スペインGPといえば、前戦サンマリノで顎を最後まで防ぎきって盛り上がりまくりの眉さん&マイセンルノーの色、水色に染まったサーキットが思い出されます – そこで空気読まない優勝をした2005年とか(現ロータスのみなさんゴメンwww)、人生2回目の(そして現在のところ最後の)ハットトリック2008年とか、意外と好成績だったりしますねー。ここのサーキットって、テストトラックにも使われるとおり基本性能が見えるところだそうだから、ここが良ければ楽しいヨーロッパラウンドになるのかなーって :-)
In Numbers: BARCELONA
3.2G: T3, 5秒で最大のGフォース
12.1秒: フルスロットルの最長区間(秒数) ホームストレート
19%: 1ラップ中のブレーキング
36%: 1ラップ中の直線区間
50回: 1ラップあたりのギアチェンジ回数
60.3%: 1ラップ中のフルスロットル部分
75km/h: T10, エイペックススピードの最低速度
250km/h: T6, エイペックススピードの最高速度
318km/h: トップスピード
720m: スタートラインから1コーナーまでの距離
Kimi Räikkönen: “Hopefully we will be regular visitors to the podium this season”
復帰して表彰台を獲得するまで4レースでした。驚いていますか?
KR: これまで、自分自身に何の疑いも持ったことはない。僕達がいいクルマを手にしているのは明らかだったから、何らかの形で近いうちに表彰台を獲得していただろう。先の3戦でもその実力はあったクルマだったけど、僕達は小さなミスをして大きな代償を払った。優勝を手に出来ていたらもっと幸せだっただろうけど、とにかくいい結果だったし、チームがやってきたハードワーク全てに相応しい結果だった。ここまではどのレースでもよくやってきているから、今シーズンは表彰台に定期的に乗れるといいね。
優勝できなかったことに不満を持っていますか?
KR: セバスチャンを抜こうとした時に僕はよくない側を選んでしまった。彼を抜けなくて、ただ一度のチャンスだったとよく分かった。もちろん勝ちたかった。そうしたらレースの後、もっと嬉しかっただろうな。
ムジェロテストには参加しませんでしたが、困ることになるでしょうか?
KR: 大きな変更をしたパーツはなかったし、ムジェロでレースするんじゃないから、自分がテストしないということが決定されたときに僕は泣きわめいたってわけじゃない。僕はトラックをよく知っているけど、僕がドライブする必要はなかった。僕はレースしに来ているわけだし、それがバルセロナで僕がやることだ。
過去にカタロニアサーキットで何度も走っています。トラックについて聞かせてください。
KR: あそこでは本当に何度もテストをやった。チャレンジングなサーキットだ – いいクルマで走るととても楽しいけど、それほどよくないクルマだったらあまり楽しくはない。バルセロナでうまく走れるクルマは、どこでもよく走れる。2回目のプレシーンテストでもクルマはよかったんだ。E20は進化してきているし、乗っていてもより快適に感じている。
ピレリタイヤと、ベストリザルトを得るためのストラテジーについて聞かせてください。
KR: タイヤが何であろうと、いつだってそれに合わせたベストな戦略を組み立てなければならない。このピレリタイヤは僕には合っている。戦略については、自分のエンジニア達と作業をして、自分達のできるベストな選択をしている。バーレーンのようにうまくいくこともあるし、惜しいところまでいくときもある、上海のように。中国でのレースやバーレーンの予選をみて、世間の人はたぶん、僕達はバカだとか何ひとつ正しいことが出来ないとか考え始めたと思う。だけど僕達はレースで、なぜ僕達はそうしたのか、何をやったのかを証明したんだ。作戦の成功は中国で既に間近にあり、今回とてもいい形で実を結んだ。これがレースというものの一部分だし、誰にとっても同じことなんだ。
ヨーロッパで再びレースするのを楽しみにしていますか?
KR: ヨーロッパでレースするのは本当に好きなんだ。遠くまで旅行しなくてもいいから、レース自体に全てのエネルギーをとっておける。大体いつも本当のシーズンスタートはヨーロッパへ戻ってきてからのようなものだ。(ヨーロッパラウンドは)僕にとってはほんと、嬉しいよ。
スペインGPではどんなことが起こるでしょうか?
KR: バルセロナで、ロータスはとてもコンペティティヴだと僕は予測している。トップチームはとても接近した戦いになるだろう。ここは今年の新車で既にテストしたことがある唯一のサーキットだし、風と気温でトラックは変化するからセットアップがとても重要だ。ヨーロッパ初戦に向けて全チームがアップデートを投入してくる。それによってフロントはもっと面白くなるだろうし、もっとタイトになるだろう。
スペインGPではいい思い出がありますね?
KR: うん、2回優勝しているし、どんなグランプリでも優勝よりいいものはない。この2勝だけが僕のスペインGPでの表彰台なんだよね。
4戦が終わりました。次の4戦では何を成し遂げたいですか?
KR: 何が起こるか見てみようよ。さっき言ったけど、ここまで行った場所ではどこでだってクルマはいい感じだった。僕はレースしに来てるし、勝つためにレースしてる。これが、僕とチームのターゲットだ。僕達はグランプリで勝ちたい。いいクルマを手にしているし、バーレーンで見たように優勝するには十分な力をもっている。これが、ターゲットだ。