ドイツGP Preview: LISTEN, LEARN, READ ON

そうですか、ドイツでうまくいかないのは前世のせいでしたか

In numbers: HOCKENHEIM
3.4G: T12, 2秒で最大のGフォース
13%: 1ラップ中のブレーキング
49回: 1ラップあたりのギアチェンジ回数
60%: 1ラップ中の直線区間
64%: 1ラップ中のフルスロットル部分
63km/h: T6, エイペックススピードの最低速度
200m: スタートラインから1コーナーまでの距離
305km/h: T5, エイペックススピードの最高速度
310km/h: トップスピード
1000m: フルスロットルの最長区間 T4, T6

GERMAN GP PREVIEW – KIMI RÄIKKÖNEN: “THERE’S NO REASON WHY WE SHOULDN’T BE FIGHTING FOR ANOTHER PODIUM” [Q&A]
Q: ホッケンハイムで成功するために必要な全てを、自分は持っていると思いますか?
KR: イエス。僕達はいいクルマを持っていて、タイヤについてとてもよく理解しているし、速くなれるということ、うまいレースを展開できるということを示してきた…僕達が表彰台争いできないはずだなんて言える根拠はない。

Q: ドイツについてはどうですか? 過去にはあなたに親切ではなかったようですが…
KR: わからない。前世で僕は何か悪いことでもやったのかもね?(I don’t know, maybe I did something bad in a former life?) ドイツでドライブするのをいつも楽しんでいるけど、問題はドイツでは運は決して僕の味方をしてくれないってこと。いつも何かが起こって、僕が優勝するのを阻止するんだ。ポールポジションを4回獲得していることは、ドイツという土地での僕の速さを証明してくれていると思うけど、6回のリタイアっていうのは僕が望んでたものじゃない。

Q: ドイツで15回もレースに出ているのに勝ったことがないというのは更なるチャレンジでしょうか?
KR: それほどでもない。1レースはただの1レース、いつだって自分のベストを尽くそうと挑戦する。過去、僕がドイツで参加したレースは自分の希望通りには行かなかった。もちろんホッケンハイムとニュルブルクリンク、両方とも僕にとっても親切だったというわけじゃない。僕は両方とも好きだし、いつもかなりコンペティティヴなのに。たぶん今年は何もかもうまくいくさ。

Q: シルバーストンを振り返ってみると、E20はよさそうに思えますね。
KR: ハードタイヤを履くと僕達はとても速い。特にレース終盤では。レース全体でこの速さを生かすスペースがトラック上になかったのは残念だ。遅いクルマにスタックしてたくさんの時間をロスしてしまったから、クリアなところに出るまで僕達のフルペースを見せることができなかった。最後にはフェリペ[マッサ]に接近していたけど、更なるポジションを得るための十分なラップは僕達には残されていなかった。僕はクルマにとても満足していた。週末の間ずっといい感触だったし、車のフルスピードを見つけることに確実に近付いていると思う。

Q: ホッケンハイムで速いラップを出すために必要なことは何ですか?
KR: クルマが全ての違いを生む。ラッキーなことに僕達はいいクルマを手にしている。コーナーの出口ではいいトラクションが必要だし、もしリアのグリップが足りなければ、トップポジションへ挑戦するためのペースを引き出すのはハードだ。

Q: 予選でフロントを獲得することの重要性は?
KR: ホッケンハイムで最後に走ったのは2008年、オーバーテイクはとても難しかった。いくつかのサーキットほどトリッキーではないけど、決してイージーではない。今年はピレリタイヤと、KERSとDRSがあるから、オーバーテイクは(それよりも)簡単になるかもしれない。特にライバルよりタイヤコンディションがよければ。ホッケンハイムでは予選が全てじゃないけど、フロントからスタートしてクリーンなところを走れたら、間違いなくちょっと楽になる。

Q: それでは、フロントからスタートすることとクリーンな場所で走ること、それ以外にドイツで望んでいることは何ですか?
KR: 暑くなればいいだろうな。ホッケンハイムではいつもとても暑くなるし、みんながタイヤの消耗の問題を抱える。僕達にとっては、暑い気候はクルマにとてもあっている。僕達のクルマは暑い気温の方がいいし、ロングランもそれほどきつくない。ホッケンハイムは夏らしい天気になるといいね。

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