上海でのレースはよくない展開で始まった。(ペレスの)マクラーレンに至近距離で接近するのはどんな感じだったか、今は分かった。[The race at Shanghai started badly, then I know now, how it felt going close range to McLaren.] ノーズのパーツをいくつか失ったけど、意外にもスピードはさほど落ちなかったんだ。
Good Fun for Alan Permane at the Chinese Grand Prix Q: 中国GPはどうでしたか?
AP: (略)私達は最後のピットストップ、キミを大分早いタイミングで呼び戻した – 楽にやれることの限界だと感じたのに基づく判断だった。そしてそれは彼を予定より早くboxさせることになった。そこからはタイヤを管理することが問題になった。キミは素晴らしい仕事をして2位というとても良い結果を勝ち取ったんだ。
Kimi Räikkönen, P2, E21-03 scrubbed softs, new mediums on lap 6, 21 and 34
2位は僕達が本当に望んでいた結果じゃないけど、今日の僕達にできたベストの結果だった。勝てなかったから100%満足はしてない。でもこの結果はこの結果だし、スタートが悪かった上にセルジオとの事故があっての2位はいい結果だ。もちろんこのクルマはこんな風に設計されたわけじゃない、そうでなきゃ最初からそういうデザインにしてるさ。でも(ダメージを受けても)ちゃんと走ったことに正直驚いたよ。もちろんハンドリングの問題があって理想的じゃなかったけど、僕達はあの状態で走り切ることに挑戦するしかなくて、それでも十分なスピードがあったんだ。
Eric Boullier, Team Principal
このチームにとって、よい結果だった。ダメージを抱えたクルマでもトップ集団を走り続け、キミは再び、なぜ彼が世界最高のドライバーと呼ばれるうちのひとりなのかを証明した。チームとしても、メルセデスのルイスとの接近戦を制するよい戦略を実行できたと思う。スタートが悪く事故もあったが、それがなければ今日は優勝争いができていただろう。
Alan Permane, Trackside Operations Director
目まぐるしいレースではあったが楽しかった。”興味深い”スタートでキミは順位を落としたが、プライムに交換してからは物事がかなりスムーズに進んだ。コース上でルイスを抜く方法はなかった。二人はとても似たペースで走っていて、おそらくルイスより速かったとしても。それでピットストップでそれ(アンダーカット)を実行した。完璧にうまくいった。フロントウイングにダメージを負ったことによりキミはかなりのダウンフォースを失ったが、そうでなければ彼はトップを走っていたフェルナンドにチャレンジができていたはずだ。あのダメージによって一周あたり0.25秒失っていた。ロマンは難しい日になったが、二台でポイントフィニッシュしたので、チームにとっては素晴らしい結果となった。
1 – Fernando ALONSO (Ferrari)
2 – Kimi RAIKKONEN (Lotus)
3 – Lewis HAMILTON (Mercedes)
PODIUM INTERVIEWS
(Conducted by David Coulthard) Q: キミ・ライコネン、今日で20戦連続完走だね。最近の君はMr. Consistency(完走男)じゃないか。今日の2位は一生懸命走らなければならなかっただろう。接触があってフロントウイングにダメージを負っていたね。それについて教えてくれないか? バランスには影響があった?
Kimi RAIKKONEN: 最終的にはかなりOKな結果になったと思う。もちろん勝ちたかったけど。悪いスタートの後にハンドリングはよかったんだけど、ペレスを抜いたとき、僕は彼の隣を走っていて、彼は僕を縁石側に押し出してきたんだ。彼を避けようとしたけど、芝の上にはみ出してしまって、リアにヒットしてしまったんだと思う。そして自分のフロントにダメージを負った。(ダメージは)役には立たなかったけど、ラッキーなことにハンドリングにはそれほど大きな影響もなくて、ちょっとアンダーステアが出すぎるようになっただけだった。2位争いもできた。もちろんあのダメージがなければもう少し速く走れただろうけど。まあとにかく、いいポイントがとれた。次はもうちょっとうまくやれるよう頑張るよ。
Q: (Michael Schmidt – Auto, Motor und Sport) ノーズとフロントウイングによってラップタイムはどのくらい悪くなったのでしょう? 戦略面では妥協しなければなりませんでしたか? あの事故がなければ2ストップをやるつもりでしたか?
KR: ダメージがレース全体に及ぼした影響がどれほどだったかを断言できる方法はないけど、このクルマはあんな風に設計されていないのは確かだ。だから役にはたたなかった。でも、一周当たり0.5秒だったのか、0.1秒だったのかはわからない。あんなにダメージを受けていたのに、うまく走ったから驚いたよ。運が悪かったけど、それと同時にラッキーでもあったはずだ。これ以上もっと多くを失わなかったんだから。次のレースはノーマルなレースになって、また優勝争いができればいい。 Q: (ノーズなどを)交換しなかったのは、あなたの決断でしたか?
KR: 実は、僕は交換したかったんだ。でもチームが換えてくれたかどうかわからなかった…最初のピットストップでチームはあのウイングを見たと思う。おそらく、交換する時間が長くかかりすぎるとか思ったんじゃないかな・・・僕は真相を知らないんだけど。チームとまだ話してないから。チームが交換しなかったのは、おそらくクルマがまあまあ良かったというのも理由だと思う。僕はあの状態でもオーバーテイクができたし。
Q: (Livio Oricchio – O Estado de Sao Paulo) ペレスとの事故を説明してもらえますか?
KR: 僕はT3をうまく抜けて、T4へ向かう少し捩れたところで(ペレスの)アウト側についたんだ。彼は僕に十分なスペースを残してくれるはずだと思った。でも彼は僕を押し出してきたんだ。僕は彼を避けようとしたけど、そこには芝生があって縁石があった。縁石が僕を助けてくれたんだ。そこでグリップを得ることができたけど、スローダウンすることはできなくて、彼のリアに当たってしまった。何が起こったのか正確には分からないし、彼が僕のことを見ていなかったのかどうかもわからないけど、あれ以上に彼のことを避けるのは僕には無理だった。隣を走っていたわけだし、押し出されてしまったから。
Q: (Andrea Cremonesi – La Gazzetta dello Sport) キミ、ルイス、こういうタイヤの状況では、より現実的なタイトルのライバルはフェルナンドで、もはやベッテルではないと思いますか?
KR: 成功はしなかったけど彼も同じチャレンジをした。でもフェルナンドが言ったように、レースが終わるごとに、あるチームが少し強くて、その次はまたちょっと違う流れになって、というようなことが起こっている。この4チーム(ロータス、レッドブル、メルセデス、フェラーリ)はお互いに接近しているから、土日揃ってベストの力を出せた人間が勝つだろうと思う。面白くなるだろうね。
LH: キミの言うとおり、現時点では(タイトル争いは)まだオープンだと思う。フェルナンドは素晴らしい仕事をしているのは明らかだけどね。でも今日のレースで見たように、あるレースをフィニッシュしても、将来僕達の中の誰かにトラブルが起こるかもしれない – 誰にも分からないだろ? (but as you can see from the last race, you finish the last race and some of us may have those problems in the future – who knows?) タイトル争いの話をするにはまだ早すぎると思うよ。
Q: ポールポジションを少しの間手にしていたが、ルイスに負かされてしまったね。
Kimi RAIKKONEN: ギャップは依然としてかなり大きいと思う。いまの僕達にあのスピードはない。だから2番グリッドは悪くない。ロータスに来て以来ベストの予選結果だと思う。そう、最悪ってわけじゃないさ。もちろんポールをとりたかったけどね。S2でダウンフォースを少し失ってしまっていたと思う。でも、明日何ができるかを考えてみるつもりだ。
Q: (Michael Schmidt – Auto, Motor und Sport) トップ10ドライバーのうち、二人が異なった戦略でスタートします。彼らはハード側を履きます。これは気になりますか?同じ戦略をとろうと考えましたか?なぜそうしなかったのですか?
KR: 自分達の選択がベストだともちろん信じている。それが僕達が選んだ理由だから。予選をプライムで走ってプライムでレースをスタートすることを考えたとしても、それがよりよい選択だと思ったなら僕達はそうしただろう。
Q: (Luis Fernando Ramos – Racing Magazine) ペースを管理してコントロールすることが全て、というレースになっているようです。異なったエアロダイナミクスや給油があった2008年を振り返ると、常にスプリントでした。どちらのタイプのレースがよりチャレンジングだと思いますか?楽しいのはどちらですか?
LH: イージーな質問だ。このタイヤで走る今の方がよりチャレンジングだよ。もちろん、よりタフになったけど、前よりも楽しいって言えるかな。
KR: 今は今さ。自分のベストを尽くすだけだ。年が変わりルールも変わる。去年も今年も、物事をうまく進めるのはかんたんなことじゃないけど、全員にとってそれは同じだし、大きなチャレンジだ。でもこれもF1の一部だ。 Q: 楽しいのはどっち?
KR: 違いはない。これがいまのルールだ。気に入らなければ他のことをやればいい。
FA: 今の方がチャレンジングだ。僕達はF1で色んな時間を楽しんでいるのかもしれないね。例えば僕は、V10エンジンだった2003-2004の方が楽しかったけど、もうここにはない。キミが言ったように、今自分達にあるものからベストを引き出すことが必要なんだ。楽しもうとすることもね。
Q: (Livio Oricchio – O Estado de Sao Paulo) タイヤをケアできるあなたのクルマのことを考慮すると、レース中に(オプションへの交換を?)最初に実行することはかなり有利になるのでは?
KR: さっき言ったようにそれは大きな不確定要素だ。昨日はかなり(オプション側を履いたときのパフォーマンスに)満足していたけど、その時とクルマは同じではないから。もちろん昨日の僕達にはフロントタイヤに問題があったけど、変えるのはとてもイージーだ。日によって少しずつ違っているから、明日もOKかどうかはわからない。普段の僕達は、トラブルがあったマレーシア以外は(レースでは)かなりOKだ。明日もいい方向に向かうといいけど、とても接近した争いになると思う。レースを正しく進めることができた人間が、勝つための十分な違いを生み出せるだろう。
10th April 2013
今回のブレイクはちょっと普段とは違ったものになった。僕のモトクロスチーム(Ice one racing)がヨーロピアンシーズンの初戦を迎えたから、オランダのValkenswaardで彼らと過ごしたんだ。
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雰囲気は素晴らしかった。モトクロスのファンがたくさん来ていて、見ていて面白いレースだった。ドライバー達と個人的に話をしたよ。彼らは僕と同じようにプロフェッショナルで、F1ドライバーとモトクロスドライバーで意見を交わすのは面白かった。
KIMI RÄIKKÖNEN – “A PODIUM SHOULD BE POSSIBLE” 中国GPは盛りだくさんの内容でしたね。あなたの立場からはどうでしたか?
KR: いいレースだったけど、最終スティントでタイヤが尽きてしまった。クルマは乗っていて快適だったし、かなりプッシュできたけど、最後には負けてしまった。レースの中盤、僕はフェリペを抜くことができなかった。そしてセバスチャンを防ぎきることもできなかった。でも、クルマにはいい速さがあるよ。
Kimi Räikkönen, P14, E20-03
一番速いストラテジーに見えたので2ストップで走ろうとしていた。そして最後の10周まではよく見えていた。でも、最後にタイヤパフォーマンスが尽きてしまった。かなりの間フェリペの後ろにスタックしていて、トラック上でパスする十分な速さがなかった。もしパスできていたとしても、最終リザルトに大きな違いを与えられていたとは思わない。レースではいいペースがあって、異なるストラテジーに挑戦しようとしたけど、今日はうまくいかなかった。それだけさ。
Eric Boullier, Team Principal
いいリザルトを成し遂げることに、明確に非常に近いところにいたので、非常にフラストレーションがたまる結果となった。残り12周の時点で1台はP2、もう1台はP5を走行しており、ピットストップの必要は無かった。しかし残念なことに我々はストラテジーの面で少しアグレッシブに攻めすぎた。それからすぐに、何台かが3ストップで走っていて、我々には表彰台フィニッシュの可能性があるということを理解した。しかしタイヤ磨耗がこれほど大きいとは予想していなかった。ロマンにはストラテジーは機能し、キミには機能しなかった。今週末のポジティヴな面は、E20の予選ペースとレースペースを引き続き見せられたということだ。そしてキミとはポディウムフィニッシュを賭けて戦うことができた。そしてロマンは初完走での非常にいい結果だった。1回のスローストップと、マークと争っている際に1回のミスがありマーブルの上を走行してしまって2つポジションを落としたが、そこから非常によくリカバリーし、彼のペースは非常にコンスタントだった。
Alan Permane, Director of Trackside Operations
10周を残すところで、キミのタイヤはライフの終わりに近付き、残念なことにセバスチャンと争っていたときに彼はマーブルの上に乗ってしまった。そのラップで10ポジションを失い、これが彼のレースの終わりだった。我々はデータを分析し、3ストップがベターだったのかどうかを見てみるつもりだ。しかしレース開始前には、2ストップがベストだということを全てが示していた。そしてこのアプローチはロマンで成功した。キミと我々がしたギャンブルなしではP2を走行することは無かった。そしてそれが、我々が冒したリスクだった。ロマンのシーズン初完走はうれしい。10番手から6位に、数々の優れたクルマとレースをして、きちんとしたパフォーマンスを見せてくれた。これは将来に向けてよいことだ。今週末からはたくさんのことを学んだ。改善したクルマと、今年のタイヤのよりよい理解を得てバーレーンへ向かえることを願っている。
KIMI RÄIKKÖNEN – “WE DEFINITELY HAD THE SPEED” 残りおよそ10周のところでは非常に有望だったようですが、たった2周で驚くべき違いがありましたね…
KR: ああいう風にレースが終わったのは残念だ。一番速い選択肢のようだったから2ストップで走ることに挑戦したけど、タイヤが尽きてしまった。フェリペの後ろで長い間スタックしていて、追い抜く十分な速さもなかった。タイヤをオフラインに落としてしまったので(タイヤが磨耗しきってしまったので?)、結果がどう違っていたかはわからないけど、トラック上にとどまるのは難しかった。だけどこれが僕達が選択したリスクで、残念だけどうまくいかなかった。
KIMI RÄIKKÖNEN – “HOPEFULLY WE CAN MOVE FORWARD IN THE RACE” 今季予選のベストリザルトでした。
KR: 予選P5はOKだけど、全体的に僕達のペースは望んでいたものよりよくない。ルイスのペナルティでP4からスタートするから結果としては悪くないけど、タイムはもっとよくなるはずだった。1本目のラップよりもタイムを伸ばそうとトライしたけど、コーナーで少しワイドに行き過ぎてしまった。だからたぶんもっとフロントに近付くことができていたかもしれない。でも、僕達はクルマの最大限の力を引き出したと思う。それほど悪くは無いけど、ニコとのギャップにはがっかりしている。とにかく、こういうことも時々あるものだ。スタートでは少なくともポジションをキープして、レースではもっと前にいけるように挑戦したい。
KIMI RÄIKKÖNEN – “THE RACE IS WHERE IT REALLY COUNTS” 今日、クルマは望んでいたものと違っていたようですね。
KR: 金曜日に完璧なクルマを手にしているということはそれほど多くない。そして、改善しなければならない特定のことがあるというわけではない。率直に言えば、残りの週末で速ければそれでいい。金曜日に一番遅かったとしてもそれは重要なことじゃないんだ。金曜日はテストだから。いくつかのアップグレードを試して、クルマの動作を確認するためにセットアップもいくつか変えてみた。これが今日の主な目的だった。だから(この結果を)深刻に考えるつもりはない。
↓キミサイトのマレーシアレビューの焼き直しみたいな話が大半です。 Chinese GP Preview Kimi Interview Q: 2レースを終え、レースに戻ることをどのように感じていますか
KR: 2レースが終わり、残りは18戦だ。
ここまでは特に問題ないし、レーシングは以前と少しも変わっていない。E20は確かにいい。ステアリングを僕にとってぴったりにするために作業をしてきて、僕達はほぼ(完了に)辿りついた。クルマのスピードはいい。予選でも、レースペースもいいんだ。グリッドポジションという点ではフラストレーションのたまる2レースだった。オーストラリアではあんなに後ろからスタートするはず(べき)じゃなかったし、マレーシアでギアボックス交換ペナルティを受けたこともポジションを失った一因だ。でもこれがモーターレーシングというものだから。
■ほか応援しているみなさん
・一瞬、ニコたん初優勝きちゃうかも?!な夢をみたのだけど…P5フィニッシュ、これって遥か彼方にいるトップ2*2人の次なんだから、すごいことではあるんだけど、どうにかならないものかしら。。。「燃費気をつけろ!」とかどやされていて何の修行かと思ったけど(あれってジョック・クレアさんだよね?)乙でした。
・眉さんが空気(;´ω`)
顎お兄様を抜かそうとしていたとき、2005サンマリノを思い出しましたよう。抜いてから、最後まで抑えきったのもでじゃぶーだったね。そしてDRS区間じゃないのにぱたんしてたんじゃね?疑惑は??
→アダムクーパーさん(結婚したい)によると
Seems the Alonso/Ferrari DRS thing was a one off electronic glitch, not a concern for the FIA
ってことなのでお咎めはなさそうである。よかた
・かむいくんいつの間にかポイントフィニッシュ乙
・ディレスタくん!! 今日べっつんに結構払っちゃったもんだからディレスタくんがスーさんに勝ってくれないととんでもないことになるところだったんだよ重ねてありがとう
・ヘイキはどうしてそんなとこでフィニッシュしているんだ( ゚д゚)ポカーン
朝マックの前に出たとこまでは見たんだけども、何がどうなってペレスの前にまでいってるのか( ゚д゚)ポカーン 超おつ!
APPENDIX L TO THE INTERNATIONAL SPORTING CODE
CHAPTER IV – CODE OF DRIVING CONDUCT ON CIRCUIT
5 Exit from the pit lane
Except in cases of force majeure (accepted as such by the Stewards of the Meeting), any line painted on the track at the pit exit for the purpose of separating cars leaving the pits from those on the track must not be crossed by any part of a car leaving the pits.