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Kimi Raikkonen on 2014

だいぶ周回遅れですけど一応読んだのでー。「2007年のタイトルをとったから、明日引退したって満足」っていうのは結構ショーゲキだったかも。あらためてそう本人から言われちゃうと。
ロータスのキミは、老後の楽しみを見守る感覚で応援するのがいいんだろうけど、今シーズンはどうしても期待しちゃいますよね。ミョーな安定感があるだけに。。。

どうなるかなぁ。

Kimi Raikkonen on 2014: “The decision has to come from me…”

「選択肢がいくつかある。秘密でもなんでもない。でも、何もドライブしないという選択肢もある。今は、何の契約もしていない。契約をしたとき、そしてこれから起こることがわかったら発表する。それだけさ。次のレースでとか、その次のレースでとかではないと思う。時間がかかるのは分かっている。決断がどんなものになるとしても。

契約をしていないトップドライバーはそれほど多くない。僕はその中の数少ない一人だろう。来年終わる契約はいくつかある。話したように、僕には契約がない。ふつうのことだ。契約期間中であっても、噂というのは続くものだ。これはF1においてはごく普通の状況で、僕や僕のマネジメントが話を作ってるわけじゃない。テーブルの向こう側からやってくることさ。

僕は急いではいない。もし契約が欲しくてたまらないなら、去年[ロータスに]サインしようとしていただろう。去年言ったように、僕は自分の仕事をうまくやろうとトライしている。もし僕がうまくやれたなら、望めば契約を得られるだろう。最終的に僕達(ロータスとキミ)が契約を結びたいと望むなら、とてもかんたんにいくと思う。正しくやるための特定のディテールを含んでいるだけなんだ。毎日、座って話し合いをしなくちゃいけないとは思わない。変わりそうにはないから。決断は僕自身がすることで、いまは何の決定も下していない。

前に話したように、起こるべきことがまだたくさんある。たくさんのことが、色々な方向に進む可能性がある。レーシングの生活に身を置きたくないと思ったとき、あるいはいられなくなったとき、自分のためにそれを決めるたくさんのことがそこにはある。そうしたら、OKそれでいく、と決断する。あるいは、他の何かを選ぶかもしれない。

Kimi Raikkonen interview: F1’s quiet man suffers for his art

今週のモナコGPを控えた席で彼はこう話した。「今ってインタビューやってんじゃない? スポンサーのためにこういうことやらなくちゃいけないのは分かってるけど、必要以上にやりたくないな」

冬季テストが始まったときから、自分自身の力に疑いをもったことはあっただろうか?
「心配も見通しが不安なのも少しはあった。しばらく(F1を)やっていなかったから。でも、自分の人生の中でかなりの間F1をやっていたわけだし、知っているメンバーもいて、大きく変わったことはなかった。スピードに慣れるまでは、何ラップかかかったかもしれない。

より大きな心配はクルマのことだった。冬のテストで、もしクルマがs***ならかなり早くわかる。そしてもしそうなら、シーズンの間、時間を無駄にしていくことになるとわかってしまう」

ライコネンにとっては有難いことに、彼のロータスは昨シーズンも今シーズンもコンペティティヴのようだった。今年は開幕戦で勝ち、ベッテルから4ポイント差の2位につけている。彼は、ロータスは改善が必要であることと、レッドブルやフェラーリのようにアップグレードに湯水のような金を使えないということを知っていた。

「僕達は速くならなければならない。ダウンフォースも必要だ。単純なことだ。でも僕達には予算というものがあって、その中で仕事を進めなくちゃならない」

An uncertain future

「僕には来年の契約はない。このことについて話があるけど、最終的には決断を下さなければならない。F1は僕の人生そのものじゃないんだ。僕はただレーシングを愛しているだけ。明日にだってやめることはできるよ・・・もしその愛を失ったとしたら。将来についての計画がまだないだけなんだ。ワールドチャンピオンのタイトルは一度獲った。ドライバーとして、これは若い頃からのゴールだったから、もし明日引退しても満足だ。(そのときは)ぱっと去って、普通のことをする。ムカつくこと何もかもから逃れて」

彼に残されたF1での時間でも、仕事そして人生へのアプローチを変える考えはないようだ。しかし彼は、自分は変わるべきだという考えに対しては肩をすくめる。

「僕について、それぞれ自分の考えをもつだろう。それはいいんだ。これは僕の仕事。ほとんどの人は職場と家では(態度が)違うだろ。僕もF1の外側に自分の生活を持っている」

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Q&A with Kimi Raikkonen

ヘイキ・クルタさんがTurun Sanomatで書いているブログ上でキミたんへの質問を募集していたのですが、Q&A記事としてアップされてたのを更に英訳してくれた神がいました!
モナコすぺさるメットくるー?!あとはSCのときの質問がスゴイなーと思った。ドライバーに質問!ってたまに色んな企画でやっているけど、ふむふむって質問をちゃんと考えるファンがスゴイよね。むしろ。私なんてせいぜい「ニコロズくんとはお互いに何て呼び合っていますか」だの「ボウリングはうまくなりましたか」だの、所詮ミーハー発想だから、今回のSCの質問やギアボックスの質問はキミたんの回答もへぇーって感じで面白かったです!

Q&A with Kimi Raikkonen

Original: Ja vastaus on by Heikki Kulta

Q: 仕事(work)か楽しみ(enjoyment)、F1をどちらと捉えていますか。
Kimi: 楽しんでいなければ、(F1ではない)他のどこかにいるだろうさ。でももちろん、仕事としての側面も多くある。まあとにかく、いつもこんな感じでやってきている。50%-50%だし、楽しいと感じる限り、F1をやるのが好きだ。

Q: シーズンが進むにつれて、ベッテル/アロンソよりも少ないピットストップができるようになってきていませんか?
Kimi: レースによる。もちろんみんな、タイヤについて徐々に学んできている。でも、あるトラックであるコンパウンドが持ち込まれたとき、僕達にはそれができるのかもしれない。でも、あらかじめそう言い切ることは不可能だ。

Q: E21はセットアップの面でとても敏感のように見えます。特に予選で。
Kimi: E21は、過去に乗ってきたクルマとは違わないよって言えると思う。こういう側面が多少なりとも過去のクルマにもあった。それほど違いはなくて、速く走るためにはパーフェクトなバランスが必要だってこと。セットアップに対して正確に反応するクルマもあるし、速く走るためのセットアップが難しいクルマもあるんだ。

Q: RBRからの契約はオファーされたのでしょうか? 同意したのですか?
Kimi: ノー。レッドブルからの契約はオファーされていない。

Q: レース中にプレッシャーがかかっていると感じたのは最近だといつですか?
Kimi: もちろん常にいくらかのプレッシャーはあるよ。でも、自分にプレッシャーをかけるのは僕自身だ。特別なことなんかじゃない。レースがあれば、タイヤは大きく磨耗していくと知っている。スティントの終盤には(挙動が)ラフになって、その頃には少し苦しいと感じる。でも、それほどハードなプレッシャーじゃない。

Q: ジェームズ・アリソンのロータス離脱をどう思いますか?
Kimi: もちろん、出て行ってしまう人達みんなをできれば引き止めたいけど、でもこれがF1だ。明日何が起こるのかは誰にもわからない。エンストンにはまだ、いいメンバーがいる。彼の離脱が来週、来年になって影響してくるのか、それとも何の影響もないのか、言いきることは不可能だ。

Q: 来年フェラーリに移籍してフェルナンドと一緒に走るのはどうでしょう?
Kimi: 原則としてそれは気にしない。誰と同じチームになるかということ(を重点において)で決断はしないよ。

Q: 経験に基づいて、自分のドライビングやF1に対するアプローチが最近変わったなと感じていますか? いまはより賢くなった(wiser)と思いますか?
Kimi: レースのあるエリアにおいては経験が役立っていると思う。たとえば、あるサーキットにおいて、どんな風にクルマをセットアップしていけばいいのかということ。基本的なディテールやより注視しなければいけないことは何なのかとか、いくつかのアイディアを知っているから。

Q: たくさんのクールなデザインのヘルメットを使っていますね。純粋にアートとしての美しさの観点から、そして付随する感情を除いて、これまでのデザインで一番気に入ったものはどれですか?
Kimi: 一番気に入っている特定のデザインというのはないんだ。どれも違ったところがあって、とてもいいものもある。でも、どれか一つ他よりもいいというものは僕にとってはない。次のデザインをみんな気に入ってくれるといい。

Q: SCのリスタートでやり遂げようとトライしていることはありますか? そのときのストラテジーについて少し教えてもらえますか? 後ろにいるドライバー達を集団にしておこうとか、前のドライバーについていこうとか、後ろに対してのバッファを作ろうとか。
Kimi: リスタートの後のストレートで、タイヤとブレーキがちゃんと動作するようにしておくことに集中しているかな。これが一番の問題になるから。もちろん、SCのすぐ後ろにはできるだけ近くなりたいけどね。[Of course I want to be as close as possible behind the safety car.] ※ラップリーダーになりたいけどねってことですかね

Q: マクラーレンにいた頃のダブルクラッチから現在のシームレスまで、ギアボックスはあなたのキャリアの間で相当な進歩がありました。ドライバーとして、ドライビングしているときのギアボックスの違いはどれほどあるのでしょうか?
Kimi: もっと下位のフォーミュラではギアボックスの違いというのは大きかったけど、僕にとっては2005年からそれほど大きく変わってはいないような感じがする。ドライバーには違いがそれほどないと言えると思う。

Q: ヘルメットをかぶっている時以外はオークリーのサングラスをいつもかけているのはどうしてですか? スタイルの問題だけ? あるいは、視界の保護についてかなり気にしているのでしょうか?
Kimi: 僕はオークリーと契約してるからね。でももちろん、サングラスをかけるのが好きなんだ。目がかなり敏感だし。

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スペインGP 土曜日

Storify: http://storify.com/fumi905/spanish-gp-saturday

2013 SPANISH GRAND PRIX, SATURDAY

Kimi Räikkönen, E21-03.
Q: P4, 1:21.177. FP3: P2, 1:21.907
今日僕達にできることのほぼ全てだったと思う。ホットラップではミスしなかったから、クルマの全力を出しきった。完璧なラップだったとは言わないけど、もしそれ(ホットラップ)がそう(もっとうまくできて)でも、もっと上のポジションをとれたかもしれないとは思わない。メルセデスは以前も見たように予選ではかなり速いみたいだけど、レースでは僕達がひっくり返せるといいね。今年の僕達のレースペースはかなりいいから、表彰台にチャレンジしよう。スタートを決めてそこからどうなるかだ。

KIMI RÄIKKÖNEN CONFIDENT IN RACE PACE AT BARCELONA

Q: 期待通りの予選でしたか?
KR: 悪くはなかった、前のレースよりもよかった。もちろん。ここではとても接近した争いで、最終セッションではP1かもしれなかったし、P10になる可能性もあった。だからP4は悪くないさ。ポールでなければ、もちろんもっと前に行きたいものだけど、肝心なのは明日だ。

Q: クルマの感触はどうでしたか?
KR: 今週末はかなりOKな状態が続いている。今日の予選は午前中よりも少し風が強くて、最終セクターがよりトリッキーになった。今日の僕達にはフロントローをとるペースはなかったけど、レースではかなりいいクルマを持っているはずだ。

Q: タイヤストラテジーはどのようなものになるでしょう?
KR: 他のみんながどうするかはわからないけど、僕達は自分達の計画をどうするか、検討している。レースでタイヤがどんな風に動作するか、そこに多くがかかっている。ピットウォールのみんなの明日の仕事だ。他のチームとそれほど大きく違うようなことをやるとは思っていない。ストップの回数はみんなと同じかもしれないし、違うかもしれない。さあね。

Q: P4からスタートするレースで、どんなチャンスがあると思いますか?
KR: 土曜日に、これから起こることについては話せないさ。いいスタートを決めるだけだ。それから自分達に何が出来るのかを考える。前には速いメルセデスが2台いて、レースディスタンスで彼らがどれくらい強いのかを見てみなくちゃならない。フェラーリとレッドブルはコンペティティヴだろうと思っているから、今までのレースと同じように、ベストを尽くして辿り着ける位置を見てみる。

Kimi Raikkonen Q&A: We’ll see an interesting race tomorrow

Q: 明日は4番グリッドからスタートしますが、今シーズンベストの予選リザルトですね。ここからどんな結果を出せそうですか?
Kimi Raikkonen: いいスタートを決めて、そこからだ。その他に僕が何をするのを期待してる? メルセデスは、レースでは予選ほどの強さはない。だから何だって起こりうると思う。

Q: FP3が終わった時点で、フロントローを期待しましたか?
KR: 今週はずっと調子がよかったけど、予選中にFP3よりも少し風が強くなって、最終セクターがよりトリッキーになってしまった。メルセデスのような速さは僕達にはもちろんなかったけど、以前にもそんな展開を見てきているから、レースでのどんな可能性に対しても僕はオープンに考えている。

Q: 予選前にはどのくらいの位置か見通しを持っていましたか?
KR: Q3に進んだ後は、P1もP10も有り得ると思っていた。かなりタイトだったから、自分が獲得した位置に満足しているし、ベストの予選だったと思う。

Q: ドライバーのペナルティポイントシステム導入が話し合われています。ベッテルはFIAのプレスカンファレンスで、賛成ではないとの立場を明らかにしました。あなたの意見はどうですか?
KR: まだ決まってもいないものについて、なぜ僕がコメントしないといけないんだ? 何も決定されていないし、案にもこれから変更があると思うよ。ドライバーは何かまずいことをすればペナルティを受ける。いまスチュワード側は、不正な行為を扱うための新しい目録を探しているのさ。ペナルティを受けないための位ベストのやり方? まずいことを何もしない。ルールをやぶらない。それでいいだろ?

Q: ベッテルとアロンソが明日戦う相手になると思いますか? アロンソはもちろん、ホームの観客の前でいいところを見せたいでしょう。
KR: アロンソの計画をどうやったら知ることができるっていうんだ! 彼のところに行って聞いてみなよ。

Q: 自分は他のチームよりもピットストップを1回少なく走れると思いますか?
KR: ストラテジーについては今夜話し合う。それを僕から聞き出したかったら、僕を杭に縛り付けないといけないよ! 今僕に言えることは、明日はとても面白いレースになるだろうってこと。きっと、ファンが見たいと望んでいるレースになる。

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Q&A with Lotus’s Kimi Raikkonen

最近のキミたん、みなさんどうですか?
私のえふわん歴の最初の頃、ラウンド制じゃなかった頃の一人一周一発勝負で、鬼のよーに速い予選アタック!(※でも11番グリッド)みたいな、厨二病くさいところが好きだったのもあるので、私はちょっとだけ寂しくもある。けど、年とった、経験積んだってことなんですよね。私に増えたのは年だけだけど。ほんと、あの二年でガラッと変わった感じ。09年の忍耐の日々も効いたのかもしんないけど…それを言ったら08年後半のセカンドの日々も…ああああ

今のキミたんはまろやかになったなーというかベテランの走りをみろ的な感じで、安心安全のアイスマンで、それはそれでどっしり構えてる感じで好きだけどね。■先生はなんだかんだやらかすし、プロは終盤が斜陽のウィリアムズだったし、「安定安心安全の元ちゃんぴょんかっけーです!!」みたいな上位走るベテラン(ちゃんぴょん)てあまり印象がないんだよなー。だからちょっとだけ戸惑ってます。
勢いのある若手を応援する楽しみはひゅる君にもらってるから、安心安全安定のキミたんを見守るのもこの一年楽しみたいな。

「どっしり構えた」って打とうとして「もっちり」って書き出しちゃって、一瞬そのままにしようかなと思ったのを付記しておきますw

↓大して面白いことは言ってなかったよー

Exclusive Q&A with Lotus’s Kimi Raikkonen

Q: 今年のあなたは「全天候型」のようです。コンディションやタイヤがどうであっても、最終的には表彰台に乗るのはほぼ確かですね。いまの自分は理想的なドライバーですか?
Kimi Raikkonen: Ha, そうだったらいいんだけどね。コンディションをみて、対処していかなければならないんだ。僕達のクルマは今現在ではベストではないけど、僕達はその時の状況にかなりうまく適応させることができる。そしてもちろん、いい結果を持ち帰るために、僕は常にベストを尽くそうとトライしているよ。

Q: 周りで何が起こっても、あなたはほとんど影響を受けないようにみえます。今日のように予選が常にベストではないのに、レースの優勝者候補にあなたを挙げる関係者も多くいます。
KR: ああ、マレーシアのことを思い出してみなよ。クルマにトラブルがあって、君が言うようには楽じゃなかったよ(笑)。そういうことだ。でももちろん、得られるポイントを最大限にしようといつもトライしている。

Q: 予選の残り2分の時点であなたがアタックラップに出て行き、よいパフォーマンスを見せてくれるという高い期待がありました。でもあなたはP9で予選を終え、P8からスタートします。これ以上のタイムは出せませんでしたか?
KR: 1ラップの速さはなかった。レースでは違う結果になるといいけど。

Q: それが、ブーリエがあなたの”finishing qualities”(レースをまとめる力)だと呼ぶものですか?
KR: そうかもね。1ラップでタイムを出すことと、57周してトップにいることは別のことだ。

Q: それが、あなたが引っ張りだこの理由ですね。レッドブルは来年、あなたの起用を考えているかもしれません。
KR: 僕には来年の契約はない。それは本当だよ。でもそれ以上のことを議論するつもりはない。今シーズンをうまくやりたい。そうしたら、その他のことは落ち着くさ。

Q: ロータス残留の決め手になるとしたらそれは何ですか?移籍しようと思うとしたらなぜですか?F1レーシングを続けたいと思っていますか?
KR: それについてはまだ考えてない。ここでは気分良く感じている。でもそうだね、まだ決断していないことがたくさんあるし、今シーズンも先はまだ長い。事がどう展開していくか見守ろう。チームが2014年の開発にスイッチし始めたら、とても重要な変化を目の当たりにすることになる。これから何が起こって行くのか、面白くなるだろう。

Q: セバスチャン・ベッテルにとって、あなたはウェバーよりもいいチームメイトになれると思いますか?あなたとセブの友人関係はこの問題において過大評価されすぎでしょうか?
KR: わからない。そのことは僕が今考えていることじゃないから。

Q: もっとチャレンジングなチームメイトがほしいですか?それとも明確なナンバー1ドライバーの方がいい?
KR: 彼(グロジャン)が難しい週末を過ごすこともあるし、僕がよくないこともあるだろ。でもそれは僕にとっては問題じゃない。僕は自分をプッシュしてくる誰かは必要ないから。僕は自分のことをやるよ。

Q: あなたは昨年のチャンピオンシップのサプライズでした。今現在はもっと驚きの2位につけています。自分でも驚いていますか、それとも個人的には予測していましたか?
KR: ああ、自分のベンチマークを自分で打ち破るのは面白いよ。チャンピオンシップについて僕の頭の中にある唯一の計画は、うまくやることだけだ。どのくらいうまくやれるかはまあ見ててよ。自称ポイントカウンターとか、自称預言者とかの言うことについてはとてもリラックスしてる。静観しよう。

Q: 金銭が世界を動かし、それは同時に開発と速さをも意味します。その相互関係は、今シーズンあなたを悩ませますか?
KR: ああ、僕達には他のチームよりも資金がない。でもそれが本当に僕達にとって損失になるのかどうか、確信を持ってはいない。去年僕達はかなりうまくやれた。今シーズンも同じようにやれない理由はないだろ?

Q: マレーシアはあなたにとってドロップになりましたね。なぜあのような結果になったのでしょうか?そして、マレーシアはメルボルンと上海よりも気温が高かったので、(バーレーンも)同じ兆候が出るでしょうか?
KR: コンディションに対しては手の打ちようがない。マレーシアではクルマにトラブルがあった、それだけだよ。コンディションは注視されすぎてると思う。

Q: あなたのクルマの一番の長所は何ですか?
KR: どこへ行っても大体OKなところかな。大きな弱点というのはないけど、飛び抜けていい長所というのもない。よく動いてるよ。

Q: ではこの質問はどうでしょう。今の生活で最高だと思うことは?
KR: 取り組むべき楽しいことがたくさんあるから不満は言わないよ。My life is okay.

Q: タイヤについての不満を理解できますか?全然同意できないようですが…
KR: タイヤを今から変えてもらうことはできないんだから、慣れた方がいいよ。嘆いたって何の役にも立たない。

Q: 去年はここで表彰台に上がりましたね。明日その再現はありそうですか?
KR: ちょっとペースが足りないけど、長いレースだしストラテジーも関係してくるから、何だって起こりうる。スタートするポジションは理想的じゃないけどね。

Q: ストラテジーは重要な役割になると考えられます。命知らずな2ストッパーを見ることになるでしょうか?それとも3ストッパー?
KR: 3ストッパーじゃないかな。

Q: ではあなたも3ストップで走りますか?
KR: まだわからない。

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What KIMI is really like

GP InternationalのAlan Permaneさんとスレイドさんへのインタビュー記事です。無料でネットにあがってるところだけ。スレイドさんの妙に壮大な分析がちょっと面白いです。

ちうごくGPはWeiboでも追いかけてます↓
http://weibo.com/fumi905/

What KIMI is really like

GP International issue April
GPI: キミに会ってみて最初の印象はどんなものでしたか。特にあなた方がもっていたであろう先入観を考慮すると。
MS: (キミに初めて会ったのは)2001年の年末、クリスマスの少し前の頃だ。勿論私達は彼の華々しい登場に気付いたよ。モックアップが準備されているところに私が歩いて入っていくと、とても若く見えるブロンドの口数が少ない子が立っていた。でも、彼のことを知っていくうちに、このスポーツとドライビングに対する態度という観点では、彼はとても成熟していると気が付いたんだ。傍から見える姿はその下にいる人を偽ってみせている。彼は厳格で公平なものからできているようだったし、何年もF1をやっていたかのように知識があることもすぐにわかった。彼をしっかりと教育する必要はなかった。本当だ。
AP: 先入観を持たないようにするというのは難しいことだった。少しも持たないようにしようと気をつけたが、彼は話すのが好きではない、打ち解けない人物だというような話は聞こえてくる。しかし、技術的な面では、それは真実からは遠いと言わなくてはならないだろう。去年の1月にR30とデモラン用のタイヤでバレンシアを走ったときのことを私はよく覚えているんだ、素晴らしかった。私達のチームだけで、天候もよく、とてもリラックスした雰囲気で、ピレリの初めての感触を彼に味わってもらった。デモラン用のタイヤは実物とは大きく違っていてデグラデーションが激しかったけれども。それに、(2010年から給油が禁止されたので)重い燃料を積んで走るのも初めてだった。よって、彼にとっては大きな二つの違いがあったんだ。彼のフィードバックや要求は素晴らしくよかったよ。

GPI: 組織化されたマクラーレンやフェラーリを経てきたキミは、ロータスが完璧にフィットしているのでしょうか?
MS: 完璧に合っているかどうかはわからないが、ここ(ロータス)では彼の時間を多く求めないという事実、それが彼が好んでいることだと私は思うよ! でも、それ以上に彼が喜んでいるのは、チーム全体が本物のレース人で占められていて、他のことは二の次にして一生懸命仕事をしているところだと思う。私に何が言えるかな、慎重にならなければ! やりたいと望むことと、実際に起こることのリンクがよりダイレクトだと言えるだろう。その観点では(ロータスは)よりシャープだ。
AP: 正直なところ、よくわからない。彼がメディア対応の仕事を楽しんでいないことは明白だが、それは全チームがやらなければならない。我々も含めて。技術的な面では(フェラーリともマクラーレンとも)かなり似通っているだろうが、マーケティング的な面では、特にマクラーレンでのことを想像すると、ここでの仕事よりもすさまじいだろうね。

GPI: サーキットへ来てただ速く走ればよかった70年代や80年代の方を彼は好むだろうと思いますか?
MS: よくわからないが、人がそう考えてしまう理由はわかるよ。しかし彼が大切にしているのは一生懸命取り組んで速く走ること、ドライビングなんだ。それが最優先である環境には彼は合うと思う。
AP: おそらく。彼は非常に気楽で、それは素敵でもあり、時にはそれが少しフラストレーションになるときもある。テスト中、ドライブする時間の5分前にロックアップしてしまったときや、シートが合わないときのように。しかしキミを雇うなら、こういう類のことは受け入れて、彼がうまくやってくれるようにするんだ。よくない面は少なく、いい面は多い。

GPI: インタビューでは最小限のことしか話しませんが、彼は最も人気があるドライバーのひとりのようですね…
MS: 時代の精神に合う要素があると思う。人々はビジネスや政治、巨大な組織に関わるものに疑いをもつようになっている。そして彼はそれら全てに対するアンチテーゼだ。人は、彼がリフレッシュする変化だと考えている。彼はパッケージ化されてはいない。これがある類の人に対して訴えかけるのだろう。そしてそのような人々というのは自分の意見を声に出して言う傾向にある。彼はそんなニッチなマーケットに合っているのだと思う。彼がそうなろうとしているとは思わない。彼は自然にそんな風にやっていて、それが人々を惹きつけて離さないんだ。他人とは違う存在がいるのは、F1にとってはとてもいいことだと私は思う。全員がキミのようだったら、もちろんとても難しいことだろうけど…特別なことではないだろう。感銘を受けていない(不満な)ときそれを口にするのを恐れない、そして地に足の着いた人間がいるのはみんなにとってよいことだ。
AP: 彼が多くを語らないことと、ちょっと謎めいた人間であることが理由ではないかと思う。人々は彼についてもっと知りたいと思うんだ。私は単に、彼はプレスや外野と話すのが好きではないのだと思う。彼がシャイだとは言わない。この類のことをしない方が好きなだけだと思うよ。多くのメディア対応をすることを避けるひとつの方法は、彼がやっているようにすることだ。そうすればおそらく、人は多くを期待しないようになり、うんざりさせられることも減るだろう。

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E21たんはウッカリさん★interview with Lotus’s Kimi Raikkonen

ウッカリさんどころか…E21たんマジすかwww 走ってるとデータが全部飛ぶとかwwwww ソフトウェア担当超がんばれください!!1!!!!!

Skyのカメラを半笑いでふさぐキミたんとともにどうぞ!

F1.com Exclusive interview with Lotus’s Kimi Raikkonen

Q: 去年のいまごろ、FIAの表彰式に参加して3位のトロフィーを受け取れると思っていましたか?
Kimi Raikkonen: ノー、もちろん。大きな期待はしてなかった。チームのことも知らなかったし、クルマのことも。わかってたのは、自分のベストを尽くして成り行きを見たいってことだけ!

Q: では、トロフィーは嬉しいおまけでしたか?
KR: もちろん目指すけど、完全に新しい状況になって、期待していいこともだめなこともわからなかったとしたら、笑顔で受け取れる。

Q: 2012年にポイントフィニッシュできなかったのは中国だけでしたね。ブーリエは、あなたの最大の強さはレース運びの技術だと話していましたが、あなたにとってレースの技術とは何なのか説明できますか?
KR: Ha, 説明することなんてないよ!もっとシンプルなことだ – レースで自分のベストを尽くすこと。もしそれがうまくいけば – いいね。でも計画は立てない。これってレース技術?

Q: ちょっと遅くスタートして、うまくいきだしたら、状況をひっくり返すような?
KR: それはちょっと断定的すぎるな。こんな感じだ、普通よりちょっと難しいときもある。クルマがいいときもあるし、そうでないときもある。みんなシンプルなことをミステリアスにしたがるよね(笑)

Q: バトンはトライアスロン、ウェバーは自転車というように集中的にトレーニングを行うドライバーがいますが、あなたはそんなタイプの人ではないようですね…
KR: 知らないだろ – 僕がやってることを知らないだろ!僕は僕で自分のことをやる。でもそれについて話すのに興味はないんだ!(笑)

Q: あなたは2012年を代表するドライバーだとの声がたくさんありました。ラリーなどに取り組んでいて二年間離れていて、そこからカムバックして素晴らしいドライブをしました。ラリーにイライラして、成功への飢えをもってカムバックしたのですか?
KR: ノー。信じるかどうかは勝手だけど、僕はまだラリーをやりたいと望んでいる。いい時間を過ごしたし、ラリーを始めたときから、タフになるだろうってわかっていた。外野は「ああ、あれは失敗だった」って言うけど、 全然そうじゃない。経験が全くないところから始めて、かなりうまくやった。もちろん僕はラリーを一旦やめたけど、もっとうまくやれたはずだって思う人がいたら、やって証明すればいいさ!

Q: しかしF1での成功は軽視できないでしょう?
KR: でも僕はもうやってるからね。(But I’ve done that before. )

Q: チームメイトのグロジャンは難しい一年でした。アドバイスをしたことはありますか?それとも全然関わりませんでしたか?
KR: 僕が関わるようなことじゃないから、関わらなかった。自分が何をするか説明しに来てるわけじゃない。みんな自分のやり方をもっていて、他の人のやり方にかんたんに適応はできない。彼はタフな時期を過ごしたけど、そういうときもある。それが人生ってやつだ。

Q: では、弟子を連れたジェダイ・マスターではないと。
KR: ハリウッドじゃなくてフォーミュラ1だからね。僕は自分自身のことをやるよ。

Q: あなたはいま33歳で、グリッド上で二番目に年長のドライバーです。成熟は助けになりますか、それとも(年齢のことを)大げさに言われすぎですか?
KR: よくはないよ!(笑) もちろん経験はちょっとは役立つけど、十分な経験を積んだって言えるポイントはいつなのか、わからない。1万回以上レースをしても、大きくよくなるとは思わない。それよりも大切なのは、前のシーズンをチームと一緒に振り返ることができることだと思う。チームのみんなとの経験があれば、それは助けになるから。

Q: あなたとロータスはとてもうまくいっているようですね。理由は何だと思いますか?
KR: ロータスは本物のレーシングチームだ。レースをしたいと望み、その他のことは気にかけてない。そんな風にやれるチームは多くない。政治的なことも、他のチームより少ない。ここでの時間を楽しんでいるよ。このチームが持っていないものも、もちろんある – ビッグチームのような予算は僕達にはない。でも僕達は全員が、自分達の持っているもので精一杯のベストを尽くしている。

Q: 2013年シーズンと新車に目を向けると、へレスでの初回テストはとてもポジティヴだったようですね?
KR: へレスでは深刻なトラブルは無かった。ここ(バルセロナ)とへレスでの最大の問題は、基本的に新しいソフトウェアだ。走っているとデータが全部飛んでしまう。テストではこれは最高ってわけじゃない。パーツに何か問題があってもリアルタイムでわからないんだ。新車自体はうまく走っている。このバカなデータロギングシステムを直さなくちゃいけないだけだ。

Q: 新車の中で改善したい部分はありますか?
KR: ドライバーの夢はダウンフォースのことだけ!ダウンフォースがあれば速く走れるしタイヤもセーブできる。

Q: F1で長い間過ごして、あなたの野望は変わりましたか?ワールドタイトルもまだ視野に入れていますか?
KR: そうじゃなかったらここにいないって!チャンスについてはもちろん現実的にならなければいけないけど、昨シーズンを終えて、僕達にはチャンスがあるはずだ。予算は多くないけど、うまくやって、継続的に安定した結果を出せれば、少なくともチャンスを掴める位置には行けるかもしれない。僕達はトライする。でも僕は約束はできない。

Q: どんなことが起きれば、いい一年になるでしょうか?
KR: 去年より多く優勝したい。

Q: フェラーリで最後にタイトルをとったのが未だにあなたなのは、サプライズですか?
KR: Ha! うん、いいね。でもいつかは変わるよ。今年かもしれないし、来年かもね!

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