FINISH-FINNISH★
WRC Turkey Review (www.kimiraikkonen.com)
嬉しくて、飛び上がらずにはいられない。WRCで新しいキャリアをスタートさせて以来、最高の気分だよ。トルコでの週末で10ポイントも獲得した。チームはみんな、やり遂げた仕事にとても満足している。
再度、僕達はシンプルなターゲットを確認したんだ。フィニッシュ、フィニッシュ、フィニッシュ -僕達にぴったり(※FinishとFinnish)。ラリーをフィニッシュしようと奮闘して、素晴らしいリザルトを獲得した。
いくつかのステージでは、注意深く慎重に行くこと、それがメインの問題になった。特に最後のステージは、適切なスピードをみつけるのにはすごくトリッキーだったよ。氷みたいに滑りやすかった。僕はプッシュして、カイは僕にブレーキをかけた。それは再びうまくいって、フィニッシュまでクルマをコースに留めておくことができたんだ。ラリートルコでの5位は、始まる前に期待していたよりもいいポジションだった。
前にも言ったように、難しいラリーだった。経験のあるスター達がミスを犯した。ミッコ・ヒルボネンはハードにプッシュし始めた時に岩にヒットしてしまったし、他のトップドライバー達も重大なエラーをした。
トップ5は僕達自身のリーグだった(※)。だけど、僕達はセカンドディヴィジョンの中ではベストだったし、セカンドラインナップの中で僕はセンターフォワードだった。-アイスホッケーの言葉で説明するならね。
※League of their ownという映画があります、どっちのことかな。
これを騒ぎ立てる必要は無い。ただこの瞬間をエンジョイしているよ。次のラリーは全く違うものになるだろうし、僕達全員にとってまた新しいチャレンジになるだろう。
ラリートルコは僕の短いWRCキャリアの中でベストのラリーだった。それは疑う余地がない。
ドライバーみんなにとって新しい場所だった。誰もコースを事前に知らなくて、WRCルーキーのようだったんだ。このコースを5回とか10回とか以前にこなしている人はいなくて、僕にはトップグループの中で比較的アドバンテージがあった。
いま、誰もレースしたことのない場所で、トップとのギャップを考える必要はない。この週末を終えた後、僕達がよくわかったことだし、7月に行くブルガリアみたいな、他の新しい場所へ行くのが楽になったよ。
クルマに関してはいい感触を常に感じていた。毎回よくなってきているし、ドライブするのがより簡単になってきた気がする。今回はターマックのステージもあったね。グリップレベルに慣れるのにはまだまだだった。グラベルタイヤとグラベルセットアップも使った。この段階では、あまり深くのめりこむのは役に立たない。
さて、僕はニュージーランドには行かないから少し間隔が空くけれど、休暇ではないんだ。少しやることがあるし、できるだけ早くクルマをファクトリーに戻せるといいね。事前に少しテストをして、次のポルトガルでのラリーに集中していくよ。
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