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Kimi review season 2012

公式サイトの中の人も、一年間おつかれさまでしたー!

Kimi review season 2012

僕がF1に来てから一番長いシーズンだった。20レースやって、もう少しいい結果が得られたかもしれないと思うけど、僕達にとってはいい一年だった。
 
僕は満足しているし、チームも同じように満足していると思う。
 
もちろんコンストラクターズチャンピオンシップで3位を獲れたらよかった。シーズン中はほぼずっとこのポジションを争っていたけど、結局のところ、全てのレースでトップ3のチームと戦うための速さは無かった。だからコンストラクターズ4位は妥当なところだと思う。
 
ドライバーズチャンピオンシップの3位は、それほど大きな出来事じゃない。興味があるのは勝つことだけだ。優勝が一回と、表彰台を六回獲得した。いい結果だったけど、もちろん、もっとうまくやれた可能性があった。
 
ブラジルGPは、僕が今まで経験した中で最もタフだったレースのうちのひとつだった。最初の何コーナーかで、僕はベッテルに当たらないようにコースアウトしなければならなかったから、ひどいスタートだった。それからは霧雨(drizzling rain)でもっと悪くなっていった。バイザーが濡れて曇って、何も見えなかった。とうとう僕はスピンアウトしてしまったけど、バリアの裏側をちょっと余計に走って、レースになんとか復帰した。
 
まあとにかくレースを完走して、1ポイント獲得して、一度のDNFもなしでシーズンを終えた。この結果は、一番信頼性のあるクルマが僕達にあったことを示していると思う。最後のレースはFP1からフィニッシュまでとても苦戦したけどね。
 
ブラジルGPは、いい結果を得るのは、どれほどクリーンなウイークエンドを過ごせるかにかかっているってことを再び証明した。プラクティス中に十分な周回ができなければ、表彰台のことは忘れた方がいい! グリッドはとても接近していて、自分に出来る全力のコンマ一秒、百分の一秒が必要だ。
 
これからはホリデーの時間だ。
 
もうクリスマスの時期になっているから、新しい年、新しいシーズンを待つ時間はそれほどない。
 
チームはもっといい結果を得るために一生懸命に働いている。僕はいま、このチームのことをとてもよくわかっている。彼らと一緒に働くのを楽しんでいるし、もし新車がまたコンペティティヴなクルマなら、(今年よりも)もっといいシーズンに向けて進んでいくはずだ。
 
ファンのみんな、メリークリスマス。そしていい新年を。応援ありがとう!

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Under My Thumb! – Kimi Abu Dhabi GP review

うわあ、ウキウキだぁー
何度も目にするフレーズですが「一生懸命がんばってきたチームのみんなのために勝ててよかった」ってほんと思ってるんだろうな(*´∀`)
ハミルトンの段落は、なんかこう「速いけどぶち壊れる」枕の先輩としてやたら重みがあるますね
眉が全力でくるってわかってたからよ( `・ω・´ )迎え撃ったよ( `・ω・´ )のとこもよかったわ。同期胸熱(←しつこいほどに言うよ!)

しかしほんとよかったぁ(*´ω`)

Under My Thumb!

Kimi Abu Dhabi GP review
インドで話したように、トップポジション争いができるラップタイムスピードがあるって感じてた。もちろん、予選がダメだったことによって、レース中は他のクルマにスタックしてしまい、この速さを生かすことはできなかったけど。

だからアブダビへはいい感触をもって向かった。予選をうまくまとめていいスタートができれば、トップの座をかけてリーダー達と戦える、これにはいくらだって賭けられる(the sky was the limit)と思った。

以前にアブダビを走ったのは一回、フェラーリでのラストレースで、忘れたい経験だった。結果を得られるような力は、もうあのクルマには残されていなかった。

今回はそれとは何もかもが違っていた。かなり確実なプラクティスで、残り2戦への新パーツも試したけど、セットアップもうまく進めることができた。予選がうまくいってとても嬉しかった。これまでと同じようにタイトだったけど、Q3のホットラップはP5獲得には十分だったし、最終的には4番グリッドからスタートすることになった。ベッテルがペナルティを受けることになったからね。

次のアジェンダはいいスタートを決めること。僕達にかかっていた。インスタレーションラップに出て行くとき、僕は既にエキサイトしていた。スタートの練習で、全てが強力にうまくいってるって感じた。そしてスタートは完璧で、2速に入れるまでに僕はウェバーとマルドナドの前に出ていたんだ。

ハミルトンは僕達より速かった。それについては疑う余地は無い。でも、彼についていくために、僕達には何の問題も無かった。これは既に予測されていたことで、インドでも起こっていた可能性があった。リーダーについていくために前が空いていれば、僕達にはそれができるってこと。でも間に誰かがいればそれはできないし、先頭集団は素早く離れていってしまうんだ。

今回はピットストップまで待つ必要はなかった。ハミルトンにはトラブルが起きてリタイアしてしまった。モーターレーシングでは、こういうことが起こることもある。僕達は最速のクルマが欲しいって願うものだけど、いざそれを手にしたら、レースをフィニッシュしなければならないんだ。ポイントはチェッカーを受けて与えられる。

僕達にはラップタイムスピードがあって、2回目のSCまではかなり楽にレースをコントロールすることができた。そしてSCが入って、全てがオープンに戻った。(SC明けの)何ラップかでギャップを再び広げなくちゃならないって分かっていた。僕はかなり頑張って – うまくいった!

アロンソはこのレースに勝つために全力で走るだろうって僕達にはわかっていた。彼が迫ってくるのを見たけど、それほど大きなプレッシャーではなかった。ああいうサーキットでは、ただ接近することと、速いクルマをオーバーテイクしようとすることは、完全に違うことなんだ。

フィニッシュまで、レースは僕達のコントロール下にあった。でも、チェッカーがあと1-2ラップ早かったらもうちょっと楽だっただろうって僕は認めなくちゃいけないな。

優勝、それは僕にとっての全てだ。今シーズンで、そして新しいチームでの初めての優勝を手にいれて、人生で初めて(一気に)25ポイント獲得して、ただ素晴らしい気持ちだった。

でも、チームにとっては特に素晴らしい結果だったと思う。彼らは一年中ずっと、とても一生懸命に働いてきたんだ。難しい時期もあったし、最終的には勝てなかったレースのあと、どれほど優勝に近付いていたかを感じる度に、僕達はみんながっかりしていたから。

さて、遂にそれは果たされた。幸せを感じる最高の理由を、僕達全員が手に入れた。こんな瞬間をもっと一緒に過ごせたらいいな。できるだけ早くね!

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Twilight Time: Kimi Indian GP review and Abu Dhabi GP preview

キミたんの中の人のイディオム講座でした。

bitter pill to swallow: 耐えなければならない辛いできごと。
totally different ball game: まったく別の事態

Kimi Indian GP review and Abu Dhabi GP preview

Twilight Time

もちろん僕達はリスクをとった。予選に向けてあとコンマ何秒かをみつけようとしたんだ。そしてそれと同時に、インドでのウイークエンドは誤った方向に向かうことになった。

インドグランプリは、早く忘れたい出来事のひとつだ。レースではいいラップタイムを出せるいいクルマがあった。でもスタートの後にフェラーリ(マッサ)の後ろにスタックしてしまった。うん、レースの間じゅうずっとそこにいたんだ。

抜こうとトライしたけど、僕達にはストレートでアタックするための十分なスピードがない。それがシンプルな事実だった。一度そのフェラーリの前に出ることができたけど、それは長くは続かなかった。土曜日にFP3を終えたところで、クルマに変更を加えたのは僕の決断だった。そのせいで、つらい出来事になってしまった。もっといいグリッドからスタートしていたら、全く違う状況になっていたかもしれない。でも今となってはもうわからないことだ。僕達は7位で6ポイントを獲得した。リーダー達はもっと点を稼いだ。

ロータスF1チームへの残留は嬉しい。契約は済んだ、いまはシーズンの終盤戦、いい結果を一緒に掴むことに集中できる。僕達はアブダビでの次のレースへと向かう。昼と夕方のミックスで行われるレースはまた新たなチャレンジだ。太陽の下でスタートし、ライトの中でフィニッシュする。いわゆるトワイライトレースだ。フェラーリ時代に一度経験している。その時よりもいい結果を出したいし、アブダビでは初めてのポイントをとりたい – できたら表彰台がほしい。

ああいうレイアウトのサーキットは、このクルマにはベストのはずだ。ロングストレートがたくさんありすぎるわけじゃないし、低速コーナーも僕達にとってはいいだろう。

韓国のような確実な予選セッションをやり遂げるために、僕達は懸命に頑張っている。このレースで表彰台フィニッシュするチャンスを手にしたいなら、二列目までのグリッドが必要だ。これが僕たちのターゲット。どんな風になるか、静観しよう。

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Those Were The Days – Kimi Korean GP review

す、鈴鹿がスルーされました(;ω;)予選で活躍した以外は空気だったけど(;ω;)

Those Were The Days
さて、残り4レースで今年のシーズンは終わる。僕達が獲得できる最大のポイントは100ポイント、リーダーとの差は48ポイントだ。
 
もちろん、チャンピオンシップの現状はタフだ。でも、僕は以前にも似たような状況を経験したことがある。イージーにはいかなかったこともあったけど、どうにかしてやりきることができた。
 
モーターレーシングでは、明日何が起こるか、前もって今日知ることはできない。
 
少なくとも、僕はファンのみんなに約束できる。僕達は自分達のベストを尽くすよ! いま、ベッテルやアロンソを僕達がキャッチできそうにはみえないけど、可能性がある限り僕達は挑戦し続けるつもりだ。
 
 
韓国グランプリでは大事な新パーツを導入した。以前にテストしたことはなかったから、かなり面白い週末だった。イージーなレースではなかったけどね。僕達はクルマをどんどんよくしてきているけど、あのサーキットでのレースでは十分なスピードがなかった – とにかく。
 
予選での速さは満足のいくものだった。今シーズンのベストラップってわけじゃなかったけど、スターティンググリッドのまともなポジションを手に入れるためには十分だった。スタートもよくて、ポジション争いに勝つチャンスがあった。それから後退しなきゃならなくて、まあ、それはそれだ。
 
その後、僕達は5位を争ってレースをした。ハミルトンの後ろで辛い時間があったけど、とうとうクリーンな場所を得ることができて、それからは5位を確実にするために走った。
 
 
新しいエキゾーストシステムはクルマのパフォーマンスに更なるポテンシャルを与えてくれると感じた。でも、このレースはこのシステムのデビュー戦だったわけだから、これを最適化して、力をもっと引き出すための時間が必要なのは普通のことだ。
 
もちろんこれはサーキットに依存する。よりフィットする場所もあるだろうし、それほどよくない場所もあるだろう。次のレースが行われるインドで、このシステムをもっと生かせるといいね。
 
インドも、韓国のように僕にとっては初めての場所だ。韓国のサーキットに慣れるのは何の問題もなかったから、インドでも問題になるとは思っていないよ。

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Sitting on a Dock of the Bay – Kimi review Singapore GP

Sitting on a Dock of the Bay
僕がシンガポールへ来たのは3回目で、マリーナベイサーキットでポイントを獲得したのは初めてだ。6位は何もないよりはマシだけど、リーダーに対して7ポイント失ったわけだから、結果に満足できる理由は無い。
 
二週間前のモンツァと同じだった。クルマに速さがないと金曜日にわかってしまった。それで再びトリッキーな週末になった。ナイトレースによって気温が下がっていくのも役にたたなかった。
 
このストリートサーキットのレイアウトは、レースで他のドライバーを抜くのをとても難しくしている。単にスペースがない。限界まで攻めたり、遅いクルマを抜こうとするだけの。だから予選結果をよくすることだけが、表彰台争いをするポジションを手に入れられる唯一の方法だ。 
 
僕達は予選でゲームに負けた。新品のスーパーソフトの2セット目がうまく動作しなくて、Q3に進出できなかった。
 
レース自体は退屈だった。僕はほとんどの時間をメルセデスの二台の後ろで過ごした。彼らを抜く方法は無かった。ピットストップか、彼らに何かが起こるまで大人しくじっと待つだけだった。
 
最初のSCのタイミングでも僕達は損をした。2回目のSCでは少し取り戻した。あと一つ上の順位でフィニッシュすることができたかもしれないけど、僕は推測が嫌いだ。後からレースを変えることはできないんだから。
 
もっといいポジションを争うためには、もっと速さが必要だ – 特に予選の。(ドライバーズチャンピオンシップ)3位から残り6レースへ向かうのも、特にこれといった嬉しさはない。かなりタイトな集団になっているし、リーダー(アロンソ)が僕達よりも多くのポイントをとり続けるとすれば、僕達は全然楽な状況にはならない。
 
僕達に鈴鹿で何ができるかを静観しよう。新しいパーツが入る予定だけど、クルマがどんな風に感じられるかは、金曜日の最初のプラクティスで走ってみるまで待たなくてはならない。

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Nowhere Man – Kimi Italian GP review

読んでみたら4段落目くらいまでは私も書ける自信がありました(日本語で)。
最近キミたんの中の人、読みやすくていいはいいんですけど、ちょっと前みたいに「スシも中華も好き」とか面白いことをたまには書いてほしい。鈴鹿で期待しています。「ぎろっぽん大好き」とか ←ガチすぎた

Kimi Italian GP review

Nowhere Man

今シーズンで最も難しい週末のひとつだった。僕達はモンツァに向かう前からそれを分かっていた。そして金曜日にFP1を走り始めたとき、それは本当だということがわかった。

とても単純なことだ、僕達にはスピードが無かった。あるいは – 正確に言うと – フロントランナー達と比べると、コーナーの立ち上がりのスピードが十分ではなかった。

モンツァサーキットのレイアウトが求める低レベルのダウンフォースは、僕達のクルマには合っていなかった。僕達はストレートで、リーダー達に対して持ちこたえることができなかった。DRSを使っている時でさえ、それは困難だった。

もちろん、壊滅的なレースになるところだった。でも結局は5位でフィニッシュしてイタリアGPを終えることになった。そして、チャンピオンシップのポイントを10点追加した。予選が終わって、レースではせいぜい6位だろうと僕達は思っていたから、1つ上の順位を獲得できた。だから全然だめだったわけじゃない。

僕達の目標はポイントリーダーのフェルナンド・アロンソに対するポイント差を縮めることだ。僕達はスパで15ポイント追いつくことができた。今回は彼に対して5ポイント失ってしまった。シーズンのこの段階でこれ以上失ってしまうのは決してよくないことだ、でもまだ彼をキャッチすることはできる。だから僕達は自分達の全力を出し切らなければならない。100%確かなことだよ!

イタリアGPを終えて、実際は1つ順位を上げたんだけど、もし2位でも、3位やその他の順位にいても、タイトに圧縮されたアロンソを追うグループの中にいる以上は、僕にとっては同じことだ。

もちろん次の何戦かで僕達にはいいポイントが必要だ。全てのチームがシンガポールに向けて投入してくる、完全に違ったエアロパッケージを見るのはとても面白くなるだろう。僕はこのサーキットでポイントを獲得したことがないけど、僕達のクルマにはかなりよく合っているはずだと思う。だから、このエキゾチックなナイトレースで僕達が何を成し遂げられるか、楽しみにしていよう。[So let’s wait and look forward to what we can achieve from that exotic night race.]

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Good Day Sunshine: ティフォシ&モンツァについて語るのまき

夏休み前にハンガリーの振り返りを書いてくれなかったキミたん(の中の人)ですけど、とうとうブッチすることに決めたようです。そして何事もなかったようにスパモンツァ。いいけど。
昔のことこんな風に話してくれるの、珍しいなと思いました。中の人の文がうまいのかわかんないけどじんときたわー。
2005はグリッド降格で、やっと表彰台圏内までまくってきたとこで確かタイヤやばくて交換したんでなかったっけ、それでファステストでコーナーに突っ込んでいくとこ見て泣いた覚えがあるわ(多感な年頃だったので!)
2009年はポディウムから観客に向かってキャップを投げたんだよね。F1を休むことが決まって、あああれはフェラーリとティフォシへのお別れだったんだなーと思ったんだよね(;ω;)

懐古厨乙になっちゃうのでこのへんで…。いやキミたんがさ! 珍しく語るからさ!!!

※いまよっぱらいこねんなので日本語でおkな部分がたぶんあります

Good Day Sunshine – Kimi Belgian GP review and Italian GP preview

スパのレース前に話したように、一番大事なことはチャンピオンシップのリーダーに対して、これ以上のポイントを失わないことだ。そう、僕達はフェルナンド・アロンソとの差を15ポイント縮めた。だから週末の結果には満足できると思う。

だけど、正直なところ、スパはこのシーズンで最も難しかった週末のひとつだった。金曜日は悪天候だったし、予選では速さがなくて、それはレースでもそうだった。だから、3番グリッドを獲得してレースも3位でフィニッシュしたのは悪くなかった。

週末はずっととても寒くて、グリップの向上に問題を抱えていた。僕達はダウンフォースを多くすることで、ストレートラインスピードを犠牲にしなければならなかった。ロングストレートでは自分が格好のカモなんじゃないかと感じた。DRSを作動させていても。でも、それでも僕達には表彰台にあがる力があったってことだ。

今週末はシーズン最速のトラックでレースをする。モンツァはティフォシのホームだし、あれから三年の月日を経て彼らにまた会えるのはとても面白いことだよね。フェラーリのドライバーだった頃は、本当に素晴らしい雰囲気だった。三年間で二回の表彰台を獲得したけど、ティフォシのために勝てなかったことは、申し訳なかったなと思っていたよ。

モンツァにはいい思い出がある。優勝したことはないけどポールポジションはある。いいラップもいいレースもたくさんあった。一番惜しかったのは2005年、エンジントラブルで優勝のチャンスを逃してしまったんだ。

モンツァは速く走ることがすべてだ。僕達のエアロパッケージがトップに到達すればいいね。もちろん天気についてはわからないけど、少なくとも予報では毎日晴れるみたいだ。

今回のレースでは新しいチームメイトを迎えることになった。ジェロームの健闘を祈るよ。目標はチームのために、いいポイントを獲得することだ。

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Who’ll stop the rain – Kimi German review and Hungarian preview

ぼちぼち、キミのコラムから読んでいこうと思いますー。モナコから全然読んでないから、あのときこんなだったんだーってある意味新鮮。

Who’ll stop the rain

Kimi German review and Hungarian preview
グランプリ・ウィークエンド中、あらゆる天候が行ったりきたりしていた中でレースをしていた。最近、いつも土曜日の午後に雨が降っているのはなぜなんだろう?

トップポジションを賭けてのレースはとてもきつくなっている。予選で確実に2列目までの位置を獲得するのはもちろん重要だ。予選をうまくやれる速さはあるのに、ライバル達と比べると、何らかの理由でウェット時のグリップを失っているように見える。

シルバーストンのウェットQ3や、ホッケンハイムでのウェットQ3がそうだ。ドイツの方が悪かった。全般的に見て、僕達のクルマにとって理想的な状況じゃなかった。グリッドのトップポジションを逃し、望んでいた結果を得ることはできなかった。

ドイツでは予選をP10で通って、5列目からスタートしなければならなかった。レースで全力を尽くしたけど、レース序盤にトラフィックにかかってしまった後では、リーダーとのギャップは大きすぎた。

十分なペースはあった、確かに。クルマはどのレースでもいい感じがしている。

その後(ベッテルのペナルティによって順位が繰上げ)にP3を得て、これが僕達のシーズン4回目の表彰台になったし、(4位よりも)3ポイント多く獲得できた。これはいつだって大切なことだけど、正直なところ、サーキットで3位フィニッシュしたかったな。後から順位が変更されるよりも。

これから僕達は伝統的な夏休みの前の最後のレース、ハンガリーへ向かう。僕にとってはいい場所なんだ。サーキットの周りでとてもたくさんのフィンランド国旗を見るのは嬉しいし、暑い夏の週末になるのを期待している。

もちろんターゲットは、表彰台争いをする適切なポジションを得るために予選をうまくやることだ。ハンガロリンクでは(レーシング)ラインはたった一本しかない。長くて肉体的にとてもきついレースにおいていいリズムを見つけるためには、フロントランナーの一人にならなければいけない。

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Sunny Afternoon – British GP Review

Sunny Afternoon

British GP Review
シルバーストンへ向かうにあたって、どの天気予報でもウェットの週末を予想していた。僕達はドライコンディションでのレースを望んでいて、その願いは日曜の午後に叶うことになった。

サーキットは、僕がF1カーで最後に走った2009年と比べて少し変わっていた。雨の中で(週末が)スタートして、予選も雨で、でもスリックタイヤでレースをすることになった。いい天候変化だった。一周目がうまくいっていればもっといい結果になっただろう。

クルマはハードコンパウンドではとても速かった。速さを証明するファステストラップを獲得できてよかった。

僕はとてもいいスタートを決めて、ベッテルをオーバーテイクするチャンスがあった。僕は彼を追い抜くためにプッシュした、でも、僕は縁石を乗り越えなければならなくなって、フロントウイングを当てないようにしている間にポジションをいくつか失ってしまった。

そういうわけで、ポジションを上げるどころか僕はいくつか失ってしまい、全然助けにはならなかった。

クルマは週末を通してよかった。クルマが速くて強力なときはいい気分だ。クルマからフルスピードを引き出せるところにいたように思えた。これはシーズン後半に向けて励みになるよ。

もっといいレースにできただろうと思う。でも、遅いクルマの後ろにスタックしていた間に、タイムを失いすぎてしまった。クルマを抜いていくのは依然としてトリッキーだった。僕はトライしたけど、他のクルマを抜くときには、十分なペースとスペースを一生懸命に見つけなければならない。

今年のほとんどのレースのように、僕達には優勝を賭けて戦うペースがあった。もちろん、勝つことというのはレーシングで一番難しいことだ。週末の間、あらゆる細かいことをひとつひとつ正しくやらなければならない。そしてトップグループではとてもタイトな争いになっているから、どんなミスも許されない。

予選はものすごいウェットで、ちょっとくじ引きみたいだった。Q3に向けてフルウェットをピックアップするという小さなエラーがあった。それで、セッション終盤にインターミディエイトでの重要なラップを失ってしまったんだ。こういうコンディションでP6というのはレースに向けてはまあOKだったけれど。

レースはバレンシアに似ていた。上げたポジションを、ラインから外れてしまって失った。クルマはずっととてもいい感じがしていたけど、レース終盤になって最高のスピードが出た。ポジションを上げるためにそのペースを生かすにはもう残りの周回がなかったから、残念だったよ。

全体的には、僕は5位(10ポイント)、チームに合計18ポイントを獲得したことは、このトリッキーな週末ではポジティヴなフィニッシュだったと思う。コンストラクターズチャンピオンシップでいい位置につけているし、クルマはよくなり続けている。パーフェクトな週末を得るやり方を見つけられるといいね!

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Kimi European GP – Review

Kimi European GP – Review
優勝までなんとか近付けたのはこれで3回目だった。でも、近いだけじゃだめだ。僕達はレースに勝てるクルマを手にしているけど、これまで僕達には、グランプリウイークエンド全体を通して全てを完璧にこなすためには、小さな何かが足りていない。

バレンシアのレースはとても楽しかった。ラップごとに純粋なアクションがあって。スタートで両方ともポジションを落としたのは残念だった。でも、この長くて暑いレースのそれ(スタート)以外の部分については、僕はとても満足している。

スペインの6月は期待した通りに僕達を迎えてくれた。天候は暑く湿度が高くて、僕達が一番好きな感じに。

2度(モナコ・カナダ)のあまりよくない予選セッションがあって、今回はとてもいいランができた。Q3までは全てが僕達の計画通りに進んだ。それから、新品の1stセットがうまく動作せず初回のチャレンジのベストを失って、新しいラバーで2ランしようと考えていたアドバンテージを増すことができなかった。

P5はまだOKだった。ラインを外れて僕達はいいスタートをきったけど、1コーナーでうまくいかなかった。僕はマルドナドにブロックされて、ポジションを2つ失ってしまった。

ストリートサーキットでは、遅いクルマの後ろにスタックしている間はタイムを失う。徐々に僕達は切り抜けていった。それからセーフティカーがレースを劇的に替えたんだ。リスタートではまた後退してしまった。僕はミスを冒し、ハミルトンが僕を抜いて行った。

僕達はマクラーレンより全然速かったけど、アタックするには十分なスピードがなかった。もしやれていたなら直ちにトライしていただろう。でも僕達は待たなければならなかった、ハミルトンのタイヤが終わるまで。そして丁度その時に彼を抜いた。それはチェッカーフラッグのたった3周前のことで、僕達がやれることはこれで全てだった。2位になれたのはいい気分だったけど、仮に優勝できていたら、その気分ほどは良くないよ。

三年の時間を経てバレンシアの表彰台に戻ったのはよかった。フェラーリで僕のレースエンジニアだったアンドレア・ステラとちょっと話せたこと、そしてアロンソとのレースで勝ったことのお祝いを彼に言えたのも嬉しかった。

フェラーリとはコンストラクターズチャンピオンシップでいい戦いを続けている。ロマンがリタイアしないとならなくなったのは残念(可哀想)だった。チームは倍のポイントを獲得できていたはずだったから。さて、シルバーストンで戦いは続く。いつでもいいよ!(Now it’s any time at all!)

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Spinning wheel – Kimi Canadian GP review

Spinning wheel

Kimi Canadian GP review

8位フィニッシュは僕達がカナダで求めていたことじゃなかった。でも12番グリッドからスタートしてチェッカーフラッグまでにポジションを4つ上げたんだから、午後を丸々無駄にしたってわけでもない。

もちろん、もっと普通の週末が必要だった。土曜日は何もかもうまくいかなかった。午前のプラクティスではクルマはOKで、僕達はグリッドのトップ5を争うと思っていた。

ハイドロ系の問題は金曜日の時点で既に兆候が出ていた。それが予選セッション中に再び起こったんだ。differential[デファレンシャルギア (differential gear) あるいは略してデフギア、デフ。差動装置。機械的機構の一種で、二つの部分の動きの差を検出、あるいは動力に差をつけ振り分ける]が正しく動いていなくて、もちろん何もかもをうまくやらなくちゃならないQ2でホイールスピンもしてしまった。

僕達はトライしたけど、ほんの少しの差で負けてしまった。それで12番グリッドになったんだ。モナコでそんなことになるよりはマシだけど。後からそれを知った今では残念だよ。

サーキットにはストレートがあるけど、DRSゾーンはストレートの全体じゃない。オーバーテイクしやすい場所というわけではなかった。それでみんな遅いクルマの後ろにスタックしてしまって、ポジションを上げるために十分な動きができなかった。

僕達はロズベルグと戦っていて、ピットストップでポジションを失った。ピットストップの後もっとうまくやるために、僕達は1-2秒速くやらなければならなかったと思う。いま僕達にはその1-2秒がない。誰かがピットから戻ってくると、毎回僕の前に現れるように感じた。

もちろんそれはイラついたけど、レーシングではこういう風になることもある。今日は僕達の日じゃなかったんだ。

ピットストップの後、僕は何度かウェバーを抜こうとトライした。でも彼のレッドブルはコーナーの出口でめちゃくちゃ速くて、(DRSゾーンのある)ストレートのところで十分に近付くことができなかった。

でもまあ僕達はまた完走して、価値あるポイントを獲得した。レースには満足していないけど、ロマンがいいポディウムフィニッシュをして、チームには楽しい時間があった。同じようにもっといい結果を得るチャンスを獲得するためには、僕もQ3に進出する必要があっただろうな。

さて、僕達はヨーロッパへ戻る。E20は、ポテンシャルは依然として存在することを見せてくれた。バレンシアの週末がどう動いていくか静観しよう。僕達は前進できる、そしてこれは励みになるスターティングポイントだ!

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The Loco-Motion – Kimi Monaco GP review

The Loco-Motion

Kimi Monaco GP review

いまモナコは遠い記憶となり、全てはカナダへ向けてチャージされている。僕にとってはいいものとしてカウントされない週末になった。まあ、これがレーシングだ。いいレースもあればよくないレースもある。

木曜日にドライトレーニングを逃している間に、何がやってこようとしているか分かっていた。僕達は新しいものを試したけれど、うまく動かなかった。これが、プラクティス走行の前にクルマのフロントエンドを殆ど全部変えなければならなかった理由だ。

モナコではクルマをうまく仕上げるために、あらゆるラップがとても大切だ。FP1を逃して、僕達はあらゆる点で他チームに遅れをとった。もちろん痛かったよ。自分のベストで予選に臨めなければ、モナコでレースするときには最も大きな痛手になる。

それでも僕はトップ5を予測していた。いいラップを一度出せたけど、それからスイミングプールセクションのセカンドパートでタイヤをロックさせてしまって、いくつかポジションを失った。それで8番グリッドになった。フロントに行けなければ、それは”トレイン”のチケットのようなものだ。レースでloco-motion(蒸気機関による運動)をやるって意味さ。(means usually ‘doing the loco-motion’)

スタートはそれほど悪くなかったけど、ベッテルと2台のフェラーリの後ろ、P7についた。しばらくの間は僕の方が速かったけど、モナコではポジションを上げるための役には立たない – 前にいるドライバー達が大きなエラーを起こさない限り。

僕達全員が雨が降ると思っていた。1ラップごとにスーパーソフトタイヤがドロップオフし始めていたけど、雨が降ってくる可能性に気付いていたから、僕達は少しの間待っていた。そして、ブレーキの温度とタイヤのグリップ低下にとても苦戦し始めることになった。

ついに僕達はこれ以上待たないことに決めて、ピットストップをした。それからはレースをフィニッシュすることがターゲットになった。いくつかのチームに問題があって、僕達はポイント圏内に戻ってくることができた。P9でフィニッシュして2ポイントを持ち帰ったことは、全然悪い気分じゃなかったよ。

このシーズンは首尾一貫して常にポイントを獲得することが重要だ。バッドレースであっても何点か獲得することは、何もないよりずっといい。今シーズンの終わりにこの2ポイントがどれほど大事になるかなんて、誰にも分からないだろ?

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Kimi’s Spanish Grand Prix review – You can’t always get what you want!

ロータスの「マル眉タイヤシーケンス読み違えちゃったテヘペロ☆4ストップだと思ってたんだもん☆」っていうのが「あと何ラップかあれば勝てそうだったのに惜しかったくやしいっ」にすりかえられてないですか、いつの間にかw まあいいですけどw
友達のフォレ君?と、謎のブルネットちゃんとイビザで楽しんだみたいでまあなによりです。
この写真では通りすがりのオネーチャン見てにやにやしてたって可能性もあるかもと思ったんですけど、普通にお連れ様だったw
これジェンニちゃんじゃないよね、こんなゆるふわむち系じゃないもんね?眉様に続きリコンとかやめてくださいよー。そんなだったらむしろ私にジェンニちゃんを下さい、ペペちゃん付でお願いします、そしたら馬飼えるところ…ギリギリ清田とか厚別に引っ越しますから!

Kimi – Spanish Grand Prix review

欲しい物は、いつも手に入るとは限らない。

グランプリウイークエンドを表彰台で終えるのはいつだっていい。そこでは、どれほどたくさんの人がレースを楽しんだのか、そして自分のチームが楽しんでいるところが見えるから。そして自分自身にサムアップする。自分のレースがどんなに良かったかって。

チームとしては初めて、合計ポイントが一番多かったんだ。確かにこれ以上よくはならないよね! でも、チームとして僕達は、このレースでもっとたくさんポイントが獲れたはずだとも感じている。

バルセロナへ来る前、たくさんのチームの間でとてもタイトな争いがあり、アドバンテージを得るにはタイヤ戦略が鍵だとみんなが分かっていた。僕達のクルマはどこでもいい状態で強力だったけど、トラックが暑くなればなるほど、E20には適しているんだ。

(週末の)スタートはもちろん、僕達にとって理想的な天気だった。太陽が、夏みたいだった – そして路面温度はまさに、望み通り! [what ‘our doctor ordered’ it to be! ※まさに必要なもの、ちょうど欲しいと思っていたもの]

僕達はいつも通りの金曜プログラムをこなした。ロングランは有望なデータをもたらしてくれたし、タイヤは僕達の期待通りに動作した。何の問題もなかった。

予選はOKだった。Q1をスタートする前まで、セットアップの問題がたくさんありすぎた。でも土曜の最後のランで、クルマは最高だった。本当に、とてもよかった。1コーナーで僕は驚かされたよ。少しタイムを失って1列目からは外れてしまったけど、全体的に見て、レースに向けて堅実な予選結果だった。

レーススタートに向けて前日までの太陽は弱まり、天候は僕達の願いどおりにはならなくて、スタートに大切な路面温度も下がってしまった。僕達は作戦に沿って進めていった。スタートはOKだったけど、ポジションを上げることはできなかった。

気温が上がってきていたら、たぶんセカンドスティントが僕達の山場になっていただろう。でも今回は、より高いポジションへいく道を失ってしまったスティントだった。ソフトのソリューションは、今回は最適な方法ではなかった。セカンドスティントの後、フロントランナー達とのギャップは、キャッチアップするには大きすぎるところまで広がってしまっていた。

うん、僕達はベストを尽くしたよ。ハードタイヤはよく動いていて、僕達は再び近付いた – あと何ラップかあったら勝てていたかもしれないね。だけど、起こっていたかもしれないことを考えるのは労力の無駄だ。僕達は3位、15ポイントを獲得し、チャンピオンシップで3ポジション浮上した。こんなに近付いたのに勝てなかったことについて、レースドライバーとしては、僕は100%満足することはできない。クルマの力を知っていて、そしてレース終盤、トップ3の中で一番速いドライバーだったのに。でも、望むものを常に手に入れられるわけじゃないからね!

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Kimi’s Bahrain Review – Up Where We Belong!

内容はどうってことないんですけどここに惚れた。

After the race in China and after the qualifying in Bahrain, people probably started thinking that we are idiots and cannot do anything right. But we showed in the race why we did what we did. It was close already in China and this time our strategy paid back very nicely for us.

いっぱいいたでしょー。ロータスにぎゃんぎゃん文句言ってた人! 私はあんまり集中してみていなかったので文句言う前の段階でぽかんとしてたんですけども…。チームの人はしてやったり!だろうなと思いますけど、キミも結構ニヤリだったんだろうなー。勝てなかったのがくやしいっていうのが、一番だったろうけども。
<チラシの裏>個人的には、3年くらい仲良くしてた友達がギャースギャース吠えて(しかもtwitterでロータス宛にmentionまで飛ばしていた)、台乗ったらコロッと絶賛しまくっていてもにょりました…。↑5万回読め</チラシの裏>

Kimi’s Bahrain Review – Up Where We Belong!
前に比べて僕はたくさんのポイントを獲得したけど、もちろん自分のベストレースではなかった。バーレーンGPでは頂点を手にするチャンスがあったんだ。うん、僕達は自分たちのベストを尽くしたけど、それは十分じゃなかった。僕達は2位でフィニッシュし、僕は数年ぶりの表彰台を獲得したってわけだ。
天候は良かった。(序盤戦の不安定な気候を経て)とうとう、コンスタントに暖かい日だった。僕達のクルマはそれが好みのようだし、金曜日に適切なセットアップ作業を行って、クルマは以前のレースよりもすごく感触がよかった。
キーファクターはタイヤのデグラデーションだった。みんなにとってそれは同じだけど、それぞれが自分達のやり方でアプローチすることが出来る。僕達は予選でギャンブルをすることに決め、それに沿って進めていった。レースに向けて新品タイヤをセーブするために、Q2で1ラップしか走らなかった。タイトになるだろうと分かっていて、そして僕達は敗退した。でも僕は、日曜日は行けるって感じていたんだ。
中国でのレースやバーレーンの予選をみて、世間の人はたぶん、僕達はバカだとか何ひとつ正しいことが出来ないとか考え始めたと思う。だけど僕達はレースで、なぜ僕達はそうしたのか、何をやったのかを証明したんだ。作戦の成功は中国で既に間近にあり、今回とてもいい形で実を結んだ。
僕達は出来る限りの速さで走っていた。ロマンをどうにか抜くと、僕はセバスチャンを追い詰めにかかった。彼をもう少しで抜けそうだったけど、やりきるためには一度以上のチャンスが必要だったんだろうな。ブレーキングで誤ったサイドを選んでしまい、セバスチャンは凌ぎきった。そしてその後、僕はそれが一度のチャンスだったと分かった。
もちろん勝ちたかった。レースが終わったらもっと嬉しい気持ちだっただろうな。でも、チームにとっては素晴らしい結果だった。とうとう僕達は2台ともポイント獲得、しかも表彰台フィニッシュすることができて、ロータスはコンストラクターズで大きくポジションを上げた。
今シーズン、トップ3に2台とも入ったことがあるのは、僕達の他にマクラーレンだけだ。これはトップチームの力がとてもタイトで接近しているということだ。トップにいくためには、あらゆることを正確に正しくやらなければならない。小さなミスや、僕達がやったような計算されたリスクがあれば、Q3には進めない。そしてそれはほぼ、表彰台からも脱落ってことなんだ。
いま、チームは自分達の場所へ戻って来た。バーレーンの結果はよかったけど、僕達にとってはまだまだ十分じゃない。いつもいい結果を得られるように、僕達はもっと激しくプッシュしていく。優勝は期待しようとは思わないけど、モーターレーシングで何が起こるかは誰にも分からない。
次のステップはムジェロでのテストだ。(※悪天候のため欠席しましたw) バルセロナに向けて、またいくつかの新しいパーツ投入を予定しているし、冬季テストでのいいデータも持っている。2週間でどうなっていくだろうね。

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Kimi Malaysian Grand Prix review

アイスとか火事はスルーw
マッタリモードになったような気がしていたので後半はひゅる君を全力応援しておりましたが、ウェットパッチ見えないほど暗くなってったんですね。夕日が綺麗だったもんね。。。やっぱ、時間がズレてからスコールで中断することが多くなってる気がするし、ヨーロッパ時間でなくてちゃんと早めスタートの方がいいと思うんだけどなー。カレンダーの中で必ずウエットレースを作ろうと思ってやってるんだったら、セパンはカタイからかもしれないですけど。

ところでAngry Birds Spaceクリアしました!
http://twitpic.com/90kwua
一応Three Hog Night(アイスバード君で3ブタを一気に凍らせる)とAbsolute Zero(アイスバード君でボスブタを凍らせる)も獲得しておいたwデンジャーゾーンは★全部埋めてから買おうかなって思ってるます。
AngryBirdsの公式ショップでは、アイスバード君のぬいぐるみがプレオーダー受付中
ICE BOMB BIRD
5インチ(13cm)$16 8インチ(20cm)$20 12インチ(30cm)$38 16インチ(40cm)$75
左上のChange regionてところでAsiaにしてからカートに入れてみたんだけど、送料は16インチのでも5ドルっぽい…???
お部屋にごろって転がってたらカワイーよね! ちょっとポチっちゃおっかなーって考え中デス

Kimi Malaysian Grand Prix review
いい感じ! [Good vibrations!]
2レースが終わり、残りは18レースになった。ここまではオーライ。もちろん、いい時間を過ごしてきている。レースというのは、先のことは全く分からないものなんだ。あらゆることが起こりうる – マレーシアGPが僕達みんなに見せてくれたように。
レースでは雨が降って中断があった。そのことが、ハンデを負ったクルマにもチャンスを開いてくれたんだ。完璧に正しいタイミングであれば、クリアなトラックを走れる。視界もよくて、上のポジションのために戦うことが出来る。それが僕達だったらよかったけれど…。でも、後になってから騒いでもしょうがない。結果を変えることはできないから。

チームは、正しい方向に僕達をキープするためにすごく一生懸命働いている。僕達は、堅実でいいクルマを手にしている。どこにいっても速いんだ。天候とハプニングは僕達の願いを聞いてはくれなかったけど、それがモーターレーシングだ。何が起こってもただそれに対処して、ベストな結果を得るためにトライしなければならない。

僕達は金曜日セッションの後に作業をした。クルマがきちんと動いていなかった。ダウンフォースがなくて、フロアもおかしかったし、午後のロングラン中KERSが動いてなかった。チームのみんなはすごくよくやってくれた。彼らは新しいフロアに交換して、セットアップを変えてくれた。そうしたらクルマの感じはかなりよくなったんだ。メルボルンでギアボックスが過熱する問題があったことは残念だった。チームはレースでリタイアするリスクを回避することを決め、P3の前にギアボックスを交換することにした。これはもちろん5グリッド降格ペナルティを意味する。

クルマは予選でとてもよかった。Q3の最後のラン、コーナー出口で僕はミスをしてしまった。それでタイムを失ったから、(それがなければ)5位よりいい順位が有り得たと思う。4位か、3位さえも。クルマに速さがあるのを感じていた。いいクルマだったよ!

南国の激しいスコールによって[the torrial rain of the tropic これはtorrentialのtypo??]、レースは典型的なギャンブルだった。僕にとってはレインタイヤでのデビュー戦だった。どういう風にタイヤが動くのか分からなかったから、イージーにやらなければならなかった。ウエットタイヤでは以前にインストレーションラップをたった1周走っただけだったから、ウエットレースに向けてフロントウイングをどういう風に調整すればいいのかもわからなかった。
だけどスタートはうまくいって、いくつかポジションを上げた。でも僕の前で何台かのインシデントがあって、それを避けるためにコースから外れなければならなかった。オーストラリアみたいに。それでいくつかポジションを失ったけど、とにかく1周目を生き残った。

クルマはよかった。SCの後は、僕はベッテルの後ろにいた。レッドブルについていくのは簡単だったし、僕達の方が速いところも、彼らの方が速い場所もあった。彼を抜こうとトライするのはトリッキーすぎたから、その場所を守って、路面が乾いていくのを待った。スリックで走った残りのレースは、5位を守るような感じだった。もっと速く走れたと思うけど、とても暗くなってきていて、水たまりがどこにあるのかを見るのがすごく大変だった。だから、ポジションを固めてリスクをとりすぎないようにする方がよかった。

僕達は今16ポイントを獲得している。何もないよりはマシだけど、もっと多く得点できていただろうと思う。クルマからは最高の感覚を感じている。中国での次のレースでは新しいパーツを投入する予定だから、それが上海でも僕達をコンペティティヴなままにしてくれると思うよ。

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