「AbuDhabi」タグアーカイブ

The Judgement Day: Kimi Abu Dhabi review

The Judgement Day
11th November 2013

僕はF1でたくさんのことを経験している。でもアブダビでの、いい予選セッションからのサプライズは全く新しい経験だったよ。1ラップのパフォーマンスをいい形に仕上げて、同時にレーススピードも得られるようにしていた。予選で100%のラップを出すことはできなかったけど、5番グリッド獲得には十分だった。僕はかなりそのことに満足していたんだ – ペナルティを受けると分かるまでは。

最初のランで縁石に乗った時に、フロアにかなり大きな衝撃があった。衝撃を避ける方法はなかった。でも、それがレースを台無しにするなんてことも思っていなかった。スチュワードは僕達を予選結果から除外して、グリッド後方からスタートしなければならなくなった。アブダビのような場所では、ポイント圏内に戻るためにはとても、とてもトリッキーなレースになるということを意味した。

ポジションをリカバーするのに最短の方法だと思ったから、僕達は(ピットレーンからではなく)グリッドからスタートした。それはうまくいかなかった。スタートして僕はイン側に入った。そうしたらケータハムと接触したんだ。接触自体は軽いものだったけど、ステアリング・カラム(前輪操向を支えるシャフト)を壊すには十分な強さだった。

残りは2レースだ。この2シーズンで運があったレースが何度もあったけど、アブダビでは全ての運が尽きて何もかもがうまくいかなかったように感じた。でもこれがモーターレーシングだ。何だって起こりうるってことを受け入れる心構えがないといけないのさ!

4 people like this post.

Under My Thumb! – Kimi Abu Dhabi GP review

うわあ、ウキウキだぁー
何度も目にするフレーズですが「一生懸命がんばってきたチームのみんなのために勝ててよかった」ってほんと思ってるんだろうな(*´∀`)
ハミルトンの段落は、なんかこう「速いけどぶち壊れる」枕の先輩としてやたら重みがあるますね
眉が全力でくるってわかってたからよ( `・ω・´ )迎え撃ったよ( `・ω・´ )のとこもよかったわ。同期胸熱(←しつこいほどに言うよ!)

しかしほんとよかったぁ(*´ω`)

Under My Thumb!

Kimi Abu Dhabi GP review
インドで話したように、トップポジション争いができるラップタイムスピードがあるって感じてた。もちろん、予選がダメだったことによって、レース中は他のクルマにスタックしてしまい、この速さを生かすことはできなかったけど。

だからアブダビへはいい感触をもって向かった。予選をうまくまとめていいスタートができれば、トップの座をかけてリーダー達と戦える、これにはいくらだって賭けられる(the sky was the limit)と思った。

以前にアブダビを走ったのは一回、フェラーリでのラストレースで、忘れたい経験だった。結果を得られるような力は、もうあのクルマには残されていなかった。

今回はそれとは何もかもが違っていた。かなり確実なプラクティスで、残り2戦への新パーツも試したけど、セットアップもうまく進めることができた。予選がうまくいってとても嬉しかった。これまでと同じようにタイトだったけど、Q3のホットラップはP5獲得には十分だったし、最終的には4番グリッドからスタートすることになった。ベッテルがペナルティを受けることになったからね。

次のアジェンダはいいスタートを決めること。僕達にかかっていた。インスタレーションラップに出て行くとき、僕は既にエキサイトしていた。スタートの練習で、全てが強力にうまくいってるって感じた。そしてスタートは完璧で、2速に入れるまでに僕はウェバーとマルドナドの前に出ていたんだ。

ハミルトンは僕達より速かった。それについては疑う余地は無い。でも、彼についていくために、僕達には何の問題も無かった。これは既に予測されていたことで、インドでも起こっていた可能性があった。リーダーについていくために前が空いていれば、僕達にはそれができるってこと。でも間に誰かがいればそれはできないし、先頭集団は素早く離れていってしまうんだ。

今回はピットストップまで待つ必要はなかった。ハミルトンにはトラブルが起きてリタイアしてしまった。モーターレーシングでは、こういうことが起こることもある。僕達は最速のクルマが欲しいって願うものだけど、いざそれを手にしたら、レースをフィニッシュしなければならないんだ。ポイントはチェッカーを受けて与えられる。

僕達にはラップタイムスピードがあって、2回目のSCまではかなり楽にレースをコントロールすることができた。そしてSCが入って、全てがオープンに戻った。(SC明けの)何ラップかでギャップを再び広げなくちゃならないって分かっていた。僕はかなり頑張って – うまくいった!

アロンソはこのレースに勝つために全力で走るだろうって僕達にはわかっていた。彼が迫ってくるのを見たけど、それほど大きなプレッシャーではなかった。ああいうサーキットでは、ただ接近することと、速いクルマをオーバーテイクしようとすることは、完全に違うことなんだ。

フィニッシュまで、レースは僕達のコントロール下にあった。でも、チェッカーがあと1-2ラップ早かったらもうちょっと楽だっただろうって僕は認めなくちゃいけないな。

優勝、それは僕にとっての全てだ。今シーズンで、そして新しいチームでの初めての優勝を手にいれて、人生で初めて(一気に)25ポイント獲得して、ただ素晴らしい気持ちだった。

でも、チームにとっては特に素晴らしい結果だったと思う。彼らは一年中ずっと、とても一生懸命に働いてきたんだ。難しい時期もあったし、最終的には勝てなかったレースのあと、どれほど優勝に近付いていたかを感じる度に、僕達はみんながっかりしていたから。

さて、遂にそれは果たされた。幸せを感じる最高の理由を、僕達全員が手に入れた。こんな瞬間をもっと一緒に過ごせたらいいな。できるだけ早くね!

10 people like this post.

アブダビGP 日曜日: ICE ICE BABY!

ロータスさん、このタイトルとっといてたんでしょー!
おめでとーーーーう!!!
E20-05たん、この子はもー、丈夫だけど焦らし上手だったおね…勝てそうで勝てないけどなにせレースでぶち壊れないから! そこは素晴らしくえらいから今年はもう我慢するべと思ってたけど…おおおお
ヘイキがお祝いに駆け寄ってきてくれたの、うれしかったなー。とか、集合写真のジェロームwwwとか、書きたいことまだあるけどまとまってないので、また書きます。
うれしいなー。

↓虫食いですがせっかくコピペしてきたので、ロータスQAとプレカン貼っておきます
できたよー。
べっつんの話長い病マジでうつった?

Kimi Räikkönen, P1, E20-05 (started on soft, put new medium on lap 31)
チームにとっても、僕自身にとっても、すごくうれしい。レース中なにが起ころうとしているかを知ることはできないんだ。2回のSCでトリッキーなレースになったけど、僕は今年、似たようなレースを何度も何度もやってきた。今日はクリアなサーキットで、僕達の速さを生かすことができた。おそらく僕達は終盤には最速じゃなかっただろう。でも僕達は十分速かったし、優勝するのに十分なくらい一貫していた。チームにとって、素晴らしいことだよ。シーズン後半戦は難しいレースもいくつかあったから、優勝という結果とともに戻ってこられて、ファンタスティックだ。

Eric Boullier, Team Principal
最初にまずこの言葉を。Great. それから、’relief(救済)’ や ‘deserved(値する)’のようなたくさんの言葉を。チームにとって、非常に値する結果だった。キミのためにも私は喜んでいる。彼は非常によい仕事をした。シーズン中ずっと、私達はかなりハードにプッシュしてきた。そして以前に、もう少しで手が届きそうだった。もう少し早く勝てなかったことについては少し苛立ちがあったし、私達はこれを待ち望んでいた。この勝利と素晴らしい報酬をとうとう手に入れ、ファンタスティックな気分だ。F1にとって、キミにとって、そして私達のチームにとって、素晴らしい結果だった。

James Allison, Technical Director
こんな風にハッピーなとき、ありきたりな決まり文句になってしまう。今年、何度も近付いては手に入れられなかったが、ポディウムの頂点へ戻るのを長い間待っていた。キミの完璧なドライブと、エンストンにいるチームみんなが優勝を諦めなかったこと、双方の賜物だ。シーズンの残りは2レース、私達はまたこれを繰り返すために、そして私達に何ができるかを見るために、軽い足取りでオースティンに向かう。

Ricardo Penteado, Renault Sport F1 Team Support Leader
とうとうレースに勝つことができて、ただ、素晴らしい気持ちだ。エンストン-Viryの現構成のパートナーシップになってから初めての優勝だ。シーズン中ずっと、シャシーとエンジンのパッケージは強力で、この数週間、パフォーマンスの最後の1ピースを手に入れるためのパーツを送り出すため、全員が信じられないくらいハードに働いてきた。今日、全てが美しいまでにうまくいった。完璧な判断をしたキミには脱帽だ。

つづいて、
今夜は派手にやりますか?→勝っても負けてもパーティはパーティ
が面白いQA

Sunday in Abu Dhabi – Kimi’s Grand Prix [Q&A]

今週、すべてをまとめきるのはどのくらい難しかったですか?
KR: さっき言ったようにレースでは速さがあったけど、もし土曜日のパフォーマンスが悪いままでグリッド位置が後ろだったら、僕達はラップタイムスピードを生かせなかった。そして結果は、前のレースのようになっていただろう。今週末は、レースのスタートが決め手になるとわかっていたから、目標はいいスタートをすることとルイスについていくことだった。マクラーレンは僕達よりちょっと速かったけど、優勝するには完走しなくちゃならない。そして彼らにはトラブルがあった。

表彰台の頂点に再び上がったのはどんな気持ちでしたか? 19勝目を挙げて、特別な気分でしたか?
KR: 正直なところ、そのリストのうちの一つだよ。もちろん素晴らしかった、(最後に勝ってから)何年か経っているから。今回より前の優勝と今回のはすごく似てて、最高のクルマじゃなかったのに戦って勝ったんだ。いま優勝ができて素晴らしい。これで、勝てるかどうか僕に聞いてくるのをみんなやめるよね。少なくともちょっとクリアになったわけだ!

「優勝はいつですか?」という質問に答えられてよかったのではないですか?
KR: 他の人が何を考えてるか、気にしたことは全然ないんだ – もし僕が次のレースをフィニッシュできなかったら、そのレースなりに僕がダメだったって思う人がいるだろう。僕は自分のことをやっていくだけだよ。そしてもし自分がやっていることに僕が満足なら、それはチームにとってもベストになる。他の人が僕について、レースの3時間前に思っていたこととは違った考えをもちはじめたとしても、僕は全然気にしない。

今夜は伝説のキミ・パーティをやりますか?
KR: 正直、いつもと同じだよ。僕が負けても勝っても、パーティは変わらないさ!

続いてレース後のカンファレンスー。チームのために走った、とか、働いてるみんなのために走った、ってフレーズを何度も何度も繰り返しています。ラリーで色んなところを少ないメンバーで回ったこともあったし、NASCARでスポット参戦もやったし、離れてた間に色んな経験したもんなぁーと思ったけど、やっぱエンストンのチームが今まで(ザウバー除く)より小さいのが大きいのかな。そしてきっと、アットホームで、自由にさせてくれて、居心地がいいんじゃないかしらん。とか。要はなんかぐっときたってことです。
インタビュアーが元チームメイトの先生だったのびっくりしたね、このタイミングでこの巡り合わせ! って思った。同期の眉様といっしょだったのもぐっときたけども。

Abu Dhabi GP – Conference 4

DRIVERS
1 – Kimi RÄIKKÖNEN (Lotus)
2 – Fernando ALONSO (Ferrari)
3 – Sebastian VETTEL (Red Bull Racing)

PODIUM INTERVIEWS

(Conducted by David Coulthard)

DC: キミ。2009年のベルギー以来の優勝だね。いまの気持ちを聞かせて。
Kimi RÄIKKÖNEN: それほどでもないよ。

DC: みんな、グランプリに優勝するのはどんなに素晴らしいのかを知りたいんだ。教えてよ。
KR: 前のときは、あまり笑わなかったからみんなに文句を言われた(Last time you guys was giving me s**t)。だから今回もたぶんそうだろうけど、僕はチームのことを考えるととてもうれしい – 僕自身もだけど、やっぱりメインはチームのためかな。このチームにとって、イージーな時間じゃなかった。とてもハードなシーズンだった。この優勝で、もっと彼らに信頼をあげられてたらいいな。作業をやっているメンバーだけじゃなく、チームを動かしてくれているみんなにも。この優勝がきっかけで形勢が変わり、もっといいレースと勝利をもたらしてくれることを願っている。今年じゃなかったら、来年に。

DC: セブ、ピットレーンからスタートしてここに立てるということを信じていたかい?
SV: うん、信じてた。(話が長いので略) スリリングなグランプリだった。四六時中アップダウンがあってね。いまここに立っていられて本当にうれしいよ。トロフィーをもらって、シャンパンを飲んで。ほんとのシャンパンじゃなくて、僕には何だかわかんないけど、おいしいよ。

DC: あそこに君の名前がダブルワールドチャンピオンとして載っている。三度目の優勝カップに手を掛けたのを感じているかい?
SV: まだ2レース残っている(でましたit’s still two races to go)から、情勢はすごく早く変化する。昨日は僕達にとってサプライズだった。3番グリッドからスタートしてたら別のレースになっただろうと思うよ。でも、うん、めちゃくちゃにしちゃうとこだったけど(a chance to f**k it up)、僕達はそうはしなかった。だから今日のことを僕達は誇りに思っていいと思う。(話が長いので略)

DC: キミ、以前に優勝したことがあるし、タイトルをとったこともあるね。そしてここに立って、この優勝が将来の成功にとってどれほどモチベーションとなるか、チームにメッセージを送った。しかし思いにふけるときはいつになるだろう? 君はカムバックした年にグランプリ優勝をしたんだよ。
KR: さっき言ったように僕はハッピーだけど、飛び跳ね回るようなことじゃない。本当に、まだ2レース残っているんだ。また同じことができるようにトライするし、もちろん今日は楽しいパーティをやる。できれば明日もね。長い夜の後に(二日酔いで?)気分が悪くなって、そうしたらどんな気持ちだったかを思い出すんだ…チームのみんなのことを考えると、ただ、うれしい。

★別室に移動★

PRESS CONFERENCE.

Q: キミ、おめでとう。ファンタスティックな優勝だった。シーズン中ずっとこの優勝を待ち望んでいたと思う。気分はどうかな?
KR: 前に言ったように、チームのことを考えるととてもうれしく思うよ。最近はハードな時期が続いてたから、この優勝がみんなにもっと信頼を与えてくれたらいいなと思う。彼らは一年中とても一生懸命働いてくれていたのに、全体の状況に(影響を及ぼした)よくわからない要因があって、つらい時期になってしまったから。チームを動かしている人、首脳陣、働いてくれている人…チームに関わるみんなにとって、この優勝がもっとサポートになるといいと思う。そして形勢が変わって、今年のこれまでよりももっとよくなるように願っている。チーム自体、そしてチームのみんなにとって素晴らしいことだ。もちろん僕自身もうれしく思っている。勝てたら素晴らしいことだけど、もし勝てなくても、そうしたら僕はまたトライするだけだ。人生の終わりってわけじゃない。何度か(優勝に)近付いたことがあった。前のレースでさえ、僕達にはレースに優勝する速さがあったと思う。でもフロントからスタートしなければ、何が起こるかを見守るしかない。スタートがとても大きな鍵になることは分かっていて、僕はすごくいいスタートができた。マクラーレンに対しては僕達にはスピードがないって思った、少なくともレースの序盤では – でも、そこから僕達はこのレースを優勝でフィニッシュした、だから…つまり、その後に僕達はかなりよかったってことさ。今日、僕達のレースをちょっと難しくしたのはセーフティカーだけだ。

Q: とてもいいスタートだった。すぐに二番手に上がって、エクセレントだったね。
KR: 昨日言ったように、速いクルマについていくこと、僕達と同じくらい速く走れないクルマの後ろからはスタートしないこと。これが鍵になった。レース中のラップタイムという点では、僕達には速いクルマがあった、でも誰かの後ろに捕まってしまえば、追い抜くチャンスはない。だからこれが、今週末の僕達にできたことだった。昨日いいポジションを獲得して、いいスタートをきめて、あとはそこから走るだけだった。

Q: どのくらいエキゾーストなどの開発が行われて、それはどれほどのペースをもたらしてくれたのだろうか?
KR: 少しペースが上がった。ストレートラインスピードがよくなったんだ。だから平均的にはある程度のアドバンテージを得たと思う。でも韓国とほとんど同じクルマだ。だから、今年何度も見てきたように、あるサーキットがあるチームに合っていて、その次はそれほどよくない、というようなことがある。既に話したように、前のレースでも僕達には速さがあったんだ。予選でいくつかのミスをして、レースで代償を払うことになった。今回、僕達は全てをうまくまとめた。今年、何度もそうすべきだったように。何らかの理由でできていなかったけどね。でも、少なくとも僕達は一勝を挙げたんだ。僕達はまだプッシュし続ける。そして次のレースで僕達に何ができるかをみてみるつもりだ。

QUESTIONS FROM THE FLOOR

Q: (Heikki Kulta – Turun Sanomat) ロータスでのベストスタートだったのでは? スタートの後は誰が一番の強敵だった? 二回目のセーフティカー、もしくはフェルナンド?
KR: 前にもすごくいいスタートを何度かやってると思うけど、他のと比べて、僕達の基準からすると、今日は本当にふつうのスタートだった。2速に上げる前にマークとマルドナドをパスしようとしたんだ。ウォームアップラップではとてもいいスタートができたから、うまくいくだろうって分かっていた。それが僕達の目標だった。いいスタートをきめること。そして僕達は何どうにか頑張った。これが今日の優勝の鍵だったと思う。もちろんセーフティーカーは他のドライバーよりもかなり痛手だった。かなりいいリードを築いてたのに、それがなくなってしまった。しかも二回も。最初のときはハミルトンが前にいたけど、今日それは全然役に立たなかった。

Q: (Leonid Novozhilov – F1 Live) 誰と、どうやって、何日くらいこの優勝をお祝いするつもりですか?
KR: 約二週間ある。なんとか僕が次のレースに間に合えばチームはハッピーだろうね。どこかの時点で家に帰ろうかな。

Q: (Kate Walker – Girl Racer) このレースのハイライトのひとつはあなたの無線メッセージでした、チームに向けて話したもの。SCなんかの後ろで戦っているとき、タイヤを温めろとチームが注意してくるのはどのくらい気が散るものですか?
KR: ふつうのことだ。どのチームでも同じだ。もちろん彼らは僕らを助けようとしているだけなんだけど、もし一分間に同じことを二回も言い続けられたらさ。自分がやってることを覚えていられないほど僕はバカじゃないんだよね。ふつうのことなんだ、彼らは助けてくれようとしてるんだよ。でも自分がやってることを僕は分かってる。もし助けが必要なときは自分から言う。初めてのことじゃないし、たぶんこれが最後でもないだろうな。他のチームでも何度も起こってることだけど彼らはみんな、僕達ドライバーを助けようと、そして最高のポジションに上げようとしてそこにいるんだ。人それぞれってことさ。

Q: (Heikki Kulta – Turun Sanomat) フェルナンドとセバスチャンに。ミハエルは復帰して56レース優勝がない。キミが復帰18戦目で勝ったことに驚いているかい?
SV: ノー。何レースかかるかっていうのは、問題じゃないと思う。一番大事なのは、自分がやれる結果を手に入れることになるってこと。今日キミはファンタスティックなレースをしたと思う。たぶん初めて、ロータスのクルマは勝てる状態になっていて、彼はそれをやったんだ。僕は自分のことで忙しかったからフロントでレースがどんな風になってたか知らないけど、もし比べるなら、みんなも見てきたように、メルセデスは今年、ロータスほど競争力がなかったと思う。毎レースではなかったけどほとんどのレースで。シンプルなことだよ。ミハエルが彼の才能をみせてくれたのはこの三年で一度だけじゃない。彼は、前よりも成功していないかもしれないけど、このことが彼の評価を悪くするとは僕は思わない。
FA: 賛成。

Q: (Khodr Rawi – F1 Arab) ロータスで優勝するのは1987年のアイルトン・セナ以来です。これはどのくらい特別なことですか?
KR: 彼らにとっては、長い時間だっただろうね。当時のクルーは今のチームにはもういないと思う。(ロータスは)名前だ。同じチームで、フェルナンドがいたときも同じだった。ただ名前が違うだけ。このロータスというチーム名は素晴らしい名前で、素晴らしい歴史だけど、僕はどんな名前であってもチームのために走る。全然気にしないんだ。だから、チームの仕事をやってくれているみんなのために走るってこと。誰かの目にはよく映ることもあるかもしれないけど、僕にとってはあまり違いはない。

Q: (Mark Fogarty – Auto Action) 三人に。ワールドチャンピオンシップに勝つのは誰だと思いますか?
KR: 自分には賭けないよ! 何ポイント差なのかは知らないけど、二人はとても接近している。10点? いま二人がやっていることを続けたとしたら、バッドレースひとつでタイトルが決まるかもしれないね。フェルナンドにとってはハードだけど、以前のレースや昨日も見たように、何でも起こりうるんだ。ふつうの状況だったらそれほど大きなことが起こるとは僕は思わないけど、ひとつの小さなミスが全てを決めるかもしれない。
FA: 僕は自信がある。僕達は最後まで戦うだろう。フェラーリには満足な速さがない、これは本当のことだし、自分達に嘘はつかない。わかっていることだ。僕達はこの事実を受け入れなければならない。この時点での僕達のパッケージのパフォーマンスは、弱点だ。でも僕達には、生かそうとしている強みもある。
SV: 今年は自分達がいつも速かったわけじゃないと思う。でも直近の何戦かは速かった。だから次の2レースが楽しみだよ。

Q: (Heikki Kulta -Turun Sanomat) 優勝したこの瞬間にチャンピオンシップの最後の望みが絶たれたということによって、君の喜びから奪われたものは何かあるかい?
KR: ノー。フロントのメンバーにチャレンジする速さがないということは、何レースか前に既にわかっていたと思う。戦い続けるし、自分たちができるベストを尽くすと僕達は言い続けてきた。僕達は優勝した。同じ日にタイトルへの望みを失ったかもしれないけど、僕は全然気にしてない。彼らと戦えるってことは全然期待してなかったから。僕達はいつも少し後方にいたし、ノーマルなレースでは彼らに挑戦できる速さも持っていなかった。直近の何戦かではとてもいいスピードがあって、僕達はとうとう全てをうまくやって、勝った。来年もまた挑戦するよ。

13 people like this post.

Twilight Time: Kimi Indian GP review and Abu Dhabi GP preview

キミたんの中の人のイディオム講座でした。

bitter pill to swallow: 耐えなければならない辛いできごと。
totally different ball game: まったく別の事態

Kimi Indian GP review and Abu Dhabi GP preview

Twilight Time

もちろん僕達はリスクをとった。予選に向けてあとコンマ何秒かをみつけようとしたんだ。そしてそれと同時に、インドでのウイークエンドは誤った方向に向かうことになった。

インドグランプリは、早く忘れたい出来事のひとつだ。レースではいいラップタイムを出せるいいクルマがあった。でもスタートの後にフェラーリ(マッサ)の後ろにスタックしてしまった。うん、レースの間じゅうずっとそこにいたんだ。

抜こうとトライしたけど、僕達にはストレートでアタックするための十分なスピードがない。それがシンプルな事実だった。一度そのフェラーリの前に出ることができたけど、それは長くは続かなかった。土曜日にFP3を終えたところで、クルマに変更を加えたのは僕の決断だった。そのせいで、つらい出来事になってしまった。もっといいグリッドからスタートしていたら、全く違う状況になっていたかもしれない。でも今となってはもうわからないことだ。僕達は7位で6ポイントを獲得した。リーダー達はもっと点を稼いだ。

ロータスF1チームへの残留は嬉しい。契約は済んだ、いまはシーズンの終盤戦、いい結果を一緒に掴むことに集中できる。僕達はアブダビでの次のレースへと向かう。昼と夕方のミックスで行われるレースはまた新たなチャレンジだ。太陽の下でスタートし、ライトの中でフィニッシュする。いわゆるトワイライトレースだ。フェラーリ時代に一度経験している。その時よりもいい結果を出したいし、アブダビでは初めてのポイントをとりたい – できたら表彰台がほしい。

ああいうレイアウトのサーキットは、このクルマにはベストのはずだ。ロングストレートがたくさんありすぎるわけじゃないし、低速コーナーも僕達にとってはいいだろう。

韓国のような確実な予選セッションをやり遂げるために、僕達は懸命に頑張っている。このレースで表彰台フィニッシュするチャンスを手にしたいなら、二列目までのグリッドが必要だ。これが僕たちのターゲット。どんな風になるか、静観しよう。

6 people like this post.

アブダビGP Preview

いつかあのキラキラでゴジャースなところを見てみたいとは思うけどレースはツマンネ(‘A`) なアブダビですー。
アブダビGPははっきりいってどうでもいいけど(ひどい)、グランプリの週末があけるとひゅる君がドイツ代表のサポーターをしているF1 in Schoolsのファイナルがあります、それはたのしみ。

Kimi Raikkonen: “I’m sure it should be a more interesting race for me this time round!”

Q: 以前のアブダビでのレースはどんなものでしたか?
KR: これまで、僕はアブダビのヤスマリーナサーキットでは1レースしか走っていない。あれはフェラーリでのラストレースだった。もちろん、ラリーへ行く前の最後のレースでもあった。

Q: そのレース以来、二年間レースから離れていました。このことは何か関係がありますか?
KR: 退屈なレースだった! 12位でレースをフィニッシュしたけど、レース中にできたことは何も無かった(訳注:予選は11位)。あのトラックでの僕の記録を更新するのを楽しみにしている。今回はもっと面白いレースになるはずだって確信してるよ!

Q: サーキット自体についてはどう思いますか?
KR: 施設そのものは、アブダビに勝てるところはない。トラックレイアウトによって、オーバーテイクはかなりチャレンジングになっている。抜ける場所がそれほど多くないから。トップに行くためには、そして強力な結果を手にするには、予選をうまくやらなければならない。コーナーが沢山あって、全体的にいいレベルのダウンフォースとグリップが必要だ。クルマもうまく縁石に乗らなければならない。

(3年前、最初のいくつかのコーナーはいいけど残りはヒドイっつったのは誰でしたっけ…もっとズバッと言っちゃっていいのよ)

Q: ヤスマリーナサーキットでの、普段とは違うチャレンジはありますか?
KR: 日中と夜の混ざり合った時間帯、イブニングレースということになるから、他のサーキットとは違ったチャレンジになる。日が出ているうちにスタートして、ライトの中でフィニッシュする。普段とは違っていて、面白くて、壮大だ。

(以下、インド日曜日QAと契約更新QAのコピペなので割愛)

5 people like this post.

FIA post-race press conference- Abu Dhabi

バラクラバのMonzaの文字、キミのこと、などなど。プレカンめちゃくちゃ長いの、ちょうびっくりした。ハミルトンバトンさん単独部分はカットしました…
べっつん、激しく長文乙すぎて(しゃべってる途中に自分でもわけわかんなくなったとみた)、何がなんだかさっぱりな日本語もありますが! それは私のせいでもあるがべっつんのせいでもあると思う!

Anyway, おめでとーーー!!!

FIA post-race press conference- Abu Dhabi
TV UNILATERALS
Q: セバスチャン、今年はチャンピオンシップを1度しかリードしていなくて、そして今日この結果になりましたね。
SV: ちょっと、言葉にできないよ。僕がこの瞬間に何を言うか、あなた(質問者)が想定していることもわからない。僕自身にとって、チームのみんなにとって、肉体的、そして特に精神的に、信じられないくらいタフなシーズンだった。僕達は自分自身と、チームとクルマを常に信じ続け、僕は自分自身を信じ続けた。今日は本当に特別な日だった。今朝は、起きて、何も考えないようにしよう、他の人とコンタクトしすぎないしようと思った。自分自身のことだけをやろうとした。僕ができる唯一のことは、このレースに勝って、自分のベストを尽くすことだけだとわかっていた。あなたが言ったように、チャンピオンシップをリードしたのは一度だけだ。それが重要なときにできた。言葉がでないよ。クルマはものすごかった。スタートが重要だった。ルイスととてもタイトだったし、1stスティントで少しぐれイニングがあって、ルイスが少し接近していた。でも、その後クルマは安定してきた。そこからは、夢だった。僕達全員にとってこれはよかったと思う。自分達をクールダウンさせたし、ルイスがロバート・クビサの後ろにピットアウトして捕まっていたから、僕はギャップを作ることができた。実は、チェッカーフラッグを受けるまで、僕は何も知らなかったんだ。最後の10ラップ、僕のレースエンジニアが毎周何かアドバイスをしたり、クルマをフィニッシュさせるのを何とかして助けようとしてくるから、不思議だった。この男(this guy, エンジニアのロッキー)は何でナーバスなんだろう、すごくいいポジションにいるに違いないと思ってた。それから、フィニッシュラインを通過して、彼は無線で静かに「いい感じだ、けど他のクルマがフィニッシュするのを待たなければならない」といった。僕は「彼は何を言ってるんだろう」と思った。スクリーンを見ていなかったから。気が散るようなことは一切見たくなくて、ただ自分自身に集中したかった。そしたら、彼がまた無線に出て、タイトルを獲った!って叫んだ。ええと、その、わかんないけど…たくさんの人達にありがとうって言わなくちゃならない。僕はきっと、忘れちゃうだろうけど…まず最初にチームに。レーストラックにいる全てのみんなに。僕のメカニック達、僕だけのじゃなく、チームのメカニックのみんなも。エンジニアのみんな。ものすごく強力な-ごめんね、僕が長くしちゃったけれど-多くの人達が協力して一緒に働いてくれた。ミルトンキーンズでは、みんな猛烈な勢いでプッシュしてくれている。彼らは先週と同じように、この瞬間を楽しんでくれると思うよ。最初から、僕をサポートしてくれたオーストリアの全ての人達。アップダウンの激しい今シーズン、ここに今来られて、ラストレースでタイトルを獲って。信じられないよ。レッドブルとの夢のような旅だった。僕ができるのはただ、ありがとうっていうこと…カート時代の全ての人達にも感謝したい。何人かはここにいる。何人かはKerpenにいる、僕の故郷、Heppenheimにも。僕はただ、本当にありがとうって言うよ。

Q: マクラーレンや、フェルナンド・アロンソ、マーク・ウェバーとは、終わりまでずっと非常に激しい戦いでした。
SV: 信じられないような戦いとタイトなシーズンだったと思う。チャンピオンシップで、何度リーダーが変わったかわからない。シーズン序盤でタイトル争いから脱落とか書かれていたけど、戻ってきた人達もいる。フェルナンドとフェラーリのこと。ファンは春先、「オーケー、フェラーリは後退した」と思ったでしょ。彼らは激しく追撃した。マクラーレンも戻ってきた。ルイスはチャンピオンシップをリードしていた。より高いポジションでフィニッシュすべきだったレースについて、僕達全員が本を書けると思うよ。ルイスはハンガリーで、僕はオーストラリアと韓国でリタイアした。僕達全員が、アップダウンを潜り抜けなければならなかったと僕は思う。ものすごく激しく、タフなシーズンだった。特に精神的に。いつも何かを人に言われていて、ときどきはただそれを無視して、自分自身のことだけするようにトライするしかなかった。これがレースに臨むアプローチだった。いま、これはうまくいったから、僕はすごく自分を誇りに思う。

Q: セバスチャン、いまの気持ちをひとことで言うと?
SV: いまは…かなり空っぽだと思う。何て言えばいいのか、わからないよ。きっと、永遠に喋りつづける理由を見つけると思うけど。信じられないことなんだ。昨日言ったように、ベッドに入って、レースのことを考え続けた。何が起こるかなって。いい想像をいくつかして、何かの理由で、いつもいい予感がした。だけどその後は、「さあ、眠らなくちゃ。忘れて、ただ眠るんだ」って自分に言い聞かせた。ついにうまくいったね。しばらくして、起きたらいい気分だった。でも今日は、頭を冷静に保つのがめちゃくちゃ大変だったよ。レースは信じられないくらいうまく進んだ。クルマは1周1周を楽しめた。チームのみんなにありがとうと言うしかできない。ルノーはこのレースで大きな役割を果たした。僕達を少し助け、ライバル達を押さえ続けた。何を言えばいいかわからない。よくわからないけど、これが実際の出来事じゃないような感じがする。この2人(ハミルトンとバトン)に、「どういう感じがした?いまと同じように変な感じだった?」って聞いたよ。僕が眠りにつく頃になったら、実感が沸いてくるんじゃないかと思うんだけど、その前に朝になるだろうな。

PRESS CONFERENCE
Q: セバスチャン、どんな気持ちですか?
SV: Good.
Q: Goodだけ?
SV: うん。夢みたい。何を言えばいいのかわからないよ。まだ空っぽの気持ち。信じられない。フィニッシュラインを通過した時、これで十分だったのかそうでないのか知らなかったんだ。週末の間ずっと、状況はすごく明らかだったから、チャンピオンシップに集中しようとはしなかった。レースに勝つことだけトライしなければならなかった。自分達の最大限のパフォーマンスをして、あとは他の人次第だった。(ファイナルラップの後の)インラップはただ楽しんだよ。僕は、小さな頃からF1を見ていた。レースの前、僕は自分自身に「すごくたくさんの人がアブダビにレースを見に来てる」って話しかけた。ワールドチャンピオンシップの行方をみること、誰が勝つのかを見届けるために、このレースにたくさんの人が興奮していた。自分がこのレースの一部であること、この争いを自分が戦っているということ、4人のうちのひとりであることを、僕は本当に誇りに思ったし、幸せだと思った。哲学的に聞こえて欲しくはないんだけど、僕達は1年中旅をしていて、たくさんの場所に行って、色んな人々に会う。僕が本当に愛していることをできる、ということに、ただとても幸せだった。トラブルがあったり、僕達をスローダウンさせたり、ポイントを僕達から奪っていくことが起こるたび、僕は「何が起こっても、それには何かいい理由があるんだ」と自分自身に言い聞かせた。そして、フィニッシュラインを通過した。僕は既に考えていたんだ…スクリーンを見たかったけれど見なかった。最後の10ラップ、僕のエンジニアはギャップとペースを伝え続けた。いくつかは僕から訊いた、自分がどこにいるのか知るために。彼が一番生き生きしていたのは、19のレースのうちのどれでもなく、最後の10ラップだったと思う。僕はそのとき既に、「何が起こってる?」って考えていた。ルイスがルノーの後ろにいるのをスクリーンで何度か見て、(もう一台の)ルノーの後ろにいたのも、フェラーリ、アロンソだと思った。だけど、それから僕はただ忘れようと思った。ドライブし続け、自分自身に集中しようとした。さっき言ったように、(ファイナルラップの後の)インラップ、そしていま、表彰式と、カンファレンスに来て……実感がもてるものだと思うけど、まだそんな感じはない。正直、何を言うのがベストかわからない。本当に誇りに思う。1950年から、全てのワールドチャンピオンを知っている人がチームにいるんだ。ちょっと彼に年を聞いてみて。彼はその年のワールドチャンピオンを答えてくれる。そのリストに、セナやミハエルみたいな人と一緒に(自分が)載ったんだ。僕が何て言ったらいいのかわからないのが、わかるでしょ。

QUESTIONS FROM THE FLOOR
Q: セバスチャン、おめでとう。無線にトラブルがあると通信していたけれど、あれは正確には何だった?(Mathias Brunner, Speedweek)
SV: 左側のイヤープラグを失ったと思ったんだけど、そうじゃなかった。でも壊れてたと思う、右側しか使えなかった。もし彼らが何か僕に伝えたいことがあれば常にピットボードを出して、メッセージを出すように伝えた。無線は機能してたよ。そうでなければ、最後の10ラップ、エンジニアと話すことはできなかった。彼は、タイトルを獲ったってメッセージを僕に伝えることはできなかった。オンとオフを繰り返してて、さっき言ったように、左のイヤープラグが壊れてたから、僕は再接続しようとした。ラスト5ラップでは、また調子がよくなったんだ。

Q: セバスチャン、本当におめでとう。もしジェンソンと話したなら、去年タイトルを獲った彼の忘れられない思い出は、全く疲れ切っていたから早く寝たことだと思う。早いとはわかっているけど、どういう風に祝うつもり? 早い時間に寝てしまうのは、君の哲学に反するのでは?(Ian Parkes, The Press Association)
JB: いつもは僕も早寝じゃないんだけどね。
SV: まだわからないよ。たくさんの人達がいるけど、みんなと過ごしたいと思ってる。でもまず最初に、チームのみんなと過ごしたい。全員が僕を信じてくれた…チームの雰囲気は素晴らしかったよ。ノックダウンされたり、つらい時間を過ごしたこともあったけど、言われていることに気を取られないで、物事に集中する力が僕達にはあった。あなたの質問に戻ると、(どうやって祝うかは)まだわからないよ。もう既にかなり遅い時間だし、早く寝られるとは思わない。ジェンソンがブラジルで勝ったとき、彼はもっと楽しい時間があったと思う、特に夕方ね。だから、彼が夜中に寝たと言ってもそれは6時くらいだったんじゃない。僕達はどうなるだろうね。この瞬間を楽しまなくてはならない。僕達の時間だ! レースは昼間に始まったけど、それ(お祝い)も太陽の下で終わるんじゃないかな。

Q: おめでとう、セバスチャン。君が知っているかわからないが、ヴィタリー・ペトロフがレースのほとんどでフェルナンドを押さえていたよ。来年彼のメインスポンサーになるかどうか話してくれないか?(Oleg Karpov, Klaxon)
SV: 計算しなくちゃね…今日は僕にとっていいレースだった。レースの展開をみたでしょう?途中で何人かと話したよ。僕は自分自身に集中しようとしていたけど、さっき言ったように、スクリーンをみて、ロバートがすごく長い間P2で走っていたのを確かにみたよ。ルノーがルイスの前にいるのを見て、「わーお、ルイス、彼は抜き方を知ってるよ」と思った。マクラーレンはすごくいいスピードをもっていたけど、ルノーのFダクトは素晴らしかった。彼らはいつも長いトップギアをもってるんだ。ルイスが詳しいことを教えてくれると思うよ。それから、僕は赤いクルマをみて、それ(アロンソのフェラーリ)はヴィタリーの前に出なければいけないと仮定した。直接にせよ間接的にせよ、すごく感謝してるよ。来年も彼が(F1に)いるといいね。

Q: セバスチャン、おめでとう。最後のレースに3番手でやってきて、キミと同じことをやり遂げたね。レーシングスキルか、運なのか。そして、ワールドチャンピオンはフィンランド語で何と言うか知っているか、聞かせてくれる?(Heikki Kulta, Turun Sanomat)
SV: わからない。知ってたかもしれないけど覚えてないよ。(ワールドチャンピオンは)国際的に通じると思うよ。ドイツへ行ってワールドチャンピオンって言えば、彼らは意味がわかると思うよ。フィンランドでも、どこでも同じだと思う。今日はキミの状況について考えていたんだ。キミが好きか嫌いか、それは人によると思うけど、これはちょっと似た状況だったと僕は思ってた。失ったポイントの観点でいえば、僕達はより強力なポジションにいたと思う、たぶんね。でも最後には、…もしキミを知ってるなら、大きなひとつのアドバンテージがわかるでしょ…いつもじゃないけど、特別な状況では…彼は何も気にしないで、自分のことだけにただ集中する。それが週末を通じてのターゲットだった。彼が3年前にやったことはとても特別なことだよ。僕達の大半があの時そこにいただろうけど、あれが可能だと思ってた人はいなかったと思う。彼は、それが間違いだってことを証明した。だけど状況が特別だった。今日みたいにね。いいペースをもっていたフェラーリが3番グリッドからスタートして7位でフィニッシュするなんて誰が考えただろう?ときどきこういう風なことが起こるんだ。さっき言ったけど、歴代チャンピオンのリストに名前が載って、ハッピーだよ。

Q: セバスチャン、このシーズンを振り返ってみると、スパの後に少しアプローチを変えたのでは? 昔のあなたがそうだったようにリラックスするようになったけど、その前は少しナーヴァスになっていたでしょう。何がそのアプローチの変更を誘発しましたか?(Michael Schmidt , Auto, Motor und Sport)
SV: あなた個人でなく、みんな(がそう思った)かもしれない。スパの後、僕はジェンソンに謝った。すぐに、起こったことについて謝罪したんだ。夜に彼に電話をかけた。するべきことだったと思う。僕達はみんながお互いを尊重している。とても僕はハッピーだし、この2人と一緒にここに座っていることが、この瞬間をよりうれしいものにしてくれたと思う。彼らが僕を追い抜いて行ったとき、ルイスはピットレーンの入り口で僕を抜いていったとき、インラップで彼がしたこと – 少なくとも僕はそう思ったんだけど – 彼は手を挙げてサムアップしてくれた。彼が本当に喜んでくれてると僕は思ったし、すごく尊敬したよ。僕は彼をよく知っていて-ジェンソンと同じくらいではないけど-、F3でも一緒に過ごしてきた。かなり強力なライバルだったよ。いまはお互いF1でレースしてることは、ファンタスティックだ。彼は僕の所へきておめでとうと言ってくれた。目をみて話すと、本当に意味していることがわかるのはいいよね。それで、その、あなたの質問に戻ると、アプローチを変えたトリガーは、たぶん……クリアな目標をもったこと。シーズンのはじめには、タイトルを獲ることに以前よりすごく集中した。シーズンの中盤は……集中を失ったとは思わないけど、あなたの言ったように少しナーヴァスだったかもしれない。物事の起こり方もレースの展開も、いつも簡単というわけではなかった。だけどスパの後、僕はあれはレーシングインシデントだと考えてるけど、後ろから追ってくるメンバーがいて、僕はレースに勝つという目標をもった。ルイスは離れていった、そのときはジェンソンよりいいペースがあって、僕達はフロントウイングにトラブルを抱えていた。少し霧雨が降り始めていた。彼はディフェンスをして、僕は…
JB: また弁明しなくてもいいよ。
SV: 僕はパスしようとした。とにかく、クルマを失って彼をリタイアさせた、僕達両方をリタイアさせた。だから説明したんだ。それから、悪い報道をされるようになった。その時はイージーじゃなかった。たくさんの人々が悪いことを言ってたし、僕達をノックダウンしようとしてた。でもそのとき、友達が誰か、そばに居てくれるのはだれか、自分を支えてくれているのは誰かわかったんだ。結局、パドックは人々の集まりで、今日ここに戻ってくるまで、自分のエナジーをチームにそそぐことが重要だった。ある時点では、物事が自分の思う通りにいかないという事実を僕は受け入れた。でも長期的にみると、そこにはjustice(正義/妥当性)と呼ばれるものがあって、少なくとも僕の計算では、それは正しい方向に働いたんだと思う。だけど時々は物事は色々な方向に転がるよね。

Q: 起きて「自分は何か他のことをしなければならない」と思ったことがある?(Sana Bakush, Abu Dhabi Tempo)
※訳注:レーシングへの気持ちが衰えることはあるかどうかということだと思います。うまく訳せず。
LH: 誰に対しての質問かわからないけど、これは古びたりはしないよ。僕達はまだすごく若い。素晴らしい気持ちなんだ。このポジションでレースをさせてもらえることは、ただ……これに飽きるということはないだろうな。
JB: まだ飽きてないの?
SV: 僕達への質問じゃないね!
JB: 僕が20代だった頃かい!?

Q: セバスチャン、バラクラバに「Monza」と書いてあったけど、あれは2年前に(初優勝したときに)使ったものと同じ?そういうカルマを信じている?(Cesare Manucci, Autosprint)
SV: まず、それは僕の自宅にあって洗ってないから、2年前と同じものじゃないよ。実はあれは僕じゃなくて、僕のエンジニアが書いたんだ。このシーズンのある時期で、彼は僕に、僕をハッピーでいい気分にする言葉は何か訊いたんだ。何日か後に僕は「Monza」だって言った。彼はどうしてか聞くから、最初の優勝の場所だし、あの後に起こったこと全て、レースは素晴らしかったし、ポディウムに乗ったし、みんなが色んなところから来るのをみたし…。トロ・ロッソがイタリア国家をイタリアで聴いているのを見た。一番素晴らしかったポディウムのうちのひとつだった。決して忘れられない瞬間だった。ガレージに来て自分のバラクラバをつけたとき、「Monza」の文字を見て驚いたよ。これは僕に2回、「今日はただ楽しめ」って教えてくれたと思う。1度目は2007年のレースの時、2回目は今年の、最終ラップまで全開で戦ったとき。これは今年の僕達にとってベストレースのひとつだと思う。すさまじく困難で、4番手でフィニッシュして。(エンジニアがMonzaと書いたことには)すごく感謝してる。スタートの前にいい気分になることができたから。

Q: セバスチャン、今年のシーズンから一番学んだことは?ひとつピックアップするとしたらどれ?(Miran Alisic, Korpmedia )
SV: ええと、ハンガリーとかスパのような状況の後で対処しなければならなかった感情と、部分的にリンクしていると思うな。フロントでフィニッシュしていい結果を得られれば、全てはものすごく早く進む。ルイスに聞いてみることができると思う。彼はF1に来たとき、素晴らしいチャンスを持っていて、いい仕事をすぐに成し遂げた。僕は、自分らしくあること、他の誰かみたいになろうとしないことが大事だと思う。スポーツにおいてはよく、何が最も重要か尋ねられた時、「バランスのとれた状態でいること」みたいに答える人がいるけど、実際は自分の周りのみんながパニックになっているときにアタマを冷静にしておくことはそんなに簡単じゃない。僕がさっき言ったことだけど、特定のグループの人々にとっては…それを取り戻せると信じているから、エネルギーを注ぐことが意味を成す。他の人は…好きじゃない経験をするかもしれないと分かっているんじゃないかと僕は思う。だけどそれも人生の一部で、F1とか他のスポーツだけじゃない。みんなにとって大事なことだと思う。僕達もそういう状況があった。ジェンソンやルイス、フェルナンド、マークやF1の他の人-何人か忘れてるかもしれないけど-みたいな人を信じているから、僕はこれは今年のメインレッスンのひとつだと思う。F1ドライバーというのは、世界のベストドライバーということだし、彼らが成し遂げたこと、そして彼らのうちのひとりであることはファンタスティックで、素晴らしい気持ちだ。最終的には…ただエンジョイして、自分が今していることをできることを幸せだと思って、自分自身が誰であるかを思い出すこと、かな。

Q: セバスチャン、君はいま最年少チャンピオンになった。驚いている?そしてルイス、君は記録を失ったわけだけど?(Heikki Kulta, Turun Sanomat)
SV: 記録に関しては、ルイスがタイトルを獲った後、誰か彼より若い人が獲れるかは疑問だなって思っていた。公平に見て、彼はその前年も1ポイント差で敗れただけだったし。記録というものは破られるためにあるんだと思う。いいベンチマークにもなるだろうし。でも、ルイスの記録とか、他の全ての記録を持っているだろうミハエルみたいな人の記録についてはさっき言ったように疑問だなと思ってた。今は肝心なことじゃない、わかんないけど。何日か……正確な日数は知らないけど、(167日だよ)ああそう、数字強いんだね。たった半年だよ。何か差があるとは思えないけどな。
LH: 記録は記録だよ。持っているには楽しいタイトルだから、楽しんで。君がどのくらいの間持っていられるかな、2年間? 2年後には、それを楽しむ他の誰かがいるかもね。

Q: セバスチャン、アップダウンがあったとさっき言ってたけれど、今年タイトルを獲れないんじゃないかと思ったことはなかった?(Frederic Ferret, L’Equipe)
SV: 難しい質問だな。僕はチームと自分自身とを信じ続けてきた。僕の周りの人達から、たくさんのポジティヴなエネルギーをもらったよ。彼らが僕の肩をたたいて、僕は、彼らが僕を信じてくれていることを感じることができた。それからは少しイージーになった。きっと、フィニッシュラインを超えたとき-韓国では超えられなかったけど-そう、韓国のようなことが起こったとき、残りは3レースで、起こったことはもう変えられないけれど、これから起こることは変えられるってわかったんだ。僕達はいいポジションにいて、猛チャージをかけた。エンジンが壊れて、もちろんすごくがっくりしたけど、ポジティヴでいることが一番大事だって僕は言った。不可能なことじゃなかった。ブラジルのレースへ行くのはすごく難しかったけど、プレッシャーはいくらかなくなったと思った。いつも自分達がしていることだけに集中できると思った。ここでも少し似てたよ。ルイスはすごく強力なウイークエンドを過ごしたけど、彼も少し似たような状況だった。さっき言ったように、頭を冷静に保つことはすごく重要だ。しなければならないことを知っていたし、望んでいたことでもあった。その通りに僕達は成し遂げ、少しの運もあって、他のライバルがこのレースでいい結果を出せなかったことがいま僕達がいるポジションを得ることの助けになった。

Q: たくさんの若者がF1を見るようになった。インドでは特にそうだ。しかしスポーツをキャリアの一部としてみている人々が大勢いる。こういう人達に向けて何かメッセージはある?そして、レッドブルは”giving you wings”のキャッチフレーズの通りにしてくれた?(Sudir Chandran, Chequered Flag)
SV: OK、ふたつめの質問から。今年のクルマは本当に素晴らしかった。ある意味では、これは傑作だった。後からみると、もっといい位置でフィニッシュできたレースもあったから、僕達がするべきだった領域もあったと思う。一方ではときどき、成功と失敗の間の細い細い線だった。例えばシルバーストンで、ターン1に侵入した時にルイスが接近しようとしてきた。彼が僕のリアタイヤに接触したようだった。僕はパンクチャーを起こした。それは彼の意図的なものではなかったけど、こういう風なことが時々起きて、優勝とか2位じゃなく後方でフィニッシュする羽目になった。優勝やPPを賭けてトップレベルで争えるクルマを持っているということはいつも、本当に特別なことだと思う。そう、だから、レッドブルはまた僕に翼をくれた。今夜もきっとそうだと思うよ。そして最初の質問。これにはすごく長くこたえられると思うけど、もうすごく長くカンファレンスしてるから、短く答えてみるね。一番重要なことは何か。振り返ってみると、F3で過ごしたときのこと、カート時代の人達のことが浮かんでくる。結局は、ただ自分が楽しめる何かを見つけることなんだ。もしそれがモータースポーツならモータースポーツだし、サッカーならサッカー。自分のスイッチをオフにできる何かを見つけたら、自分が何をしてもただ楽しむ。これがキーだと僕は思うよ。F1をドライブできるかどうかは、結局は、気持ちと情熱、そして楽しさ、楽しむことなんだと思う。

Q: 多くの人々が、インテルラゴスで起こったこと、君のチームがウェバーを前に出すように指示しなかったことが理解できなかった。彼はアロンソをわずか1点差で追っていたのに、8点差でここに来ることになった。そうしていたら君とチームはタイトルを獲れなかったね?(Livio Oricchio, O Estado de Sao Paulo)
SV: ああ、だから僕達は正しいことをしたんだと思う。物事が起こった後に、OK,正しかった、間違ってた、って言うのは簡単だよね。フェラーリはドイツでの出来事以来たくさんの批判を浴びていた。結局は、1点1点が大切なんだ。ブラジルの前は、このレースのスタートよりも事態は悪く見えたけど、いまはとてもファンタスティック。2007年に起こったことと少し似ていて、予測できなかったことの典型的な例だと思うよ。僕達がコントロールできない領域のいいことが起こったし、起こるべくして起こったのだと思う。何人かはそれを運命って呼ぶよ。もっと説明できることがないか探す人もいるだろうけど、きっと当然のことだったんだ。

6 people like this post.

最終戦!

あのクルマでつらかったと思います。もちろんフィジコもね。2人とも、そしてバドエルさんもお疲れさまでした。
ハンガリーからフェラーリを一人で背負って戦ったキミは、結局契約も解除されてしまったし、色々言われることもあるけど、(大幅な)贔屓目を抜いても立派だったと思います。

2009年シーズン…
私個人のことでは、スパの優勝を目の前で見られたのが本当に大事な大事な思い出になりました。ツアーで友達もできたし、キミのファンになったきっかけもスパだったから、嬉しかった!
鈴鹿も、具合が悪くて土曜日まで家で寝てたんですが、決勝だけ無理して行って、べっつんの優勝を見ることができました。

ネットで知り合った方とも会えたし、イベントのお手伝いをしたり、レースの結果はつらいことが多かったけれど、楽しいシーズンでした。お世話になった方々、本当にありがとうございました!
レースの記事はまた後日…明日、札幌雪みたいなんでw

Be the first to like.

最終戦、ですが

かんばしくないですねえ。P2だけ見たんですけど、プライムでロングランは悪くないのかなー、程度?グリップなさそう。
最後の(仮)F1レースかもしれないのにめざせ入賞かーと思うとかわいそうだしこっちもやる気が低下するおねー

★ついったーのおしらせ
今までのは日記用にしようと思って、http://twitter.com/fumi905 ってアカウントつくりました。実況とかレースねたはここでつぶやいてますので、よろしくどうぞー

Yas Marina, 30th October 2009
First Session ; K. Raikkonen: 15° 1.45.704, 27 laps, chassis 279.
Second Session ; K. Raikkonen: 10° 1.41.987, 39 laps, chassis 279.
Weather.
First session: air 32/34 °C, track 46/49 °C; sunny.
Second session: air 30 °C, track 35/32 °C; clear skies.

Kimi Raikkonen: “The car is not bad to drive, but it is simply slow and lacks grip, as in fact has been the case very often this year. It’s not as though there is a specific reason why it’s not going well, but most of all, its down to our choice to stop development of the F60, so our performance level compared to the others is going down race by race, given that so many teams are still working on this year’s cars. There are only a few corners where you can make a difference, near the start of the lap. Then there are so many heavy braking points and slow speed corners, where stability on entry and acceleration on exit are the important factors. Going from daylight to artificial light? After two races in Singapore, it doesn’t cause a problem. The pit lane exit? In terms of its layout it’s quite similar to Interlagos, except there’s a wall instead of a guardrail.”

Be the first to like.