、午後を丸々無駄にしたってわけでもない。

もちろん、もっと普通の週末が必要だった。土曜日は何もかもうまくいかなかった。午前のプラクティスではクルマはOKで、僕達はグリッドのトップ5を争うと思っていた。

ハイドロ系の問題は金曜日の時点で既に兆候が出ていた。それが予選セッション中に再び起こったんだ。differential[デファレンシャルギア (differential gear) あるいは略してデフギア、デフ。差動装置。機械的機構の一種で、二つの部分の動きの差を検出、あるいは動力に差をつけ振り分ける]が正しく動いていなくて、もちろん何もかもをうまくやらなくちゃならないQ2でホイールスピンもしてしまった。

僕達はトライしたけど、ほんの少しの差で負けてしまった。それで12番グリッドになったんだ。モナコでそんなことになるよりはマシだけど。後からそれを知った今では残念だよ。

サーキットにはストレートがあるけど、DRSゾーンはストレートの全体じゃない。オーバーテイクしやすい場所というわけではなかった。それでみんな遅いクルマの後ろにスタックしてしまって、ポジションを上げるために十分な動きができなかった。

僕達はロズベルグと戦っていて、ピットストップでポジションを失った。ピットストップの後もっとうまくやるために、僕達は1-2秒速くやらなければならなかったと思う。いま僕達にはその1-2秒がない。誰かがピットから戻ってくると、毎回僕の前に現れるように感じた。

もちろんそれはイラついたけど、レーシングではこういう風になることもある。今日は僕達の日じゃなかったんだ。

ピットストップの後、僕は何度かウェバーを抜こうとトライした。でも彼のレッドブルはコーナーの出口でめちゃくちゃ速くて、(DRSゾーンのある)ストレートのところで十分に近付くことができなかった。

でもまあ僕達はまた完走して、価値あるポイントを獲得した。レースには満足していないけど、ロマンがいいポディウムフィニッシュをして、チームには楽しい時間があった。同じようにもっといい結果を得るチャンスを獲得するためには、僕もQ3に進出する必要があっただろうな。

さて、僕達はヨーロッパへ戻る。E20は、ポテンシャルは依然として存在することを見せてくれた。バレンシアの週末がどう動いていくか静観しよう。僕達は前進できる、そしてこれは励みになるスターティングポイントだ!

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